給湯省エネ事業とは?概要や条件を知って給湯器をお得に設置!

カテゴリー: 新築住宅プランニングブログ一覧
投稿日:2023年05月17日

住宅設備の省エネ性能が高いと、環境に良いだけでなく、電気代やガス代などの光熱費の節約にも繋がります。

そのためできることならどんどん住宅設備をアップグレードしたいところですが、すべての設備を導入するにはその都度お金が必要なためどうしても買うのをためらってしまいますよね。

そこで今回は、住宅設備の中でひそかにエネルギー消費量の高い給湯器について、お得な補助金情報をご紹介します。

 

□最近よく聞く「エネファーム」「エコキュート」とは?

 

そもそも、最近よく耳にするエネファームやエコキュートとはなんなのでしょうか。

これらは給湯器の種類です。

給湯器を機能性の良いものに変えたいとお考えなら、まずはこれらの違いを知っておきましょう。

 

*エネファーム

 

エネファームは、天然ガスの中の水素と空気中の酸素を反応させることで電気を作って、そのタイミングで発生する排熱によってお湯を作る給湯器です。

正式名称は「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」で、都市ガスを使います。

空気中の酸素が尽きることはないので、都市ガスの供給さえあればいつでも電気を作り出せる優れものです。

エネファームを使うメリットは主に3つ。

電気代を半減させられること、非常用水になること、非常に静かなことです。

・電気代が半減する

エネファームのエネルギー源は電気より安価な都市ガスです。

そのため電気代が非常に安くなります。

・非常用水になる

エネファームのお湯は煮沸すれば飲み水になるため、非常時に水の供給を得られます。

給湯器が災害時の備えになるのは画期的なアイデアであり、ご家庭にも嬉しいポイントでしょう。

・うるさくない

エネファームはエコキュートよりも静かで、騒音を気にする必要もありません。

一方で本体が170万円ほどと非常に高額であるため、購入をためらってしまう方もいらっしゃるようです。

電気を発電できること、災害時にも安心な設備であることを考えると購入の価値があるかもしれませんが、やはりすぐに出せる金額ではないのも頷けます。

 

*エコキュート

 

対してエコキュートは、電気を使ってお湯を沸かす給湯器です。

ヒートポンプという特殊なシステムが大気中の熱を取り込んで高温にすることで、水に熱を伝えます。

その都度、お湯を作るのではなく事前にある程度お湯を作って貯める給湯器なので、お湯を貯めるタンクの設置も必要です。

エコキュートのメリットを見ていきましょう。

・夜間の電気を使うので節電できる

夜間は電気代が安くなるので、その時間の電気を使ってお湯を作りだします。

そのため想像以上に電気代を抑えられるのが特徴です。

・環境に優しい

ガスのように燃焼してお湯を沸かすわけではないので、二酸化炭素が出ず環境に優しいのもエコキュートの嬉しいメリットです。

・災害時にタンクの水を使える

常にタンクに水が溜まっているので、災害時にはその水を使えます。

ただし煮沸しても飲み水としては使えないので、決して口にしないでください。

デメリットとしては、お湯を沸かす際に出る低周波が騒音問題になることがあること、また修理費が高額になりがちであることが挙げられます。

どちらが良いかは人によるので、自分が優先したい条件を考えながら選んでください。

 

□給湯省エネ事業の概要

 

先ほどエネファームについて解説した際に少し触れましたが、給湯器は非常に高額な買い物です。

まだ使えるのに、あえて省エネなものに買い直そうとはなかなか思いませんよね。

そこでご紹介したいのが、経済産業省が実施している「給湯省エネ事業」です。

この事業は、家庭のエネルギー消費においてかなりの割合を占めているとされる給湯分野で、エコキュートやエネファームのような高効率給湯器の導入支援を実施して、「2030年におけるエネルギー需給の見通し」達成に少しでも近づくことが目的とされています。

対象の給湯器を購入・設置すると国から補助金を受け取れる仕組みで、この事業によって省エネな給湯器を積極的に導入してもらうことが狙いです。

1台につき最大15万円の支援を受けられ、経済的にもかなり魅力的な事業となっています。

 

□給湯省エネ事業を受ける際の注意点

 

そんな給湯省エネ事業ですが、申請する前に知っておいていただきたい注意点が3つあります。

 

*特定の給湯器が補助対象

 

国が指定している省エネ性能の高い給湯器を導入しないと、補助金は下りません。

指定の給湯器は大きく3種類に分けられ、エコキュート、ハイブリッド給湯器、エネファームが対象となっています。

 

*一定期間使用しなければならない

 

給湯省エネ事業で補助金を受けて給湯器を導入した場合、給湯器の法定耐用年数である6年は使用することが定められています。

とは言え大切に使えば、6年なら故障することはあまりありません。

 

*予算が尽きるまでの早い者勝ち

 

申請の受付は遅くとも2023年12月31日までとされていますが、その前に予算が尽きた場合はその瞬間に受付を締め切られます。

給湯省エネ事業のホームページに、今どのくらい補助金が残っているのかがパーセンテージで示されているので、気になる方は確認してみてください。

利用を考えている方は、なるべく早めの申請を意識しておきましょう。

 

□まとめ

 

給湯器はエネルギー消費の見直しの中で見落とされがちな箇所ですが、毎日お風呂に入っている分、確実に大きなエネルギーを消費しています。

電気代やガス代を節約したいとお考えの方は、一度給湯器も見直してみてはいかがでしょうか。

給湯器の交換にかかる費用を補助してくれる給湯省エネ事業は、予算が終わり次第申請できなくなります。

補助金を利用する場合は早めに申請しておきましょう。

失敗談から学べます!新築の子供部屋をより豊かに使いやすくする5つのポイント

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年05月12日

子供がいるご家庭では、家づくりの際に子供部屋が必要かどうかという話題は必然的に持ち上がってくることがあるのではないでしょうか。

賃貸にお住まいの場合子供部屋を作るのが難しかった方でも、一戸建てを持つなら夢の子供部屋を実現できます。

しかし、意外に勝手が分からず失敗が多いのも子供部屋です。

そこで今回は、実際に多い失敗談をもとに子供部屋を作る際のコツをご紹介します。

 

□子供部屋は必要?設置するメリットとは

 

子供部屋がないまま育ってきたり、賃貸で子供部屋がないお子様がいらっしゃったりすると子供部屋の必要性があまり感じられないこともあるでしょう。

まずは子供部屋を設置するメリットを見てみましょう。

 

*自立を促す

 

