新築の内装について調べても、たくさんありすぎてなかなかデザインが決められないという方は多いと思います。
どこから手をつければ良いのかと途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。 そこで今回は、新築の内装の決め方について紹介します。 テイストや色味を押さえて、おしゃれな新築にしましょう。
まずは、どのような内装のテイストにするかを決めておくと、内装の全体像が浮かびやすくなり、統一感のあるおしゃれな新築に仕上がります。
ここでは、代表的な内装のテイストをご紹介しましょう。
あなたのお好みのテイストを見つけてくださいね。
1つ目は、モダンスタイルです。
モダンというと「現代的な」という意味合いがありますが、具体的にはシンプルでスタイリッシュに仕上げたデザインのことを指します。 装飾が少なく、無駄がないので、流行にも左右されず飽きが来ないと、安定した人気を誇ります。 清潔感や洗練されたかっこよさのある新築にしたい場合は、このモダンスタイルにすると良いでしょう。
2つ目は、ナチュラルスタイルです。 無垢材などの天然素材や、木綿、麻などの自然素材を使い、素朴な温かさを演出します。 落ち着いた雰囲気は、どんな間取りやインテリアにも馴染むのでおすすめです。 白を基調にすると、今流行りの北欧風にもできますよ。
3つ目は、アメリカンスタイルです。 一口にアメリカンスタイルといっても様々なスタイルがあります。 例えば、ヴィンテージやガレージハウス、カントリースタイル、ログハウスなどです。 大胆で少し懐かしさを感じるスタイルが人気です。
4つ目は、アジアンスタイルです。 アジアンスタイルにすると、アジアンリゾートのようなエスニックな雰囲気のある内装に仕上がります。 高級感がありながらも、木材やラタンが癒しの空間を作るので人気です。
5つ目は、シックスタイルです。 黒やダークブラウンでまとめて、高級感を演出します。 洗練されたかっこいい雰囲気が、年代を越えて愛されています。
テイストを決めたら、次はお部屋全体の色味を決めていきましょう。
インテリアだけでなく、壁や床などの内装も考えます。
新築の内装をおしゃれに見せるためには、色のバランスを整えて統一感を出すことが大切です。
色を決める際は、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3つに分けて考えましょう。
ベースカラーとは床や壁などの色味を指し、お部屋全体の7割を占めます。
内装の印象を大きく左右するので、先ほど決めたテイストに合わせて、イメージをしながら決めていきましょう。
ベースカラーは、その後の家具や小物を選ぶ際の重要なポイントとなるので、慎重に決めてくださいね。
メインカラーは内装の3割ほどを占める色を指します。
ソファなどの大きめの家具の色や、カーテン、ラグの色がメインカラーです。
ベースカラーと上手に調和させるとおしゃれな内装へと仕上がりますよ。
メインカラーを選ぶ際は、色調に注意したいですね。
アクセントカラーは、インパクトのある色や鮮やかな色で、内装の印象をぐっと引き締める役割があります。
小物やクッションなどに使うと、内装のポイントになるでしょう。
これら3つのカラーの配色を整えると、それだけでおしゃれな内装へと仕上がります。
統一感を意識しながら考えてみましょう。
ここまで、新築の内装のテイストと色の決め方をご紹介しましたが、全体の決め方の手順を伝授いたします。 新築の家づくりの際は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、様々なデザインを見てイメージを膨らませましょう。 気になったデザインの画像はどんどん保存していき、時間が経ってからもう一度見て厳選していきましょう。
次に、ご家族の意見をまとめましょう。 新築に住むのはご家族全員ですので、みんなが居心地の良い内装にしておきたいですよね。 そのために、ご家族全員が納得できる内装を考えましょう。
そして、先ほど紹介したように、テイストを決めて、色味を考えていきます。 キッチンやドア、窓枠などの部分もしっかりと調和を意識しましょう。
最後に、照明を決めます。 照明はペンダントライトやシーリングライトなど、様々な種類がありますよね。 それぞれに全く異なる雰囲気を演出するので、お部屋のイメージと合わせながら考えていきましょう。 部屋の用途によって明るさも配慮すると、機能面でも申し分ない仕上がりになります。
今回は、迷いやすい新築の内装の決め方について紹介しました。
新築の内装は、テイストや色味を押さえた上で、全体の統一感を大切に決めましょう。
まずは良いデザインを色々見て、良いと思うものを取り入れることから始めてくださいね。 色味は3色におさえ、割合をしっかりと押さえるとおしゃれ上級者になれます。
今年の冬は都心でも雪が降り、寒さの続く日々が目立ちましたね。
そのような寒さの中でも、あなたの家は暖かく過ごせていたでしょうか。
少しでも寒さを感じたのであれば、新築は家中暖かい家にしましょう。
今回は、家中暖かい家の秘密を紹介します。
ぜひご覧ください。
家にいながらも、いつの間にか「寒い」が口癖になってしまってはいませんか。
実はそれ、かなり危ない状態です。
寒い家は、居心地が悪いですよね。
しかしそれ以外にも、健康に悪影響を及ぼすという弊害もあるのです。
例えば、寒い家はヒートショックを引き起こす可能性を高めます。
ヒートショックとは、部屋による温度差によって血圧が急激に変化することで、様々な病気を引き起こしてしまうものです。
特に高齢の方の発症が多いですが、若い方の死亡例もあります。
