欧米のような吹き抜けが家にあれば素敵ですよね。
開放的でお洒落な空間を演出する吹き抜けは魅力的ですが、寒さが気になる方もいるでしょう。
今回は、その寒さについて知っておくべき対策やポイントを紹介します。
家づくりの際に吹き抜けを作ろうとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
「吹き抜けは寒い」と耳にすることが多いと思いますが、皆さんはその原因についてご存じでしょうか。
寒くなることは知っているが、なぜ寒くなるのかについては知らない方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、その原因について解説します。
1番の大きな原因は、空気の性質です。
暖かい空気は軽いので上に溜まりやすく、冷たい空気は重いので下に溜まりやすいです。
そのため、高い天井で吹き抜けを作ると、冬のような寒い時期に暖かい空気は上にいき、冷たい空気が足元に残ってしまいます。
また、空気が吹き抜けの窓に触れて、更に冷たくなることもあります。
その理由は、窓の隙間から暖かい空気が逃げていき、外の冷たい空気が入ってきてしまうからです。
その空気が下に降りてくることで、寒く感じやすくなります。
このような理由から吹き抜けは、寒くなりやすいのです。
吹き抜けが寒くなりやすい原因についてご理解いただけましたでしょうか。
ここからは、吹き抜けの寒さ対策を3つ紹介します。
1つ目は、家の断熱性・気密性を上げることです。
断熱性とは、外気の暑さや冷たさを室内に入れないように遮断する能力を示すものです。
この断熱性が高いと、外気からの影響を受けずに快適に暮らせます。
気密性とは、部屋の中の空気を外に逃がさない性質のことです。
壁と壁の隙間をなるべく無くし、暖かい空気が外に逃げることを防ぎます。
断熱性・気密性を上げることで、外の冷気を家の中に入れず、家の中の暖かい空気を外に逃さないようにできるため、寒さ対策につながるのです。
2つ目は、シーリングファンを付けることです。
シーリングファンとは天井に取り付けるファンのことです。
一見寒くなるように思われがちなシーリングファンですが、実際は違います。
シーリングファンはあくまで空気の循環を助けるもので、室内の温度を直接コントロールするわけではありません。
シーリングファンは吹き抜けの場所だけでなく、家全体の空気を循環させてくれます。
暖かい空気を下に、冷たい空気を上に移動させてくれるため、空気が一箇所に留まることなく流れていきます。
シーリングファンは夏に使うと部屋全体を涼しくし、冬に使うと暖かい空気を部屋全体に運んでくれます。
欧米では吹き抜けとセットでよく使われており、相性もバッチリです。
冷暖房の使用も抑えられるので、光熱費も節約できます。
省エネでお財布にも優しいので、ぜひセットで考えてみて下さい。
吹き抜けは寒くなりがちですが、様々な対策をすることで、より省エネで光熱費が浮き、環境に優しい生活ができます。
新しいライフスタイルにはピッタリと言えるでしょう。
また、吹き抜けは家に大きな開放感を与えてくれます。
部屋を広く見せることに加えて、お洒落な雰囲気を演出してくれるので、おすすめの間取りであると言えます。
具体的に吹き抜けを暖かくする方法を紹介します。
まずは、先述した通りシーリングファンを取り付けることです。
空気を循環させることで上に溜まっている暖かい空気を下に移動させます。
そうすると、部屋全体に暖かい空気が行き届くので、効率の良い暖房効果が期待できます。
近年では、全方位に送風できるサーキュレーターも人気があります。
夏場にも使えて、冷暖房をつける時も効率よく室温を維持できるので、おすすめのアイテムです。
次に、断熱性のカーテンです。
吹き抜けの窓、もしくは家の中のベランダに続く扉や窓に付けるのもおすすめです。
日中の太陽が出ている時間帯は断熱性のカーテンがなくても、温もりを感じて温かくなるでしょう。
しかし、夜になると外気の冷たさが室内に伝わります。
寒い冬の冷気は想像以上に室内の温度を下げるため、冷気を家の中に侵入させないように断熱性カーテンを使用することがおすすめです。
断熱性カーテンを吹き抜けの内側に付けることで、昼間に取り入れた熱を逃がすことなく、長い時間暖かさを維持できます。
現在、断熱性カーテンは人気が出ており、デザインも豊富です。
吹き抜けをお洒落に魅せることも可能なので、家づくりの際にお気に入りの断熱性カーテンも探してみると良いでしょう。
今回は、吹き抜けの寒さ対策を紹介しました。
寒さ対策を行うことで冬でも暖かい吹き抜けにできるので、寒くなるからといって吹き抜けを諦めないで下さい。
吹き抜けをご検討中の方は、ぜひ本記事を参考にして寒さ対策を実行してみてください。