お子様の部屋を分けることで、お子様一人で何かをするという自立性や自主性を育みます。

自分で部屋を片付ける、自分で本を読む、自分で勉強するなど親に頼らず実行する力を少しずつ子供部屋で身に着けていきます。

 

*散らかせる場所ができる

 

要するに、いつも片付けなければいけなかったおもちゃを放置できる場所が作れるということです。

リビングやダイニングで子供が遊んでいる場合はその都度片付けなければいけませんが、子供部屋なら散らかっていてもそれが誰かに見えるわけではないので「片付けなければ」という義務感から解放されます。

 

*適度な距離感を保てる

 

部屋が別れることで常に親の視界に入ることがなくなり、お子様が自分だけの時間を作れるようになります。

そのため親子で適度な距離感を保ち、良好な親子関係を築きやすい傾向にあるのです。

本来自立性を養う場所と言われている子供部屋ですが、同時に散らかった子供のおもちゃの片付けに追われている方にとっては、そのストレスに終止符を打つきっかけづくりになるかもしれません。

 

□子供部屋に最適な広さの目安

 

では実際に子供部屋を作ることが決まったら、どのくらいのスペースを用意すればいいのでしょうか。

日本の子供部屋の平均的な広さは6畳と言われ、一般的によく見かける広さは4.5畳、5畳、5.5畳、8畳が多い印象です。

平均的な6畳で採用すると、勉強机、ベッド、タンスを置いてもある程度の余裕があり一番過ごしやすい空間ができます。

4.5〜5.5畳は少し狭く感じますが、生活するメインの場所ではないので、サイズを考慮すれば必要な家具を置いても過ごせるでしょう。

一方8畳では、少し広すぎると感じる方もいらっしゃいます。

広さを決める際に覚えておいていただきたいのが、子供部屋はいずれ空き部屋になるということです。

お子様が子供部屋を使うのは小学生から高校卒業までの十数年です。

お子様が巣立てば、その後子供部屋は空き部屋になり、物置として使われることが多くなってしまいます。

長期的に見るとご両親が家を使い続ける期間の方が長くなるので、子供部屋を確保するためにリビングや寝室などの間取りを削るのは避けた方が良いかもしれません。

長期的な視点も持ち、間取りを考えることが重要です。

 

□失敗談に学ぶ!子供部屋の設置で気を付ける3つのこと

 

実は家づくりにおいてあとあと後悔した部屋に多いのが、子供部屋です。

失敗談を知っておけばおくほど、それらに気を付けた家づくりができるので、子供部屋を作る予定のある方はぜひご覧ください。

ポイント1. 収納は多めに作る

失敗談「物が多すぎて収納が足りない」

いつの間にか増えているおもちゃ、学校から持って帰ってきた制作物、友達からの誕生日プレゼント。

子供部屋は物が増えやすい部屋ランキング第1位の場所です。

収納は余裕がありすぎるくらいの方がいいでしょう。

ポイント2. 部屋のサイズは平等にする

失敗談「兄弟で部屋のサイズが異なりもめた」

兄弟姉妹で部屋のサイズが違うと、将来的にもめることがあるようです。

幼いうちは気にしないかもしれませんが、成長すると部屋のサイズが異なることが、やはりどうしても気になってしまう子もいるでしょう。

特に兄弟で歳が近い場合には、部屋の大きさを同じにしておくことがおすすめです。

ポイント3. 防音設備を付ける

失敗談「壁が薄くて兄弟の声がうるさい」

兄弟の部屋を板一枚の壁で仕切っていたり可動式の壁で隙間があったりすると、隣から聞こえる兄弟の声がうるさく感じることがあります。

特に勉強に集中したいときなどは、兄弟の話し声で気が散ってしまわないよう、ある程度防音も考慮しておきましょう。

また、ご両親にとっても、子供が電話している声などが夜遅くまで続いて寝られないこともあります。

子供部屋とご両親の寝室を離したり、子供部屋と隣合わせの場合は防音材を壁に設置したりして子供の声が気にならないように工夫することをおすすめします。

 

□まとめ

 

子供部屋はもちろんなくても成立しますが、お子様の自立を育む場所を求めるなら設置を検討してみても良いかもしれません。

広さの平均は6畳と言われています。

いずれ使わなくなる可能性のある部屋なので無理に部屋を作るより余ったスペースを活用するようにしてみましょう。

ぜひ家づくりの先輩たちの失敗談も活かしながら子供部屋づくりを楽しんでください。

注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。

寒暑に負けない家で暮らそう。先進的窓リノベ事業の概要や条件を解説!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年05月07日

冬の寒さが厳しい季節になると、暖房をかけていても、ふと寒いと感じることがありませんか。

部屋が寒いと感じる原因の1つに、窓からの冷気が挙げられます。

窓をぴったり締め切っていても、実際は断熱性が低い窓であるがゆえに暖房効率が悪くなってしまっているのです。

そこで今回は、部屋の寒さに悩む方におすすめしたい、国のリフォーム事業についてご紹介します。

かなり、お得な制度なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

□窓リフォームは本当に必要?

 

「窓だけリフォームしたところで、一体何がどれくらい変わるの?」

正直、効果を疑う方もいらっしゃるでしょう。

しかし実際には、窓を変えるだけでもさまざまなメリットを実感できるはずです。

 

*断熱性が高くなる

 

窓際は部屋の中でも最も暑さ寒さを感じやすい場所です。

もし、窓のそばで冷気や熱気を感じたら、それは窓の断熱性が低いことが主な原因でしょう。

窓リフォームによって、部屋の断熱性が上がると、冷暖房効率が良くなったり、せっかく暖かく、または涼しく調節した室温を外に逃がさないようにしてくれたり、電気代節約や省エネにも繋がります。

 

*防音性が高くなる

 

家の外から聞こえてくる音を遮る方法の1つが、窓を防音性の高いものに変えることです。

電車や踏切の音、近所の小学生の声など、防音性の高い窓に変えるだけで、それらの音をある程度遮断できるようになります。

同様に、中の音も外に漏れづらくなるので、楽器の音やお子様の声が外に漏れるのが不安な方にもおすすめです。

 

*結露を防ぐ

 

寒くなると窓に大量の水滴が付着する現象、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

これは部屋の外と中の温度差で水蒸気が水になる、結露という現象です。

実はこの水滴がカビの原因になりアレルギーが発生する可能性があることが分かっており、結露が発生しないかどうかが重視されるようになってきました。

このように窓のリフォームはあまり目立ちませんが、特に断熱性が高い窓を採用すると冷暖房効率が段違いに良くなり、想像以上に過ごしやすくなります。

とは言え、窓リフォームのためだけに高額を払うのは少しためらってしまう方もいるのではないでしょうか。

そこで次章からは、窓をお得にリフォームするために国が定めている制度についてご紹介します。

 

□先進的窓リノベ事業とは?