交通事故よりも発生率が多く、決して侮れません。
ヒートショックは特に冬に起こりやすく、部屋による温度差をなるべく少なくする重要性がわかります。
冬であっても家中暖かい家は、こうした命を守る部分にも大きく貢献するのです。
さらに、シックハウス症候群を引き起こしてしまう可能性も高めます。
シックハウス症候群は、換気をして原因物質を外に排出することで防げますが、寒い家というのは気密性が低く、家の様々なところに隙間ができています。
これが換気の邪魔をしているのです。
一見、隙間があると逆に換気されやすいのではと思いますよね。
しかし、隙間から排気口に近い場所から入った空気が吸気されてしまうと、結局汚い空気が部屋に入ってくることになり意味がなくなってしまう事態が発生します。
このように原因物質を含んだ空気を吸い続けてしまうと、シックハウス症候群を発症してしまう可能性が高まってしまうのです。
寒い家はこの他にも集中力の低下や寿命の縮みなど、様々な弊害を引き起こします。
新築の家づくりでは、暖かさにこだわるべき理由がおわかりいただけたのではないでしょうか。
それでは、家中どこにいても暖かい家にするためにはどうすれば良いのでしょうか。
家中暖かい家をつくる3つの秘密をご紹介します。
断熱というのは、熱を断つということです。
つまり、家の中を暖めている熱を外に逃さないようにし、さらに冷気が室内に入ってこないようにします。
この断熱性能が低いと、床や壁、天井などの外気と接している部分が冷え、部屋の中が寒くなってしまいます。
寒くなると暖房をたくさん稼働させて暖めようとしますが、結局空気は冷えてしまうので光熱費がかさんでしまいますよね。
しかし、断熱性能が高ければ、暖房設定が22度程度でも室内温度は20度くらいになり、体感温度をあげることができます。
暖房効率も上げられるので、光熱費を抑えられるでしょう。
さらに、先ほど紹介したヒートショックの発生も抑えられるので、ご家族の健康や命を守ることにも繋がります。
家中暖かい家にするには、断熱性能を高めましょう。
気密とは、密閉された状態であることを指します。
外気との空気の行き来を遮断するので、暖めた空気が外に逃げてしまうのを防ぎます。
夏や梅雨の時期の外の湿った空気を中に入れない働きもあります。
この隙間のない状態が、家中暖かい家の3つ目の秘密に大きく貢献します。
換気は、空気を綺麗にする目的でやりますよね。
意識的に窓を開けて換気をしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、窓を開けて換気をすると、外気の冷たい空気で冷えてしまったり、汚染された空気が入ってきたりしてしまいます。
汚染された空気とは、花粉やPM2.5、黄砂などが当てはまります。
そこで力を発揮するのが、24時間換気システムです。
浄化した空気を家の中に入れてくれるので、いつの間にか新鮮な空気を取り込めるようになっています。
このシステムは2003年に設置が義務付けられるようになりましたが、その換気システムのせいで室内の温度が下がってしまうこともあります。
せっかく断熱性や気密性が高くても意味がないので、換気システムを選ぶ際は、新鮮な空気を取り込みつつも室内の温度を変えない物を選びましょう。
家中暖かい家の間取りは、仕切りが多い個室よりも吹き抜けのように、天井が高くて開放的な空間の方が良いでしょう。
吹き抜けは寒いとよくいわれるので心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは家中暖かい家の秘密を守れていないからです。
もちろん、空間が広いので暖房が効くまでに時間はかかりますが、熱が逃げてしまうことはありません。
一度暖まれば、家中が暖かくなるので、温度差を減らせるようになりますよ。
また、シーリングファンをつけるのもおすすめです。
暖かい空気は上に溜まりやすいので、シーリングファンで下に落としてあげましょう。
空気を循環させて、効率よく暖めていくと、光熱費の削減にも繋がりますね。
今回は、家中暖かい家の秘密を紹介しました。
寒い家は健康に悪影響を及ぼします。
断熱、気密、換気の3つの秘密を守って、家中暖かい家づくりを実現していきましょう。
新築に床暖房をつけるかって、かなり悩みますよね。
寒い時期は足元が冷えるので、床から暖めてくれる床暖房は重宝しますが、やはり気になるのは電気代でしょうか。
この記事では、床暖房の種類や電気代を紹介します。
他の暖房器具と比較しながら確認していきましょう。
床暖房の電気代は、床暖房の種類が「電気式」か「温水循環式」かで大きく変わります。
それぞれの特徴や電気代を見ていきましょう。
電気式の床暖房は、その名の通り、電気を熱源としています。
熱源機が不要なので、手頃な初期費用ですぐに設置できます。
設置が簡単だと、リフォームで後から取り入れたとしても便利ですね。
気になる電気代は、10畳で3,000円から7,000円程度とランニングコストは割高です。
やはり熱源が電気のみなので、火力は弱く、電気代は高くなりやすいでしょう。
温水循環式は、熱源がガスとヒートポンプに分けられます。
ガスエンジンタイプは火力が強く、つけたらすぐに暖かくなるのが特徴的です。
一方ヒートポンプ式は、排ガスが出ないので環境に優しいという特徴があります。
それでは、温水循環式床暖房の電気代はどれくらいでしょうか。
ガスエンジンタイプは稼働に灯油が必要になるので、灯油代金を考慮する必要があります。
そうなると、10畳でおよそ5,000円が目安です。
ヒートポンプ式は、4,000円ぐらいでしょう。
