投稿日:2023年04月12日
高断熱の住宅は、今やどこの工務店や住宅会社でも耳にするようになりました。
「いったい何が違うの?」「どこで建てても同じ高断熱なの?」というご質問をよくいただきます。
何をもって高断熱なのか?断熱の基準や見解は複数存在していて、わかりにくいですよね。ご存じの通り、高断熱と言っても、「断熱等級」「ZEH(ゼッチ)」「HEAT20(ヒート20)」など、様々な基準が混在しています。
イングでは、HEAT20という基準を採用しています。
HEAT20とは、「 一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称で、高品質で安心安全な住宅を実現し、環境負荷を少なくするために、住宅の温熱環境、エネルギー性能、建築耐久性などの観点から、調査研究や技術開発、普及定着を行う団体です。
この団体が定めた住宅の断熱基準が、HEAT20 G1 G2 G3と呼ばれ、
ZEHなどと同じように使われています。国土交通省が定める断熱等級に照らし合わせると、ZEHは等級5。HEAT20 G2は、等級6に相当します。
ひとつ、面白い取り組みをしているのが、鳥取県。鳥取県では、建てる住宅性能に応じて補助金が出るのですが、今回はこちらをお借りしてご説明したいと思います。
<引用:鳥取県HP「NE-STとは」https://www.pref.tottori.lg.jp/293782.htm>
この「とっとり健康省エネ住宅性能基準」のT-G1,T-G2,T-G3は、イングでも採用しているHEAT20のG1,G2,G3と同様の基準値となっています。
ここでは、UA値に着目。この数値が小さいほど、熱が逃げにくく、省エネ性能が高いことが示されます。
日本の省エネ基準は、UA値0.87。
世界の基準はUA値0.4前後。
これだけでも、日本がどれだけ基準が低いかはわかりますね。
日本では、0.87で「高断熱」としている会社さんもあるのですが、世界と比べると、決して高断熱とは言えません。
WHO(世界保健機構)は2018年11月に、室温のガイドラインを発表しました。
ガイドラインでは、寒さによる健康影響から居住者を守るための室温として、18℃以上を強く勧告。また、小児や高齢者の場合はさらに暖かくする必要があると提言。
低い室内温度は冬期の死亡率や呼吸器系疾患、血圧上昇など様々な疾患のリスクがあることがわかってきています。冬になると「ヒートショック」により、亡くなる方がいるのはその典型で、その他にも、アレルギー症状などにもかかわってくることが分かっています。
この勧告に基づいて世界各国が健康を守るべく住宅性能基準値を上げています。
英国保険省の室内温度指針では、21℃が推奨温度となっています。
家が、健康や子どもの成長、家族の幸福までも左右するとしたら?
HEAT20 G2は、自分たちの家族に住んでもらいたいと思える家の性能基準です。
もっと詳しく知りたい!という方は、是非見学会にお越しください。効果を体感いただきながら、ご説明させていただきます。
ご閲覧ありがとうございます。
他にも面白い記事を用意しておりますので、是非御覧ください。
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