シンプルな家を建てよう!凹凸のない家の外観を紹介

カテゴリー: 新築住宅プランニングブログ一覧
投稿日:2023年02月22日

一生ものの大きな買い物である注文住宅は、おしゃれなデザインにしたいですよね。
近隣住民の方が1番多く目にし、家全体のイメージを決めるのは家の外観です。
そんな重要な外観において、凹凸のない家を建てるメリットとおしゃれにするために押さえておくべきポイントについて解説します。
 

□シンプルな家を!凹凸のない家の形をデザインするメリットとは

 
住宅全体のイメージを決める重要な要素である家の外観ですが、見た目を綺麗に見せるにはどのような工夫をすれば良いのでしょうか。
家の外観イメージを決める上で重要なポイントは、「家の形」「窓」「素材」の3つです。
そのうち住宅の印象を1番左右する「家の形」について解説します。
 
家を建てる土地の広さや玄関の入り方などによって、良いデザインの最適解は変わります。
しかし、前提として凹凸のないシンプルな住宅をデザインすることが大切です。
住宅のベースである家の形をシンプルにした上で、様々な個性的なアレンジを加えていくことで、おしゃれでまとまりのある住宅をデザインできます。
 
確かに凹凸のある住宅は家全体に表情がつきおしゃれな印象ですが、凹凸を増やしすぎてしまうと家の形がうるさく感じてしまう可能性があります。
凹凸が多い住宅は、屋根の形も複雑になり家の外観がゴチャついてしまいます。
 
また、間取りを優先して間取りに合わせた家の形づくりをしてしまうケースにも注意が必要です。
外観が後付けになるため、あまり印象の良い外観デザインにならない可能性が高くなります。
間取りを先に決めてしまうと、外観だけを変更するのが難しくなってしまいます。
そのため、住宅を建設予定の方は、家の外観を決めてから間取りを考えるようにしましょう。
 
家を建てる土地の敷地や広さに合わせた、ご自身オリジナルの住宅をつくることが大切です。
 

□凹凸のない家をおしゃれにするには?

 
凹凸のないシンプルな家は、デザインによってはのっぺりしやすい可能性があります。
そのような危険を回避しつつ、おしゃれなデザインにするための工夫を紹介します。
 
1つ目は、外壁をツートンカラーにする方法です。
外壁の途中で色を切り替えたり、バルコニーをアクセントにしたりすることで、シンプルなデザインでも立体感のあるおしゃれな外観になります。
 
2つ目は、窓のサイズや配置を工夫する方法です。
日本の住宅で多く使われる引き違い窓は、少し安っぽいイメージになってしまう場合があるため、スリットやスクエアなどのおしゃれなデザインの窓を設置することをおすすめします。
また、窓の縦横比や高さ、横位置などを意識した外観デザインで、家全体をおしゃれな印象にしましょう。
 
3つ目は、立体感のある外壁を選ぶ方法です。
外壁を選ぶ際に縦横にスリットが入ったサイディングやレンガ、石材調の凹凸と模様を取り入れれば、凹凸のない家でも高級感があり立体的な印象づくりができます。
 
4つ目は、玄関ポーチやバルコニーを装飾する方法です。
玄関ポーチにアクセントのある色を入れたり、バルコニーに凹凸をつけたりすることで、外壁全体に立体感が生まれます。
使い勝手だけでなく、外からの見え方にもこだわりましょう。
 
5つ目は、外構で奥行きを出す方法です。
住宅を凹凸がなくシンプルなデザインにする場合は、建物以外の部分に立体感を出す方法がおすすめです。
通りから玄関までに乱張り石やレンガなどを使ったアプローチを作ったり、門扉やウッドデッキなどを設けたりして、のっぺりとした外観イメージにアクセントをつくりましょう。
 

□凹凸のある家を建てる場合に押さえておくべきポイントとは?

 
ここまで凹凸のない家をおしゃれに見せる方法について解説しましたが、凹凸のある家を建てたい場合はどのようなデザインにすれば良いのでしょうか。
 
1つ目は、バルコニーやガレージにアクセントを加えることです。
凹凸や色を変えることで、外観デザインに変化をつけられます。
 
2つ目は、外壁材にこだわることです。
凹凸のないシンプルな家と同様に、凹凸のある外壁材で立体感を出す方法がおすすめです。
また、凹凸のある家だからこそ、木目のないモルタル外壁や黒の漆喰などのシンプルで高級感のある外壁材も住宅の印象をおしゃれにしてくれます。
色だけでなく、質感や模様にこだわりましょう。
 
3つ目は、窓の配置です。
凹凸の有無に関係なく、外観イメージを決める上で窓の配置はとても重要です。
 
4つ目は、屋根の形にこだわることです。
モダンデザインの住宅を検討中の方は、片流れ屋根や陸屋根がおすすめです。
特に総二階の住宅では、外観の印象をおしゃれに見せてくれる相性が良いデザインです。
 

□まとめ

 
家全体のイメージを決める外観において、凹凸のない家づくりのメリットと押さえておくべき工夫を解説しました。
費用を抑えつつ、おしゃれな印象の住宅を建てましょう。
当社では、「自然素材で作るデザイン住宅」をコンセプトに住み心地の良い家づくりを行なっておりますので、お気軽にお問合せください。

白い外壁の家は後悔する?汚れの原因や目立たせないポイント

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年02月17日

近年人気な北欧スタイルの住宅でよく見られる白い外壁。
シンプルで洗礼されたイメージのある白い外壁の家は魅力的ですよね。
しかし、白い壁は汚れが目立ちやすく、メンテナンスが大変なのではないかと不安に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、白い外壁の家において、汚れの原因と目立たせないためのポイントを解説します。
 

□白い外壁の家の魅力とは?汚れの原因を解説

 
白色の外壁はストレスを感じにくく清潔感があり、爽やかな印象を与えられます。
また、白色は膨張色であるため、コンパクトな家でも広々としたおしゃれな住宅づくりができます。
夏場では、白い外壁の家は建物に熱がこもりにくく、暗い色の外壁を使用した住宅に比べて過ごしやすくなるでしょう。
 
白い外壁の家には様々な魅力がありますが、一方で汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
そもそも外壁が汚れる原因としては、何が挙げられるのでしょうか。
 
1つ目は、色あせや変色です。
これは外壁が汚れる1番大きな理由で、塗膜の劣化によって表面に白い粉が浮いてくることで起きる「チョーキング現象」が主な原因です。
外壁本来の色とこの白い粉が混ざると、色あせや変色が発生してしまいますが、白い外壁の場合はチョーキング現象と同色であるため、汚れが目立ちにくいでしょう。
 