電気式の料金の平均額と温水循環式の電気代を比較してみると、温水循環式のヒートポンプ式がお手頃価格であることがわかります。
しかし、温水循環式はランニングコストは安くても、初期費用がかかるので注意しましょう。
ここでは、床暖房以外の他の暖房機器と電気代を比較してみましょう。
1時間あたりの電気代で考えてみると、床暖房はおよそ15円から30円程度が一般的です。
これを踏まえて、それぞれの暖房機器の電気代を見ていきます。
・エアコン:16.1円
・電気ヒーター:弱で12.1円、強で24.3円
・こたつ:弱で2.2円、強で5.4円
・ホットカーペット:9.4円
・石油ストーブ:弱で13.3円、強で27.8円
・オイルヒーター:弱で約14.9円、強で約32.4円
このように、床暖房の電気代は少々高い傾向にあります。
しかし、温水循環式床暖房であれば安い可能性があるでしょう。
一般的に、エアコンは設定温度に達するまでに多くの電気が必要になるとされています。
しかし、設定温度になってからの消費電力は少ないので、こういった面も考慮した上で選択する必要がありますね。
床暖房の電気代は高くなりがちですが、コツを押さえれば少しでも節約することができます。
詳しく見ていきましょう。
1つ目は、こまめにスイッチを切らないことです。
床暖房もエアコンと同じく、設定温度に達するまでに最も多く電力を消費します。
種類によって異なりますが、つけっぱなしの床暖房の消費電力よりも、起動の際の電力量の方が多くなる場合があるのです。
短時間の外出のためにスイッチを切ると、かえってより多くの電力を消費してしまうかもしれません。
床暖房を使用する際は、使用時間よりも起動回数を減らすように心がけましょう。
2つ目は、省エネモードを利用することです。
床暖房のタイプの中には、起動時や運転中に自動でエネルギーを節約してくれる「省エネモード」が備えられているモデルがあります。
省エネモードだと、一定温度に達した際に自動的に弱めたり、消費電力を抑えたりしながら暖かい温度を保ってくれます。
つけっぱなしが気になるという方は、このような省エネモードが搭載されたモデルを選択するのがおすすめです。
3つ目は、スイッチを切るのは30分前にすることです。
床暖房は部屋全体を暖めているので、スイッチを切ってからも30分程度は暖かい状態が続きます。
そのため、外出する際や寝る際は、30分前に電源を切って節約しましょう。
忘れないよう、床暖房のタイマー機能を活用するのも良いですね。
4つ目は、ソファーやカーペットを置かないことです。
床暖房を効率良く使おうと思ったら、なるべく不要なものはどかしておいた方が良いでしょう。
なぜなら、家具や電化製品があるとその分熱が伝わりにくくなってしまうからです。
この観点から申し上げると、ベッドや大型のソファー、カーベットなどは極力置かないことをおすすめします。
5つ目は、窓の断熱性を高めることです。
室温に大きな影響を与える冷気の大部分は、窓から入ってきます。
床暖房のエネルギー消費を少なくするためにも、窓からの外気を入れない工夫も大切です。
今回は、床暖房の電気代について比較しながら紹介しました。
温水循環式の床暖房の方がランニングコストは低いですが、初期費用は高くつきます。
エアコンと比較すると床暖房の方が電気代が高いことがありますが、今回紹介したコツを押さえればそこまで差は生じません。
ぜひ参考にしてみてください。
キッチンは食材やストック、キッチン用品など様々な物を収納する場所です。
そのため、玄関の近くにあった方が運び込むのに苦労しませんよね。
しかし、それと同時に生活感がでやすい場所でもあり、玄関に近い間取りはどうなのだろうかとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、玄関とキッチンが近い間取りを見ていきましょう。
玄関とキッチンという2つの別の空間の繋がりが近いと、それだけ動線が短くなります。
この動線は短いほど日常生活を楽に、効率的に過ごせるようになるのです。
つまり、玄関とキッチンが近い間取りは、時短や家事楽の効果を大いに期待できます。
特に、玄関とキッチンが直線的に並ぶ間取りだと、買い出し後でも楽に運搬と片付けができるでしょう。
また、キッチンで調理をしていても、お子様やご家族の帰りを見ることができるので、ご家族と顔を合わせる機会を逃さないでおけますよ。
また、玄関とキッチンを繋ぐ間取りの途中に収納スペースを設ければ、玄関からキッチンに入るまでの流れで必要な片付けを済ませられるようになります。
パントリーを設置する際はこの点に着目して、場所を検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、やはり生活感が気になってしまうのはデメリットです。
ドアや仕切りなど、玄関とキッチンを隔てるものがないと、玄関からキッチンが丸見えになってなってしまいます。
家に入ってすぐ生活感のあるキッチンが見えると、来客も心配です。
この場合は、何かドアや仕切りを設置して視線を遮りましょう。
それでも気になるのであれば、玄関からのルートを2つ確保すると良いですよ。
玄関から直接キッチンへ行けるルートと、リビングや廊下に繋がるルートの2つの入口を作ることで、生活感を隠しながら効率的な動線を実現できます。
玄関とキッチンが近いと、それぞれの空間から発生する臭いの行き来も気になるところです。
特に下駄箱の臭いはしっかりと対策しておかないと、食欲を無くさせてしまうかもしれません。
玄関とキッチンを近づけすぎないようにするには、先程も少し触れましたが、玄関とキッチンの間にウォークスルータイプのパントリーを設置するのがおすすめです。