 

窓を、お得に、より性能の高い製品に。

その希望を叶えてくれるのが「先進的窓リノベ事業」です。

この事業は経済産業省と環境省が先導しており、より断熱性の高い窓を積極的に採用してもらうことで家庭の冷暖房効率を上げ、省エネに暮らしてもらおうという趣旨のもとで行われています。

補助金額は5万円から200万円までと幅広く、さまざまなリフォームに活用できるようになっています。

事業の期間は2023年の12月末までとされていますが、補助金額が予算満額まで達成すると、補助金が出なくなってしまいます。

年内にリフォームをお考えの方は2023年11月末まで予約もできるので、一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。

事業内容に関する詳しいことは国がホームページを出しているので、ぜひ一度調べてみてください。

 

□先進的窓リノベの対象者・対象リフォーム

 

先進的窓リノベ事業の補助金を受け取るためには、以下の条件を満たしている必要があります。

 

*対象者・対象住宅の条件

 

1.窓リノベ事業者と工事請負契約(本契約)を締結して窓リフォームを行うこと

窓リノベ事業者とは国にあらかじめ登録されている施工会社のことで、この施工会社と契約を結んで事業者が国に申請することで、補助金を受け取れます。

逆に個人では申請できないので、窓リノベ事業を利用したい場合はあらかじめ施工会社に相談してみましょう。

2.窓のリフォーム工事を実施する住宅の所有者等であること

補助金を受ける際は、窓リフォームを実施する住宅を所有している本人か、あるいはその家族であることが条件です。

また、施工する住宅にも条件があります。

人が住んでから1年以上が経過している住宅でのリフォームでないと、補助金は適用されません。

 

*対象リフォームの条件

 

補助金が出るリフォームの条件は以下の通りです。

1.リフォーム内容

・窓ガラス交換

・内窓の設置

・外窓の交換(カバー工法、はつり工法)

のリフォームが含まれること。

ただし、

・ドアの一部分や欄干などに取り付けられたガラスの交換

・店舗部分のような住宅部以外の窓リフォーム

・指定の窓を使用していない場合の窓リフォーム

などは対象に含まれません。

特に、国は断熱性を認めた窓を指定しているので、対象外の窓を採用すると補助金が出ない点に注意しましょう。

また補助金の下限が5万円以上なので、補助金が5万円に満たない工事は申請が通りません。

こちらもぜひ覚えておいてください。

 

□まとめ

 

あまり重要視されることがない窓ですが、窓を良いものに変えるだけで断熱性、防音性が高くなり結露も発生しにくくなるなど、暮らす上で良いことがたくさんあります。

窓のリフォームにあまりお金をかけたくない、とためらってしまう方におすすめしたいのが「先進的窓リノベ事業」です。

窓リフォームの補助金が出る魅力的な制度ですが、予算がなくなると補助金が出ないので、早めに予約・利用しておくのが良いでしょう。

当社でもリフォーム事業を展開しております。

窓リフォームや窓リノベ事業について分からないことがある場合は、お気軽に当社までご相談ください。

ヒートショックへの備えはできていますか?玄関・廊下の寒さ対策をご紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年04月27日

新築を立てることを切望しているものの、一歩踏み出せないこともあるでしょう。

特に、家族に持病を抱えた祖父母がいる家庭では気になる点も多いかもしれません。

しかし全くもってそんなに心配することはありません。

今回は、急な温度の変化によって脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす可能性のあるヒートショックや、ヒートショックによる危険を回避する方法について解説します。

 

□玄関や廊下はどうして寒い?

ヒートショックは温度変化の大きいところで起きる可能性が高いです。

例えば、家の中の寒い場所といえば玄関や廊下が挙げられます。

暖かい部屋から寒い廊下に出るとヒートショックを起こしやすくなります。

どうして玄関や廊下が寒くなるのか疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

廊下が寒くなる理由は、外から冷気が入りやすいからだと考えられます。

廊下は玄関や窓、床などから冷たい空気が他の場所よりも入りやすいです。

日当たりが考慮されていない廊下も多いため、暖かくなることがほとんどありません。

特に、築年数の大きな家やマンションは、断熱対策が不十分な場合も多いことに加えて、劣化による隙間風も入りやすくなっていることから、寒さが増している可能性があります。

寒い廊下は部屋から出たくない気持ちを高めるだけでなく、命に関わるヒートショックを引き起こすこともあるため、非常に危険です。

 

□ヒートショックとは?

そもそもヒートショックとはどういうものなのか、ヒートショックについて詳しく知らない方も多いと思いますので解説します。

ヒートショックとは先ほども述べた通り、急な温度変化によって脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気を引き起こす可能性のあるものです。

急な温度変化は血圧を大きく上げたり下げたりします。

血圧の大きな変化は身体にダメージを与えます。

脳卒中まではいかなくても軽い症状(めまい)を起こすこともあります。

そして、急な温度変化は冬に起こりやすいと考えられます。

暖房によって暖められた部屋と寒い廊下を行き来することは身体に大きな負担をかけます。

暖かい部屋から廊下に出た際に寒気を感じる場合は、身体に負担がかかっている可能性が高いため、注意する必要があります。

消費者庁においても、ヒートショックが事故の要因のひとつになることや、めまいなど軽い症状であっても事故につながる可能性のあることを忠告しています。

命を脅かす可能性もあるヒートショックには対策を講じる必要があります。

 