2つ目は、外壁のコケやカビです。
薄い色が使われた外壁では、これらの汚れが目立ちやすい傾向があります。
 
コケやカビが発生する主な理由は、温度と湿度です。
日光の当たらない風通しの悪い場所や、表面がザラザラした外壁に多く発生する性質があります。
また、コケは木などの葉緑素が飛んでくることで発生するため、立地によってコケやカビの発生しやすさが異なります。
 
これらの対策方法として、表面がツルツルした外壁を選ぶことをおすすめします。
また塗料の種類によっては、コケやカビが発生しにくくなりますので、是非活用してください。
 
3つ目は、外壁の雨だれです。
窓のサッシ下などに雨水が流れた後に付着した汚れにより、外壁が汚れることを「雨だれ」と呼びます。
水切りが良い家では起こりにくいものの、雨水がきちんと流れない住宅では目立ちやすい汚れの1つです。
水はけが悪い場合は、ズレの調整や補修、交換などを行うことをおすすめします。
 

□白い外壁でも汚れを目立たせない!

 
塗装してもすぐに汚れが目立ってしまうのは嫌ですよね。
そこで、白い外壁でも汚れを軽減できる方法を解説します。
 
1つ目は、白よりも少し色味がある外壁塗装材を選ぶことです。
白い外壁が汚れやすいのは、白色が他の色を引き立てる色であるためです。
そこでクリーム色や白に近いグレーを選ぶことをおすすめします。
特に屋根の色に合わせて、寒色系ならグレー、暖色系ならクリーム色の外壁塗装材を選ぶと、住宅の外観全体に統一感が生まれます。
 
2つ目は、雨筋を防ぐアイテムを取り付けることです。
窓サッシは水の通り道であり、埃を含んだ雨が雨サッシを通って外壁をつたることで、汚れが蓄積してしまいます。
これらの汚れを防ぐため、窓サッシの雨筋を防ぐ「雨筋ストッパー」や「伝い水防止水切り」などのアイテムを取り付けることをおすすめします。
 
3つ目は、汚れがつきにくい塗装材を選ぶことです。
白い外壁でも汚れにくくするために、汚れがつきにくい塗料を用いると良いでしょう。
 
汚れがつきやすい塗料には、「1液性」「弾性塗料」「艶がない」などの特徴があります。
一方で汚れがつきにくい塗料は、艶があり、セルフクリーニング機能、防カビ・防藻機能が備わっています。
 
白い外壁の住宅を検討中の方は、外壁塗装会社に相談して、汚れの目立ちにくい塗料を選びましょう。
 

□ 白い外壁の家をおしゃれにするポイントとは?

 
1つ目は、窓の配置です。
シンプルな印象の白い外壁の家では窓が目立ちやすいため、バランスの良い配置が重要です。
日本の住宅で一般的な引き違い窓ではなく、上げ下げ窓や滑り出し窓などがおすすめです。
特に玄関や近隣から見える側面のデザインにはこだわりましょう。
 
2つ目は、屋根と外壁のシルエットです。
白くてシンプルな住宅では、外観の形状でイメージが大きく異なります。
間取りとの兼ね合いも考えて、外観の見え方に注目しましょう。
 
3つ目は、外構です。
外観のイメージを決めるのは、建物自体の外壁だけではありません。
門扉や塀、フェンスなどの外構部分でおしゃれなデザインを取り入れることで、シンプルな白い住宅を更におしゃれにできます。
 
4つ目は、汚れが目立たない工夫です。
先ほども述べた白い外壁でも汚れを目立たせないためのポイントを押さえて、綺麗さを保てる住宅づくりをしましょう。
 

□まとめ

 
今回の記事では、白い外壁の家でも汚れを目立たせないためのコツを解説しました。
ポイントを押さえて、清潔感がありおしゃれな白い家を長持ちさせましょう。
当社では、施工品質やアフターサービスをより丁寧に誠実に建設しておりますので、お気軽にご相談ください。

吹き抜けは寒い?家を暖かくする方法をご紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年02月12日

一生に一度の大きな買い物である注文住宅。
開放感があっておしゃれな住宅にできることから人気の高い、「吹き抜け」を取り入れようと考えている方が多いのではないでしょうか。
しかし、よく耳にする吹き抜けの悩みとして「冬場の寒さ」があります。
そこで今回は、吹き抜けがある住宅を暖かくする方法を解説します。
 

□吹き抜けがある住宅のメリットとは?

 
近年人気の高い吹き抜けには、様々なメリットがあります。
 
1つ目は、部屋全体が明るくなる点です。
例えば玄関に吹き抜けを設けた場合、天井が高くなり2階部分からの日光を玄関に取り入れられます。
近隣住宅との距離が近く窓を開けられない場合でも、吹き抜けを設ければ天井から採光して部屋全体が明るくなります。
また、壁の面積が減るため、家全体の圧迫感も抑えられます。
 
2つ目は、家族の距離感が縮まる点です。
吹き抜けがある住宅では、他の階にいる家族の気配を感じやすく、すぐに声をかけられます。
例えば、キッチンで料理をしながら別の階で遊んでいる子供とコミュニケーションが取れます。
 
3つ目は、住宅がおしゃれになる点です。
住宅に吹き抜けを取り入れるだけで、部屋全体がおしゃれなイメージになります。
吹き抜けがある住宅では、空気を循環させ熱効率を高めてくれるシーリングファンがおすすめです。
 
4つ目は、開放感のある住宅になる点です。
開放感のある住宅づくりには、各部屋に十分な空間や高さを確保することが重要です。
吹き抜けがある住宅は空間に高さがあり、開放感と余裕のある部屋づくりが可能です。
 

□なぜ吹き抜けがある家は寒い?

 
横方向だけでなく縦方向にも仕切りを無くし、部屋を広く見せる工夫として人気がある吹き抜けですが、実際住んでみると冬場の寒さが気になってしまう人が多く存在します。
 
吹き抜けのある家が寒く感じてしまう大きな理由は、暖かい空気は上に上がり冷たい空気は下に溜まるという性質です。
そのため吹き抜けのある住宅では、暖房で温めた空気が2階部分に上がり、生活する1階部分には冷たい外気が留まってしまいます。
 
また、実際に吹き抜けがある家に住んでいる人の悩みとして、音や匂いが広がりやすい点と子供が落下する危険性があげられます。
別の部屋にいても会話ができるというメリットがある開放的な吹き抜けですが、寝ている家族にドライヤーや話し声が聞こえてしまったり、キッチンから料理の匂いが家全体に広がってしまったりする可能性があります。
また、小さいお子さんがいる家庭では、転落してしまう可能性も考えられるでしょう。
場合によっては吹き抜けを埋めて、複数の部屋に分けることもできるのでおすすめです。
 

□吹き抜けの住宅を暖かくする方法とは?

