投稿日:2024年11月17日
2階に浴室を設置する間取りは、近年人気が高まっています。
1階に比べてスペースを有効活用でき、生活動線をスムーズにするなど、メリットが多い一方、費用や音の問題など、デメリットも存在します。
この記事では、2階に浴室を設置する間取りのメリットとデメリットを解説するとともに、失敗しない間取りの選び方を紹介します。
新築住宅を建てることを検討している、間取りにこだわりたい方は、ぜひ参考にしてください。
2階に浴室を設置することで、さまざまなメリットが得られます。
具体的なメリットを以下にまとめました。
1:1階スペースを広く使える
1階は、リビング、ダイニング、キッチン、玄関など、生活の中心となる空間が集まります。
そのため、スペースが狭くなりがちなのが悩みです。
浴室を2階に設置することで、1階に4畳~5畳ほどのスペースを確保できます。
例えば、LDKを広く取ったり、パントリーや書斎を設けたりと、用途に合わせて自由に空間を設計できます。
家族みんなが快適に過ごせる、ゆとりある空間を実現できます。
2:洗濯動線がスムーズになる
2階に洗濯物を干すバルコニーがある場合、1階に洗濯機を設置すると、洗濯のたびに階段を上り下りしなければなりません。
特に、雨の日や、重い洗濯物を干す場合は、階段の昇り降りが負担になります。
浴室を2階に設置することで、洗濯機も2階に設置できます。
洗濯から乾燥、収納まで、スムーズな動線で家事効率がアップします。
さらに、浴室と洗濯機を隣接させることで、洗濯物を干すまでの動線を短縮できます。
3:寝室に近くて便利
2階建て住宅では、2階に寝室を設けることが多いです。
浴室を2階に設置することで、寝室から浴室までの距離が短縮され、入浴から就寝までの動線がシンプルになります。
仕事から疲れて帰ってきて、すぐに温かいお風呂に入りたい時や、小さなお子様をお風呂に入れた後に寝かしつけたい時など、寝室に近い浴室は非常に便利です。
4:生活感が見えにくい
1階は、2階と比べて、来客などで人の出入りが多いです。
浴室や洗面室は、生活感が出やすい場所です。
そのため、家族以外に見られたくないという方もいるでしょう。
浴室を2階に設置することで、来客の目線から浴室が見えなくなるため、プライバシーを守れます。
安心してリラックスできる空間を実現できます。
2階に浴室を設置する間取りには、メリットだけでなくデメリットも存在します。
デメリットを理解した上で、間取りを検討することが大切です。
1:費用が割高になる
2階に浴室を設置するには、1階に設置する場合と比べて、配管の延長や、水圧を確保するための高圧給湯器の設置など、追加費用が発生します。
そのため、2階に浴室を設置する間取りは、1階浴室と比べて費用が割高になる傾向があります。
2:玄関から遠い
玄関から浴室までの距離が遠くなると、特に小さなお子様や高齢の方にとって、移動が大変になります。
例えば、公園で砂遊びをして全身砂まみれの子供や、運動系の部活から帰ってきた子供が、玄関から浴室まで移動する際に、服が汚れてしまう可能性があります。
また、アウトドアが趣味の方や、ペットを飼っているご家庭では、毎日の入浴以外にも浴室を使用する機会が多くなります。
玄関から浴室までの距離が長いと、そのたびに階段を上り下りする必要があるため、不便に感じるかもしれません。
3:音が気になる
浴室は、水の音やシャワーの音、ドライヤーの音など、音が発生しやすい場所です。
2階に浴室を設置すると、音が1階に響きやすく、下の階に音が気になる場合があるかもしれません。
特に、夜間や早朝に浴室を使用する場合は、音に配慮する必要があります。
浴室の下に寝室やリビングがある場合は、防音対策をしっかりと行う必要があります。
防音対策には、遮音材を使用したり、二重窓を設置したりする方法があります。
4:将来的な不安
高齢になると、階段の昇り降りが負担になります。
2階に浴室を設置した場合、将来、1階に移動する必要があるかもしれません。
浴室の移動は、大規模なリフォームが必要となり、高額な費用がかかります。
また、高齢者が1人で暮らす場合、2階に浴室を設置する間取りは危険な場合があります。
転倒や事故のリスクを考慮し、将来的な生活設計を考えた間取りにすることが大切です。
2階に浴室を設置する間取りは、どんな家に適しているのでしょうか。
具体的なケースを参考に、解説していきます。
1:2階に寝室を設ける予定
2階に寝室を設けたい場合は、浴室を2階に設置することで、寝室から浴室までの距離が短くなり、生活動線がスムーズになります。
特に、小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、階段の昇り降りの負担を軽減できます。
2:ベランダやバルコニーに洗濯物を干したい
ベランダやバルコニーに洗濯物を干す場合は、浴室を2階に設置することで、洗濯動線がスムーズになります。
洗濯機から浴室、ベランダまで、スムーズに移動できます。
3:お風呂に大きな窓を設置したい
浴室に大きな窓を設置して、開放感や採光性を高めたい場合は、2階に設置するのがおすすめです。
1階に浴室を設置した場合、窓から隣家や道路が見えたり、プライバシーが気になる場合があります。
2階に浴室を設置すれば、視線を気にせず、大きな窓から光を取り込めます。
この記事では、2階に浴室を設置する間取りのメリットとデメリット、そして向いているケースについて解説しました。
2階に浴室を設置する間取りは、1階スペースを広く使える、洗濯動線がスムーズになる、寝室に近くて便利、生活感が見えにくいなど、多くのメリットがあります。
しかし、費用が割高になる、玄関から遠い、音が気になる、将来的な不安など、デメリットも存在します。
2階に浴室を設置する間取りは、メリットとデメリットを理解した上で、ご自身のライフスタイルや将来設計に合わせて、慎重に検討することが大切です。
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