□今からできる寒さ対策

ヒートショックは命に関わるものではありますが、対策できることは多くあります。

ここでは、玄関や廊下の寒さを軽減することに役に立つアイテムを5つご紹介します。

1.A-life Shop 簡単つっぱりカーテンボール

自分の思い通りに容易に取り付けられるカーテンボールです。

これはねじも釘も使わない、つっぱり式のものです。

天井と床に2本のつっぱりをたてるものであるため、壁が無くても取り付けることができます。

このカーテンボールを使って断熱カーテンを玄関と廊下の境目に設置することで、玄関から廊下に冷たい空気が入ることを防ぐことが可能になります。

2.RUGLY つっぱりロールスクリーン 非遮光タイプ

カーテンの購入なしに使えるため、購入直後に利用可能です。

これはロールスクリーンであり壁と壁の間につっぱって使います。

また、白やグレーだけでなく黄色や緑など様々な色から選ぶことやミリ単位でサイズ変更することが可能なため、部屋の内装を崩さずに冷気を防げます。

3.エア・リゾームインテリア(Air Rhizome Interior)突っ張りカーテンレール ワンロック(ONE LOCK)1.9m(190cm)用

分厚いカーテンにも対応可能な高級感漂うカーテンレールです。

内部にギアがついており、ロックレバーもあるため、カーテンが落下する心配は無用です。

もし心配であれば付属のねじでさらに固定することが可能です。

カーテンライナーもついているため滑らかにカーテンの開閉ができます。

4.隙間テープ 5m ドア すきま風防止 隙間風

ドアからの隙間風を防ぐためのテープです。

ゴムでできているため、ドアの隙間に合いやすいです。

このゴムは厚みがあり弾力性に優れています。

また、ハサミで切ることができたり、裏面テープをはがすことですぐに利用可能だったりと便利な素材でできています。

5.床暖房 電気カーペット

床暖房を設置することで足元を暖めることができます。

しかし工事費や光熱費が多くかかる可能性があります。

コストを抑えて対策したい方は電気カーペットを検討しましょう。

電気カーペットであっても底冷えを防ぐことは可能です。

 

□まとめ

ヒートショックは、急激な温度変化によって身体に負担がかかることで起きるものです。

命を落とす危険性もあり、対策を講じる必要があります。

これは高齢者に起きやすいため、高齢者がいる家庭や今から家を建てる方には床暖房を廊下に設置することをおすすめします。

おしゃれな外観の家にしたい!ツートンカラーのポイントと事例をご紹介します!

カテゴリー: プランニングブログ一覧新築住宅
投稿日:2023年04月22日

家の外観は、さまざまなデザインがあるためどれを選んでいいか迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、家の外観デザインの1つとしてツートンカラーでの色分けの事例や注意点をご紹介します。

ツートンカラーの外観をお考えの方は、ぜひお読みください。

 

□外観の色選びで気をつけることとは?

おしゃれな外観にするために、外観の色選びで知っておきたい9つの基礎知識を簡単にご紹介します。

1:時間や天候によって色の見え方が変わる

色は時間帯や天気によって見え方が変わるということを、頭に入れておきましょう。

晴れの日に見た色と、雨の日に見る色とでは感じ方が異なります。

2:ツヤによって印象が変わる

塗料にはツヤがないものと、あるものの2種類があります。

ツヤの有無で印象も異なりますので、注意しましょう。

3:色の面積効果に注意する

色には面積効果と言って、同じ色でも面積によって明るく見えたり、暗く見えたりする効果があります。

4:見本やシミュレーションは実物とは異なる

色選びの中でサンプルやシミュレーションを活用することもありますが、これらはあくまでもイメージです。

「実物とは異なる」ということを、頭に入れておきましょう。

5:街並みとのバランスを考える

家の外観を好みのデザインにすることも大切ですが、街並みと調和させることも大切です。

街並みを無視して好みのデザインにしてしまうと、後から目立ってしまい後悔してしまう可能性があります。

6:汚れが目立ちにくい色はグリーン・ベージュ・グレー

上記の3色は汚れが目立ちにくいため、経年劣化にも強く、時間が経過しても汚れに対しての後悔が少ない色と言えます。

7:色あせしやすい色はレッド・イエロー

上記の2色は色あせしやすいので、経年劣化によって塗装した時の鮮やかさが失われやすいです。

色あせしやすい色を覚えておくと、色選びの際に後悔が減るでしょう。

8:外壁に選ぶ色は2色にまとめる

使いたい色が多くあると思いますが、3色、4色使ってしまうとテーマパークのような印象になるので一般の家には不向きです。

9:塗装できない部位とのマッチングに注意する

外壁の色を選ぶ際は、塗装できないアルミ製の窓サッシや玄関ドアのように塗装できない部分との組み合わせにも注意しましょう。

 

□ツートンカラーの色分けのポイントをご紹介!

ツートンカラーでも、色分けの種類にはいくつかの種類があります。

 

*上下での色分け

こちらは、1階と2階を別の色で塗る方法です。

外壁をツートンカラーでデザインする際に、最も使用されているデザインといえます。

1階に濃いめの色、2階に明るい色を使用することで重厚感のある印象を与え、家を大きく見せる効果も期待できるでしょう。

また、明るい色を使用すると爽やかなイメージを、茶色や黒色のような暗めの色を採用するとシックなイメージが与えられます。

 

*左右での色分け

ツートンの色分け方法には、上下だけでなく左右で色分けする方法もあります。

上下で色分けするスタイルに比べると、スタイリッシュな印象を与えることもでき、建物にメリハリをつけることが可能です。

 

*出っぱり部分のみの色分け

大幅な色分けはしたくないが、少しだけでも取り入れてみたいという方は出っぱり部分のみを色分けするという方法があります。

出っぱり部分とは、ベランダやバルコニー部分を指します。

出っぱり部分のみを色分けすることで建物をよりおしゃれに、立体的に見せられます。

 

□ツートンカラーの家の事例をご紹介!

ツートンカラーでデザインした家の事例を4つご紹介します。

1:ベージュとグレー

ベージュとグレーを使用すると、上品な印象にまとめられます。

ベージュやグレーは、汚れにくい色のため汚れを心配している方にもおすすめの組み合わせです。

2:白とネイビーグレー

白に黒系のアクセントカラーであるネイビーを使用することで、流行りのモノトーン調に仕上げられます。

モダンでおしゃれな外観にしたいという方へも向いています。

3:凹凸部分をレンガ調に

濃いブラウンで外壁を塗装し、出っぱり部分だけレンガ調に塗装した事例です。

出っぱり部分のみをレンガ調にすることで、レンガ調がアクセントになりよりおしゃれな印象にまとめられるでしょう。

4:青と白

清潔感のある外観にしたい方は、青と白の組み合わせで塗装することもおすすめです。

クールカラーである青と清潔感のある白を組み合わせることで、清楚感のある印象に。

この事例では全体に青を使用し、白を一部分のみにすることで敢えて目を惹くようなデザインになっています。

 

□まとめ

家の外観はどのようなデザインにするか、どの色を使うか迷ってしまいがちですが、使う色は2色までにしたほうがまとまりやすいです。

ツートンカラーのデザインは、上下、左右で色分けする他、出っぱり部分のみを違う色で塗装するという3つの方法があります。

お気に入りのデザインを見つけ、周囲と調和するかも考えながら色を選んでみてくださいね。

30坪でもできる!広く見える間取りにするために気を付ける5つのこと

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年04月17日

30坪という限られた間取りでは、間取りの自由度も低く狭く感じてしまうのではないかというお悩みがある方もいらっしゃると思います。

そこで本記事では、30坪という限られた広さで部屋を広く見せる間取りの工夫をご紹介します。

解放感のある家を目指したいという方は、ぜひ最後までお読みください。

□30坪とはどれくらいの広さ?