 
そんな冬場に寒さを感じてしまいやすい吹き抜けには、しっかりと冷気を対策する方法があります。
寒さを解決して、暖かく快適な空間をつくりましょう。
 
1つ目は、断熱性能・気密性能の高い家にすることです。
従来のツーバイフォー材よりも断熱性の高いツーバイシックス材は特におすすめです。
他にも内側と外側に2種類の高機能断熱材を取り入れた内外ダブル断熱を採用した住宅も、寒い冬の外気を取り入れず暖かい空気を逃さない住宅づくりに役立ちます。
 
2つ目は、窓の断熱性を上げることです。
吹き抜けが寒い理由の1つとして、「コールドドラフト現象」があります。
これは、吹き抜けの窓に触れて冷えた空気が下に溜まってしまい室内が寒く感じる現象のことです。
このコールドドラフト現象は、窓の断熱性を上げることで解消できます。
 
樹脂製のサッシガラスやペアガラス・トリプルガラスは、断熱性の高い素材として人気です。
また窓の素材だけでなく、カーテンやロールスクリーンを取り付けて、空気が窓に触れないように対策する方法もおすすめです。
 
3つ目は、シーリングファンを取り付ける方法です。
暖かい空気を部屋全体に循環させる方法としておすすめなのが、シーリングファンです。
先ほども述べたように、暖房で暖められた空気は上へ、窓に触れて冷えた空気は下へ溜まるという性質があります。
その天井に溜まった暖かい空気を循環させるために、シーリングファンが役立ちます。
 
また、シーリングファンは部屋全体をおしゃれな雰囲気にしてくれるインテリアとしても効果的です。
 
その他にも、リフォーム会社に依頼して吹き抜けを埋め、部屋の数を増やすことも可能です。
開放感があり人気な吹き抜けがある家の寒さ対策には様々な方法がありますが、最終的には吹き抜けの半分に床をつけてロフトのような趣味部屋として間取りを新しく作り直せます。
 
間取りやインテリアを工夫して、吹き抜けの良さを活かしつつ、冬場も快適な住宅をつくりましょう。
 

□まとめ

 
暖かい空気が上に上がっていく性質により、吹き抜けがある家では冬場に寒さを感じてしまいやすい傾向があります。
しかし、それらの問題を解消して部屋を暖かくする方法はたくさんあるので、ぜひ取り入れて快適な住宅をつくりましょう。
当社では、住み心地が良い優れた基本性能の住宅づくりを行なっておりますので、お気軽に無料相談会にご参加ください。

子供部屋は何畳がおすすめ?レイアウトもあわせて解説!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年02月07日

注文住宅を建てようとお考えの方の中で、子供部屋について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
子供の成長に合わせた子供部屋を作りたいですよね。
そこで今回は、子供部屋の平均的な広さと広い部屋・狭い部屋の魅力について解説します。
 

□何畳にするべき?子供部屋の平均的な広さ

 
理想的な子供部屋の広さは家族構成やライフスタイルによって異なりますが、一般的な広さは「5〜6畳」と言われています。
 
都市生活調査によると戸建ての住宅では60パーセント、集合住宅では50パーセント以上の人が6畳ほどの子供部屋がある住宅に住んでいることがわかっています。
また、フラット35の調査によると、2019年に住宅ローンを利用して注文住宅を購入した人の中で最も多い住宅面積は、105〜110平方メートルでした。
これは約32坪にあたり、そこから推測される子供部屋の広さは5〜6畳です。
 
このような結果から、平均的な子供部屋の広さは5〜6畳と推測できます。
しかし、先ほども述べたようにお子さんの年齢や家族構成、住宅の広さなどによって最適な子供部屋も異なります。
 

□最適な子供部屋の広さとは?広さ別に特徴を解説

 
ここでは、子供部屋の特徴を広さ別に解説します。
 
1つ目は、4〜4.5畳の子供部屋です。
これは、ベッドと机をぴったり置けるほどの広さです。
子供が成長したり、友人を呼んだりすると少し狭さを感じてしまう可能性があります。
しかし、普段の生活においてリビングで過ごす時間が多いお子さんの場合は、十分な広さでしょう。
 
2つ目は、5畳の子供部屋です。
この広さでは、ベッドと机を置いても少し余裕があり、小さいクローゼットや本棚を置くことも可能です。
引き出し収納付きベッドを設置するといった方法により、レイアウトを工夫すれば成長しても快適に過ごせる子供部屋を作れます。
 
3つ目は、6畳の子供部屋です。
この広さは、友人を呼んでも狭さを感じないでしょう。
そのため、リビングではなく子供部屋で遊んでほしいと考える家庭におすすめです。
 
4つ目は、7畳の子供部屋です。
1人で使うにはかなり余裕がある広さのため、兄弟で一緒に使うこともできます。
子供が成長した将来のことを考えて、2つの部屋に分けられる設計にしておくのもおすすめです。
 

□子供部屋は広い方が良い?狭い方が良い?

 
子供部屋の特徴を広さ別に解説しましたが、広い部屋と狭い部屋、どちらが子供にとって良いのでしょうか。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
 
まず、広い子供部屋のメリットとして、遊びや収納スペースが確保できるという点があります。
成長して体が大きくなったり荷物が増えたりしても、スペースが多く確保できるため、変化に対応しやすいでしょう。
 
また、友人を呼びやすいのも大きなメリットです。
成長していくと、放課後に友人と遊ぶ機会が増えるでしょう。
特に雨の日は自分の部屋に友人を呼ぶことができ、親にとっても安心です。
 
更に兄弟がいる家庭の場合は、一緒に使うこともできます。
その後、成長に合わせて仕切りをつけ、2部屋に分けられるような間取りも設計できます。
 
広い子供部屋のデメリットとしては、掃除や片付けの手間があげられます。
スペースが広くなると、その分管理の手間も増えてしまいます。
 
また、部屋が快適すぎるため自室に引き篭もりがちになってしまったり、親が居ない間に子供たちが集まって、たまり場になってしまったりする可能性があります。
 
一方で、狭い子供部屋にもメリットとデメリットが存在します。
 
メリットとしては、片付けや掃除がしやすい点です。
手の届く範囲に物がある状態のため、お子さんご自身で物を管理しやすくなるでしょう。
狭いスペースをどう活かすかを考える能力が身につき、秘密基地のような感覚で楽しむこともできます。
また、部屋でできることが少ない分、部屋にこもらずにリビングで過ごす時間が増える傾向があるので、家族とのコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
 
