リビングの一角の小さな和室は、和の雰囲気をさりげなく出せて魅力的です。
ちょっとしたスペースになる小上がり和室はどのように活用するのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
また、小上がり和室の活用方法は決めていても、作る際にリビングとの仕切り方に悩む方が多いのです。
今回は、小上がり和室が気になっている方、そして作ろうとしている方に必見の、活用方法と作る際のポイントをご紹介します。
リビングの一角に設置することの多い小上がり和室は、大きく分けて4つの活用方法があります。
1.段差を収納に活用する
小上がり和室の段差で、物を収納できます。
季節物の衣類や寝具、頻繁には使わない物などを入れる場所におすすめです。
また、引き出し式にすると、子どものおもちゃや普段着、よく使うものを収納する場所にも使えます。
2.椅子の代わりとして活用する
ちょっとした座る場所として活用できます。
何人か座ることができるため、よく人が家に来る家庭におすすめです。
冬には、段差による高さを生かして、掘りごたつをつくるのも良いですね。
3.リビングのアクセントとして活用する
洋風リビングの一角に、小上がり和室があると、和の要素が加わり、空間のアクセントになります。
一段上がっているのも小上がり和室の魅力です。
おしゃれで癒される空間にしたい方は、花を飾るのがおすすめです。
4.家事や育児のスペースとして活用する
小上がり和室は、家事をする場所として活用できます。
洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりするスペースにちょうど良いです。
また、お子さんのいるご家庭では、小さい子供を寝かす場所としても活用できます。
小上がり和室を作る前に、主な用途を明確にしておくことが大事です。
小上がり和室の段差の高さは、約20㎝が標準です。
約20㎝の段差は、上り下りしやすい高さなのです。
しかし、小上がり和室を椅子の代わりとして活用するのであれば、30cm〜40cmが適しています。
また、収納スペースとして活用する場合にも、20cmだと収納できる容量が小さい可能性があります。
多くの方が、小上がり和室を2〜4.5畳程度の広さにしています。
2〜3畳であれば、趣味や勉強をしたり、子供と遊んだり、洗濯物を畳んだりする場所として活用できます。
一方で、3〜4.5畳であれば、客間や寝室などの場所として活用できるのです。
間仕切りが有ると、プライベートな空間を作れます。
この場合、閉めるとリビングとの繋がりが無くなる点には注意が必要です。
一方で、間仕切りが無いと、部屋全体に圧迫感が現れにくいのですが、リビングやダイニングの音や匂いが小上がり和室まで達しやすいです。
そのため、小上がり和室を独立した一つの空間として使うのは困難である点には、注意しておきましょう。
小上がり和室に収納スペースを取り入れたい場合は、どのように収納するかを事前に考えて置きましょう。
・引き出しタイプ
楽に物を出し入れできるため、頻繁に使用する物を収納する方におすすめです。
引き出しの場合は、小上がり和室の広さが広くなるほど奥のものが取り出しにくくなる点に、注意しましょう。
・天面開口タイプ
このタイプは、畳を蓋のように扱い、大きな物を収納する場合に適しています。
畳の上に物があると、持ち上げることができず、取り出すことが困難なので、取り出す頻度の低いものを収納するのがおすすめです。
・跳ね上げタイプ
跳ね上げタイプとは畳を床から跳ね上げて開くタイプのことです。
このタイプも、天面開口タイプと同様に大きな物を収納するのに役立ちますが、畳の上に物があると開かないことに注意しておきましょう。
小上がり和室とリビングの仕切り方は、5つの方法があります。
1.引き戸
リビングとしっかり分けたい方におすすめです。
小上がり和室を寝る場所として活用する場合には、防音性の高いドア材が良いでしょう。
引き戸はメンテナンスの必要が無いため、手間がかからないのが特徴です。
2.障子
和室であることから、障子で仕切る方もいます。
障子で仕切ると、扉を閉めていても光を通すことができるのが特徴です。
ただ、障子は定期的に張り替えが必要である点には注意しておきましょう。
そして、リビングとの相性も考慮するのが良いです。
3.ロールカーテン
ロールカーテンは、普段は丸まって上部に収納されているので、存在が目立ちません。
普段は仕切らないけれども、時々仕切りたい方におすすめです。
多少の隙間ができてしまいますが、手軽に仕切れるのが特徴です。
4.家具
リビングと小上がり和室をさりげなく仕切りたい方におすすめです。
部屋の雰囲気に合わせて、ソファーや棚などの家具を配置しましょう。
収納機能のある家具を設置すると、間仕切りになる上に収納スペースとしても活用できます。
5.仕切らない
全く仕切らない方法を選択する方も多くいます。
洗濯を畳むために小上がり和室を用いるのであれば、仕切りが無くても問題ありません。
今回は、小上がり和室の活用方法と、作る際に意識するポイントをご紹介しました。
小上がり和室を作る際には、事前にこの記事を参考にして、どのように使うのかをはっきりさせておきましょう。
当社では、住み心地の良い家づくりを提供しております。
小上がり和室を検討する際には、ぜひ当社にご相談ください。
今回は、和室をリビングにする魅力やその実例、注意点についてご紹介していきます。
和の雰囲気が好きな方や、和室をリビングにすることを検討している方は、ぜひこの記事を参考にして和室リビングの魅力について少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
和室リビングは、戦後の日本ではどの家庭にもあるような場所でしたが、時代の変化とともにフローリングが広まった結果、洋室のリビングが家庭の主流になり、現代では以前に比べて非常に数が少なくなってきていました。
しかし、近年おしゃれな和室が流行り始め、再び和室をリビングとして使用する家庭が増えてきています。