「30坪の家」と言われても、具体的な広さをイメージすることは難しいと思います。

ここでは、国の基準で考えた際の30坪の広さと平均的な家の大きさをご紹介します。

*国の基準

国土交通省は人が住む際に最低限必要な広さを「最低居住面積水準」、豊かな暮らしを実現するために必要な広さを「誘導居住面積水準」として定めています。

誘導居住面積水準では快適な広さを、都市部で暮らす3人暮らしの場合で22.7坪、4人暮らしの場合で28.8坪と定めています。

また、都市部以外では、3人暮らしの場合は30.3坪、4人暮らしの場合で37.8坪です。

この基準から考えると、30坪は決して広すぎるわけでもありませんが、都市部に住む際は4人暮らしの場合まで、郊外の場合は3人暮らしまでであれば快適な暮らしができると言えます。

*平均的な家の大きさ

次は実際に建築されている家の広さについてご紹介します。

住宅ローンのフラット35を利用した方に向けてのアンケートによると、全国の注文住宅の平均面積は33.8坪という結果が出ました。

この結果と30坪の家を比較すると、平均よりもややコンパクトな広さと言えます。

□家を広く見せる間取りの工夫とは?

30坪は快適に暮らすためにちょうど良い広さですが、決して広いとは言えません。

そこで、家を広く見せるために間取りで工夫できることを7つご紹介します。

1:部屋数を減らす

部屋数を減らすことで、1部屋あたりの広さを増やすことが可能です。

家族の人数分の部屋を作りたいという気持ちもわかりますが、広く見せたい場合はその気持ちをグッとおさえて、広い部屋を作ってみましょう。

2:天井を高くする

高い天井は、それだけで空間を広く見せる効果があります。

天井を高くとると、上の部屋に影響が出るのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、上の部屋は物置や収納部屋として活用すれば段差も気にならないでしょう。

3:あえて収納スペースを作る

スペースが狭くなったとしても、収納部屋を作りましょう。

収納部屋がないと、使用しないものを収納できないため、日頃過ごすスペースに圧迫感が生まれてしまいます。

4:建物の上下を伸ばす

地下室や3階を設置し、建物の高さを出すことで居住スペースを増やせます。

地下室は閉鎖的な空間というようなマイナスなイメージがあると思いますが、静かに集中したい時や音楽を楽しみたいときはおすすめです。

5:スキップフロアを設置する

スキップフロアとは、室内に段差を作ることで視覚的に空間を仕切るものです。

スキップフロアにすることで、壁によって空間を仕切らなくて済むので空間に開放感を演出できます。

6:吹き抜けの設置

家の中に吹き抜けを設置すると、空間が縦に長くなるため開放感のある空間にできます。

また、自然光をたっぷりと取り入れることも可能です。

7:テラスやバルコニーとの繋がりを作る

テラスやバルコニーなどの外部空間とのつながりを意識しながら間取りを考えることで、実際よりも広く感じる空間ができあがります。

□30坪でもここまでできる!30坪でも可能な間取りをご紹介します!

1:32坪2階建て:吹き抜け+リビング階段を寄せて広い空間を作る

こちらは、リビングとダイニング、キッチンが1つになった事例です。

リビングを広くすることで、壁の端から端まで見渡せるので広く感じられます。

また、縦に長い窓やリビング階段と吹き抜けを組み合わせることで、縦の空間を意識した間取りにでき、さらなる解放感のアップに貢献しています。

2:延べ床面積30坪の2階建て:畳コーナーを解放可能にした広々LDK

最近では、きちんとした和室ではなく畳スペースを設ける人も多くいらっしゃいます。

仕切りを設けていない畳コーナーを設置すると、開放感がアップし、広々とした空間に仕上げられます。

ただ、畳コーナーに仕切りがない場合は、プライバシーの面が気になるという方もいらっしゃると思いますので、ご家族で話し合った上で決定すると良いでしょう。

3:27坪の平屋:スキップフロアを活用して空間をつくり出す

こちらは複数のスキップフロアを組み合わせた、リズムのある設計がポイントの平屋です。

平屋でもスキップフロアを組み合わせることで、1.5階建てを実現しています。

平屋の特徴である「ワンフロア」はプライバシーが確保しにくいという悩みがありますが、スキップフロアを組み合わせることでプライバシーも開放感も確保できます。

□まとめ

30坪という広さの家は、決して広いというわけではありませんが、都市部では4人暮らし、都市部以外では3人暮らしの場合に快適に過ごせる広さです。

さまざまな原因で土地自体を広く確保できない場合は、スキップフロアを活用したり、部屋数を減らすことで解放感のある空間を演出できます。

広く見せる工夫を確認し、解放感のある家を目指しましょう。

外観がおしゃれな家の秘密は窓にある!窓の種類や窓選びのコツをご紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年04月07日

家を建てることを決めていたとしても、どんな家にしようか決めるのが難しいというケースもあるでしょう。

「外観をスタイリッシュでおしゃれな家にするにはどうしようか」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、窓の選び方に気を付けることができれば外観のおしゃれな家にすることができます。

今回は、窓の種類と選び方のコツをご紹介します。


□よく採用される窓の種類


定番の窓は主に6つあります。


1.引き違い窓


サッシを左右に移動させることで開け閉めする窓であり、最もよくある窓です。

庭やバルコニーにつなげる場合が多いです。

しかし、縦横比が決まっていて自由にデザインを変更することはできません。


2.上げ下げ窓


2枚の窓を上下に移動させることで開け閉めします。

可愛い印象を与えるため、海外風の家で使われる場合が多いです。

この窓は気密性と防音性に優れています。


3.滑り出し窓


縦と横に回りながら開け閉めします。

彩風性能には優れていますが、雨に弱いのがデメリットです。

また、窓が外にでるタイプであるため、頭やモノが衝突しないように気を付ける必要があります。


4.FIX窓


開け閉めするための窓ではありません。

デザインとしての窓であるため、大きくしたり、形をかえたりと自由度が高いです。

外から人が入ることはできないことから防犯性にも優れています。


5.出窓


家の外壁よりも飛び出ている窓です。

家が広く見えるようになります。

しかし、費用が高くなりやすいことに加えて、重量によって窓が下がりやすくなるため、最初の状態を保つことは難しい可能性があります。


6.天窓


天窓とはトップライトとも呼ばれ、屋根に取り付けるタイプの窓です。

壁に取り付けた窓よりも、太陽の光が3倍ほど入りやすいのが特徴です。

ただし、窓が高い位置にあることから手入れが難しかったり、雨漏りしてしまったりとデメリットもあります。


□失敗しない窓選びのコツとは?


