新築ナチュラル×かわいい家

（S邸）

STORY

南欧風のかわいらしい外観

住宅の外観は、目にやさしいナチュラルとグリーンを組み合わせた、南欧風のかわいらしいデザインに仕上げた。
全体的にシンプルな外観の中で、装飾の入ったかわいい形の玄関を採用し、デザインにアクセントをつけているのがポイントだ。

ただし、南欧風のかわいらしい住宅は「かわいすぎる」とためらう人がいるだろう。
そこで、スマートさを感じさせる細めの屋根材を使ったり、全体的に横線が入ったように見える外壁・屋根・足元の石ブロックを選んで整然とした印象になるようにしたりして、全体的なデザインが甘くなりすぎないように工夫している。

ひとくちに南欧風といっても、色や建材の選び方、全体のバランスを調整すれば、自分たちの感性に合う注文住宅を建てられるという好例だ。
無垢のやさしさが伝わる玄関がお出迎え

玄関を入ってすぐの空間は、無垢材が中心。
ひとつひとつ木目の異なる無垢材は目にも楽しく、天然素材特有の温もりを感じられる。
また、玄関スペースの天井にはあえて暗い色の無垢材を採用し、靴箱等の収納スペースを玄関の隣に隔離するなど、極力狭めに作っているのもポイントだ。

本来、住宅の天井に暗めの色を使うと、天井の高さを低く感じやすくなってしまうが、ある程度狭い方が安心や落ち着きを感じるという人は少なくない。
仕事や買い物等で疲れて帰宅したとき、玄関で自然とほっと一息つけるようにする工夫なのである。

その他、玄関を開けたとき室内が見えてしまわないよう壁や扉で目隠しをするなど、プライバシーの問題もない。
玄関からまっすぐ進めば直接キッチンへアクセスできるため、食材をまとめ買いしたときもスムーズに荷物を整理できるだろう。
注目される機会の少ない玄関も、仕様や間取りにこだわると住みやすい住宅にすることができる。
オシャレなモザイクタイルのキッチン

ナチュラルな外観、落ち着いた玄関から一転、キッチンはポップでかわいらしいデザインに仕上げた。
つるつるとしたモザイクタイルは、汚れや熱に強く、たとえ子どもが落書きをしたり料理中にソースが飛び跳ねたりしても、すぐに掃除できる優れもの。

オープンタイプのキッチンにカウンターテーブルを設けているため、バタバタと忙しい朝の時間帯はリビングではなくキッチンで食事を取ることもできる。

また、キッチンの目隠しはやや高めに作った。
急な来客があっても、慌ててキッチンを片付けなくて良いのは主婦や主夫にうれしいポイントだ。
まばゆい光に照らされた広々リビング

住まいのリビングは、開放感にこだわった造りだ。
ポイントに木材を使いつつ、壁や天井には膨張色の白を採用しているため、部屋を広く感じられるようになっている。
白の内装は光を反射するため、日中室内を明るくできる点もメリットだ。
また、2階への階段をリビングに置けば、1階に廊下を作る必要がない。
リビングを広くしたい場合、リビング階段はおすすめの間取りといえる。
1日の疲れを癒す寝室

1日の疲れを癒す寝室は、過ごしやすさを重視した。
内装を暗めの色でまとめつつ、ベッドの頭側に照明のスイッチ等をまとめている。
朝日を取り込んですっきりと目覚められるように、窓を複数設置しているのもポイントだ。
窓はどれも小さめのサイズなので、隣で寝ている家族を起こしたくないといった場合、自分の周辺や足元だけ照らすようにカーテンを開けることもできるだろう。

部屋の中心近くにコンセントをつけているため、掃除機をかける際に「コードの長さが足りず、隅々まで掃除できない」といった問題が起きる心配もない。