「金沢市に住みたい」と思っている方も多いでしょう。
そこで、今回は金沢市に移住を考えている方に住みやすい地域、子育てしやすい地域を紹介します。
金沢市の住まいを探す際に、ぜひ参考にしてください。
□金沢の現状について
金沢市のお買い得なお店や魅力的なお店の多くは中心街から離れた郊外にあります。
そのため、自転車がないとそのような店に買い物に行くことは困難です。
また、旧市街地では量販店やスーパーマーケットの出店が多くなったことで、地域に寄り添ったお店は少なくなっています。
さらに、スーパーマーケットが大型化したことにより郊外に移ったため、旧市街地に住む方々は自動車がないと不便な街となっています。
その対策としてふらっとバスという市街地に100円で行くことができるバスが運行されるようになりました。
しかし、ふらっとバスは一方通行であり、目的地への距離に関わらず同じ時間を要すため時間が無駄になってしまうことがあります。
自転車や自動車を利用する方が時間の効率が良くなる場合があります。
一般的に金沢の中心街といえば片町・香林坊周辺でしたが、金沢駅周辺の再開発により衰退してきています。
片町・香林坊周辺には若者向けの娯楽施設や大衆向けのお店がなく、魅力的には感じなくなってきています。
金沢市の住まいを探している方にとってどのような街が住みやすいかというのは人それぞれでしょう。
金沢らしさを第一条件として考えている方でしたら香林坊・武蔵周辺の地域がおすすめです。
買い物をする際は武蔵・片町・近江町が近くにあり、長町武家屋敷跡・兼六園・金沢城・尾山神社などが徒歩圏にあります。
子どもがいない場合で、自動車を使わずに生活をしたいという方には最適な地域です。
一方で、自動車を所持していて文化的な生活を送りたいという方でしたら、泉野図書館や金沢総合運動公園周辺の地域がおすすめです。
地域の雰囲気や環境も良く、金沢市における文教地域だと言われています。
最近では、石川県庁の移転に伴って金沢駅の海側の地域(駅西地区)の人気も上昇しています。
□金沢市の魅力とは
*生活圏がコンパクトで住みやすい
金沢市は本住の日本海側、石川県の中央部に位置し、南部を山地が占め、北部は日本海に臨む城下町です。
城下町として栄えた歴史的な風情が多く残り、人口は約47万人の北陸地方の最大都市です。
都市インフラが充実しているだけでなく、居住エリア・ビジネスエリア・商業エリアが隣接しています。
街のコンパクトさが暮らしやすさに結びついており、移住者にも人気の地域となっています。
また、周辺の自然と文化的な環境に恵まれており、歴史都市・創造都市として高い評価を受けています。
その根拠として、日経B P総合研究所の調査によると、「住みよい街2019」において金沢市は全国341自治体の中で26位でした。
また、生活・雇用・安全・医療などの40の指標から幸せ度をランキング化した「幸福度ランキング」では全国4位となっています。
ランキングからもお分かりいただけると思いますが、住まいや職場、学校などの生活圏がコンパクトに整っている街です。
金沢市は非常に雨が多い街で、石川県の年間降水量は全国第4位となっています。
また、四季の変化をはっきりと感じることができます。
春や夏には晴天が多く、冬は曇りや雨の日が多く、積雪もある日本海性気候に属しています。
金沢駅から車で40分ほどの距離に小松空港があり、そこから東京まで飛行機で約70分となっています。
2015年に北陸新幹線が開通したことにより、首都圏へのアクセスがより便利になりました。
東京駅までは最短で約2時間30分と格段に短縮されました。
全国各地へは飛行機と鉄道を利用することで容易にアクセスできます。
県内においても里山海道や北陸自動車道だけでなく、能登半島や加賀などへの道路網も整備されています。
*子育て世代に優しく、共働きの方にも安心
金沢市はわずかに転出超過の状態にあるため、総合相談窓口を通じ移住・定住の促進を図っています。
具体的には移住者の一般居住区域における住宅取得支援や街中を含む居住誘導区域での住宅支援制度を創設しています。
金沢市には112の認可保育所と認定子ども園があり、待機児童数はゼロを継続中です。
また、幼少期の子育て支援が充実しているため、共働きの方も安心して暮らせる環境となっています。
全国の中核都市48市の中で病院の病床数は第4位(2018)、医師数も3位(2018)と医療体制が充実しています。
市内には金沢広域急病センターに休日夜間救急センターがあるほか、救急救命センターや金沢大学附属病院などさまざまな病院があります。
また、2018年9月からは県内各地へ最大40分で移動できるドクターヘリが運行しています。
□まとめ
今回は、金沢市の住まいを探している方に向けて、金沢市の現状と魅力について紹介しました。
旧市街地が衰退している一方で、金沢駅周辺は発展しています。
自然や文化的な環境に恵まれているだけでなく、医療制度や子育て支援が充実しており首都圏へのアクセスも便利なため住みやすい地域となっています。