30坪でもできる!広く見える間取りにするために気を付ける5つのこと

投稿日:2023年04月17日

30坪という限られた間取りでは、間取りの自由度も低く狭く感じてしまうのではないかというお悩みがある方もいらっしゃると思います。

そこで本記事では、30坪という限られた広さで部屋を広く見せる間取りの工夫をご紹介します。

解放感のある家を目指したいという方は、ぜひ最後までお読みください。

□30坪とはどれくらいの広さ?

「30坪の家」と言われても、具体的な広さをイメージすることは難しいと思います。

ここでは、国の基準で考えた際の30坪の広さと平均的な家の大きさをご紹介します。

*国の基準

国土交通省は人が住む際に最低限必要な広さを「最低居住面積水準」、豊かな暮らしを実現するために必要な広さを「誘導居住面積水準」として定めています。

誘導居住面積水準では快適な広さを、都市部で暮らす3人暮らしの場合で22.7坪、4人暮らしの場合で28.8坪と定めています。

また、都市部以外では、3人暮らしの場合は30.3坪、4人暮らしの場合で37.8坪です。

この基準から考えると、30坪は決して広すぎるわけでもありませんが、都市部に住む際は4人暮らしの場合まで、郊外の場合は3人暮らしまでであれば快適な暮らしができると言えます。

*平均的な家の大きさ

次は実際に建築されている家の広さについてご紹介します。

住宅ローンのフラット35を利用した方に向けてのアンケートによると、全国の注文住宅の平均面積は33.8坪という結果が出ました。

この結果と30坪の家を比較すると、平均よりもややコンパクトな広さと言えます。

□家を広く見せる間取りの工夫とは?

30坪は快適に暮らすためにちょうど良い広さですが、決して広いとは言えません。

そこで、家を広く見せるために間取りで工夫できることを7つご紹介します。

1:部屋数を減らす

部屋数を減らすことで、1部屋あたりの広さを増やすことが可能です。

家族の人数分の部屋を作りたいという気持ちもわかりますが、広く見せたい場合はその気持ちをグッとおさえて、広い部屋を作ってみましょう。

2:天井を高くする

高い天井は、それだけで空間を広く見せる効果があります。

天井を高くとると、上の部屋に影響が出るのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、上の部屋は物置や収納部屋として活用すれば段差も気にならないでしょう。

3:あえて収納スペースを作る

スペースが狭くなったとしても、収納部屋を作りましょう。

収納部屋がないと、使用しないものを収納できないため、日頃過ごすスペースに圧迫感が生まれてしまいます。

4:建物の上下を伸ばす

地下室や3階を設置し、建物の高さを出すことで居住スペースを増やせます。

地下室は閉鎖的な空間というようなマイナスなイメージがあると思いますが、静かに集中したい時や音楽を楽しみたいときはおすすめです。

5:スキップフロアを設置する

スキップフロアとは、室内に段差を作ることで視覚的に空間を仕切るものです。

スキップフロアにすることで、壁によって空間を仕切らなくて済むので空間に開放感を演出できます。

6:吹き抜けの設置

家の中に吹き抜けを設置すると、空間が縦に長くなるため開放感のある空間にできます。

また、自然光をたっぷりと取り入れることも可能です。

7:テラスやバルコニーとの繋がりを作る

テラスやバルコニーなどの外部空間とのつながりを意識しながら間取りを考えることで、実際よりも広く感じる空間ができあがります。

□30坪でもここまでできる!30坪でも可能な間取りをご紹介します!

1:32坪2階建て:吹き抜け+リビング階段を寄せて広い空間を作る

こちらは、リビングとダイニング、キッチンが1つになった事例です。

リビングを広くすることで、壁の端から端まで見渡せるので広く感じられます。

また、縦に長い窓やリビング階段と吹き抜けを組み合わせることで、縦の空間を意識した間取りにでき、さらなる解放感のアップに貢献しています。

2:延べ床面積30坪の2階建て:畳コーナーを解放可能にした広々LDK

最近では、きちんとした和室ではなく畳スペースを設ける人も多くいらっしゃいます。

仕切りを設けていない畳コーナーを設置すると、開放感がアップし、広々とした空間に仕上げられます。

ただ、畳コーナーに仕切りがない場合は、プライバシーの面が気になるという方もいらっしゃると思いますので、ご家族で話し合った上で決定すると良いでしょう。

3:27坪の平屋:スキップフロアを活用して空間をつくり出す

こちらは複数のスキップフロアを組み合わせた、リズムのある設計がポイントの平屋です。

平屋でもスキップフロアを組み合わせることで、1.5階建てを実現しています。

平屋の特徴である「ワンフロア」はプライバシーが確保しにくいという悩みがありますが、スキップフロアを組み合わせることでプライバシーも開放感も確保できます。

□まとめ

30坪という広さの家は、決して広いというわけではありませんが、都市部では4人暮らし、都市部以外では3人暮らしの場合に快適に過ごせる広さです。

さまざまな原因で土地自体を広く確保できない場合は、スキップフロアを活用したり、部屋数を減らすことで解放感のある空間を演出できます。

広く見せる工夫を確認し、解放感のある家を目指しましょう。

ご閲覧ありがとうございます。
他にも面白い記事を用意しておりますので、是非御覧ください。

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