狭い子供部屋のデメリットとしては、スペースに余裕が無い点です。
スペースが限られてしまうため、物を気軽に増やせません。
また、部屋全体に圧迫感を感じてしまう可能性があります。
 
特に高校生以上になると、インテリアにこだわったり趣味の物が増えたりして、部屋のスペースを確保するのが難しくなりがちです。
寝室やリビングなど、別の場所にお子さんがゆっくりしたり荷物を収納したりするスペースを作ると、これらの問題が解消される可能性があります。
 
広い子供部屋と狭い子供部屋は、どちらにもメリット・デメリットが存在します。
メリットだけでなく、デメリットを踏まえた上でお子さんに合った部屋を選びましょう。
 

□まとめ

 
子供部屋の平均的な広さは5〜6畳で、広い部屋にも狭い部屋にもそれぞれ魅力的な特徴があります。
理想の子供部屋づくりには、お子さんのライフスタイルに合わせた間取り決めが大切です。
当社では、設計士がご家族の想いひとつひとつを丁寧に汲み取って暮らしをデザインしておりますので、お気軽にご相談ください。

省エネ住宅の仕様基準とは何か、その内容や省エネ住宅のメリットを解説します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年01月27日

新居を考える際に省エネ住宅にしたい方も多いでしょう。
環境に優しくて快適な生活を過ごせるイメージがありますよね。
そんな魅力的な省エネ住宅ですが、どこから省エネだと認定されるのでしょうか。
今回は、その省エネ住宅とそれに深く関わる仕様基準についてお話しします。
 

□省エネ住宅とは何か?

 
まず、省エネ住宅とは何かを説明します。
省エネ住宅とは、エアコンや照明などの消費エネルギー量を抑えるための設備や建築資材を導入した住宅デザインのことです。
今までの住宅と比べて断熱性や気密性に優れており、防露性や換気性能も高いです。
冬は室内の暖気が外に逃げるのを防ぎ、夏は窓から入ってくる太陽光をさえぎり、快適な環境をつくります。
 
家庭内で消費するエネルギーのうち、約30パーセントは冷暖房が占めています。
省エネ住宅では、冷暖房に使用されるエネルギー量を抑えて電力量を減らすと同時に、電気代の節約にも貢献してくれます。
その家で暮らす全ての人が快適に過ごせる、環境にも人にも優しい住宅デザインです。
省エネ住宅の代表的な性能を3つ簡単にまとめました。
 
1つ目は、断熱機能です。
断熱とは、室内外の熱を伝わりにくくして室内の温度を一定に保ってくれます。
暖房で温められた空気を外に逃さず、室外の冷気を遮断して、夏は外からの暑い熱を室内に入りにくくして、快適な室温を保ちます。
冬は暖かく、夏は涼しい環境を維持してくれるのです。
 
2つ目は、日射遮蔽です。
日射とは、太陽からの放射エネルギーのことを指し、室内へ入ってくる日射量を抑える性能を日射遮蔽性能といいます。
日射遮蔽性能が高いと、日射による室内温度の上昇を抑えることができ、冷房の仕様を控えることができます。
 
3つ目は、気密性です。
住宅における気密とは、建材や壁の隙間を少なくし、空気の流れを少なくすることです。
家の隙間がないほど、室内の温度調整がしやすくなります。
 

□仕様基準とは何か?

 
そのような省エネ住宅に関することで、仕様基準というものがあります。
平成28年の告示で「住宅部分の外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量の基準」で定められた住宅に関する基準が仕様基準です。
具体的な内容は大きく3つに分けられており、外皮の性能に関する基準、開口部の性能に関する基準、一次エネルギー消費量に関する基準があります。
 
外皮の断熱性能等に関する基準では、外皮の熱貫流率の基準、断熱材の熱抵抗の基準、構造熱橋部の基準など、熱に関する項目の基準が定められています。
外皮の熱性能基準には、断熱性能を示すUA値と日射遮蔽性能を示すηAC値があります。
どちらも外皮の部位の面積の合計に対する指標です。
 
開口部比率と熱貫流率の基準では、開口部の建具、付属部材、軒等の設置に関する基準など設備や住宅の一部に関する項目の基準が定められています。
 
一次エネルギー消費量に関する基準では、暖房設備、冷房設備、全般換気設備などの環境に携わる項目の基準が定められています。
一次エネルギー消費量基準の評価は、対象住宅において設計仕様で算定した値が、基準仕様で算定した値より下回ることが求められます。
 
仕様基準は細かい項目に分かれています。
それぞれの数値の意味を理解し、質の良い省エネ住宅を建てましょう。
また、仕様基準は地域によって異なるため、1度自分の住む地域の基準を調べましょう。
 

□省エネ住宅のメリットを解説!

 
最後に省エネ住宅を建てるメリットを3つ紹介します。
 
1つ目は、室内温度差をなくすことができる点です。
室内における部屋間の温度差をなくしてくれます。
冬の寒冷地では家全体を暖める全館空調がよく使われますが、温暖な地域だとリビングなどの人がいるところだけに暖房をかけるパターンが殆どです。
脱衣所などの暖房が効いていないところは外気温に左右されて、10℃以下しかないような状況になります。
 
断熱性能を高めることで、ヒートショックの危険性を軽減することもできます。
 
2つ目は、結露の発生を防げることです。
断熱性能の低い住宅では外気との温度差により、窓や壁に表面結露ができます。
表面結露が発生すると、カビやダニが繁殖しやすくなります。
アレルギー症状を引き起こす原因にもなるので注意しましょう。
 
断熱性能を上げることで、この表面結露を防ぎ、また湿度をコントロールすることで、内部結露も抑制できます。
 
3つ目は、何と言っても光熱費を抑えることができる点です。
断熱性能が高い省エネ住宅では、冷暖房効率をよくすることができます。
冷暖房にかかる費用を大幅に削減できるのです。
 

□まとめ

 
この記事を読んで仕様基準や省エネ住宅について少しでも分かって頂けたかと思います。
省エネ住宅デザインの可能性や魅力に興味をもったら、実際にどのようなデザインがあるのか調べてみて下さい。
そうすれば、新居のイメージも膨らむでしょう。
未来の快適な生活のためにも、省エネ住宅をぜひ検討してみて下さい。

かっこいい外観をつくる3つの簡単なルール

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年01月22日

かっこよくておしゃれな一軒家は誰もが憧れますよね。
どんなデザインにするか、試行錯誤するでしょう。
そのようなかっこいい一軒家の外観にも気をつけるべきポイントがあります。
今回はその一軒家をかっこよく魅せる方法について言及していきます。
 

□かっこいい外観をつくる3つの簡単なルールを紹介!