玄関からキッチンに行くまでに収納できますし、買い出しに行く際の在庫確認でも便利です。
双方の機能性を高めつつ、ほどよい距離を確保できるので、玄関とキッチンの距離感で悩んでいる際はぜひ参考にしてみてください。
玄関とキッチンが近い間取りは、家事や日常生活を楽にしてくれる一方で、生活感や臭いが気になることがあります。
玄関とキッチンを近くにして設計する際は、それぞれの空間からの景色やレイアウトに注意しておきたいですね。
それでは、先程とは真逆で、玄関からキッチンが遠い間取りはどうなのでしょうか。
玄関からキッチンが遠いと、それだけ動線が長くなるので、買い出し後は少々大変かもしれません。
とはいえ、これはかなり状況によって変わってくると思います。
例えば、玄関からキッチンに至るまでに何枚もドアがあったり、大きな家具が玄関とキッチンを結ぶ線上にあったり、廊下の幅が狭かったりすると、運ぶのはかなり大変です。
しかし、ドア1枚程度で、特に障害物なくスムーズに行けるのであれば、そこまで苦にならない可能性が高いでしょう。
家の中がそこまで広くならないのであれば、あまり神経質にならないでも良いのかもしれませんね。
玄関とキッチンが近い間取りでも、適切な対策を施せば快適に過ごせる家となります。
ここでは実際の施工事例を見てみましょう。
玄関とキッチンがすぐ近くでも、背面で繋げて死角にすれば、玄関からキッチンが丸見えになることはありません。
玄関からキッチンまで最短距離で移動できながら、目隠しまでできるのは嬉しいですよね。
調理中でも、ご家族が帰ってきたり、宅配便などの急な来客があったりしてもすぐに対応できます。
ドアを設置すれば、臭いが充満してしまうのも防げますよ。
玄関とキッチンの間にパントリーを設け、ドアで繋げた間取りです。
3つの空間の回遊性を上げられるだけでなく、玄関とキッチンの程よい距離感を実現できます。
キッチンをアイランドキッチンにし、玄関とはL字や背面の位置にすれば、快適な動線を確保しつつ、理想的なレイアウトを実現します。
アイランドキッチンだと、玄関だけでなく、ダイニングやリビング、廊下など様々な空間への回遊を楽にできるので、家事の負担を大幅に減らせるでしょう。
今回は、玄関とキッチンが近い間取りについて解説しました。
玄関とキッチンが近いと動線は確保できますが、生活感や臭いが気になります。
そういう場合はパントリーを設置したり、レイアウトやドアの位置を工夫すると良いですよ。
今まで住んできた家の形はそのままで、一部分を改修するリフォームか、家そのものを建て直す建て替えか、どちらも一長一短なので迷いますよね。
そのような方に向けて、今回はリフォームか建て替えかを決める判断基準をご紹介します。
お悩みの方はぜひご活用ください。
メリットは以下の3つです。
・工期が短い
・住み慣れた愛着ある家のまま改修できる
・法の制限を受けない
それぞれを見ていきましょう。
まずは、工期が短いというメリットですが、リフォームだと建て替えと違って解体や地盤改良を必要としないので、かなりの期間を短縮できます。
また、その分費用もかからないでしょう。
しかし、リフォームであっても基礎部分以外の解体は必要です。
この作業が職人の手作業で行われる場合は費用がかかる可能性があるので、一度確認してみると良いでしょう。
工期が短いと、その間の仮住まいの費用を抑えられるのが嬉しいですね。
次に、住み慣れた愛着ある家のまま改修できるというメリットです。
どれだけ老朽化していたとしても、住んでいた家が跡形もなく変わってしまうのは寂しいですよね。
リフォームでは、まだ使えそうな部分は残しておきつつ、より住みやすくなるように改修できます。
面影は残したままで、新たに生まれ変わった我が家に住めるのはなんともロマンチックです。
そして、リフォームには法の制限を受けないというメリットがあります。
実は建て替えだと、昔とは異なる法制度により、今よりも家が小さくなったり、そもそも建て替えができなかったりする場合があります。
リフォームであればその心配がないので、安心して進められますね。
デメリットは以下の3つです。
・間取りの自由度が低い
・地盤改良ができない
・補修や修繕があれば費用がかさむ
順に見ていきましょう。
リフォームでは全体を解体するわけではないので、やはり間取りの自由度は低くなってしまいます。
壁や階段を解体しようと思っても、住宅の強度が足りず、不可能な場合もあります。
さらに、地盤改良ができないのも痛いですね。
地盤が緩んできているか心配だというのであれば、建て替えの方が良いでしょう。
また、耐震基準が現在の法規制に満たされていなかったり、シロアリ被害が出ていたりする場合は建て替えとさほど変わらない費用が必要になってくるかもしれません。
メリットは以下の2つです。
・理想の間取りに変更できる
・新築に住める
やはりピカピカの新築はワクワクしますよね。
建て替えであればご自身のこだわりやトレンドを容易に取り入れられるので、尚更楽しめるでしょう。
家族構成やライフスタイルに新たに合わせられるのも良いですね。
デメリットは以下の2つです。
・新築建築時と同様の手間が必要
・法の制限を受ける
建て替えとなると、打ち合わせや工事に時間がかかるので、計画から完成まで1年はかかるでしょう。
また、先ほども紹介したように、法の制限によってそもそも建て替えができない場合や、できても現在よりも狭くなってしまう可能性があるので注意する必要があります。
リフォームか建て替えかの判断基準は非常に難しいですよね。
その際は以下の4つのポイントを押さえて考えてみましょう。