そこで、和室リビングのメリットとデメリットについて紹介していきます。
和室リビングの大きなメリットの1つは床が畳なので凹凸がないところです。
畳はフローリングに比べて柔らかいので直接座れたり寝転んだりできます。
また、バリアフリーにも最適であり、高齢者や赤ちゃんが転ぶリスクも低いと言えます。
このように、家族全員で過ごす場所にはとても良い場所となっています。
和室リビングのデメリットは費用が高くなってしまうことです。
一般的にフローリングより畳の方が高価なものが多いので、和室リビングは洋室リビングに比べてコストがかかってしまうケースが多くみられます。
また、畳の寿命は裏表合わせて10年ほどと言われており、買い替える際にもコストがかかってしまうことについても考慮する必要があります。
1つ目は、リビングに置く家具の重心を低くすることです。
家具の重心を低くしてその部屋全体の目線を下げることで、自然な和室空間を作れるでしょう。
また、すでに家具がある場合は床の位置を一段上げるのも良いでしょう。
リビングの畳部分を一段上げることで他の部屋との床の差をなくし、他の部屋との違和感を減らすことで快適に過ごせるでしょう。
2つ目は、縁無しの畳を選ぶことです。
和室リビングは、畳の違いで部屋の印象が大きく変わってきます。
畳は縁無しのものを選ぶことで他の部屋とうまくバランスを取れるでしょう。
しかし、縁の選び方次第では部屋をバランスよくおしゃれな空間にもできます。
色々な柄から自分の好みのものを選びましょう。
3つ目は、和室リビングを奥まった位置に作ることです。
部屋のリビングは多くの人が通る空間なので、部屋の中央にあると、人の動きが多くなり少し慌ただしい雰囲気になってしまいます。
そこで、和室リビングを人があまり行き来しない場所に設置するのが良いでしょう。
4つ目は、部屋の換気を定期的に行うことです。
畳には湿度を調節する効果があるので、換気しないと畳に湿気がこもりやすくなり、ダニやカビなどの発生の原因になってしまいます。
特に、梅雨や夏の湿度が高い時期には意識して換気しましょう。
5つ目は、既存の床と畳の相性を確認することです。
すでにあるフローリングを和室リビングに変える際には、施工する前に床材をチェックしましょう。
床材によっては追加で工事する必要があり、別でコストがかかる可能性があります。
工事費用が高すぎる場合は、既存の床材の上に置き畳を敷くのも効果的な対策です。
この章では、実際に和室リビングに置くインテリアのアレンジの仕方を紹介します。
1つ目は、和室リビングに掘りごたつを設置するアレンジ方法です。
掘りごたつを設置することで、他にはあまりないオリジナリティーを感じさせられます。
また、掘りごたつは和の印象が強くなりがちですが、モダンな雰囲気のデザインのものを選んだり、ペンダントライトを低めに設置したりすることで、おしゃれな雰囲気にできます。
2つ目は、個性的な畳を選ぶアレンジ方法です。
畳は、カラーや縁の有無などバリエーションが豊富に存在しています。
部屋にあるインテリアや全体の雰囲気を考慮して自分好みの畳を選ぶのが良いでしょう。
3つ目は、部屋全体の素材感を統一するアレンジ方法です。
和室リビングは洗練された雰囲気を持っていますが、適度な抜け感を出すことで、和モダンな印象をつくれます。
壁や柱、家具などを同じ素材や色で統一したり、逆に1つ色を外してアクセントとなる色や素材を選んだりすることで、部屋全体に統一感を生み出せます。
4つ目は、部屋におしゃれな照明を設置するアレンジ方法です。
照明は光の色や明るさで部屋の印象を大きく左右する重要なインテリアなので、注意して選ぶ必要があります。
また、照明の位置を低くして和室にある家具の高さとバランスを取ることで、部屋全体を落ち着いた雰囲気に見せられます。
照明はシンプルなものから個性的なものまで様々なので、部屋の雰囲気に合い、かつ自分好みのデザインを設置するのが良いでしょう。
今回は和室リビングのメリットと問題点、実際のアレンジ方法についてご紹介しました。
和室リビングに興味があるお客様に少しでも参考になれば幸いです。
何か疑問点や相談などがあればお気軽に当社までご相談ください。
寒い冬の中、家で暖房を使用している人は多いと思います。
しかし、なかなか足元までは暖かくなりにくいと感じるお客様もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、家の中で暖房を使っているのに足元が寒くて悩んでいて、その現状をなんとかしたいとお考えの方にその原因と対策についてご紹介します。
普段家の中で生活している時に、暖房を使用しているのに足元だけは寒いと感じることはないでしょうか。
この章では、なぜ部屋の中で特に足元だけ寒さを感じるのかについてご紹介します。
1つ目に、窓から外の冷気が室内に伝わっていることが考えられます。
窓を完全に閉め切っていたとしても、熱伝導により外気の冷気が伝わってしまいます。
また、部屋の設計上、窓の枠とガラスのフレームの間に隙間があると、隙間風の原因になり、それらも部屋の寒さの原因となっている可能性があります。
2つ目に、外の冷気が壁から伝わっていることが考えられます。
部屋の壁や天井には一般的に断熱材が入っていますが、窓と同じように熱伝導により外の冷気が室内にまで伝わっている場合があります。
また、マンションの場合よくあるケースなのですが、住んでいる建物全体が冷えてしまっていることもあります。
コンクリートでできているマンションのような建物は一旦冷えてしまうと暖まりにくい性質を持っているので、マンションの特に低層階や角部屋などの日光が当たりにくい部屋は、室内が暖まりにくく、冷えやすくなっています。
3つ目に、床から冷気が伝わっていることが考えられます。
部屋の中の暖かい空気が冷たい窓に触れると、空気が急激に冷やされ、冷えた室内の空気が床に下降して床が冷やされてしまうコールドドラフトという現象が起きてしまいます。
この現象により床が冷やされてしまうため足元が冷えてしまうのです。
ここからは、足元のフローリングが寒い時の足冷え対策する上で意識した方が良いポイントを2つ紹介します。