 
家の外観をかっこよくするための3つのルールを最初に紹介します。
 
1つ目は、窓のデザインと配置に拘ることです。
人目につく側の外観をかっこよくすることは、その住宅の印象を決める重大な要素です。
しかし、人目にあまりつかない側もある程度気にすることも大切です。
 
そこで、気をつけて欲しいのが窓のデザインや配置です。
窓のデザインは外観の印象を左右します。
配置によっては日光がよく入ったり、空気の循環ができたりと家の快適さを生み出してくれます。
 
2つ目は、間取りデザインを考える時に同時に外観デザインも考えることです。
間取りを考えるタイミングで、窓の計画や外観デザインを一緒に行う必要があります。
間取りを考えてから、外観計画を練る人が多いと思いますが、それでは遅すぎます。
間取りを考えつつ、並行して外観を考えていくことが大切です。
 
かっこいい外観にするには窓の配置やデザインの他に、外壁の色や素材の種類、屋根の形など、プラスで予算を考える必要もあります。
全てにこだわろうとすると、予算が厳しくなったり、間取りにも支障が出たりしてきます。
そのような理由から、間取り計画の段階で外観を考えることが大切です。
 
3つ目は、外観に使う色は2色から3色にすることです。
気を付けてほしいのが使う色です。
外壁だけでなく、窓枠の色や屋根、軒裏の色などの見えるところ全てを含めて2~3色にするとまとまりがでます。
 
住宅全体の統一感は大切です。
それだけで家の印象がおしゃれになります。
デザインがバラバラにならないように、基本的には使う色は2色~3色にしましょう。
 

□かっこいい一軒家におすすめの間取りのアイディアを紹介!

 
かっこいい一軒家にするためのお勧めの間取りを紹介します。
 
まずは、吹き抜けです。
一軒家に吹き抜けを作ると、縦の空間を広く取り入れられます。
開放感だけでなく、自然光も沢山家の中に入ってきます。
おしゃれなスペースになるので、おすすめの間取りです。
 
次にパントリーです。
キッチンの貯蔵庫としてパントリーを設置すると、キッチン周りが片付きます。
パントリーを見えない位置に置くと、生活感のないスッキリした間取りになります。
特に、まとめ買いをする方にはお勧めです。
パントリーでキッチン周りの収納スペースを確保しましょう。
 
そして、ウォークインクローゼットです。
収納部屋のようなウォークインクローゼットを設置すると、家の収納力が上がります。
ランドリースペース付近に置くと、効率的な洗濯動線ができます。
生活動線を考えながらウォークインクローゼットを設置すると、家事がはかどるでしょう。
 
最後に紹介するのは、デッキ・テラスです。
一軒家の中と外をつなぐ為に、デッキ・テラスを設置すると外との行き来がしやすくなります。
洗濯物を干すペースとしてだけでなくアウトドアリビングとしても使えます。
 

□外観が魅力的な家の実例を紹介!

 
誰もが憧れるかっこいい外観の実例を紹介します。
 
1つ目は、ウォールハウスです。
こちらのウォールハウスは壁を貫いているようなデザインの住宅です。
珍しいデザインの家で、インスタでも話題になっています。
タイルの壁と木材の壁を交互に取り入れることで、よりいっそうおしゃれな変化をつけています。
 
2つ目は、ひだまりハウスです。
こちらの住宅では、白キューブに明るい色の木材を使用しています。
親しみやすい雰囲気で、訪問者から愛される外観デザインです。
ウッドデッキからは優しい太陽の光が室内に入り込むように設計されています。
 
3つ目は、L字型の窓が個性的で立体的な家です。
こちらの住宅はL字型の窓に沿ったキューブが浮いているように見えるユニークなデザインです。
窓には空模様が反射しており、とても美しいです。
シンプルながらもユニークなデザインで来た人の心を奪うでしょう。
 
4つ目は、ライトがキレイな垂木の家です。
こちらの住宅は、三角形の斜めの屋根が特徴的です。
その大きいインパクトの割には、小さな木の家でとても面白いデザインをしています。
 
三角形のラインに沿った木のフレームを三枚重ねにして奥行きを出しています。
細部にまでの拘りを感じられる一軒家です。
 
これらはあくまで一部の施工事例です。
実際に生で見る物件はまた違う感想を持つかもしれません。
街を歩く時は、気になる家がないか探してみましょう。
そこからデザインのヒントが得られるかもしれません。
 

□まとめ

 
一軒家をかっこよく魅せる方法は沢山あります。
1番難しいのは機能面の充実と統一感です。
せっかくおしゃれでも統一感がなく全体のバランスが悪いと台無しです。
まずは、自分で気になることを調べてイメージを膨らませましょう。

子供部屋にお勧めの広さは何畳?広さを決めるポイントも紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年01月17日

子供部屋の広さに悩む方もいるでしょう。
家庭環境の変化や子供の成長とともに最適な広さは変わってきます。
素敵な子供部屋にするためにも、間違えた選択や後悔はしたくないでしょう。
今回はそんな子供部屋のお勧めの広さや、広さを決める際のポイントを分かりやすく紹介します。
 

□一般的な子供部屋の広さは?

 
一般的には、子供部屋の広さは4~6畳と言われています。
6畳の広さなら、机とベッドを置いても余裕があります。
広い部屋を兄弟や姉妹でシェアして、将来、2部屋に分けるという家庭もあります。
広い子供部屋と狭い子供部屋には、それぞれメリットとデメリットがあります。
 
広い部屋なら、スペースに余裕があり、荷物を置いたり、友達を呼ぶこともできます。
しかし、広い分片付けや掃除が大変です。
狭い部屋なら物の管理や片付けが簡単です。
ただし、成長するにつれて物が増えたり、体が大きくなるので圧迫感を感じてしまうかもしれません。
 
子供が独り立ちする頃には、子供部屋は要らなくなります。
まずは、リビングや寝室などの生活スペースを確保してから、残りの面積で子供部屋のことを考えましょう。
予算や生活スタイルに合わせて考えることがキーポイントです。
一般的な基準として、子供部屋の広さは4~6畳が平均であることを念頭に入れておきましょう。
 

□子供部屋の広さを決めるポイントを紹介!