1つ目は、築年数です。
一般的に20年を超えると、リフォームや建て替えの選択肢が頭に浮かぶようになりますが、実際の家に改修が必要な状況なのかは、家によって変わってきます。
悩む場合は、一度住宅診断士などの専門家に依頼して調べてもらうと良いでしょう。
診断費の相場はおよそ5万円から10万円です。
2つ目は、耐震基準です。
昭和56年よりも前に建てられた家は、そもそも現在の耐震基準を満たしていない場合がほとんどです。
その場合はリフォームだと大掛かりな工事が必要になるので、そもそも建て替えてしまうことをおすすめします。
また、今の家の耐震性に自信がないという場合も迷わず建て替えを検討して良いかもしれません。
3つ目は、費用です。
やはり大きな金額となってくるので、費用はなるべく抑えたいという方がほとんどなのではないでしょうか。
リフォームの方が少なくて済むことがほとんどですが、ランニングコストが高くなる可能性もあり得ます。
まずはリフォームと建て替えで、費用とランニングコストの比較をしてみるのが良いでしょう。
4つ目は、ライフスタイルです。
ライフスタイルが変化して二世帯同居をする場合や、バリアフリーを考える場合は建て替えを選んだほうが早く事を進められます。
最終的には、その家に住む家族全員が気持ちよく暮らせる選択をしましょう。
築50年の家であれば、基本的に建て替えがお得です。
しかし、あと30年も住まないというのであれば、リフォームでも良いかもしれません。
築50年の家は耐震基準が現在の方を満たしていないので、必ず大規模な工事が必要になる事を覚えておきましょう。
築40年の家であれば、建て替えがおすすめです。
あと40年も住まないのであれば、リフォームを検討しましょう。
築40年の家も築50年と同じく大規模な耐震工事が必要になります。
柱や構造体部分の老朽がそこまで進んでいないのであれば、リフォームの方がお得に済む可能性が高いです。
築30年の家であれば、リフォームがおすすめです。
ただし、これから50年以上住む予定であれば、建て替えても良いですね。
今回は、リフォームか建て替えかの判断基準をご紹介しました。
リフォームか建て替えかを考える上で大切なのは、家の老朽具合や築年数、これからどれくらい住みたいかという点です。
家族全員で慎重に決めて、快適な暮らしができるようにしましょう。
ゼロから決めてつくっていく注文住宅では、打ち合わせに非常に時間がかかります。
具体的にどのくらいの期間が必要なのでしょうか。
そして、打ち合わせではいつ何を話し、何に気をつければ良いのでしょうか。
今回は、注文住宅の打ち合わせについて解説します。
ぜひご活用ください。
一般的に、注文住宅の打ち合わせの期間はおよそ3ヶ月から6ヶ月が目安です。
具体的な回数でいうと、10回から30回程度でしょう。
ここまで期間や回数に幅があるのは、人によって注文住宅に対するこだわりが違うからです。
やはりこだわりが強い方ほど、打ち合わせに時間がかかる傾向にあります。
また、途中で考えが変わって軌道修正が必要になる場合も期間は伸びてしまいます。
長いと打ち合わせだけで1年以上かかる方もいらっしゃるので、特定の時期に入居を合わせたい場合は、早めに計画を進めていくことを心がけましょう。
しかし、打ち合わせの期間は長ければ良い訳ではありません。
長くかかってしまうほど時間も労力も浪費してしまうので、楽しいはずの家づくりがストレスになってしまうかもしれません。
そのため、打ち合わせでは効率的に話を進めていくことや、事前にある程度要望を決めておく必要があるでしょう。
注文住宅の打ち合わせの流れは、大きく「着工前」「着工後」「引き渡し前」の3つに分けられます。
それぞれの時にどのようなことを打ち合わせていくべきなのかを、順に確認していきましょう。
着工前の打ち合わせでは、住宅の間取りや仕様、設備、費用について話し合います。
お客様がどのような暮らしをしていきたいのかをお聞きし、その理想に合わせた注文住宅を提案して意見の擦り合わせを行っていくのです。
これからの家づくりの土台となる部分なので、慎重に進めていく必要があります。
着工前の打ち合わせの回数は、およそ7回から15回程度です。
ここでは、ご自身が譲れない条件や要望などを包み隠さず話していきましょう。
予算についても然りです。
一歩踏み込んだ打ち合わせを最初の方にできていると、より理想に近い注文住宅の建設ができるようになりますよ。
また、まだ家づくりの序盤でわからないことや気になることがたくさんあると思うので、忘れないようにメモして、打ち合わせの時に質問することも大切です。
そして、着工前の打ち合わせまでに、ある程度間取りのイメージや優先順位を決めておくとスムーズに進められるでしょう。
着工後の打ち合わせに必要な回数は、およそ5回程度です。
ある程度の注文住宅の造りは着工前の打ち合わせで決めますが、細かいデザインや色などはここで決めます。
予算と照らし合わせながら、納得のいく注文住宅になるように仕上げましょう。
他にも、設計通りに工事が進んでいるかを確認し、修正したいところがあればなるべく早めに伝えましょう。
完成した注文住宅の最終確認をしながら、最後の打ち合わせを行います。
特に何もなければ、そのまま引き渡しとなり、引越しの準備が進められます。
工事に問題があった場合や、依頼内容と違う出来上がりになっている場合は、ここで修正の依頼をしましょう。
引き渡し前の打ち合わせ回数は、2回から4回です。
1つ目は、予算の上限です。
注文住宅の打ち合わせをしていく中で、どんどん要望が多くなって当初の予算よりも大幅に膨れ上がってしまうケースはよくあります。
