新築
R DESIGNの家
構造:木造2階建/敷地面積115.99坪/1階面積:18.79坪/2階面積:15.72坪
構造:木造2階建/敷地面積115.99坪/1階面積:18.79坪/2階面積:15.72坪
STORY
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淡いセージグリーンのモザイクタイルがチャーミングなR壁。
人目を気にする必要のない開放的な空間。
その先にのびた広いバルコニー。
遊び心を取り入れる心のゆとりが、そのまま形になった注文住宅だ。
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この住まいは1階と2階で違う雰囲気が楽しめる。
各寝室と洗面脱衣+浴室のある1階は、壁と天井のやわらかな白色が映えるスッキリしたデザイン。
対してLDKとトイレのある2階は、仕上げは1階と変わらないが、梁組をほとんどそのまま現した化粧梁とキッチン回りの造り付け家具が相まって、よりウッディな雰囲気に仕上がっている。
その中で、重要なアクセントとなっているのが、1階の中心、玄関の正面で曲面を描くR壁だ。
これは、玄関から左右へ進む動線をスムーズに振り分ける仕掛けで、来客は、この壁を見ながら、ほどよく気分を高めて2階へ上がることができる。
もちろん作り手の一方的な提案で実現するものではない。住まい手のおもてなしの心、そして遊び心があってこそ実現したものだ。
効率ばかりが求められるご時世に、このようなチャーミングなデザインが生まれたことが、実にうれしい。
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広い庭には誰しもあこがれるが、手入れに手間がかかるのが悩みどころ。
ならば、せめて用具入れは使いやすい場所に配置しておきたいものだ。
だからこの住まいでは、玄関ホールのすぐ脇に、靴のままで入れる土間収納を用意した。
この土間収納は外からもアクセスできるため、庭仕事や冬の雪かきに使う道具をしまっておくのに好都合。
すぐれた注文住宅は、収納のつくりまで違うのだ。
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壁一面の掃き出し窓は魅力的だが、周囲の視線を気にしてカーテンを閉め切りにしていたら意味がない。
せっかく開放的な窓をつくるなら、カーテンを閉めることなく暮らしたいものだ。
だから、この住まいでは、外からのぞかれずに済むよう、LDKを2階に持って行き、さらにはウッドデッキのバルコニーを先にのばした。
これなら、人目を気にせず開放的な暮らしを楽しめる。
真に開放的な家とは、その暮らし方まで想定しなければならないという、お手本といえるだろう。
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2階リビングの東側にのびたバルコニーは、6畳弱の広さ。
この地域の東側には八ヶ岳連峰を望むことができるため、このバルコニーは、あたかも住まいに展望台があるようだ。
しかも、2階で外から覗かれる心配がないから、椅子やテーブルを置けば、まさに第二のリビングと化す。
もはや、うらやましいという以外に言葉が見つからない。