気密性とは、建物の隙間が少なく、室内と室外の熱の出入りが少ないかを意味しています。
その気密性を高めて、室外の冷気を室内に伝えさせないようにすることを意識しましょう。
そのための対策として、二重サッシや内窓を設置するなど窓をリフォームすることが気密性を高めるために有効な方法として考えられます。
断熱性とは、熱を伝わりにくくすることです。
室外の寒さを遮断して、室内に伝えないようにすることで、床や窓の冷たさを室内に伝えないようにすることが大切です。
日本人は室内では靴を脱いで生活する習慣があるので、床の冷たさを直接感じることになり、床の断熱性が十分でないと足元が冷えることにつながってしまいます。
床の断熱対策としては、フローリングにカーペットやラグを引くことが効果的でしょう。
また、窓の断熱対策としては、断熱性の高いカーテンを使用して外の冷気が室内に伝わりにくくすることが効果的でしょう。
足元や床の冷えをなんとかしたいという方には窓のリフォームが非常におすすめです。
やはり冷えの原因となる窓からの冷気の侵入をまず防ぐことが重要です。
たとえ部屋の中を暖かくしても外の冷気が室内に伝わってしまっていては意味がありません。
そこで窓をリフォームするのが非常に効果的です。
具体例としては、二重窓の設置や単版ガラスを高性能のガラスに変更するなどの対策が挙げられます。
窓のリフォームというと色々手間や時間がかかりそうなイメージがありますが、今では簡単に交換できるような製品がたくさんあるので、お気軽にリフォームできるようになっています。
また、近年では複層ガラスを用いた樹脂窓を使うのが主流になっています。
既存の窓を樹脂窓に変更することで、冬は外の寒い空気が中に伝わりにくくなり暖房効率が向上します。
夏にも外の暑い空気が中に伝わりにくくなるので、冷房効率の向上にもつながります。
その上、窓が二重なので結露防止や防音、防犯など様々なメリットが考えられます。
確かに樹脂窓を設置する際にコストはかかってしまいますが、高性能のガラスを使うことで暖房と冷房の効率が向上するので電気代やガス代の節約にもなります。
総合的に考えたときに、コストの削減につながるうえ、とても寒かった冬を以前と比べた時に格段に暖かく過ごせるでしょう。
これらのことから足冷え対策には窓のリフォームが非常におすすめです。
今回は、家で足が寒い原因とその対策として窓のリフォームが非常におすすめであることについてご紹介しました。
この内容を少しでも参考にしていただき、寒い冬の家の中で皆様が暖かく過ごすことにつながれば幸いです。
家の中で足元が寒くて悩んでいる方や窓のリフォームをお考えの方はお気軽に当社までご相談ください。
外壁の色を試行錯誤するだけでは、外観がおしゃれにならずお悩みの方は多いのではないでしょうか。
今回は、外壁の中でも目立つ部分であるバルコニーを工夫して、おしゃれな外観にするポイントをご紹介します。
家の雰囲気をおしゃれにしたい方必見の内容です。
全体の形や色などのバランスを整えると、おしゃれな外観に仕上がります。
バルコニーだけで色やデザインを考えるのではなく、外壁や窓枠などと同じ色にすると、おしゃれです。
例えば、外壁が黒と白の2色なら、バルコニーもどちらかの色にする方が、スマートな印象になります。
外壁が一色の場合は、バルコニーを違う色にしてアクセントを加えることがありますが、窓枠や屋根などの色とさりげなく同じにするとおしゃれです。
玄関タイルや門塀とバルコニーの色を合わせるのも、個性が出て良いでしょう。
1階と2階で色を変えるツートンカラーの外観の場合、どちらの色をバルコニーの色にするかは、デザイン上での重要なポイントです。
おしゃれな雰囲気の中にも可愛いやカッコいいなど様々な印象があり、合わせる色によって印象が変わります。
例えば、バルコニーを白に合わせると、シンプルで明るい印象になります。
また、青に合わせると、スタイリッシュな雰囲気を加えられます。
どの色に合わせるかは、好みによって決めると良いでしょう。
バルコニーの設置の仕方によって、外観のシルエットが変わります。
そのため、全体の見え方も意識すると良いでしょう。
例えば、キューブ型の家にしたいのであれば、出っ張りの無いインナーバルコニーがおすすめです。
キューブ型の家は、スタイリッシュでモダンであるのが魅力です。
一方で、シンプルな真四角が気に入らない場合は、バルコニーを設置することで立体感を与えられます。
横幅と出幅を工夫するだけで、大きく印象が変わるため、全体を見ながら調整しましょう。
バルコニーの素材が外壁の素材と同じだと、重い印象を与える場合があります。
外観の中でも目立つ部分であるバルコニーの素材を変えることで、外観はおしゃれになるのです。
バルコニーを軽く見せることで、外観が綺麗に見えます。
さらに、全体のバランスも良くなるのです。
軽さを出すには、バルコニーの壁にスチールや強化ガラスなどを用いることで、壁を無くすのが最も効果的です。
バルコニーのある家の中でも、特にバルコニーの面積が広い場合に効果が大きく現れます。
モダンな雰囲気が好きな方は、バルコニーに軽さを出すのがおすすめです。
ナチュラル感を出すには、優しい雰囲気にすることがポイントです。
優しい雰囲気にするには、木を使うのがおすすめです。
バルコニーに木を使うと、色味が良い上に、素材感が柔らかくなります。
そのため、ナチュラルな外観に仕上げられるのです。
木を外観の全体に用いると、ログハウスの印象を受けやすいですが、バルコニーだけであれば、木が良いアクセントとなって丁度良いバランスになります。
しかし、本物の木を用いると、布団が干しにくいことに注意が必要です。
ナチュラル感を出したいけれど布団が干しにくいのは困る、という方には木目調のサイディングを用いるのがおすすめです。
木目調のサイディングを使う際には、偽物感が出ると安っぽく見えてしまうので、事前に本物の質感と比較して決めるようにしましょう。
インナーバルコニーとは、住宅の2階以上の部分にあるバルコニーが建物の中にに引っ込んでいる状態のもののことです。