 
次に子供部屋の広さを決めるポイントを大きく2つ紹介します。
 
1つ目は、長い目で見ましょう。
土地が限られている場合は先程も述べたように、寝室やリビングなどの生活に必要なスペースを先に考えて、子供部屋は残りの面積で考えましょう。
子供部屋が必要な期間は、小学校高学年から高校卒業までの8年位です。
多く見積もっても、十数年でしょう。
 
子供が家を出れば、そこは空き部屋になります。
親が住み続ける期間の方が長いので、空き部屋が広い状態になるともったいないです。
寝室やリビングなどの生活スペースを狭くしてまでも、子供部屋を広くする必要はありません。
 
2つ目は、子供の年齢や人数によって柔軟に考えましょう。
同性の兄弟や姉妹の場合は、広い部屋を一緒に共有することもあるでしょう。
しかし、年齢によって分けたほうがいい場合もあります。
1~3歳差など比較的年齢が近い兄弟なら良いですが、15歳と5歳のように年が離れている場合は難しいでしょう。
 
男女ともに子供がいるなら、性別で分けて部屋は二つ、という考え方もあります。
子供が小さいうちは、リビングにキッズスペースを作って、子供部屋自体は狭くすることも可能です。
受験勉強などで個室が必要なら、その子に一部屋与え、他の子どもは共同で別の部屋を使うようにすることもできます。
 
部屋に子供用、寝室用、誰々の部屋というように使い道を明確にする必要はありません。
部屋の用途や、暮らしの変化とともに変えていけることを頭に入れておきましょう。
 

□広さ別のお勧めのレイアウトを紹介!

 
次は、子供部屋の広さ別のお勧めレイアウトを紹介します。
 
まずは、4.5畳の広さです。
この広さなら、机、ベッド、クローゼットなどの収納を無理なく置けます。
ちなみに、家具の一般的なサイズはこのようになります。
 
机は、幅100~120 cm×奥行き50~70cm
ベッド(シングルサイズ)は、幅100 cm×長さ200~210 cm
収納家具は、幅60~90 cm×奥行き40~60 cm
4.5畳だと狭く感じるかもしれませんが、必要最低限の生活は送れて、管理が行き届き、物が少なくて済みます。
 
次は、6畳です。
この広さなら、机とベッド、収納家具を複数置いても少しの余裕があります。
体が大きくなる中学生以降でもゆったり過ごせるでしょう。
教科書や参考書、学校や部活動で使う道具などをしまえたり、コレクションアイテムを並べることもできます。
 
最後は、8畳です。
8畳は、ワンルームマンションに多い広さです。
机、収納、ベッドの他にも、テレビやミニ冷蔵庫などを置いても余裕があります。
大学生や社会人で、家族が集まるリビングやダイニングではなく、自分の部屋で過ごすことが多いなら、理想的な広さでしょう。
 
このように、子供部屋の広さによって置くものやできることが変わってきます。
狭いからと言って決してメリットがないわけではありません。
広いことは魅力的ですが、広い部屋の方が物が増えたり、部屋が汚くなったりすることもあります。
部屋のサイズでその部屋の良し悪しは決まらないことを覚えておきましょう。
 
どれくらいの期間その部屋を使うのか、目的は何なのか、それによって部屋の最適な広さが決まります。
それを考えてから、プランを建てると素敵な子供部屋になるでしょう。
 

□まとめ

 
子供部屋の環境は子供の成長に大きな影響を与えます。
部屋の広さで過ごし方は変わり、子供の心の成長もその過ごし方によって変わります。
狭い方が快適でない、広い方がいいなど、部屋のサイズで良し悪しを決めないようにしましょう。
イメージを膨らませるためにも、住宅会社の施工事例やSNSの写真などで情報収集からはじめてみてください。

建ぺい率とは何か、その制度内容やお得な情報を教えます!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年01月12日

住宅を建てるなら、理想の間取りやデザインに仕上げたいですよね。
そこで、重要なのが建ぺい率です。
建ぺい率というワードに聞き馴染みがある人は少ないでしょう。
今回は、住宅を建てる際に大切な建ぺい率について詳しくお話しします。
 

□建ぺい率とは何か?

 
建ぺい率とは、建物が立つ面積に対する建物が実際に立っている底辺面積の割合です。
簡単にイメージすると、建物を上から見てその土地の何割を占めているか分かる建物の土地に対する面積のことです。
土地や地域によって建ぺい率の上限が決まっています。
同じ広さの土地でも建てられる面積が異なるのです。
 
建ぺい率が大きければ、建物に使える面積も比例して大きくなります。
しかし、その場合、近所の家も敷地いっぱいに建てる可能性があります。
そうなると、日当たりの良さやゆとりが無くなるでしょう。
 
逆に建ぺい率が小さいと、理想の広さの家を建てるための広い土地が必要です。
そうすると、土地代が高くなってしまうでしょう。
建ぺい率は大きい方が良い、小さい方が良いというわけではありません。
コストと住みやすさのバランスが大切です。
 
補足ですが、建ぺい率とは別に容積率というものがあります。
容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積の割合です。
延べ床面積とは、1階、2階、3階など、すべての階層の床面積を足した面積のことです。
バルコニーやロフトなどは、延べ床面積には含まれません。
 
このように建ぺい率や容積率について知ることは住宅を建てる上でとても大切です。
知らなかった方が多いと思いますが、ぜひこの機会に理解を深めていきましょう。
 

□建ぺい率の制限はどれくらい厳しい?

 
先述したように、建ぺい率には制限があります。
 
その詳しい内容を見ていきましょう。
建ぺい率に制限がある理由は、一定の空間を残して採光や通風を保ち、火災などの災害を防ぎ、快適な環境をつくるためです。
建ぺい率の制限は、各用途地域によって異なります。
この用途地域ごとにかかる建ぺい率の制限の一部例を以下にまとめてみました。
 
第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、田園住居地域なら、建ぺい率は30~60パーセント、第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域なら50~80パーセントとされています。
また、工業地域なら、建ぺい率は50~60パーセントで、近隣商業地域なら60~80パーセント、商業地域なら、80パーセントとなっています。
そして、用途地域の指定のない区域なら、建ぺい率は30~70パーセントと決められています。
このように、建ぺい率は地域によって細かく決まっています。
 
せっかくプランを立てたのに建ぺい率の制限を超えていることが原因で計画が白紙に戻るのは残念です。
住宅を建てる際は自分の地域の建ぺい率がどれくらいか調べましょう。
そこから土地の広さや住宅の広さを考えるのが賢明です。
 

□建ぺい率が緩和されるケースを紹介!