また、家づくりに関してお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。
「吹き抜けを設ける場合は暖房が必須なのか」
「吹き抜けがある部屋を暖かくするためにはどうすれば良いのか」
このような考えをお持ちの方は多いでしょう。
そこで今回は吹き抜けのメリットに加えて、吹き抜けに暖房が必須なのか、暖かくするためにはどうすれば良いのかについて紹介します。
ぜひお役立てください。
吹き抜けに暖房が必須なのかどうかについて知る前に、吹き抜けのメリットについて知っておきましょう。
ここでは、吹き抜けのメリットを5つ紹介します。
吹き抜けのメリットについてご存じではない場合は、ぜひご覧ください。
1つ目は、開放的な空間が生まれることです。
高い天井を作ることで、そこに新しい空間ができます。
壁や扉などで囲う訳ではないので、部屋全体が開放的になり、広く見えます。
部屋を大きく、開放的に見せたい場合におすすめの間取りです。
2つ目は、家族との円滑なコミュニケーションに繋がることです。
2階や階段などに直接繋がるように吹き抜けを設ける場合が多いので、家族の声が家全体に行き届きます。
2階から1階に話しかけられるので、簡単に会話ができます。
常に家族の存在を感じながら生活できるので、寂しい思いや孤独に感じることは少ないでしょう。
3つ目は、自然光が入ることで部屋全体が明るくなることです。
吹き抜けには大きな窓を付ける場合が多いです。
吹き抜けの天井をガラス張りにすることもあるので、窓や天井から自然光が簡単に入ってきます。
部屋全体に光が行き届き、とても明るい家になります。
4つ目は、風通しが良くなることです。
窓を付けると、そこを少し開けるだけで空気の入れ替えが簡単に行えます。
高い位置に窓を付けるので、家の中に空気の通り道ができ、効率的に空気が循環します。
風通しが良くなることで家の中の空気が良くなるので、快適に過ごせます。
5つ目は、おしゃれな空間になることです。
吹き抜けを作ることで、住居全体に一体感が生まれます。
そこに個性的な窓をつけたり、インテリアを飾ったりすると、一気におしゃれさが増します。
デザイン性にも特化しており、他とは違うユニークな家になるでしょう。
吹き抜けには機能的でデザインに優れているなどの沢山のメリットがあります。
吹き抜けを取り入れることで、おしゃれな空間で過ごせるのは、日々の暮らしに豊かさをもたらせるでしょう。
結論から申し上げると、吹き抜けは寒くなりやすいので暖房が必須です。
しかし、暖房を設置するだけではなく、他にも対策する必要があります。
ここでは、暖房だけではいけない理由について紹介します。
大きな理由は、空気の性質です。
暖かい空気は軽く上に溜まりやすい一方で、冷たい空気は重く下に溜まりやすいです。
そのため、吹き抜けを設けると、冬場に暖かい空気は上に逃げて、冷たい空気が足元に残ってしまうのです。
暖房をつけてたとしても、暖かい空気が上に逃げてしまうので、暖房だけではいけません。
次の項で、吹き抜けを暖かくする方法について紹介します。
1つ目は、家の断熱性・気密性を高くすることです。
断熱性とは、住宅の外部からくる熱や空気を伝わりにくくする性質です。
断熱性が高いと、外気からの影響を受けずに暮らせるので暖かい空間で過ごせます。
気密性とは、部屋の中の空気を外に逃がさない性質です。
壁と壁の隙間をできる限りなくすことで、暖かい空気が外に逃げることを防ぎます。
つまり、断熱性・気密性を高くすると冷たい空気を取り入れず、暖かい空気を逃さない家にできるのです。
また、断熱性・気密性を高くするためのおすすめの方法は、窓にこだわることです。
その理由は、窓が空気の通り道であるからです。
外にある冷たい空気や家にある暖かい空気は、窓を通じて出入りします。
そのため、窓の断熱性・気密性を高めることで、暖かい空気を家の中に閉じ込めておけるのです。
3つ目は、シーリングファンを付けることです。
シーリングファンを付けると一見寒くなるように思われがちですが、実は違います。
シーリングファンはあくまで空気の循環を促すもので、室温を直接的にコントロールするわけではありません。
シーリングファンは吹き抜けの場所だけでなく、家全体の空気を循環させてくれます。
暖かい空気は下に、冷たい空気は上に移動させるため、特定の場所に留まることなく流れてくれます。
シーリングファンは夏に使うと涼しくなり、冬に使うと暖かい空気を部屋全体に運んでくれます。
吹き抜けは寒くなりやすいため、暖房は必須になりますが、暖房だけではいけません。
吹き抜けがある空間を暖かくするためには、家の断熱性・気密性を上げることに加えて、空気を循環させるためにシーリングファンを設置する必要があります。
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