新築 RUSTICstyleの家
STORY
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薪ストーブの選び方
新築住宅の省エネ化が必須とされている中で、改めて薪ストーブの評価が高まっている。
電力に頼らず暖房や調理ができるだけでなく、揺らぐ炎を眺めるだけで、充実したひとときが過ごせるのだ。
薪の入手方法が誰しも苦労するところだが、森林が県土の8割弱を占める長野県では、他県よりも薪の入手が容易だから、薪ストーブのある暮らしは、より現実的といえよう。
実際、この住まいも、1階リビングダイニングの中心に薪ストーブを置いている。
選んだ機種は、バーモントキャスティングのアンコールクラシック。
薪が燃えることで発生する燃焼ガスを二度にわたって燃やすため、燃焼効率が極めて高い。したがって煙がクリーンで住宅地でも安心だ。
優美なデザインの裏に隠れた高度な技術。決してあなどれない。 -
多目的な屋外テラス
この住まいの1階は、南北方向に伸びた階段を中心軸に、その西側にキッチンおよび浴室、東側に和室。キッチンの南側はリビングダイニング、南東側は玄関という構成だ。
そして建物の外に目を向けると、ダイニングの南側にはウッドデッキ、そして玄関の南側にはゆったりした玄関ポーチが伸びている。
玄関ポーチには土庇がついているので、雨天のお出かけでも慌てず傘を広げられる。
ウッドデッキは、一部を薪置き場に利用でき、庭にある家庭菜園の手入れの際には格好の休憩場所になる。
道行く人との挨拶や、来客の応対も可能。
つまり、住まいとまちとの、大事な橋渡しの場なのだ。
地域に根ざした工務店ならではの心づかいが実にうれしい。