窓を選ぶときのコツは3つあります。


1.サイズやデザインは設置場所を考慮する


窓の設置場所に合わせて選ぶ必要があります。

もしリビングの窓に悩んでいるとすると、まずは窓の設置場所の周りに注目します。

リビングに続いてテラスがある場合は、リビングとテラスがつながっているように見える掃き出し窓がおすすめです。

あるいは、外の景色を一面に見せたい場合は、腰窓がおすすめです。

次に、窓の効果を検討します。

空気の流れを良くするための窓なのか、または太陽の光をいれるための窓なのかを考えます。

そうすることで、開け閉めできる窓かFIX窓かを決められます。

最後に、どんな雰囲気の家にしたいのか想像します。

基本的には正方形や細めの縦長な窓の方がおしゃれな印象を与えます。

長方形の窓の場合も、窓の形を組み合わせることでかっこよく見えます。

そして、窓枠の色や素材も雰囲気を決める重要なポイントです。

例えば、素材においては木製や樹脂、アルミなどから選択できます。

素材ごとのメリット、デメリットを考慮して選ぶことができれば、デザイン性だけに優れた家ではなく、過ごしやすい家も実現できます。


2.外観も確認する


室内から見た雰囲気だけでなく、外から見た雰囲気にも注意することをおすすめします。

外から見たときにおしゃれな家に見えるのは、窓のラインがそろっているときです。

同じ形の窓が連なっている方が綺麗に見える場合もあります。


3.カーテンにも配慮する


カーテンによっても家の雰囲気は大きく変わります。

たとえば、天井から床まであるカーテンは部屋をすっきりに見せる効果があります。

カーテンボックスがあるのかないのかによっても印象が変わります。

カーテンをブラインドにしても見た目の雰囲気は異なって見えるため、内装に合わせて種類や色、デザインを考える必要があります。

カーテンやブラインドの選択によっては、窓枠やデザインが思い通りにならなかった窓を隠すこともできます。


□リビングに大きな窓を採用する際の注意点


リビングに大きな窓を採用すると、リビングが明るくなったり、太陽の光を浴びることによって心の健康が保たれたりと多くのメリットがあります。

しかし、メリットだけでなくデメリットもあります。

ここでは3つご紹介します。


1.熱が出入りしやすい


窓が大きいと熱が出入りしやすいため、問題があります。

断熱性の高い窓やサッシを選択する必要があります。


2.外から見られやすい


プライバシーが守られにくくなります。

間取りやカーテンなどで工夫する対策が必須になります。


3.西日が入りやすい


太陽の光が入りやすいために、まぶしく感じる可能性があります。

すだれやシェードの設置を検討することをおすすめします。


□まとめ


窓は家の印象を決める重要なポイントです。

ただしご紹介した通り、どんな窓の形にもメリットとデメリットがあります。

窓の特徴や設置場所、外観など様々なことを考慮したうえで、どんな窓にするのかを決めることをおすすめします。

かっこいい家づくりをしよう!外観で失敗しないためのポイントとは

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年04月01日

家の外観を考える際に、この機会にかっこいい外観にしたいという方は多いのではないでしょうか。
かっこいい外観の家には共通する特徴があります。
また、家づくりにおいて失敗は避けたいものですよね。
そこで今回は、かっこいい外観の家に共通する特徴と家の外観で失敗しないために押さえておくべきポイントをご紹介します。
最後には、おしゃれな家の外観事例について紹介するのでぜひ最後までご覧下さい。
 

□かっこいい外観の家に共通する特徴とは?

 
かっこいい外観の家には共通する特徴があります。
多くの人が「かっこいい」と感じる特徴があれば、自然に失敗しない家づくりができるでしょう。
ここでは、かっこいい外観の家に共通する特徴を4つ紹介します。
 
1つ目は、コンセプトを統一することです。
コンセプトを統一することで、洗練されたかっこいい家にできます。
ポイントは一部ではなくて、全ての場所のコンセプトを統一させることです。
それぞれの場所でコンセプトが違うと、おしゃれさが欠ける要因になります。
そのため、外観だけでなく、内観や住宅全体のイメージまでこだわり、コンセプトを統一させましょう。
 
2つ目は、見た目だけでなく機能性も高めることです。
かっこいい家は見た目だけでなく、暮らしやすい機能性も深く考えられています。
例として、採光や通風が確保された家は湿気を溜め込まずに家自体が長持ちします。
また、最短で設計された家事動線は最低限の労力で快適に過ごせるため、何十年も住みたい家になるでしょう。
そのため、機能性にもこだわることで家が古くなったとしても、かっこよさを維持できます。
 
3つ目は、素材を活かすデザインにすることです。
素材を活かすことで、よりかっこいい印象の外観になります。
木材の温かみを取り入れることを目的として、部分的に羽目板を使うと柔らかい雰囲気を楽しめます。
また、羽目板をはじめとした自然素材は、経年変化によって味わいが増し、古くなっても違うかっこよさが出ることも大きな魅力です。
 
4つ目は、適切な位置に造作家具を配置することです。
適切な位置に造作家具があれば、室内の雰囲気を引き締めてかっこいい部屋を作ってくれます。
適切な位置とは、何も気にならず当然かのように収まりがいい位置にあることを指します。
建築家や設計事務所に依頼すれば、雰囲気に合うかっこいい造作家具を製作してくれるためおすすめです。
 

□家の外観で失敗しないために押さえておくべきポイントとは?

