近年人気な北欧スタイルの住宅でよく見られる白い外壁。
シンプルで洗礼されたイメージのある白い外壁の家は魅力的ですよね。
しかし、白い壁は汚れが目立ちやすく、メンテナンスが大変なのではないかと不安に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、白い外壁の家において、汚れの原因と目立たせないためのポイントを解説します。
□白い外壁の家の魅力とは?汚れの原因を解説
白色の外壁はストレスを感じにくく清潔感があり、爽やかな印象を与えられます。
また、白色は膨張色であるため、コンパクトな家でも広々としたおしゃれな住宅づくりができます。
夏場では、白い外壁の家は建物に熱がこもりにくく、暗い色の外壁を使用した住宅に比べて過ごしやすくなるでしょう。
白い外壁の家には様々な魅力がありますが、一方で汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
そもそも外壁が汚れる原因としては、何が挙げられるのでしょうか。
これは外壁が汚れる1番大きな理由で、塗膜の劣化によって表面に白い粉が浮いてくることで起きる「チョーキング現象」が主な原因です。
外壁本来の色とこの白い粉が混ざると、色あせや変色が発生してしまいますが、白い外壁の場合はチョーキング現象と同色であるため、汚れが目立ちにくいでしょう。
薄い色が使われた外壁では、これらの汚れが目立ちやすい傾向があります。
日光の当たらない風通しの悪い場所や、表面がザラザラした外壁に多く発生する性質があります。
また、コケは木などの葉緑素が飛んでくることで発生するため、立地によってコケやカビの発生しやすさが異なります。
これらの対策方法として、表面がツルツルした外壁を選ぶことをおすすめします。
また塗料の種類によっては、コケやカビが発生しにくくなりますので、是非活用してください。
窓のサッシ下などに雨水が流れた後に付着した汚れにより、外壁が汚れることを「雨だれ」と呼びます。
水切りが良い家では起こりにくいものの、雨水がきちんと流れない住宅では目立ちやすい汚れの1つです。
水はけが悪い場合は、ズレの調整や補修、交換などを行うことをおすすめします。
□白い外壁でも汚れを目立たせない!
塗装してもすぐに汚れが目立ってしまうのは嫌ですよね。
そこで、白い外壁でも汚れを軽減できる方法を解説します。
1つ目は、白よりも少し色味がある外壁塗装材を選ぶことです。
白い外壁が汚れやすいのは、白色が他の色を引き立てる色であるためです。
そこでクリーム色や白に近いグレーを選ぶことをおすすめします。
特に屋根の色に合わせて、寒色系ならグレー、暖色系ならクリーム色の外壁塗装材を選ぶと、住宅の外観全体に統一感が生まれます。
2つ目は、雨筋を防ぐアイテムを取り付けることです。
窓サッシは水の通り道であり、埃を含んだ雨が雨サッシを通って外壁をつたることで、汚れが蓄積してしまいます。
これらの汚れを防ぐため、窓サッシの雨筋を防ぐ「雨筋ストッパー」や「伝い水防止水切り」などのアイテムを取り付けることをおすすめします。
白い外壁でも汚れにくくするために、汚れがつきにくい塗料を用いると良いでしょう。
汚れがつきやすい塗料には、「1液性」「弾性塗料」「艶がない」などの特徴があります。
一方で汚れがつきにくい塗料は、艶があり、セルフクリーニング機能、防カビ・防藻機能が備わっています。
白い外壁の住宅を検討中の方は、外壁塗装会社に相談して、汚れの目立ちにくい塗料を選びましょう。
□ 白い外壁の家をおしゃれにするポイントとは?
シンプルな印象の白い外壁の家では窓が目立ちやすいため、バランスの良い配置が重要です。
日本の住宅で一般的な引き違い窓ではなく、上げ下げ窓や滑り出し窓などがおすすめです。
特に玄関や近隣から見える側面のデザインにはこだわりましょう。
白くてシンプルな住宅では、外観の形状でイメージが大きく異なります。
間取りとの兼ね合いも考えて、外観の見え方に注目しましょう。
外観のイメージを決めるのは、建物自体の外壁だけではありません。
門扉や塀、フェンスなどの外構部分でおしゃれなデザインを取り入れることで、シンプルな白い住宅を更におしゃれにできます。
先ほども述べた白い外壁でも汚れを目立たせないためのポイントを押さえて、綺麗さを保てる住宅づくりをしましょう。
□まとめ
今回の記事では、白い外壁の家でも汚れを目立たせないためのコツを解説しました。
ポイントを押さえて、清潔感がありおしゃれな白い家を長持ちさせましょう。
当社では、施工品質やアフターサービスをより丁寧に誠実に建設しておりますので、お気軽にご相談ください。