そうした予算オーバーを防ぐには、あらかじめ上限を決めておく必要があるでしょう。
2つ目は、事前準備をしておくことです。
例えば、どのような暮らしをしたいのか、どのようなデザインにしたいのか、譲れない条件はあるかなどは、打ち合わせの前にある程度定めておくことをおすすめします。
ご家族みんなで話し合い、優先順位を考えておきましょう。
3つ目は、完成時期の希望を決めておくことです。
特に特定の時期までに入居したい場合は、その時期からの逆算をして計画を進めていく必要があります。
事前に完成時期を決めておき、ダラダラと長引いてしまうのを防ぎましょう。
4つ目は、打ち合わせの記録を取ることです。
前回話し合ったことを忘れてしまったり、トラブルを防いだりするためには、毎回の打ち合わせの記録を取っておきましょう。
ご自身の希望やそれに対する住宅会社側の提案、代替案などを事細かに記載しておきます。
5つ目は、わからないことや疑問はそのままにしないことです。
不明点や疑問点は、なるべくすぐその場で解決するようにしましょう。
そこで生じてしまったお客様と住宅会社でのずれが、完成イメージのずれにそのまま繋がってしまう可能性があるからです。
お互いに遠慮せず話し合えるのが、失敗しない注文住宅の建設のポイントです。
今回は、注文住宅の打ち合わせについて解説しました。
打ち合わせにかかる期間は3ヶ月から6ヶ月ですが、こだわりの程度や進捗具合によって伸び縮みするでしょう。
打ち合わせの際は、今回紹介した注意点を忘れずに進めていってくださいね。
「1階にファミリークローゼットを設けるとどのような利点があるのかな」
「クローゼットをどのような形式で設けようか迷っている」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるでしょう。
そこで今回は、1階にファミリークローゼットを設ける必要性と事例、注意点についてご紹介します。
ファミリークローゼットとは、家族全員で使用するクローゼットのことを指します。
ファミリークローゼットを設ける必要性を考えるうえで、3つの動線を考えることが重要です。
まず、帰宅動線について考えてみましょう。
仕事が終わって自宅に帰った際に、どのような行動をとりますか。
例えば、玄関に入って靴を脱ぎ、カバンを置いて上着を脱ぎ、手を洗ってから部屋着に着替えるなど、いつもの一連の流れがあるはずです。
この一連の流れを考えた際に、カバン、上着、仕事着をどこに置いているのかがポイントです。
カバンや上着、仕事着を帰ってすぐに置くところがある場合は問題ありませんが、大体の方がリビングのソファなどに放り投げていたりします。
これは、効率の良い収納の配置ができていない証拠です。
1階にファミリークローゼットを配置することで、流れるようにカバンや仕事着をキレイに収納できるようになります。
次に、洗濯動線について考えてみましょう。
洗濯をする際、どのような流れで洗濯をしていますか。
大体のご家庭では、洗濯物を洗ってから干し、乾いたら取り込んで畳む、またはハンガーにかけて収納するといった流れで行います。
この一連の流れを考えた際に、どこで干してどこに収納しているのかがポイントです。
2階の各部屋に収納がある場合、洗濯し終えた大量の服や下着を上に持って上がっているのではないでしょうか。
1階にファミリークローゼットを設けることで、1階から各部屋の収納に片づけに行く手間が省けます。
最後に、出勤する際の動線について考えてみましょう。
出勤する前の準備はどのような流れで行っていますか。
朝起きて顔を洗い、着替えてから身だしなみを整え、朝ごはんを食べて歯を磨く流れが一般的でしょう。
着替えたり歯を磨いたりするタイミングは人それぞれですが、大体の行動の流れは同じはずです。
この一連の流れを考えた際に、どこで顔を洗い、着替えていますか。
おそらく、1階で顔を洗って2階で着替える方が多いのではないでしょうか。
1階にファミリークローゼットを設けることで、1階と2階をわざわざ行き来する必要が無くなり、すっきりした動線になります。
以上が1階にファミリークローゼットを設ける必要性についてでした。
ここでは、1階にファミリークローゼットがある間取り事例についてご紹介します。
1つ目の事例は、シューズクロークとファミリークローゼットをつなげる間取り事例です。
シューズクリークとファミリークローゼットをつなげることで、帰宅時にすぐ上着やカバンをまとめて収納できます。
これによって、外からの菌やウイルスを家の中に持ち込まずに済みます。
2つ目の事例は、ファミリークローゼットと洗面所をつなげる間取り事例です。
ファミリークローゼットをランドリールームとつなげることで、洗濯機に近い場所に収納を配置できます。
これによって、外出から帰り、手洗いする前にルームウェアに着替えて、脱いだ服をそのまま洗濯に出せます。
また、朝起きてうがいや歯磨きをしたついでに服を着替えられるため、非常に合理的な動線になるでしょう。
3つ目の事例は、LDKや和室とファミリークローゼットを繋げる間取り事例です。
リビングや和室でテレビを見ながら洗濯物を畳む習慣がある方におすすめの間取り事例です。
洗濯物をリビングや和室で畳んでそのままファミリークローゼットに収納できるようになるため、洗濯物を収納するのに効率的な間取りになります。
以上が1階にファミリークローゼットを設ける間取り事例でした。
ここでは、1階にファミリークローゼットがある間取りを考える際の注意点についてご紹介します。
1階にファミリークローゼットがある間取りを考える際の注意点は、運用や使用法を工夫する必要があることです。