 
建ぺい率の制限を受けなくて済むケースや緩和されるケースがあります。
 
まず、建ぺい率の制限を受けないケースとは何か、その条件を説明します。
建ぺい率が80パーセントの第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域などの用途地域で、かつ防火地域内にある耐火建築物であることです。
この場合は、建ぺい率の制限が無くなります。
民法234条で、一般的に隣地境界線から50cm離さなければならないと定められていますが、この場合は例外的に敷地を100パーセント使い、隣地境界線の隣に建てることができます。
 
次は建ぺい率が緩和されるケースです。
建築基準法第53条3項により、次の条件に1つでも該当するとプラス10パーセント、両方に該当していればプラス20パーセントも建ぺい率を上げることが許されます。
その2つの条件が以下です。
 
1つ目は、建ぺい率80パーセントの用途地域の建物以外で、防火地域内にある耐火建築物であるか、これと同等かそれ以上の延焼防止性能があると法律で定められた建物である場合、または、準防火地域内にある耐火建築物が延焼防止性能を有するものとして政令で定められている場合です。
2つ目は、特定行政庁が指定した、角地にある建物です。
 
角地に関しては、各自治体で規定が異なっている為、確認しましょう。
また、特定地区や都市計画による壁面線の指定がある場合も、特定行政庁の許可により建ぺい率を上げられることがあります。
敷地が防火地域にまたがる場合でも、建物が耐火建築物で敷地全部が防火地域内にあるものとみなされていれば緩和措置を受けられます。
敷地が建ぺい率の異なる用途地域にまたがる場合は、加重平均を使って建ぺい率を出します。
 
ここで注意してほしいのが、建ぺい率の敷地面積を計算する際に土地全体の面積が必ずしもベースになるとは限りません。
土地の一部が道路となっている場合は、道路部分の面積を除いた計算になります。
 

□まとめ

 
建ぺい率には細かい決まりがありますが、緩和措置もあります。
まずは、自分の地域の建ぺい率を調べるところから始めましょう。
他にも住宅関連で分からないことがあれば、プロである当社へご連絡下さい。
今までの経験を活かし、親身にご相談にのらせて頂きます。

吹き抜けの魅力とともに寒さ対策を紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年01月07日

「吹き抜けのある家の特徴を知りたい」
「吹き抜けのある家の寒さをどうにかしたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
性質上、暖かい空気は上昇するため、高さがある吹き抜けは、寒くなる傾向にあります。
そこで今回は、吹き抜けのメリット・デメリットと寒い吹き抜けを解決する方法について紹介します。
ぜひ最後までご覧下さい。
 

□吹き抜けのメリットについて紹介!

 
1つ目は、開放感があることです。
開放感が得られることは、吹き抜けがある空間の最大のメリットです。
開放感のある広い空間では、ダイナミックで快適に過ごせます。
 
2つ目は、採光や風通しが良くなることです。
吹き抜けの高所の窓は、低所の窓に比べて、上から光を取り込めるため室内を明るくできます。
また、高所に開閉できる窓があると、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質を利用して、温度差換気ができます。
 
3つ目は、床を張って部屋に転用できることです。
吹き抜けの多くは、リビングに設けられていて、リビングは南側にある間取りが多いです。
そのため、リビングに吹き抜けがあると、日当たりが良い部屋を1室失っていると考えることもできます。
部屋を取り壊して、吹き抜けにすることはかなり難しいですが、吹き抜けの状態から床を張り、部屋に転用できます。
 
将来的に、書斎や子供部屋を作る予定がある人は、後で部屋にできる吹き抜けがおすすめです。
ただし、増床は建築確認が必要になる場合があるため、建築会社と話し合うようにしましょう。
 
4つ目は、1階と2階の隔たりの解消に役立つことです。
2階建て以上の家は、下の階と上の階が空間的に分断され、家族の気配やコミュニケーションが断ち切られます。
しかし、吹き抜けがあれば、下の階と上の階の分断を解消できます。
 

□吹き抜けのデメリットについて紹介!

 
1つ目は、2階のスペースが狭くなることです。
吹き抜けを設けることで、2階の部屋数が少なくなります。
吹き抜けを優先して、部屋の広さを確保したい場合、収納スペースを狭くしなければなりません。
 
2つ目は、音やニオイが気になることです。
吹き抜けがあることで、リビングの会話や生活音が響き渡ります。
家族で就寝時間が違うと、リビングの音が気になり、寝られないといった問題が生じることもあります。
また、LDKに吹き抜けがある場合、料理やゴミなどのニオイが部屋に付く可能性があります。
吹き抜けに隣接している場所に洗濯物を干すと、ニオイ移りの原因になるため、十分に注意しましょう。
 
3つ目は、光熱費が高くなることです。
吹き抜けは空間が広く、光熱費が高くなります。
冬は暖かい空気が上に逃げることで寒くなり、夏は外から光が差し込むことで暑くなるため、吹き抜けのある家では、冷暖房の効率は良くありません。
 
4つ目は、メンテナンスが大変であることです。
高所の窓や梁の掃除など、吹き抜けのある家は、メンテナンスが大変です。
また、照明の交換や壁のクロスの張替えなどでは、足場が必要になります。
このような場合では、専門業者に依頼し、代わりにメンテナンスしてもらうため、費用がかかります。
 
5つ目は、強度面に不安が出ることです。
吹き抜けのある空間には床がありませんが、床には横方向の力を支える役割があります。
そのため、横方向の力に弱くなる可能性があります。
 

□寒い吹き抜けを解決する方法とは?

