注文住宅の外観を彩るタイル選び!魅力と注意点を紹介!

投稿日:2024年04月07日

注文住宅でユニークで洗練されたデザインを求め、自宅の外観に対して高いこだわりを持つ人に向けて、外壁にタイルを選ぶ際の重要な情報をご紹介します。

注文住宅の外壁にタイルを選ぶメリットとは何か、デメリットにはどのようなものがあるのか、そしてタイル選びの際にどんな点を考慮すれば良いのでしょうか。

これらの点に注目しながら、お家の外観に洗練さと個性をもたらすための知識を深めていきましょう。

 

□タイルの基本!外壁材としての特性と種類

 

*外壁材としてのタイルの特性

タイルとは、建材としては土や石などの原料を高温で焼いた板状の陶磁器を指します。

外壁用として用いられるタイルには、磁器質とせっ器質の2種類があります。

磁器質は水を吸いにくく、せっ器質はそれよりやや水を吸いやすい特徴があります。

タイルの凍害のリスクは外壁用では基本的に心配無用で、高い耐久性を持つのが大きな特長です。

*外壁用タイルの種類・形状

タイルの形状には、代表的なものとして二丁掛(にちょうがけ、227×60mm)や小口(こぐち、108×60mm)があります。

これらは業界内で基本サイズとして統一されていますが、各メーカーによってさまざまなサイズが提供されています。

これにより、外壁のデザインに多様性が生まれ、個性豊かな外観を実現できます。

 

□注文住宅の外壁をタイルにするメリットとは?

 

1:タイル外壁のデザイン性の高さ

注文住宅の外壁としてタイルを選ぶ際、その顕著な特徴は高いデザイン性にあります。

施釉タイルは、多彩な原料の釉薬が高温で焼成される過程でガラス化し、独特の色合いを生み出します。

こうして豊かな色彩、多様な形状、面状の選択肢が提供されるため、外観の意匠性を大いに高めることが可能です。

この多様性は、他の建材とは一線を画し、個性的な外観を創出します。

最近では、タイルの3次元の動きをより鮮明に表現するために、厚みにバリエーションを加える技術も開発されました。

これにより、一層の立体感と深みを外壁に与え、建物全体の印象を引き立てる効果が期待できます。

 

2:耐久性の高さ

外壁は日々、雨風や強い日差しに晒される過酷な環境にありますが、タイルはこのような条件下でも高い耐久性を発揮します。

タイルの製造過程で約1300度の高温で焼き上げられることから、その耐火・耐熱性は他の外壁材と比較しても顕著です。

この強靭な構造は、タイルを非常に硬くするため、砂や小石などの外部からの衝撃にも強いです。

さらに、磁器質やせっ器質タイルのいずれであっても、吸水率は低く保たれており、耐水性にも優れています。

その結果、雨や湿気による劣化が少なく、長期間にわたり美観を保つことが可能になります。

 

3:メンテナンス性の高さ

タイル外壁は、日常的なメンテナンスと長期にわたるメンテナンスの両面において優れたメンテナンス性を備えています。

他の外壁材と比較して、タイルの吸水率が低いため、表面の汚れが内部に浸透しにくく、水拭きだけで簡単に落とすことが可能です。

この簡便性は、日々のお手入れを容易にします。

また、その高い耐久性から経年劣化が起こりにくく、長期にわたっても大規模なメンテナンスの必要が少ないため、コスト削減にも貢献します。

これらの要素は、タイル外壁を経済的にも魅力的な選択肢として位置づけています。

 

□注意が必要!タイル外壁のデメリット

 

1:初期費用が高め

タイルは一般的に、その魅力的なデザインと長持ちする耐久性により、他の外壁材料と比較して価格が高めに設定されています。

加えて、タイルを一枚ずつ丁寧に貼り付けていく施工方法は、その手間と技術を要するため、初期の施工コストを押し上げる一因となっています。

しかし、この点に目を向けると、メンテナンスの頻度が低減されるため、長期的な視点でのトータルコストを考慮すると、タイル外壁は経済的にも合理的な選択肢となり得ます。

具体的には、サイディングなどの他の外壁材に比べて初期費用が約2倍かかることもありますが、長期的なメンテナンス費用を含めれば、結果的にはタイルの方がコストパフォーマンスに優れることが多いのです。

 

2:職人の腕による耐久性の差

タイル外壁の施工は、その品質と美観が、施工を行う職人の技術に大きく依存する手作業です。

そのため、職人の技量によっては、タイルの密着度や均一性に差が生じ、これが直接的に外壁の耐久性に影響を及ぼします。

施工の品質が不均一になると、耐候性や耐震性にバラつきが出てしまうため、信頼できる職人や施工会社の選定が非常に重要になります。

選定の際は、過去の施工例や口コミ、評判などを参考にすることが勧められます。

 

3:落下のリスク

タイル外壁におけるもう一つの大きな懸念点は、落下リスクです。

地震や強風などの外部からの影響で、手作業で貼り付けられたタイルが壁から剥がれてしまう可能性があります。

特に、下地材にモルタルを使用した施工方法では、建物の揺れに対して十分な弾力性や振動吸収能力を持たないため、タイルの剥がれや破損が起きやすいという問題があります。

このリスクを減少させるためには、耐震性に優れた工法や材料の選定が不可欠です。

また、タイルが剥がれ落ちた場合には、通行人を巻き込む事故に繋がる恐れもあるため、特に人通りの多い場所では慎重な選定と施工が求められます。

 

□まとめ

 

注文住宅の外壁をタイルにする場合、その高いデザイン性と耐久性は大きなメリットですが、初期費用の高さ、施工の技術に依存する耐久性のばらつき、落下リスクなどのデメリットも理解しておく必要があります。

これらの情報を踏まえ、自宅の外観にこだわる方は、デザイン選択からメンテナンスまで、総合的に考慮しながらタイル外壁を選びましょう。

タイルは家の外観に大きな影響を与えるため、慎重に選んで理想の住宅を実現してください。

ご閲覧ありがとうございます。
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