 
ここまでは、かっこいい外観の家に共通する特徴について紹介しました。
かっこよさを求めるあまり、基本的なことを忘れてしまっては本末転倒です。
そのためここでは、以下の2つの失敗しないために押さえておくべきポイントを紹介します。
・家の形、窓、外壁を組み合わせて考える
・外壁の色と素材を考える
 

*家の形、窓、外壁を組み合わせて考える

 
家の外観は、「家の形」、「窓」、「外壁」の3つの要素が組み合わされて出来上がります。
この組み合わせ方によって家の第一印象が決まります。
家の形と窓は間取りに左右されるので、外観だけにこだわっていると理想の間取りにならない可能性もあるので注意しましょう。
また、日当たりや風通し、家事動線なども考慮しながら、外観を考えることが大切です。
 

*外壁の色と素材を考える

 
外壁は好きな色にすればいい訳ではなく、周辺環境や地域の雰囲気に合わせたり、形を楽しんだりすることもあります。
外壁の色として、白やベージュ系が人気でしたが、最近はスタイリッシュな外観を好む方も多く、黒やグレーを選択する方も増えています。
また、素材には窯業系サイディングやガルバリウム鋼板(金属系サイディング)、モルタル、タイル、コンクリートなどがあります。
それぞれ特徴があるので、目的に合わせて家族のこだわりを表現しましょう。
 

□ おしゃれな家の外観事例を解説!

 
1つ目は、全体を引き締めた家の外観です。
形状や素材、色の全てにこだわることで全体を引き締められます。
また、外壁を黒色にすればスタイリッシュな印象になり、より雰囲気が引き締まるでしょう。
フォルムはシンプルにデザインし、玄関を奥まらせれば格調高い雰囲気をプラスできます。
 
2つ目は、白い外壁と木の味わいが調和した家の外観です。
和モダンスタイルの外観になり、飽きのこないデザインとなるためおすすめです。
また、玄関が丸見えにならない格子のウッドフェンスを設ければ、全体のイメージともマッチするためより良い印象となるでしょう。
 
3つ目は、ガリバリウム鉄板とサイディングが調和した家の外観です。
ブラックのガリバリウム鉄板と木目調のサイディングであれば、美しく調和されて建築家らしい外観のデザインになります。
また、変形地であっても家の良さが出ますし、片流れの屋根でもかっこよくなるのでおすすめです。
 

◻まとめ

 
かっこいい外観の家にするためには共通する特徴を意識して外構づくりを進めることが非常に重要です。
また、共通する特徴だけでなく、基本的なポイントを押さえることで失敗しない家づくりができるでしょう。
当社では、外観のデザイン性のみならず住み心地や使い勝手を考慮し、店舗や住宅の設計を行っています。何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談下さい。

理想の快適なリビングをつくろう!平均の広さと広さを決めるポイントを解説

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年03月22日

家づくりの際には、過ごす時間が長くなるリビングの間取りを考えることは非常に重要です。
リビングによって生活の質が変わってくるため、事前にリビングについての情報を得ておくことをおすすめします。
また、リビングの広さはLDKで表されることが多く、そのLDKのある程度の広さを知ることは大切です。
そこで今回は、LDKの広さについてと広いリビングを理想とする理由について紹介します。
また、最後には具体的な広さのLDKについても紹介するので、ぜひ最後までご覧下さい。
 

□LDKの広さはどれくらい?

 
LDKは「リビング・ダイニング・キッチン」のことを指しますが、住宅の間取りにおいては広義の意味でリビングのことを言います。
リビングは日本語で表すと「居間」や「茶の間」と呼ばれ、家族が集まったり、生活の中心になったりする大切な場所です。
 
しかし、LDKは純粋にリビングとしてのスペースを表している訳ではなく、広さに「ダイニングとキッチン」のスペースが含まれていることに注意しましょう。
 
LDKの広さとしては、16畳から20畳が平均的です。
16畳から20畳の広さがあればキッチンスペースを除いてもある程度の広さをリビング・ダイニングスペースとして確保することができ、快適に動線を保てる広さになるでしょう。
 

□広いリビングを理想とする理由について!

 
ここまでは、LDKの平均的な広さについて紹介しました。
平均よりも広いリビングにしたい方は多いですが、なぜ広いリビングを理想とするのでしょうか。
ここでは、広いリビングを理想とする理由について3つ紹介します。
 
1つ目は、リラックスできる空間を確保できるからです。
リビングですれ違うだけで家族とぶつかるようであれば、狭いリビングであると言わざるを得ません。
動く度にぶつかると、ストレスが溜まるでしょう。
リビングが広いと家族1人1人がリラックスできます。
 
2つ目は、採光と通風を確保しやすいからです。
先述したように、リビングは家族が集まったり、生活の中心になったりする大切な場所であるため、部屋に差し込む光の量はとても重要です。
光を取り込めずに常に日陰である部屋は、梅雨の時期には湿気が溜まりやすく冬は寒い傾向にあります。
暗い部屋は心理的にもあまり良くないため、家族が過ごす場所には適していないでしょう。
 
また、夏の時期は湿気が多くなり、通風が確保できていないと室内であるのに熱中症になってしまう可能性もあります。
健康的に過ごすためにも採光と通風を意識することをおすすめします。
 
3つ目は、精神的なメリットを得られるからです。
広くて明るいリビングは子供の滞在時間が長くなり、親子のコミュニケーションを取りやすい傾向にあります。
特に、小さい子供であればリビングにいることが好きな子が多く、リビングで遊んだり、宿題をしたりなどの作業をする場合も多いです。
兄弟がたくさんいたとしてもリビングが広ければ、何も気にする必要は無いでしょう。
 

□広さ別のLDKについて!

 
上述した通り、LDKの平均的な広さは16畳から20畳です。
しかし、広さがわかったところで家づくりの際に役に立てることは難しいと感じる方が多いでしょう。
ここでは、広さ別のLDKを以下の3つの広さに分けて紹介します。
・16畳
・18畳
・20畳
 

*16畳

 
4人家族の場合で家具の配置までも考えると16畳は最低限欲しい広さになります。
LDKが16畳あるとダイニングテーブルやソファを問題なく設置できます。
 
しかし、比較的大きいテーブルやソファを置くと、部屋の中が窮屈に感じてしまったり、テーブルとソファの間にスペースを取れなかったりすることもあります。
そのため、16畳のLDKでは圧迫感を感じないような丸テーブルや小さめのソファなどのコンパクトな家具を置くことをおすすめします。
 

*18畳

 
18畳のLDKは16畳のLDKと比べると、ダイニングテーブルとソファの間にも十分なスペースを確保でき、家具の配置に少しゆとりが出てきます。
また、ダイニングテーブルとソファ以外にも、LDKの中に勉強専用のスペースを設けたり、シェルフを設置できたりなど、最低限必要となる物を置くだけでなく、プラスアルファの要素も加えられるようになります。
 

