自然素材を使った住宅のメリット・デメリットやコストを比較

投稿日:2020年05月29日

温かみがあり、お子さんやペット、高齢者にも優しい自然素材の住宅は、安定した人気のある住まいです。
ただし、家作りの後悔を減らすためには、自然素材ならではの強みや注意点、そしてメンテナンス方法の理解が必要不可欠です。

「自然素材を使った家が良いと聞いたけれど、後悔するのではないかと心配している」

 

そこで今回は、住まいに使われる自然素材の種類や、各素材のメリット・デメリット等をお伝えします。

 

 

□自然素材の家ってどんな家?

 

自然素材の家とは、
・木材
・漆喰
・珪藻土
など、自然由来の素材を使った住宅のことです。

一般的な一戸建ては、工期を短縮するために壁紙にビニールクロスを使ったり、床材に合板パネルやクッション材を使ったりしています。
本来なら、パズルのようにはめ込んだり貼り付けたりするだけで良い部分にあえて手をかけ、自然素材ならではの風合いや肌触り、経年による変化を楽しめるのが、自然素材を使った住まいの特徴です。

 

 

□自然素材のメリットは?

 

*無垢材のメリット

 

無垢材のメリットは、耐久性と安全性の高さ。
優良な木材は、乾燥していくことで強度を増していきます。

 

また、木材特有の肌触りや風合い、香りで癒やされるのもポイント。
化学物質等を含まないため、ハウスダストやアレルギー等のリスクも低いです。

 

*漆喰・珪藻土のメリット

 

塗り壁の材料として有名な漆喰や珪藻土のメリットは、調湿作用と消臭効果。
漆喰や珪藻土は、空気中の湿気を吸収したり放出したりして、室内の湿度を快適な状態に保ってくれます。
ペット臭や生活臭も吸着してくれるほか、燃えにくい素材なので防火性が高いのもポイントです。

 

 

□自然素材のデメリットは?

 

*無垢材のデメリット

 

内装や柱に使う無垢材は、費用がやや高め。
自然素材なので、湿度や乾燥によって少しふくらんだり、反ったり曲がったりする場合もあります。

 

また、自然素材にはひとつとしてまったく同じものがありません。
同じ木から切り出した板でも、一枚一枚年輪や色合いが違うことは覚えておきましょう。

 

*漆喰・珪藻土のデメリット

 

漆喰や珪藻土は、過度の乾燥でヒビが入ってしまったり、掃除の方法が限られたりするといった注意点があります。

 

また、塗り壁は仕上げまでの工程が多いため、工期も長く費用も高めです。

 

 

□従来の住宅と自然素材住宅の住み心地面の比較

 

従来の住宅と住み心地を比べた場合、自然素材の住まいは快適です。

 

多くの自然素材は調湿作用を持っているため、除湿機や加湿器等を使わなくても快適な湿度を保ってくれます。

 

また、木材特有の手触りや香りの良さも見逃せません。
ハウスダストの原因とされる化学物質が使われていないため、小さなお子さんやペットも安心して遊ばせられます。

 

 

□従来の住宅と自然素材住宅のコスト面の比較

 

自然素材の住宅は建材そのものが高いので、コストとしてはやや割高です。
ただし、一般的な塗料等に含まれる化学物質を取り込む心配がないため、人によっては長期的に見た医療費を抑えられます。

 

また、木材や漆喰・珪藻土は、メンテナンスさえしていれば2世代3世代と使える素材です。
コンクリートのように、「完成した瞬間から耐久性が下がっていく」ものではないため、丁寧に扱えば建て替えやリフォーム費用も節約できるでしょう。

 

 

□従来の住宅と自然素材住宅のメンテナンス面の比較

 

「自然素材の家はメンテナンスが大変」というイメージをお持ちの人も多いですが、実は従来の家も建材に合わせたメンテナンスをする必要があります。
重要なのは、「自分の住まいに合ったメンテナンス方法を知っているか」「定期的にメンテナンスをしているか」なので、メンテナンスの手間自体はさほど変わりません。

 

たとえば、無垢材のメンテナンスは、基本的に乾拭きです。
漆喰や珪藻土の塗り壁も、ひどい汚れが付着しない限り、たまにほこりなどを落とすだけで十分なので、方法さえわかっていれば簡単なメンテナンスで維持できます。

 

 

□自然素材をきれいに長持ちさせる方法

 

自然素材をきれいに長持ちさせるコツは、素材を濡らさないこと、そして強くこすらないことです。
無垢材の汚れは、乾拭きだけでも十分落ちます。

ジュースなどをこぼしても、すぐに拭けば木材の奥まで染み込んでしまう心配はありません。
水が滴る濡れ雑巾で拭くと、かえって木材が過剰に水分を含んで反りなどの問題が出てしまうため、注意が必要です。

 

また、漆喰や珪藻土も同様で、乾拭きしても汚れが取れない場合は、固く絞った濡れ雑巾で優しく拭きましょう。
それでも落ちない場合は、軽くやすりがけをしたり、消しゴムをかけたりすれば、表面にこびりついた汚れや手垢を落とせます。

 

 

□まとめ

 

今回は、自然素材を使った住まいの強みや注意点を解説しました。
価格の高さで敬遠されやすい自然素材の住まいですが、体に優しく住み心地が良かったり、数十年単位で見るとお得だったりします。
濡らさない、強くこすらないといったお手入れのポイントを押さえておけば、家そのものきれいに長持ちさせられるので、おすすめです。
自然素材のメリットとデメリットの両方を知って、自分たちにとって快適な新居を手に入れましょう。

 

2020年5月29日 投稿|     
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