木造と鉄骨どっちが良いの?違いを深掘りしてみよう

投稿日:2022年05月27日

木造と鉄骨は、家の構造としてよく比較されることが多いですが、結局どちらが良いのかよく分かりませんよね。
この記事では、木造と鉄骨の違いを深堀りしていきます。
マイホームにはどちらを採用すべきか、この記事を参考にしながら見極めてみてください。
 

□木造と鉄骨の違いって?

 
木造は、古くから日本で採用されている構造で、壁や柱などに木材が使用されているのが特徴です。
使用する木材の種類によって色味や風合いが異なり、温かみのある住宅にできます。
 
鉄骨は、建物の構造体に鉄骨を使用しているのが特徴です。
よく鉄筋コンクリートと混在してしまいますが、鉄筋コンクリートはコンクリートを使用しているので別物です。
鉄骨はS造と呼ばれることが多いため、ぜひこの機会に覚えておいてください。
 
それでは両者を細かく比較していきましょう。
まずは耐震性です。
世間一般のイメージとして定着しているのは、「木造は地震に弱く、鉄骨は地震に強い」だと思います。
 
しかし、必ずしもそうだとは言い切れません。
地震の揺れの観点から見ると、木造住宅の方が揺れを感じにくいからです。
筋交いや耐力壁、しなやかな樹種を採用することで、地震による揺れの吸収を期待できます。
 
鉄骨は、地震のエネルギーを吸収するので倒壊しにくいとされていますが、重量もあるため、揺れを大きく感じやすい傾向にあります。
住宅の耐震性を確保するためには、木造や鉄骨といった構造だけでなく、設計も重視しましょう。
 
建設にかかる価格でいうと、鉄骨の方が高くつくとされています。
木材よりも鉄骨材の方が値段が高いこと、鉄骨の方が工期が長くかかり人件費がかかることが代表的な理由です。
しかし、使用する木材や間取りによって価格は変わるので一概にはいえません。
 
建物を資産として考える際に重要な耐用年数で見ると、木造は22年で鉄骨は27年です。
物理的な耐用年数でも、木造よりも鉄骨の方が長く、この点では鉄骨が優位でしょう。
 
維持費用は、木造の方が高くつく可能性があります。
というのも、木造はシロアリの被害にあう可能性が高く、外壁も10年ペースで塗り替えが必要だからです。
 
防音性については、木造も鉄骨もさほど高くありません。
防音性を高めたいのであれば、コンクリートが使用された構造にしたほうが良いでしょう。
 
結局家を建てる際に、木造か鉄骨のどちらを選ぶべきかというのは、何を重視するかによって変わってきます。
住宅そのものの価格や温もりを大切にしたいのであれば、木造住宅を選ぶのがおすすめです。
耐久性やメンテナンス費用を重視するのであれば、鉄骨住宅の方が良いでしょう。
 
住宅の構造材は1度決めてしまうと、建て替えをしない限り変更することはできません。
構造材は見た目ではわかりませんが、家の性能に深く関わり、私たちの生活に大きく影響を与えます。
わからないことがあれば、お気軽に当社にご相談ください。
 

□木造の工法を見てみる

 
木造の工法には3種類あります。
 
1つ目は、木造軸組工法です。
初めに基礎に土台を乗せ、柱を立てて骨組みを作ります。
壁に筋交いという斜めの木材を入れて補強する工法です。
間取りの自由度が高く、将来のリフォームに備えられます。
 
2つ目は、ツーバイフォー工法です。
厚さ2インチ、幅4インチの角材で枠を作って合板を打ち付けたパネルを、壁・床・天井に使い、6つの面で構造体を作ります。
間取りの自由度は下がりますが、耐震性や耐火性を高められるのが特徴です。
 
3つ目は、木造ラーメン構造です。
柱と梁に直接金物を取り付け、強く接合させることで強靭なフレームを作り上げます。
これにより耐力壁の制約をなくすことができ、開放感たっぷりの大開口や大空間を実現できます。
 

□鉄骨の工法を見てみましょう

 
鉄骨の工法にも3つの種類があります。
1つ目は、重量鉄骨造です。
厚さ6ミリ以上の鉄骨材を使うため、大型の建築に使われることが多い工法です。
ビルやマンションに採用されることが多いでしょう。
 
2つ目は、軽量鉄骨造です。
厚さ6ミリ未満の鉄骨材を使用します。
小規模なビルや一般的な住宅に採用されることが多いです。
 
軽量鉄骨造の中でもプレハブ工法は、一般住宅にも多く採用されています。
すでに規格化された物を組み立てるので、職人のスキルに左右されにくく、安定した品質を期待できるでしょう。
 
3つ目は、鉄骨ラーメン構造です。
厚さ6ミリ以上の鉄骨材を使用し、接合部を強化している工法です。
中規模なビルや住宅に採用されます。
大きめの窓を設置したり、リフォームの制限を無くしたりできます。
 

□まとめ

 
今回は、木造と鉄骨の違いについて深堀りしました。
木造だと自然の温もりを感じる空間にでき、鉄骨だと資産として保有する際は優位でしょう。
この記事をご覧になって、木造と鉄骨のどちらをマイホームに採用するか決まりましたでしょうか。
まだお悩みであるという場合は、まずはお気軽に当社にご相談ください。

ご閲覧ありがとうございます。
他にも面白い記事を用意しておりますので、是非御覧ください。

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