新築 優しい色合いの家
STORY
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カフェの雰囲気とセミオープンなキッチン
調理しながら周囲が見渡せる対面式キッチン。家族とのコミュニケーションに役立ち、食事の配膳など効率もよく、さらには側壁にささやかなニッチもつくれる。まさにいいことずくめな反面、キッチンの様子が丸見えなので、雑然と物を置くと目立ってしまうという難点もある。
そこで、対面式キッチンの利点を残しつつ難点をクリアする方法として、この住まいで採用したのが、セミオープン方式だ。
キッチンカウンターの短辺の側壁を天井まで立ち上げて目隠しに。
立ち上げた側壁にステンドグラスの小窓を取り付けて、キッチンからの視界を確保するとともに、デザイン性もアップした。
暮らしに役立つだけでなく、チャーミングな雰囲気づくりにも大いに貢献してくれるキッチンなのだ。 -
フレキシブルな和室
この住まいは、1、2階とも、南北方向に通る廊下を中心軸に、各室を振り分けている。
たとえば1階の北側は、廊下の西側に玄関、東側に洗面脱衣+浴室が振り分けられ、南側は、西側にリビング+和室、東側にキッチン+ダイニングが振り分けられている。2階は廊下の西側が収納やバルコニー、東側が寝室である。
和室は、東側と南側のふすまを引き込めば、リビング、キッチンと一体になり、子どもがごろっと横になったり遊んだり、また来客をもてなしたりと、多目的なスペース。
ふすまを閉めれば独立した居室になるので、将来は主寝室としても使える。
こうして、住まい手のライフステージとともにフレキシブルに変化できる空間があることが、住まいが長く愛される秘訣なのだ。