バルコニーが外側に出ているのが気になる方には、インナーバルコニーをおすすめします。
インナーバルコニーは建物の中に引っ込んでいるので、壁と屋根があるのも特徴です。
インナーバルコニーの場合も、工夫次第で外観の雰囲気を変えられます。
例えば、2階部分を1階部分より外周を大きくすることで半分だけ室内に入り込んだバルコニーを作ると、デザイン性が高く個性的でおしゃれな外観になります。
また、2階リビングにつなげたインナーバルコニーであれば、ゆっくりくつろぐことができるでしょう。
バルコニーの屋根に天窓を設置することで、インナーバルコニーにも光が多く差し込みます。
直線を生かしたシンプルモダンな外観には、インナーバルコニーが適しています。
バルコニーが外に飛び出していないため、すっきりした印象が与えられるのです。
今回は、バルコニーを工夫しておしゃれな外観に仕上げるコツをご紹介しました。
全体の色や形のバランスを考えたり、バルコニーの素材や構造を工夫したりすると、おしゃれな外観に仕上がります。
当社では、デザイン性にこだわった家づくりを実現しております。
家の外観をおしゃれに仕上げたい方は、ぜひ当社にご相談ください。
北に玄関があると、家が寒くなりそうだと感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、北に玄関がある家には多くのメリットがあります。
今回は、北に玄関がある家でも快適に過ごせるように、家事動線をスムーズにするポイントや暖かくて暮らしやすい家の間取りをご紹介します。
北玄関のメリットを生かすことで、南や東に、日差しを取り入れたいLDKやランドリールームを配置しやすくなります。
1.冬でも明るく、暖かい時間が多い家になる
北に玄関を作ることで、南には居室を多く作れます。
そのため、冬でも南からの日差しをしっかりと受けられる家になるのです。
日が室内に差し込むことで、明るく暖かい家になります。
その結果、電気や暖房を使う頻度が少なくなり、光熱費が抑えられます。
2.夏に玄関内部の温度が上がるのを防げる
北側にある玄関は、日が当たりにくいです。
そのため、玄関内部の温度上昇を防げます。
暑い外から帰ってきた際に最初に通る玄関が外よりも涼しいと、気持ち良いですよね。
3.玄関ドアの劣化を抑えられる
玄関が北側にあることで、外の影響を直接受けやすい玄関ドアにも直射日光が当たりません。
劣化の原因となる紫外線の影響を受けにくいため、玄関ドアが長持ちするのです。
日が差し込まないことが原因のデメリットが、3つあります。
・冬が寒い
・暗い時間が多い
・玄関周辺に植物が欲しい場合は、日陰でも育つものに限られる
これらのデメリットは、採光と通風の確保を工夫することで解決できます。
まず、採光に関しては、南や東からの光が玄関まで届くように、窓やドアの配置を考えましょう。
そして、寒いと生じやすくなる結露やカビを防ぐために、玄関内の空気を循環させることも大事なのです。
通風を確保するために、玄関に窓を配置したり、換気できる排気口を設置するなどを検討すると良いでしょう。
キッチンは、3食を用意する場所であり、毎日の家事の中心となります。
料理以外にも洗濯やトイレ掃除など多くの家事を効率良くこなすために、リビングダイニングや洗面脱衣所、そしてトイレなど家事に関係のある場所をキッチンを中心に回遊できる間取りにすると良いでしょう。
お子さんのいる家庭では、対面キッチンがおすすめです。
対面キッチンであれば、料理しながら、リビングにいる家族の様子を確認できる上に、食事前後は家族も配膳や片付けを協力しやすくなります。
洗濯して、干して、洗濯物を取り込んで畳むという一連の動作をスムーズにこなすためには洗濯動線が重要なのです。
洗濯する場所と干す場所の距離を短くすることが洗濯動線を良くするポイントです。
1階のデッキやテラス、2階のベランダまでの動きを確認してみましょう。
また、干すスペースの工夫としては、サンルームを設置したり、吹き抜けの上部に洗濯物を干すスペースを作ったりなどして室内干しを活用することが挙げられます。
移動が負担に感じる方は、洗濯に関する家事を一つの部屋で行える、ランドリールームや洗濯室を設置するのも良いでしょう。
室内干しがメインの家庭にはおすすめです。
朝は通学や通勤の準備をしてスムーズに玄関までいける間取りになっているか、そして帰宅後は着替えて鞄を置いて、手を洗うまでの流れを確認しておきましょう。
最近では、帰宅後すぐに手を洗えるように洗面脱衣所とは別に、玄関や廊下に手洗い場を設置する間取りも増えています。
また、ゴミ出しをスムーズに行うためには、玄関近くにゴミを一時置きできる土間スペースを設置するのがおすすめです。
・リビングが吹き抜けの家
リビングの天井を無くして吹き抜けにすることで、解放感があふれるのです。
南側にリビングがあるため、光が多く差し込み、気持ちの良い朝を迎えられる間取りになります。
さらにリビングを吹き抜けにすることにより、2階にいる家族とのコミュニケーションが取りやすくなるのです。
・太陽光の暖かさと木のぬくもりを感じる家
壁やインテリアをウッド調にすると、落ち着きのある空間になります。
南にあるリビングには、L字型に窓を設置することで、一方向に窓を設置するよりも、多くの光を取り入れられます。
また、ウッド調の壁と植物インテリアを組み合わせることで、爽やかで居心地の良い空間が実現できます。
・シンプルさを重視した無駄のない家
吹き抜けリビングに加え、ウッドデッキの中庭を作るのはいかがでしょうか。
リビングも中庭も道路からの視線が届かないように設計すると、一目を気にせずにゆっくりできます。
そして、玄関には大容量のシューズクローゼットを作ることで、靴を片づけやすくするのです。
くつろぎやすさや収納を重視した、暮らしやすい間取りです。
今回は北に玄関がある家のメリットと実例を、家事動線をスムーズにするポイントとともにご紹介しました。
北に玄関があることで、毎日長い時間を過ごすLDKを、光が多く差し込む南側に配置できます。
当社では住み心地の良さを大事にする上に、デザインにもこだわって家づくりをしております。