ファミリークローゼットは配置の仕方によっては非常に良い空間になりますが、どのように使うかを決めておくことが大切です。
洗濯動線を考慮してランドリールーム付近に設けた場合でも、自分の部屋で着替えたい方や自分の部屋に服を収納したい方が出てくるかもしれません。
そうなった場合に、ランドリールーム付近に設けたファミリークローゼットをどのように使用するか考える必要があります。
この場合であれば、洗濯後に着替えを一時的に置く場所として利用し、収納するのは自分で収納させるようにするのがベストでしょう。
以上が注意点についてでした。
今回は、1階にファミリークローゼットを設ける必要性と事例、注意点についてご紹介しました。
当社では、家づくりに関する無料相談会や内見会を定期的に開催しております。
家づくりに関して少しでもご興味ございましたら、ぜひ一度当社までご相談ください。
「床暖房を設けたいと考えているけれどどれくらい効果があるのかな」
「床暖房に関する知識を知っておきたい」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるでしょう。
そこで今回は、床暖房の上手な使い方、種類、選ぶ際のポイントについてご紹介します。
ここでは、床暖房の上手な使い方についてご紹介します。
1つ目の床暖房の使い方は、できる限り運転スイッチのオンとオフをくりかえさないようにすることです。
床暖房を節約しようとして頻繁にオンとオフの切り替えをする方がいらっしゃいます。
しかし、床暖房は基本的に電源をつけてすぐのタイミングで最もエネルギーを消費します。
そのため、何度もオンオフを切り替えることでよりエネルギーを消費します。
安定している状態であれば1時間で9円ほどのエネルギー消費ですが、電源をつけてすぐの1時間は42円ほどのエネルギー消費になります。
少し出かける程度である場合は、床暖房をつけたままにすることをおすすめします。
2つ目の床暖房の使い方は、タイマー機能を有効的に活用することです。
最近の床暖房にはタイマー機能が備えられているものがほとんどです。
タイマー機能を有効的に活用することで、家に帰る前から暖かい部屋にしておけます。
床暖房が機能するようになるには、電源を入れてから30分から1時間ほど時間がかかります。
そのため、帰宅する予定の時間より30分から1時間ほど前に電源がつくようにタイマーで設定しておくことをおすすめします。
また、床暖房が必要なくなる時間が分かっている場合は、切る時間もタイマーで設定しておくことで節約にもなるでしょう。
3つ目の床暖房の使い方は、床暖房が必要なくなる30分前に電源を切ることです。
基本的に床暖房は、電源を切っても30分ほどは暖かさを保ちます。
そのため、床暖房が必要なくなる就寝時間の30分前に電源を切ることで、無駄な電力消費を押さえられます。
4つ目の床暖房の使い方は、カーペットを敷かないようにすることです。
床暖房によって部屋を暖める仕組みは、熱伝導や輻射熱を利用して暖めています。
そのため、部屋と床の間を遮るカーペットを敷いてしまうと、その分部屋が暖まるのに時間がかかってしまいます。
また、極力椅子やソファを足のあるものにすることで、より床暖房の効果を高められます。
足のない家具を置きすぎるとその分部屋が暖まる速度が遅くなることを頭に入れておきましょう。
ここでは、床暖房の種類を2つご紹介します。
1つ目の種類は、電気式床暖房です。
電気式床暖房とは、床下のヒーターから放熱させることで床から暖める床暖房のことを指します。
基本的に床下には断熱材と下地を敷き、そこにヒーターを入れてからフローリング材をはります。
電気式床暖房には蓄熱式暖房というものがあり、電気代が比較的安い夜間の電力を使用し、蓄熱できます。
2つ目の種類は、温水式床暖房です。
温水式床暖房は、お湯によって床から暖める床暖房のことを指します。
温水式床暖房の中には、温水式電気床暖房と温水式ガス床暖房の2種類があります。
これらは、電力を使ってお湯を沸かすかガス給湯器でお湯を沸かすかの違いです。
電気式床暖房に比べて電源がついてから機能するまでが非常に早く、ランニングコストも比較的安いのが特徴です。
ここでは、電気式床暖房と温水式床暖房のそれぞれを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
まず、電気式床暖房についてです。
電気式床暖房には2つの特徴があります。
1つ目の特徴は、温度の調節が容易にできることです。
電気式床暖房のヒーターには、温度ヒューズやサーモスタットと呼ばれる温度調節を行う機器がついています。
特にPTCヒーター式床暖房を使用している場合は、温度センサーが床暖房についているため、設定温度を部分的に変えられます。
2つ目の特徴は、構造が単純なため施工しやすいことです。
電気式床暖房を設置するとなると、電熱線のヒーターパネルを敷けば施工が完了するため、非常に簡単に設置できます。
そのため、リフォームなどで設置する際も非常に便利です。
大きさも様々で、床暖房を全体に設置するのではなく、部分的に設置したい場合は電気式床暖房をおすすめいたします。
次に、温水式床暖房についてです。
温水式床暖房には2つの特徴があります。
1つ目の特徴は、やけどを起こしにくいことです。
温水床暖房が機能している際の温度は38から40度です。
そのため、やけどしてしまう心配がありません。
それに対して電気式床暖房であれば、最大45度まで上げられます。
2つ目の特徴は、電源を入れてから部屋が暖まるまでに時間がかからず、余熱が残りやすいことです。
