新築
キッチンに住む家
構造:木造2階建/敷地面積74.54坪/1階面積:24.86坪/2階面積:15.03坪
構造:木造2階建/敷地面積74.54坪/1階面積:24.86坪/2階面積:15.03坪
STORY
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キッチンから全てが見渡せる、主婦目線の間取り。
景色を楽しめる開放的な窓。
そして、暮らしを支える安心の温熱性能。
石川の気候を熟知し、暮らしを考え抜いた注文住宅だ。
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キッチンには、住まいづくりの夢が凝縮しているといっても過言ではない。
今回の住まいづくりも、キッチンに対する明確なイメージが先にあった。
その結果が、クックトップ、配膳台、シンクが一列に並んだアイランドキッチン。
対面式キッチンを採用する住宅は増えてきたが、キッチン機能のうちどれかが背後にあるパターンが多く、その場合、どうしてもダイニングに背を向ける瞬間ができてしまう。
それに比べて完全なアイランドタイプなら、全てが一列に並んでいるから、調理中は常にダイニングに顔が向くことになる。
キッチンからは、リビングダイニングはもちろん、玄関ホールの出入り口や和室まで、1階のほぼ全てを見渡すことができ、また目の前の大きな吹き抜けを介して、2階の各居室ともつながっているから、キッチンに建てば、室内のほぼ全域の気配を感じることができるのだ。
まさしく「キッチンに住む家」。ここまで夢を忠実に実現できる工務店の実力が素晴らしい。
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この住まいが建つのは、松本市内でも特に自然が豊かな山間の一角。そのロケーションを生かし、あちこちの部屋から自然の風景を楽しめるようになっている。
特に建物の東側は隣家が建つ予定がないので、1階東側に面した浴室には大きな透明ガラスの引き違い窓を。また住まいの中心を通る回り階段の北側に面した踊り場には、床からの大きなフィックス窓を取り付けているから、階段を上りながら、絶景が目の前に飛び込んでくる。
寒さが厳しい石川の自然も、時にはその眺めで人の心を癒してくれるのだ。
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日本三大美林の一つに数えられる木曽檜(ヒノキ)。
目が詰まって強度や耐久性に優れるだけでなく、高い抗菌作用や鎮静作用が期待できる。
だから、法隆寺五重塔や、伊勢神宮で式年遷宮の際に用いられているのも十分に納得できるのだ。
これを、石川に根ざした工務店が使わない手はない。
この住まいでも、構造材や洋室の腰壁、押入中段のスノコなど、至る所に用いている。
石川の木を石川で使うのだから、その効果は抜群。
気候風土に適した住まいづくりには欠かせない選択だ。
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この住まいが建つのは、先述の通り松本市の山間で、冬の寒さが実に厳しい。
当然ながら、万全の寒さ対策を図っている。
まず建物ごと断熱材で包み込む外断熱方式を採用。そして、冬の日射熱を室内に取り入れるため、南側に大きな吹き抜けを設け、二層分の大きな窓から日射しが入る仕掛けになっている。
また暖房は、割安な深夜電力を使って熱をため、一日中暖めてくれる蓄熱暖房を選択。
コストパフォーマンスがいいだけでなく、温風を使わない輻射熱方式なので、エアコンの暖房が苦手な人でも快適に過ごせる。
お財布に優しい省エネ仕様で、しかも快適に住めるとは、何ともいいことずくめの住まいなのだ。