 
先述したように、吹き抜けのある家では、冬は暖かい空気が上に逃げるため、暖房で温めた空気も上昇し、寒く感じることがあります。
しかし、建物の造りや設備を工夫することで、寒さをしのげるため、以下の3つの方法を紹介します。
 
・高気密高断熱にする
・大きめのエアコンを選ぶ
・シーリングファンを付ける
 

* 高気密高断熱にする

 
高気密高断熱の家にすると、吹き抜けのリビングの寒さを和らげられます。
高気密とは、隙間のない家を作ることであり、高断熱とは、壁の中や床下などに入れる断熱材を高性能なものに変えて、窓も熱を通しにくいものを使うことです。
高気密高断熱にすることで、温めた空気が外へ逃げにくく、吹き抜けがあっても暖かくなります。
 

*大きめのエアコンを選ぶ

 
吹き抜けのある家のリビングにエアコンを付ける場合、リビングの畳数より大きめのエアコンを選ぶようにしましょう。
吹き抜けは広い空間かつ、空気が上に上がるため、エアコンのパワーに余裕がないと、暖かくなりません。
リビングが14畳であれば、16畳や18畳用のエアコンを付けることをおすすめします。
また、床向きに暖かい風を送る機能のエアコンを選ぶことや、床暖房を併用して、寒さをしのぎましょう。
 

*シーリングファンを付ける

 
寒さをしのぐために、吹き抜けの天井にシーリングファンを付けることもおすすめです。
シーリングファンは大きなプロペラの形をしていて、回転することで上昇する暖かい空気を下へ戻す役割があります。
夏の時期には、リビングを涼しくする効果もあるため、吹き抜けのある間取りにする際は、シーリングファンを付けることをおすすめします。
 

◻まとめ

 
今回は、吹き抜けのメリット・デメリットと寒い吹き抜けを解決する方法について紹介しました。
吹き抜けには、開放感があることや風通しが良くなるなどのメリットがある一方で、音やニオイが気になるといったデメリットも存在します。
また、吹き抜けのある家は寒くなる傾向がありますが、しっかりと対策をすることで寒さをしのげます。
当社では、住み心地のよい家づくりを行っているので、何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい。

全館空調にするとどのような効果が?気になる電気代も併せてご紹介!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年01月01日

全館空調という言葉を聞いたことのある方は多いでしょう。
しかし、実際にその内容を説明するのは難しいです。
省エネや快適性を求められる住宅業界で、注目されているトピックの1つで、その利便性はとても高く、毎日の生活を快適にしてくれます。
今回は、その魅力的な全館空調のメリットや費用について詳しくお話しします。
 

□全館空調の特徴やメリットを紹介!

 
全館空調とは、家全体を冷暖房して快適に保つ設備のことです。
基本的には部屋ごとに空調するエアコンとは別で、廊下や洗面所、トイレなどを含め家全体を空調するための大きなシステムで、部屋ごとの温度差をなくしてくれます。
近年注目されているヒートショックや熱中症のリスクなども下げられます。
そのような魅力的な全館空調のメリットを大きく3つ紹介します。
 
1つ目は、一年中家のどこにいても快適に過ごせることです。
家全体の温度差がなくなるので、廊下だけ寒い、この部屋だけ暑いといったようなことがなくなります。
全館空調は基本的に24時間365日働くので、この快適さが毎日続きます。
 
2つ目は、見た目がスッキリすることです。
全館空調は1台で家全体の空調設備を行っていることが多いです。
部屋ごとにエアコンを置いたり、暖房器具を置いたりする必要が無いので、見た目がスッキリします。
家の外に置く室外機も1台で十分なので景観を邪魔することもありません。
 
3つ目は、手入れが楽なことです。
1台で全館空調してくれるので、管理や掃除もその1台にかけるだけで手間がかかりません。
また、豊富な種類から選ぶことができます。
 
このように全館空調には沢山のメリットがあります。
衛生的にも、毎日の暮らしのためにも、お勧めです。
1台つければ、後から揃える物や買う必要のあるものも無いのでコストパフォーマンスも抜群です。
是非、この際にとり入れてみることを検討してみて下さい。
 

□全館空調にした場合の電気代はいくらぐらいかかる?

 
気になるのがお金ですよね。
コストパフォーマンスが良いといっても使う度に電気代はかかります。
実際に24時間稼働すると聞くと高くつくイメージがあるでしょう。
 
しかし、その相場は年間で4万5千円~5万円です。
エアコンにかかる年間の電気代がだいたい7万円なので、それと比べるとそれほど高くないことが分かります。
一般住宅の年間の冷暖房費は年間約7万円前後と言われています。
 
ガスで動く全館空調の場合は年間約5万円となり、約2万円の節約に繋がります。
また、オール電化の場合には年間約4万5千円となり、さらに節約できます。
ガス併用の場合でも、冷暖房費は全館空調の方が約30パーセントも抑えられ、全館空調システムを導入した方が冷暖房費を抑えられます。
 
衛生的にも、お金の面からみても全館空調には沢山のメリットがあります。
その種類や機能によっても、電気代を更に節約できる可能性があります。
どのような種類があるのか一度調べてみるのも良いでしょう。
 

□全館空調を効果的に活用する方法を紹介!

 
最後に全館空調を効果的に活用する方法を紹介します。
全館空調は、温熱環境を最適にするための設備です。
その機能を最大限に引き出すには、高気密・高断熱な住宅性能であることが理想です。
 
たとえば気密性がC値で1以上の住宅の場合は、気密性が低いので電気代が高くなります。
また、高気密・高断熱の住宅は乾燥しやすいので、調湿効果の高い珪藻土や漆喰を使用したり、床や天井に無垢材などを用いたりすることでそのデメリットをカバーします。
室内干しができるランドリールームなどをつくれば、より効果的に全館空調のメリットを活かせるでしょう。
 
このように全館空調のメリットを最大限に活かして、デメリットをカバーしながら、快適な家づくりを実現するには、気密性・断熱性の高さ、調湿効果に優れた素材を用いるなどのトータル的な家づくりの質の良さが大切です。
上質なデザイン、高品質な住宅で、快適かつ健康的な暮らしができるようにするには、エアコンに依存しない全館空調の家づくりとの相性も重要です。
全館空調は、開放感のあるリビング、十分な部屋数、防音性、快適な居住性などを考慮した家づくりの重要なポイントになるでしょう。
 
全館空調の有効活用のためにも、まずは住宅デザインから見直しましょう。
建材や間取りの配置にも気をつければ、より電気代がうき、省エネ生活に繋がります。
専門的な工夫が必要になると思うので、プロにしっかりと相談するのが1番です。
住宅メーカーや業者とのコミュニケーションを怠ることなく信頼関係を築くことが最も大切です。
 

□まとめ

 
このように全館空調は快適な生活を実現するために欠かせない設備の1つです。
どのような種類があるのか是非一度調べてみて下さい。
他にも分からないことや気になることがあれば、住宅のプロであるイング建築設計までご連絡下さい。
今までの経験を活かし、お客様の質問1つ1つに親身に対応させて頂きます。

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