「開放的なキッチンでお茶の準備をし、ゆったりとしたリビングで癒しの時間を過ごす」
のびのびと過ごしたいLDKですが、広さはどれくらいあれば良いのでしょうか。
□LDKの広さの最低ライン・平均・理想はどれくらい?
一般的なLDKの平均の広さは、最低でも16畳あれば良いとされています。
しかし、ご家族の人数や置く家具の大きさ、種類を加味すると一概にはいえません。
ダイニングテーブルを置く際は、4人掛けのテーブルを選ぶことになると思います。
その場合は、テーブルの大きさを考慮してLDKの広さを振り分けましょう。
キッチン、ダイニングは5畳ほど、リビングは6畳ほどの広さで一直線に並ぶようにすると、家具を置いても窮屈になりにくいのでおすすめです。
ダイニングテーブルを置かない場合、LDKは14畳が最低ラインです。
キッチン前にカウンターを設置することを考え、リビングやダイニングは広めに取りましょう。
理想的なLDKの広さは、20畳から24畳程度です。
これくらいになれば、ダイニングテーブルを置いても、存在感が大きいソファーを置いても、ゆったりとした広さを確保できるでしょう。
しかし、LDKは闇雲に広ければ良いわけではありません。
広すぎても落ち着きませんし、掃除も大変になってしまいます。
ご家族の人数や家具、空間の使い方を考えながら検討してみてくださいね。
LDKの広さの感じ方は間取りによって変わることをご存じでしょうか。
まず、最低ラインのLDKの広さでも開放感を味わえるのは、直線型配置のLDKです。
視界を隔てる物がないので、物理的な広さがストレートに伝わります。
あまりLDKの広さを確保できそうにない方でも、機能的な空間を実現できるでしょう。
ただ、キッチンが丸見えなのが気になるという方には向いてないかもしれません。
そのような場合は、L型配置のLDKがおすすめです。
ダイニングを軸に90度回転させると、少しでもダイニングを隠せます。
また、ダイニングから全てを見渡せないので、実際の面積よりも広く感じられますよ。
変形型配置のLDKもありますが、圧迫感が出やすいので、LDKは20畳以上の広さがあった方が良いでしょう。
この間取りでも、LDK全体を見渡すことができないので、実際よりも広く感じられます。
間取り以外にも、LDKを広く見せる方法があります。
広々と快適なLDKを実現するには、インテリアにもこだわりましょう。
LDKのリビングでは、のんびりとできるスペースをなるべく広く確保したいところですよね。
しかし、リビングの快適性をアップさせるためには、広さ以外に収納にもこだわるのが有効です。
そのような場所では、きちんと収納スペースがないと散らかりがちになってしまうものです。
自然と綺麗さを保てるリビングにするには、一時的でも物をしまえる場所を確保しておきましょう。
背の高い家具よりも、背の低い家具の方が天井が高く感じるので、開放感のある空間づくりに役立ちます。
さらに、家具の高さは揃えられている方がすっきりとします。
LDKを広く感じさせるには、開放感とすっきりさがポイントです。
基本的には、濃い色合いよりも薄い色合いの方が実際の面積よりも広く感じられます。
床や天井、ドアなどの面積の大きい場所の色は、統一感を大切にして色を選びましょう。
大体部屋の7割程度はメインの色、残りの3割を3色以内に抑えると、間違いなくまとまった印象のLDKにできます。
限られた畳数であっても、間取りやインテリアの工夫によって、実際の面積よりも広く感じられる空間にすることは可能です。
ご家庭のライフスタイルに合わせて、慎重に検討してみてくださいね。