ヒーターであればある程度ヒーターが温まるまで待つ必要があります。
しかし、温水式床暖房であればすでに熱いお湯を巡らせるため部屋が暖まるのが非常に早いです。
また、お湯が下がるまで機能し続けるため、結果的に冷めにくいということです。
今回は、床暖房の上手な使い方、種類、選ぶ際のポイントについてご紹介しました。
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「土間ってよく聞くけれどそういえばどこのことを指すのかな」
「土間はどのように活用すればいいのだろう」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるでしょう。
そこで今回は、土間はどこのことを指しているのか、土間にはどのようなメリットとデメリットがあり、どのような活用方法があるのかについてご紹介します。
ここでは、土間がどのような空間なのかについてご紹介します。
土間とは、土足で入れる家の中の空間のことを指しますが、通常の玄関より広い場合に土間と呼ばれます。
活用方法としては、靴を脱ぎ履きするだけの目的として使われるのではなく、様々な目的として使用されます。
土間は、昔の日本の農家に当たり前に設けられている空間でした。
たたきというコンクリートやタイル、漆喰を固めて作れられた床材でできており、農作物の保存や下準備、炊事を行う空間でした。
家の中にもかかわらず、土足で入れるため、水を使用する作業をしたり、汚れたものを扱ったりするのに適しています。
日本における家づくりは、建物の内と外を曖昧にする特徴があり、縁側や土間はその手法に該当します。
日常生活を過ごす中で、これらは機能性を発揮するだけでなく、生活にゆとりを持たせてくれるような貴重な空間です。
ここでは、土間のある家のメリットとデメリットについてご紹介します。
まず、メリットについてご紹介します。
1つ目のメリットは、デッキや庭のような野外の延長空間にできることです。
土間はたたきやコンクリートで仕上げられており、汚れを気にすることなく出入りできます。
そのため、デッキや庭でついた泥や水を土間に落としてしまっても、簡単にモップと水で掃除でき、跡も残りません。
汚れたアウトドアアイテムやスポーツ用品、ベビーカーなどを置いておく場所として使えるのも魅力ですね。
2つ目のメリットは、デザイン性が高いことです。
昔の日本では普通に設けられていた土間は、近年リビング付近に土間を取り入れる土間リビングとして注目されています。
かつての土間は、じめじめとしていて暗い印象があったのに対して、近年では、通気性が改善され、デザインにおいても非常におしゃれになっています。
趣味の時間やティータイムにタイルやクロスで仕上げられた土間で過ごす家族も少なくありません。
土間を設けることで、家の中でも開放的に暮らせるため、これからより一層人気が高まるでしょう。
3つ目のメリットは、夏場になると涼しく感じられることです。
土間によく使用されているコンクリートは、熱伝導率の高さが特徴的であるため、触れると冷たく感じます。
そのため、冬になると底冷えしやすいものの、夏にはエアコンを使わずとも自然に涼しくなります。
日本の夏は非常に暑いため、夏に冷房の使用頻度を減らすことで光熱費を一気に削減できるでしょう。
次に、デメリットについてです。
1つ目のデメリットは、家の断熱性と気密性が高くなければ冬場が寒くなることです。
メリットでも述べたように、夏に涼しくなるのが土間の特徴ですが、断熱性と気密性の高い家でなければ、冬場は非常に寒い空間になります。
土の上に断熱材を使用せずに土間を作るため、土からの冷たさが土間にそのまま伝わります。
冬場に寒い地域に家を建てる場合は、暖房を設置して寒さの対策を取るようにしましょう。
2つ目のデメリットは、家の中の様子が見えやすいことです。
居住スペースと土間との空間の間に仕切りがないため、来客の際に家の中の様子が見えやすくなります。
プライバシーについて気にする方であれば、土間を玄関周辺には設けず、勝手口や裏口を設けてその周辺に設けるようにしましょう。
3つ目のデメリットは、バリアフリーにしづらいことです。
土間は土の上に設けられており、居住スペースは基礎を設けてその上に建てられています。
そのため、どうしても段差が生じてしまいます。
バリアフリーの住宅にするには不向きでしょう。
以上がメリットとデメリットについてでした。
ここでは、土間の活用方法についてご紹介します。
まず、大きな収納スペースとして活用する方法です。
近年では、玄関のわきにシューズインクローゼットを設けている家が増えてきています。
このシューズインクローゼットと土間を繋げることで、遊具や靴、アウトドア用品を簡単に収納できてしまいます。
次に、ペット用のスペースとして活用する方法です。
ペットをお家の中で飼いたいという方は多いですが、散歩帰りに家に上げると床が汚れてしまいます。
そういった場合に、土間にゲージを設けてペット用のスペースにすることで、抜け毛の掃除もでき、床の汚れも気にする必要が無くなります。
最後に、趣味のスペースとして活用する方法です。
近年ではちょっとした家具をDIYで作るご家庭が増えてきています。
そのため、土間をDIYのスペースとして活用することで、雨の日や雪の日でも家の中でDIYができます。
今回は、土間はどこのことを指しているのか、土間にはどのようなメリットとデメリットがあり、どのような活用方法があるのかについてご紹介しました。
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