*20畳

 
20畳のLDKになると必要な家具を置いても広々としたスペースがまだあるでしょう。
20畳もあればリビングとダイニングの2つで15畳ほどの広さを確保できるので、大きい家具を問題なく置けますし、大きいキッチンカウンターも設置できるなど、さまざまなアレンジができるようになります。
 
しかし、壁に接していないタイプのアイランドキッチンを設置したい場合は20畳のLDKでも狭く感じてしまうことがあります。
一般的なLDKに必要な機能は20畳あれば備えられますが、かなり大きい家具やキッチンもあるので、設置したい家具やキッチンに合わせてLDKの広さを調整することをおすすめします。
 

◻まとめ

 
リビングは住宅の間取りにおいてLDKと表されることがほとんどですが、純粋にリビングとしてのスペースを表しているわけではないことに注意しましょう。
また、リラックスできたり、精神的なメリットを得られたりなどの理由から、広いリビングを理想とする方は多いです。
しかし、広さがあることで掃除の手間が増えるといったデメリットもあります。
そのため、以上のことを参考にして家づくりの際に役立てて下さい。

戸建ての外観をデザインしよう!おしゃれにするポイントとは

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2023年03月17日

内装とは異なり、戸建ての外観は家そのものの雰囲気を左右するので、「家の顔」といえます。
せっかくマイホームを建てるのですから、センスの良いおしゃれな外観にしたいと考えている方も多くいらっしゃるでしょう。
今回は、戸建ての外観選びに失敗しないように、選び方のポイントや人気な外観のデザイン例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
 

□戸建ての外観の決め方とは?

 
お気に入りの外観にするためにはどのようなことに注意すれば良いのか、5つに分けてご紹介します。
 
1.好みのイメージを絞る
 
ご自身とご家族の好みに違いが生じることもあるはずです。
気になっている戸建ての外観のイメージをご家族とできるだけ多く共有し、好みのデザインをより具体的に絞っていきましょう。
 
2.戸建ての形を具体化する
 
色だけでなく、形を変えるだけでも外観の雰囲気はかなり変わります。
戸建ての主な形状として、「L字型」「コの字型」「四角い形」などが挙げられますが、これ以外にもたくさんの種類が存在します。
土地環境やイメージなどを考慮して、どのような形にするのかを具体化していきましょう。
 
3.メインカラーを1、2色決めておく
 
家の外観に取り入れるカラー全てを考えるのではなく、「メインカラー」を決めることがポイントです。
メインカラーは主にベージュやグレー、ブラック系などが挙げられます。
メインカラーをベースに、同系色の色を組み合わせることで、一貫性のあるデザイン性が高い外観になります。
 
4.壁の素材を決める
 
イメージに合う外観を実現させるには、壁の素材選びも非常に重要です。
セメント製や金属製の「サイディング」、石や粘土、土を高温で焼き固める「外壁タイル」、土やセメントなどの材質を使用する「塗り壁」の3つが代表的です。
 
5.屋根の形を決める
 
おしゃれな外観にするために意外に忘れがちなのが、屋根の形です。
三角形を形取った「切妻屋根」や一方向に勾配を付けた「片流れ屋根」などをはじめ、代表的な屋根は10種類以上に上ります。
屋根の形を選ぶ際にはデザイン性のみを考慮するのではなく、機能性も考えて検討しましょう。
 

□人気な外観のデザイン例を紹介!

 
・シンプル系
ここで紹介する事例は、ホワイト系のみの配色で明るい雰囲気で仕上げたモダンの外観です。
外構には、白色のコンクリート擁壁の駐車場や門柵を設けることで、家の外観とマッチしておしゃれな雰囲気になります。
 
・かわいい系
これはベージュとウッドアクセントを組み合わせて、ナチュラルモダンな雰囲気にした事例です。
このナチュラルモダンの住宅には、天然石やレンガの外構が良くマッチするので、これらを取り入れることで住宅全体がおしゃれでかわいい雰囲気に包まれます。
 
・スタイリッシュ系
かっこいい雰囲気にしたいのであれば、ホワイトとブラックを組み合わせたモノトーンカラーの外観がおすすめです。
また、モノトーンにする際は単純なツートンカラーにするのではなく、飛び地的にカラーリングをすることで現代的なデザインに仕上がります。
 
・海外系
リゾート感が溢れる南欧風の外観は、日本でも高い人気を誇っています。
オレンジの洋瓦とベージュの外壁を掛け合わせつつ、フラワーボックスを設置することで海外の雰囲気を感じられるでしょう。
 

□戸建ての外観を決める際に注意するべきポイントとは?

 
戸建ての外観を決める際の注意点を4つに分けてご紹介します。
 
まずは、建築会社にイメージを伝える際には、写真や絵などを用意しましょう。
ご自身の理想の家の外観を言葉だけで伝えようとすると、イメージの食い違いが生じてしまう恐れがあります。
用意する画像は、1枚だけでなく多角的に撮影されたものにするとなお良いです。
 
次に、戸建ての外観に対する疑問点や不満などは、可能な限り早めに解決しておくことをおすすめします。
外観のデザインを後から変えたり、修正したりするのは非常に難しいほか、予想外の費用がかかってしまうケースも少なくありません。
ご自身に疑問や不満がある場合には、建築会社にはっきりと伝えて、納得できるまで聞くようにしましょう。
 
そして、戸建てのデザイン性を高めるためには、外構工事費用を軽減させないことも重要です。
ついつい建築費用にお金をかけすぎて外構工事費用を減らさざるを得なくなってしまった、という方もいらっしゃいます。
外構にかける予算が減ってしまうと、ご自身がイメージしていた外観が台無しになってしまいますので、注意してください。
 
最後に、耐久性やメンテナンスについても考慮しておきましょう。
戸建ての外観やコスト面だけを考えて安価な資材ばかりを選んでしまうと、耐久性が低く、メンテナンス費用が高い戸建てになってしまう恐れがあります。
このような失敗を防ぐために、必ずランニングコストも含めて外観を選ぶようにしてください。
 

□まとめ

 
今回は、戸建ての外観選びに困っている方に向けて、5つの外観選びのポイントをご紹介しました。
また、外観に対する具体的なイメージが湧かない方は、4つのデザイン例も参考にしてみてください。
家は見た目だけでなく実用性も重要ですので、ご家族としっかりと話し合って様々な角度から検討しましょう。

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