北に玄関がある家を検討する際には、ぜひ当社にご相談ください。
今回は、マイホームの敷地内に駐車場の設置を検討している方に向けて、インナーガレージのメリット・デメリットや注意点、成功するためのポイントについてご紹介したいと思います。
家にオリジナリティを求めている方にもインナーガレージは非常におすすめなので、ぜひ参考にしてください。
インナーガレージとは、建物内に駐車スペースを取り入れ、シャッターやドアなどを取り付けたガレージのことです。
この章では、インナーガレージを設置するメリットをいくつか紹介します。
住居スペースの下にガレージを設置できるので、駐車場のためだけに新しく土地を用意する必要がなく、土地を有効活用できます。
シャッターやドアを設置したインナーガレージは外から中が見えないので、防犯性が高いと言えます。
また、雨風や紫外線が原因で塗装が色あせたり禿げたりすることがなくなり、劣化の原因を未然に防止できます。
インナーガレージは駐車スペースが住宅の中に設置されているので、雨に濡れずに家の中に入れます。
また、家の屋内とガレージの動線が近くなるので、買い物をした際の移動が短くなり、日々の移動が楽でスムーズなものになります。
インナーガレージは屋内に設置されているので、自分の趣味の部屋に使用できたり、子供の遊び場としても活用できます。
さらに、居住スペースには大きくて入らないものもインナーガレージには収納できます。
駐車場スペースだけでなく収納スペースとしても利用可能です。
この章では、インナーガレージを設置する際に生じるデメリットについてご紹介します。
1つ目は、1階部分は居住スペースに使える部分が限られるということです。
1階にはガレージを設置するので、居住スペースは必然的に2階以上に作る必要があります。
また、車を2台以上ガレージに所有する場合、出入口を広くする必要があるので、ガレージの強度を上げるために柱を補強しなればいけません。
そこで、この補強をデザインとして取りいれて、インテリアとして新たな楽しみ方もできるでしょう。
補強として壁を設置して、そこに新たな収納スペースを作って活用するのも1つの手です。
2つ目は、騒音が外にあるガレージに比べて響きやすいことです。
ガレージ内で車やバイクのエンジンをかけると、駐車スペースと居住スペースが近いので、家全体の騒音が響きわたってしまいます。
また、インナーガレージにはシャッターを設置するので、そのシャッターの開閉音にも気をつける必要があります。
防音性能のある部屋を作れば、あまり音に対して意識しすぎる必要はありませんが、ガレージの近くや真上には寝室を設置するのは避けた方が無難でしょう。
この章では、インナーガレージの設置を成功させるために意識するべきポイントを4つご紹介します。
1つ目は、インナーガレージの広さを車の種類や広さによって決定することです。
保管する車の種類や数によって確保するべきスペースの広さは違います。
車のサイズや台数を事前に把握して、ガレージ内で乗り降りしやすい幅や車間の距離などを考慮して工事する必要があるでしょう。
2つ目は、ガレージの活用方法を事前に決めておくことです。
ガレージを駐車スペースのみに使用するのであれば、余分なスペースを設置せずにコンパクトなガレージを設置した方が良いでしょう。
また、駐車スペースだけでなく趣味のための場所、お子様が遊ぶ場所などガレージスペースを多目的に有効活用したい場合は、それぞれの目的に則した設計を行う方が良いでしょう。
そうすることでいざ使用する際に使い勝手が良いので、事前に活用方法をリストアップしてから工事に取りかかるようにしましょう。
3つ目は、ガレージから居住スペースまでの動線を考えて設置することです。
住宅内に組み込まれているインナーガレージの特徴を生かして、居住スペース内にスムーズに移動するために効率の良い動線を考慮してインナーガレージを設置しましょう。
また、排気ガスや騒音などにも配慮して、居住スペース内の間取りも検討して理想のライフスタイルを考えましょう。
4つ目は、ガレージと居住スペースのつながりを意識することです。
ガレージと居住スペースが繋がっているので、なるべく排気ガスや騒音、匂いなどが部屋に漏れ出さないように気密性や防音性に優れたドアを設置したり、換気するための窓や換気扇を設置したりすることも大切です。
今回は、インナーガレージのメリットとデメリット、注意点についてご紹介しました。
インナーガレージは、使い方次第で非常に便利なものであり、間取りに気をつければ過ごしやすいものとなっています。
マイホームのインナーガレージの設置をお考えのお客様はお気軽に当社までご相談ください。
せっかくの家が「ダサい」と思われたくありませんよね。
そこで当記事では、一般的にダサいとされる家の特徴とローコストでも快適でおしゃれな家を実現するためのポイントについて解説します。
低価格でありながら魅力的な家を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
個々人の好みと同様に、家を建てる際の予算も様々です。
例えば、「将来の子供の教育費に余裕を持ちたいので、予算を抑えた家を建てたい」というケースがあります。
そのような方々に人気なのが、一般的に「ローコスト住宅」と呼ばれる住宅です。
ローコスト住宅に明確な定義はありませんが、一般的には坪単価が40万円以下で建てられ、総費用が1000万円台で抑えられた住宅を指します。
大手ハウスメーカーが提供する住宅の坪単価が70万円以上することを考えると、ローコスト住宅はより予算を抑えて家を建てられる選択肢といえます。
しかしながら、ローコストで建てられた家には、住み心地やデザイン面で不満があるというケースも時折聞かれます。
低価格で家を建てることは素晴らしいことですが、せっかく建てた家が安っぽい印象を与えてしまう場合、ダサいと思われてしまう恐れがあります。
しかし、家を建てる時にコストをかけなければおしゃれな家を作れないという訳ではありません。
そこで、低価格でもおしゃれで魅力的な家を建てるためのポイントを押さえることが大切です。
