その庭が家族の団らんの場であるリビングと繋がっていたら素敵ですよね。
今回はリビングから見える庭について、そのメリットから活用方法までご紹介します。
□リビングと庭が一体化している家のメリット
最初にリビングと庭が一体化することのメリットを5つ紹介します。
暑い夏や寒い冬でも、家の中から四季の流れや自然を眺められます。
季節を感じ自然の風景をリビングから見られることはとても贅沢で、リラックスできるでしょう。
忙しい毎日に、ゆっくりと過ごせるひとときを提供してくれます。
洗濯物を干したい時やガーデニングをしたい時なども、すぐに庭に出られます。
子供やペットを遊ばせたい時もリビングとの行き来が簡単なので家事をしながら気にかけることができます。
このように、リビングと庭がつながっているととても便利です。
リビングと庭を一体化させると、外への景観が開けて開放感が生まれます。
庭との境目をフラットにすると、よりいっそう広く感じるでしょう。
家族が集まりやすいリビングに庭を隣接することで、庭も家族のプライベート空間になります。
庭ではバーベキューなどのアウトドアを楽しむこともできるので、コミュニケーションが頻繁に行われます。
家族が集まるリビングと庭を繋げたら、会話が増えることも間違いありません。
外につながる面が増え、そこに大きな窓やドアを設置することで、新鮮な空気が家の中に流れ込んできます。
また、風の通り道を作って空気の循環をスムーズに行うこともできるので省エネにも繋がります。
衛生面が重要視される今だからこそ、常に新鮮な空気を保つために、リビングと庭を一体化させることで外との接点を増やしましょう。
□夜の庭をライトアップする方法とは?
リビングと庭を一体化させる最大のメリットは景観を楽しめることでしょう。
ライトアップなどができればよりいっそう綺麗になりますよね。
そこで、ライトアップする方法やポイントについてお話しします。
高木で葉の密度が薄い場合は、光が枝葉から抜けるので下から見上げるアップライティングがお勧めです。
壁が近ければ、樹木の影を投影するシャドウライティングも素敵です。
樹木の影を地面に落とす、ムーンライティングなどもあります。
逆に、高木で葉の密度が濃い場合は両サイドから照らすクロスライティングがお勧めです。
30センチメートルから1.5メートル未満の低木の場合を紹介します。
ツツジやあじさいなどの奥行きがある低木を照らす場合は、「あかりだま」がお勧めです。
ボールライトやアップライトの灯部を少し出して設置します。
小道も照らしてくれるバスライティングも是非一緒にライトアップさせてみて下さい。
バラのような低木はアップライティングがお勧めです。
ニューサイランなどのシルエットが特徴的な場合は、シルエットライティングなどがお勧めです。
他にも小さな植栽を照らす場合は、スプレッドライティングや真上から照らしてくれるダウンライティングなどがお勧めです。
□室内からの眺めを美しく魅せるポイント
室内からの景観を長く楽しむためにも、美しくみせるポイントを紹介します。
まずはガーデニングや庭の手入れをしっかりと行いましょう。
雑草が伸び切っていたり、ゴミが落ちていたりしては眺めを楽しむどころかストレスになります。
ガーデニングや庭の手入れなどに使う用具の収納をしっかりと確保しましょう。
せっかく綺麗な花や植木で可愛くしても、用具などが散らかっていては台無しです。
汚れやすく、しまうのが面倒に思えるかもしれませんが、それらを考慮したうえで玄関や庭付近に収納スペースを作りましょう。
ライトアップの際に気を付けなければいけないのは光のバランスです。
室内と庭、庭を囲む外壁が4対1対2の光の比率になっていると、理想的です。
外壁のライトアップを室内の半分くらいになるように調整すると、室内からの庭の眺めを見せられます。
また夜は、室内が明るすぎて反射してしまうミラー現象にも注意しましょう。
贅沢の夜の眺めを楽しむためには、光の調節ができるライトなどが便利です。
その日の気分で照明を調整できれば楽しみが増えるでしょう。
□まとめ
リビングと庭を繋ぐことには沢山のメリットがあります。
そのメリットを自分の暮らしにどう活かすかは、人それぞれです。
庭やリビングにもたらす目的によってもそのデザインは大きく異なるでしょう。
まずは、色々調べてどのようなアイディアがあるのか探してみるのはいかがでしょうか。