投稿日:2022年02月01日
「1階完結型の間取りについて知りたい」
「そのような間取りを実現させる際のポイントについて知りたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
1階で完結する間取りは魅力的ですよね。
そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
1階で完結する間取りの特徴についてご紹介します。
ぜひこの機会に押さえておきましょう。
ひとことで言うと、2階がなかったとしても生活が可能である間取りのことです。
1階部分を広く確保し、2階部分は最低限必要な広さにすると良いでしょう。
LDKや水回り、寝室や収納を集結させましょう。
2階部分には廊下を中心に配置し、最小限にすることをおすすめします。
また、2階部分に書斎やテレワークスペースを埋め込むのも良いですね。
集中できる環境を作れます。
以上が、完結型の間取りについてでした。
続いては、間取りを実現させる際のポイントについてご紹介します。
1つ目は、1階部分に収納を充実させることです。
収納が多く必要な物は衣類でしょう。
ほとんど使用しない衣類であれば2階でも良いかもしれませんが、普段からよく着る服については1階に置くと良いです。
それによって、動線が楽になるでしょう。
もちろん、全ての収納を1階部分だけにもってくることは難しいでしょう。
そのため、2階にも収納は配置する必要があります。
2階部分には、特定の季節でしか使用しない衣類や物を保管しておきましょう。
例えば、ひな人形やストーブ、扇風機などです。
2つ目は、2階部分は寝るだけの空間であると割り切ることです。
寝室だけを配置するというくらいのイメージを持っておくと良いでしょう。
2階部分は、コストカットの対象です。
寝室だけであれば6畳で十分なのではないでしょうか。
このように、とことん2階部分をコストカットして、1階部分を充実させてみましょう。
3つ目は、2階にリビングを配置することや3階建てにすることはできるだけ避けることです。
大切なことは、階段を昇ったり降りたりする頻度を下げることです。
2階にリビングを作ることにはもちろんメリットもあります。
日当たりの良さなども魅力的でしょう。
しかし、2階にリビングを配置すると、階段の昇り降りが多くなってしまいます。
また、3階建てについては、土地が小さく済むためコストカットできるというメリットがありますよね。
しかし、3階建てにする場合、1階部分が駐車場になることが多いでしょう。
そうなると、2階にリビングが配置されてしまうため、結果は先程と同じになってしまいます。
できるだけ避けられると良いでしょう。
4つ目は、老後のことを見据えてLDKを1階に配置することです。
年齢を重ねると、階段の昇り降りはさらに困難になるでしょう。
お子様が巣立って、夫婦2人だけで暮らすとなった際に、暮らしやすい間取りを意識してみましょう。
しかし、老後は家を売ってマンションに引っ越すことを予定している場合には、あまり意識しなくても問題ないでしょう。
以上が、ポイントについてでした。
完結型は魅力的なものではありますが、その一方でデメリットも存在します。
そこで最後に、注意点をご紹介します。
1つ目は、1階を広くすることによって建設費用が増す可能性があることです。
1階を広くすると、基礎部分や屋根が増えたりすることによって、建設にかかる費用も増えてしまいます。
2つ目は、耐震性が少し劣ることです。
総2階建てと比較すると、耐震性が低くなる傾向にあります。
そのため、家づくりの際には特に耐震性を高めることを優先させると良いでしょう。
3つ目は、土地の広さがある程度必要であることです。
1階を広めに確保するということは、それだけ土地も広めに確保する必要があります。
土地の建ぺい率と容積率をご存じでしょうか。
「敷地のうち何パーセントを建物用として使用できるか」を定めた数値が建ぺい率です。
「敷地に対してどれくらいの空間を使用できるか」を表した数値が容積率です。
30坪の敷地面積に住む場合、建ぺい率50パーセントに当てはめてみると、1階の最大面積は15坪になります。
そのため、水回りや広いリビング、ファミリークロークなどをすべて1階に盛り込むというのは難しくなります。
この場合には、1階完結型にするより、別の視点から生活しやすい空間づくりをする必要があるでしょう。
確保できる土地の広さについても考えたうえで、完結型間取りを取り入れるかどうか考えてみましょう。
以上が、注意点についてでした。
今回は、1階で完結する間取りについて知りたい方に向けて、間取りの特徴について、また、注意点についてご紹介しました。
当初の疑問が解決されたのではないでしょうか。
今回の情報を活用し、家を建ててみてくださいね。
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