低価格でもおしゃれで魅力的な家を建てるためには、まずはどんな家がダサいとされるのか、共通する特徴を押さえておきましょう。
・建材や素材が安っぽい
ダサい家の特徴としては、建材や素材の品質やデザインが安っぽく見えることがあります。
例えば、安価な合成材や粗悪な質のフローリングなどは傷や汚れが目立ちやすいです。
そんな安っぽい建材や素材の傷、汚れは、質感や耐久性に欠けた印象を与えるでしょう。
・統一感のない内装
ダサい家では、内装の統一感が欠如していることがよく見られます。
異なるスタイルやテーマの要素が混在していると、調和のとれていない印象を与えます。
そんな印象を与える原因としては、色の組み合わせや素材の選択が一貫性を欠いていたり、家具やインテリアの配置が無秩序であったりすることです。
そこで、内装には統一感を意識することが大切です。
・ありきたりな間取り
ダサい家では、ありきたりな間取りが見受けられます。
ありきたりな間取りとは、仕切りが多い部屋や壁付けキッチンなどの昔からある間取りで、これらは古臭い印象を与えることがあります。
そして、使い勝手や生活スタイルに合わなかったり、効果的にスペースを活用していない配置だったりします。
そんな間取りは特別な魅力や工夫がないため、印象に残りにくくなってしまいます。
・建物にメリハリをつける
建物の形状や屋根の形を工夫することで、奥行き感や印象が変わります。
例えば、スタイリッシュな片流れや陸屋根は魅力的です。
また、外構の要素も考慮し、カーポートや門柱・門扉、植栽などで高級感やおしゃれ感を演出しましょう。
・窓の位置や種類を工夫する
1階と2階の窓の位置を揃えることで、外観をすっきりと見せられます。
さらに、上げ下げ窓やすべり出し窓、ルーバー窓、FIX窓など窓の種類を使い分けることで、おしゃれさを追求しましょう。
・外壁材や色選びを慎重に行う
外壁は家の第一印象を左右するため、素材や色柄の選択には注意が必要です。
おすすめはサイディングやALCパネル、タイル、モルタルなどの外壁材です。
・間取りを工夫する
注文住宅では、間取りの工夫が重要です。
吹き抜けや高天井などの開放的な要素を取り入れることで、おしゃれな雰囲気を演出できます。
ただし注意点としては、空調や掃除の面でのデメリットに留意しなければなりません。
また、収納スペースを確保し、生活感の少ない内装を目指しましょう。
・色の基本を知る
内装や外装の色選びにおいて、配色の黄金比率を意識しましょう。
ベースカラー70パーセント、メインカラー25パーセント、アクセントカラー5パーセントのバランスが美しいとされています。
この比率を崩さずに色を選ぶことで、調和の取れた印象を実現できます。
・インテリアのテイストを決める
インテリアのベースとなるテーマを最初に決めておくと、内装材や家具の選択がスムーズに進みます。
和モダン、レトロ、アジアンスタイルなど、自分の好みやイメージに合ったテーマを具体化しましょう。
・アクセントにするところを明確にする
内装材の選択時には、アクセントにする要素を明確にしましょう。
眺望の良い窓や壁の一部にタイルやエコカラットなどを取り入れることで、おしゃれなポイントを演出できます。
さらに、エコカラットは調湿効果や脱臭効果などのメリットもあるので壁のアクセントにおすすめです。
ダサい家に共通する特徴を把握しておくことで安っぽい・ダサいというような家にならないように対処しましょう。
おしゃれで魅力的な家を目指す場合には、建材や素材の選択に注意し、内装の統一感を重視し、個性的で機能的な間取りを考慮することが重要です。
新築の黒い外壁に憧れている方はいらっしゃいませんか。
黒色の外観にはいくつかのメリットがありますが、注意しなければ失敗に感じてしまうこともあります。
そこで今回は、「黒い外壁を採用するメリット」、「黒い外壁を採用した失敗談」、「黒い外壁を取り入れる時の注意点」について紹介します。
黒い外壁を採用する場合には、以下の3つのメリットがあります。
・上品で洗練された外観を演出する
黒い外壁は、風格や高級感、重厚感などの洗練された雰囲気を引き出すカラーです。
和モダンやスタイリッシュなデザインの住宅に特に相性が良く、伝統的な町家やモダンなキュービックハウスなど、様々なスタイルにマッチします。
・他の色との組み合わせが容易
無彩色である「黒」には、他の色との組み合わせがしやすいという特徴があります。
色味が少なく刺激の少ない色であるので、他のカラーとの調和が容易であり、コーディネートがシンプルです。
黒色は控えめに存在感を主張しながら、他の鮮やかな色を引き立てる役割を果たします。
例えば、黒い外壁のポストのワンポイントに鮮やかな差し色を取り入れることで、魅力的なアクセントを演出できます。
このような、適切なコーディネーションによって黒い外壁の家は周囲の環境や住宅と調和し、統一感を持たせられます。
・色あせしにくい特性を持つ
黒色には、色あせしにくいという特性があります。
黒以外の外壁塗料の顔料は紫外線や雨によって徐々に色あせしていきます。
しかし、黒系の顔料であるカーボンブラックは、原子同士の結合が強いので紫外線による劣化がほとんど見られません。
そのため、黒い外壁は長期間にわたって鮮明な色合いを保てます。
ただし、黒色の場合でもツヤがなくなることで色味が変わることに注意が必要です。
黒い外壁の欠点から、採用して失敗したと感じることもあります。
そこで、ここでは黒い外壁を採用したことによる失敗談について紹介します。
・傷や跡が目立ちやすい
黒い外壁には、傷や跡が目立ちやすいという課題があります。
特に、表面に付着したキズや引っかき傷は、他の色よりも目立ちやすくなります。
このため、外壁のメンテナンスやケアには細心の注意が必要です。
定期的な塗装や汚れの除去を行い、外観の美しさを維持することが重要です。
・汚れが目立ちやすい
汚れも黒い外壁では目立ちやすいという課題があります。
埃や雨水の跳ねなどが黒の表面に付着すると、目につきやすくなります。
特に都市部や交通量の多い場所では、大気中の汚染物質が付着しやすく、外壁の汚れが目立つことがあります。
