快適な家のリビングの広さについてご紹介します!

投稿日:2024年08月01日

新築住宅やマンションを購入する際、間取りや広さについて考えることは、楽しいけれど同時に悩ましいものです。

特にリビングは家族が集まる空間であり、快適な広さを確保したいと考える人も多いでしょう。

しかし、リビングの広さには明確な基準がありません。

家族構成やライフスタイル、住む地域などによって理想的な広さは大きく異なります。

この記事では、快適なリビングの広さについて、具体的な目安や選び方を解説します。

 

□快適な家のリビングの広さの平均

新築分譲戸建てやマンションのデータに基づき、リビングの広さの平均値や一般的な広さの目安を紹介します。

1: 新築分譲戸建てにおけるリビングの広さ

2020年の調査によると、首都圏における新築分譲戸建ての平均建物面積は約99平方メートルです。

このスペースでは、20畳のリビングダイニングを設けられます。

つまり、新築分譲戸建てでは、リビングダイニングに20畳程度の広さを確保することが一般的といえるでしょう。

2: 新築マンションにおけるリビングの広さ

一方、新築マンションでは、専有面積の平均が約67.3平方メートルで、リビングダイニングは13~16畳ほどが一般的です。

キッチンと一体化したLDK全体で約16~20畳が標準的な広さといえるでしょう。

3: 家族構成とリビングの広さ

子どもがいる家庭では、20畳程度のLDKが理想的な広さと言われています。

しかし、部屋数を重視する場合、リビングダイニングの広さは12~16畳になるケースが多いです。

4: おうち時間とリビングの広さ

コロナ禍におけるおうち時間の増加によって、リビングに広さを求める声が増えました。

リモートワークや家族との時間を考慮して、広々としたリビングの需要が高まっています。

5: リビングの広さの感じ方の個人差

リビングの広さの感じ方は人それぞれです。

同じ広さでも、家具の配置やインテリアによって、広く感じたり狭く感じたりすることがあります。

 

□リビング(LDK)の広さを決めるときのポイント

リビング(LDK)の広さを決める際は、家族構成、家具・家電のサイズ、キッチン形状、リビングの形状、隣接スペースなど、様々な要素を考慮する必要があります。

1: 家族構成

まずは家族の人数を考えましょう。

現状は家族の人数が2~3人であっても、今後家族の人数が増える可能性も考慮しておく必要があります。

家族の人数は家具のサイズにも影響してくるため、リビング(LDK)の広さを考えるうえで基本的な目安となります。

2: 家具・家電のサイズ

リビング(LDK)に置きたい家具のサイズを具体的に検討しましょう。

リビング(LDK)に置く家具・家電で大きな割合を占めるのが、ダイニングテーブル、ソファー、テレビです。

それぞれのサイズの目安をみていきましょう。

・ダイニングテーブル

ダイニングテーブルの大きさは、家族の人数や食事のスタイルによって異なります。

一般的に、1人が食事をするときに必要なスペースは、約横幅60~70cm、奥行40cmといわれています。

椅子に座るスペースとして、後ろ側に約80cmは必要といわれています。

また、テーブルや椅子をおいた場所から壁までは60cmあると、人が通れる動線として機能しやすくなります。

ダイニングテーブルの大きさの目安と必要なスペースを計算すると、次のようになります。

ダイニングテーブルの使用人数に応じて必要なスペースについて説明します。

まず、2人用のダイニングテーブルの場合、片側を壁付けで置く場合は約2.6畳のスペースが必要です。

一方、壁付けしない場合には約1.7畳のスペースが必要となります。

次に、4人用のダイニングテーブルの場合、片側を壁付けで置く場合は約3.4畳のスペースが必要です。

壁付けしない場合には約2.6畳のスペースが求められます。

・ソファー

ソファーの配置はダイニングと比較してパターンが多いため、ソファーサイズに人が通れる動線のサイズをプラスして考えると必要な広さが見えてきます。

3: キッチン形状

キッチン形状は、リビング(LDK)の広さとレイアウトに大きく影響します。

オープンキッチン、アイランドキッチン、ペニンシュラキッチンなど、様々な形状があります。

オープンキッチンは、リビングとの一体感を出し、空間を広く見せられます。

しかし、料理中の音がリビングに響きやすいというデメリットもあります。

アイランドキッチンは、リビングから独立した空間を作り出すことができますが、スペースを広く取る必要があります。

4: リビングの形状

リビングの形状は、正方形、長方形、L字型など、様々です。

形状によって家具の配置や動線が大きく変わります。

5: 隣接スペース

リビングに隣接するスペースも考慮する必要があります。

例えば、和室や書斎がある場合は、リビングと一体的に使えるように設計することで、より広々とした空間を実現できます。

 

□リビングをより広く見せるインテリアとは?

限られた広さでも広く感じるリビングを実現するためのインテリアの選び方や配置方法を、収納、家具の高さ、色の統一感という3つの観点から解説します。

1: 収納を確保する

リビングに収納スペースを設けることで、スッキリとした空間を保ち、広々とした印象を与えられます。

2: 家具の高さをそろえる

家具の高さをそろえることで、空間がスッキリと見え、広く感じられます。

背もたれが高いハイバックソファよりも、低いソファを選んだ方が空間は広々と見えます。

3: 色の統一感に気をつける

インテリアの色使いも快適なリビングをつくる重要なポイントです。

床や建具の色、壁や天井などは気軽に変更しづらい部分なので、よく考えて選ぶ必要があります。

インテリアの色の組み合わせに統一感があるかどうかも、空間の広がりを感じさせる上で重要です。

 

□まとめ

快適なリビングの広さは、家族構成やライフスタイルによって大きく異なります。

リビング(LDK)の広さを決めるときは、家族構成、家具・家電のサイズ、キッチン形状、リビングの形状、隣接スペースなど、様々な要素を考慮する必要があります。

限られた広さでも広く感じるリビングを実現するためには、収納を確保したり、家具の高さをそろえたり、色の統一感を意識したりするなど、インテリアにも工夫が必要です。

これらのポイントを参考に、皆さまにとって最適なリビング空間を実現してください。

ご閲覧ありがとうございます。
他にも面白い記事を用意しておりますので、是非御覧ください。

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