そのため、立地に合わせて適切な外壁の色を選択することが重要です。
・外壁がすごく熱くなる
黒い外壁は熱を吸収しやすいため、外壁の温度が高くなるという課題もあります。
特に暑い地域や夏の季節には、外壁が非常に熱くなります。
これにより、室内の温度上昇や冷房効率の低下が生じる可能性もあります。
適切な断熱材の使用や、日除けの設置などを検討することで、熱の影響を軽減することが重要です。
外壁を黒色にする場合は、注意点を押さえることでおしゃれな家にできます。
そこで、外壁に黒色を取り入れた時に失敗しないためのポイントについて紹介します。
・単色にせず、アクセントを加える
黒い外壁をオシャレに見せるためには、単色にせずにアクセントを加えることが重要です。完全に黒一色にすると、安っぽく見える恐れがあります。
そのため、木目のアクセントを取り入れる工夫をすると、和モダンなおしゃれな雰囲気を演出できます。
また、玄関ドアや窓、他の色との切り替え部分を作るなど、バランスを考慮したデザインにすることで、よりオシャレな印象を与えられるでしょう。
・素材選びにこだわる
黒い外壁を選ぶ場合、素材選びは非常に重要です。
素材によって「汚れにくい」や「色あせしにくい」といったメリットがあります。
黒の外壁は一般的に劣化が早いと言われていますが、耐久性や耐候性に優れた素材を選ぶことで外壁の美観を長期間維持することが可能です。
・景観に配慮する
黒い外壁を採用する場合は、建てる場所の景観に配慮することも重要です。
周囲の住宅の外壁が白で統一されていたり、地域の景観条例によって外壁の色が制限されていたりする場合があります。
近隣の意見や規制に注意して、黒い外壁が景観に適しているかどうかを慎重に検討する必要があります。
・過度なツヤや濃い黒を避ける
黒い外壁を選ぶ場合は、過度なツヤや濃い黒を避けることも重要です。
濃い黒やツヤのある黒は、色味が変わりやすい傾向があります。
一方、薄い色合いの黒は紫外線による劣化が目立ちにくいと言われています。
そのため、適度な色合いや光沢を持つ黒を選ぶことで、外壁の美観を長期間にわたって保てるでしょう。
黒い外壁は、洗練された雰囲気を持ち、他の色との組み合わせが容易であり、色褪せにくい特性を持つことから、長期間にわたって外観の美しさを維持できます。
その一方で、黒い外壁の採用には、傷や跡の目立ちやすさ、汚れの目立ちやすさ、外壁の熱の問題などの課題が存在します。
これらの課題に対処するためには、アクセントを意識したり、素材選びにこだわるようにしましょう。
注文住宅は決めることがたくさんあり、その中でも見落とされがちなのがお風呂の広さです。
お風呂は家族構成やライフスタイルに合わせて広さを変える必要がありますが、平均的な大きさが決まっているので、注意深く確認しなければいつの間にか決まっていたということもあり得ます。
毎日の疲れを癒すお風呂だからこそ少しでも後悔を減らすために、浴室の広さについて基本的な知識を持って家づくりに挑みましょう。
家に設置されるお風呂は、「ユニットバス」または「システムバス」と呼ばれることが多いです。
それぞれの特徴を見てみましょう。
浴室付きの客室のあるホテルを頻繁に利用する方は、ユニットバスというとトイレとお風呂が一体になっているものを想像するかもしれません。
しかし、実際にトイレとお風呂が一緒にある浴室が戸建てに備え付けられることはほとんどありません。
ユニットバスとはもともと、浴室や壁・天井・床などお風呂に必要なパーツがあらかじめ工場で作られて、できあがった状態のものをセットで販売するスタイルのバスルームを指します。
現地では組み立てるだけの状態で売られてるものは、すべてユニットバスと呼ばれます。
システムバスは、最新の機能を備えた多機能バスルームのことです。
人々の癒しを追求するべく、近年お風呂はますます進化しています。
追い焚き機能や岩盤浴システムなど、オプションで追加できるような機能を持ったお風呂が、そのシステムの機能性の高さからシステムバスと呼ばれるようになりました。
注文住宅で耳にするのはユニットバスが多く、水回りのリフォームの際にはシステムバスと呼ばれる方が多い傾向にあります。
あまり深く知る必要はありませんが、呼称で混乱しないためにも軽く覚えておいてください。
浴室の最適なサイズは各ご家庭の人数によって変わりますが、一般的な規格は0.75坪~1坪です。
1坪は約2畳分なので、畳で数える時は2分の1にしてください。
基本は1坪あれば十分と言われていますが、子育てや介護などで広さに余裕がある方が良い場合は1.25坪や1.5坪のものもあります。
また浴槽の広さも見ておくことが大切です。
浴槽が狭すぎると窮屈でくつろげないためもちろん良くありませんが、お風呂はお湯を沸かしたり溜めたりするのにも毎日お金がかかるので、ただ広すぎるだけのものでは維持費で後悔してしまいます。
以下を参考に、希望する浴槽のサイズをある程度絞っておきましょう。
〈浴室のサイズとサイズ感〉
・~100センチメートル…成人女性でも足を曲げて入る形でゆとりがない。最も狭い
・~130センチメートル…身長160センチメートル前後の方ならゆったり入れる
・~140センチメートル…身長180センチメートルの方でも膝を少し曲げれば入れる
・~160センチメートル…広め。ゆったりと膝を伸ばしてお湯に浸かれる広さ
・~180センチメートル…親子入浴でも余裕をもって入れる
先ほども触れましたが、お風呂は近年進化し続け、種類もたくさん増えています。
浴槽を選ぶ際にどれにすればいいか分からないと迷う方も多いでしょう。
そんな時は、ぜひ3つのポイントを意識してみてください。
お風呂は家の中で最も湿気が溜まる場所であり、カビやコケの発生を抑えるために日々の掃除は欠かせません。
汚れが落ちにくい素材は掃除の手間がかかり面倒になってしまうので、できるだけ楽にお手入れできる素材でできた浴槽を選ぶのがおすすめです。
浴槽で一般的な素材はガラス繊維強化プラスチックですが、ホーローや人工大理石、ステンレスなどで作られているものもあります。
お子様がいるご家庭ではお子様の安全のために、浴槽内に腰掛けられる段差がほしいと希望される方もいらっしゃいます。
逆にゆっくり足を伸ばして入りたいので段差は不要という声も聞きます。
さらに浴槽のデザインもバリエーションが増え、カラーも選択できるようになりました。
形やデザインは幅広くあるので、自分のニーズにマッチしている浴槽を選んでください。
お風呂の広さはメジャーで測ってもあまりよく分かりません。
自分がお風呂づくりにどんな希望を持っているのかが分かったら、ぜひ実際にショールームに足を運んで各メーカーの浴槽を体験してみてください。
さまざまな種類がある中で、きっとベストだと思えるお風呂に出会えるはずです。
ショールームでは、お風呂に付けられるオプションやシステムについてもメーカーの担当者から直接教えてもらえます。
せっかくショールームにいくなら、そちらもぜひ聞いてみてください。
毎日使う場所だからこそ、お風呂づくりでは利便性はもちろん浴室の広さや浴槽のサイズにもこだわるのが大切です。
ご家族の人数やライフスタイルに合わせたサイズを選ぶことで、より楽しいバスタイムを実現させられます。
ぜひ本記事でご紹介したサイズ感や一般的なサイズをもとに、お風呂づくりに臨んでみてください。
モダンなデザインの住宅は、外観がおしゃれで見惚れてしまいますよね。
新築を建てるなら大人な雰囲気の家にしたいと憧れている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな理想を叶えるヒントとして、おしゃれな外壁材の代表であるガルバリウムの家づくりをご紹介します。
ガルバリウムの家に使われるのが「ガルバリウム鋼板」という素材です。
ガルバリウム鋼板は、1900年代後半にアメリカで生まれたアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の呼称で、「ガルバ」または「GL鋼板」と呼ばれることもあります。
金属製でほどよい艶が高級感を醸し出しているものの、素材そのものはシンプルで見た目はスタイリッシュな印象を覚えます。
見た目のスマートな雰囲気は、まさにシックな雰囲気の家づくりにちょうどいいのです。
またカラーバリエーションも豊富で、お好みのカラーを採用して見た目をアレンジできるのも嬉しいポイントです。
アクセントとして雨樋やベランダ周りに別色を採用するのもおすすめです。
ガルバリウムの家を建てることには、大きく分けて3つのメリットがあります。
先述の通り、高級感がありながらもシンプルな見た目の素材はおしゃれな家づくりに非常に適しています。
カラーバリエーションについても、他ではなかなか揃わない黒や紺などの暗色もあるので、濃い色の外壁を採用したい方にもおすすめできます。
ガルバリウム鋼板は本体が薄い一枚の金属の板なので、他の外壁材、特に日本で普及しているサイディングに比べても非常に軽いです。
そのため耐震用の下地や建物そのものに負担がかかりにくく、地震の際にも安心できます。
近年地震が多くなっている日本では、このメリットはとてもありがたいポイントでしょう。
ガルバリウム鋼板に含まれている亜鉛は、鉄の腐食を防ぐ特性を持っています。
何かの拍子にガルバリウムが傷ついて鉄が露出してしまっても、亜鉛が傷を保護して錆を防いでくれるので、そもそも腐食しづらいという特徴があります。
さらにガルバリウムに含まれているアルミニウムはトタンやアルミなどの他の金属に比べて錆びにくい金属です。
上記で紹介した亜鉛の力と、もともとのアルミニウムのポテンシャルが合わさって、メンテナンスの手間が省ける最強の金属板になっています。
メンテナンスは時間も費用もかかってしまうのでなるべく回数をかけたくないとお考えの方も多いでしょうが、そんな方にこそガルバリウムの家をおすすめできます。
採用する際の注意点についても見ていきましょう。
それぞれの素材の得手不得手を知っておくことで、採用してからトラブルが発生しても落ち着いて対応できます。
ぜひ採用の前にご確認ください。
注意点1.海岸エリアや砂塵が多い地域にはおすすめできない
ガルバリウムの家を建てる際、塩害地域と砂塵地域は避けた方が良いとされています。
いくら錆びにくいとは言えガルバリウムも金属なので、海岸から約1キロメートルの範囲内は潮風の影響で錆が発生しやすくなります。
近年潮風の影響から外壁材を守るフッ素加工も進化していますが、他の地域に比べると劣化は早いです。
同様に砂ホコリも錆を発生させるリスクが高くなるので、他の素材を選ぶのが無難です。
注意点2.傷つきやすい
ガルバリウム鋼板の表面のメッキ層はとても薄く、何かの拍子に傷がついてメッキが剥がれると錆が発生するリスクは跳ね上がります。
外壁をなるべく傷つけないためには、外部からの刺激をなくすのが一番いいでしょう。
重いものを立てかけたり洗浄時に強くこすったりすると傷がついてしまうので、優しくていねいに扱うのが最善です。
さらにガルバリウムは金属なので、他の金属にある錆から錆が移る「もらい錆」にも注意が必要です。
注意点3.断熱材一体型を採用する
ガルバリウムの最大の欠点として、断熱性の低さが挙げられます。
金属ならではの熱伝導の高さゆえ、ただのガルバリウム鋼板では夏は暑く冬は寒く、冷暖房効率も低い家になってしまいます。
断熱性は家を建てる上で最も重視しておくべき項目の1つであり、暑さ寒さに影響されない家づくりが暮らしの快適さを左右すると言っても過言ではありません。
住宅の外壁材にガルバリウムを採用する際は、発泡ウレタン断熱材が一体化しているものを選ぶようにしましょう。
おしゃれでシックな雰囲気で、かつメンテナンスを楽にしてくれる家を作りたいなら、ガルバリウムの家がおすすめです。
カラーバリエーションも豊富で、理想の家を実現するのに最適な外壁材になりうるでしょう。
ただし金属素材なので錆に注意する必要があり、また熱伝導率の高さから断熱性は低いです。
欠点もしっかり押さえた上で、ぜひ採用をご検討ください。
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