窓の少ない家が気になる方へ!メリットや注意点に加えて設計のコツもご紹介します

投稿日:2023年12月02日

窓は新築を建てる際に入念に検討する必要のある事項の一つです。
窓を設置することで外の光を取り込み開放感のある家になりますが、開放感があると防犯面が気になってしまいます。
 
窓の少ない家には、住んでみないと想像できないような魅力がたくさんあります。
しかし多くの魅力がある一方で、その裏には注意すべきポイントも潜んでいるのです。
 
この記事では、窓の少ない家の魅力と注意点、設計のコツについて総合的に解説していきます。
 

□窓の少ない家の魅力とは?

 

*デザイン性が高まる

 
窓の少ない家は、そのシンプルな外観から高いデザイン性を発揮します。
一般的な家とは一線を画すそのスタイルは、見る人に新しい価値観を提案する力があります。
ミニマリストやアート愛好者には、その良さが特に高く評価されることでしょう。
窓が少ないことで、外からの視線を気にすることなく、自分だけの空間を演出する余地が広がります。
 

*断熱性能が向上する

 
窓が少ない家はその構造上、外部との空気の交換が少なくなります。
外部との空気の交換が少なくなると、夏の暑さや冬の寒さが家の中に侵入しにくくなるのです。
エネルギー効率の観点からも、窓の少ない家は非常に優れています。
断熱性が向上することでエアコンやヒーターの使用頻度が減り、長期的な電気代も削減できる可能性があります。
 

*防犯性とプライバシーの確保

 
窓が少ない家はその特性上、外部からの侵入を困難にします。
これは、防犯性が高いとも言えるでしょう。
また、窓が少ないということは、外からの視線も遮断しやすいのです。
視界の遮断によりプライベートな空間を確保しやすくなりますよ。
 

*家具の配置が容易

 
窓が少ないということは、壁面が多くなるということです。
壁面が多くなることで家具やインテリアを配置する際の自由度が高まります。
大きな家具やアート作品を設置したい場合、窓の少ない家はその理想的な舞台となるでしょう。
 

□窓の少ない家のデメリットと注意点

 
・自然光が少ない
 
窓の少ない家の最大のデメリットは、やはり自然光が少なくなることです。
この影響は、単に明るさだけでなく、心地よさや健康にも関わります。
ビタミンDの生成には日光が必要であり、その不足は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
したがって、照明計画は特に慎重に行う必要があります。
 
・換気が不十分になる可能性
 
窓が少ないということは、先ほどもご紹介した通り、その分外部との空気の交換が少なくなるということです。
そのため、窓を全開にしても換気が不十分になる可能性が高くなります。
また、湿度が高い場所ではカビやダニが繁殖しやすくなる危険性があります。
換気設備には特に注意を払い、定期的なメンテナンスが必要です。
 
・閉塞感が生じる可能性
 
窓が少ないと、視界が狭くなるために閉塞感が生じる可能性があります。
長時間過ごす場所である家においては、心地よさやリラクゼーションに影響を与える可能性があります。
そのため、内装や照明、家具配置に工夫を凝らすことで、この問題を緩和する方法を考える必要があります。
 
・設計と施工難易度が高い
 
窓が少ない家は、設計と施工の難易度が高くなります。
難しくなる理由としては、照明や換気、断熱など、多くの要素を総合的に考慮する必要があることが挙げられます。
そのため、設計者や施工者の選定には特に注意を払い、その実績や評価をしっかりと確認する必要があります。
 
当社は実績も評価もあるため、ご安心ください。
新築をご検討の際はぜひ当社も視野に入れていただければ幸いです。
 

□家の窓に関する設計のコツ

 
窓の少ない家においても、設計や工夫によって快適な生活空間を創出することは十分可能です。
窓の少ない家で快適な生活空間を実現するには窓の基本的な考え方を知っておくことが大切です。
 
窓は基本的には、南面には窓を配置する方が良いことを覚えておきましょう。
なぜなら、取り入れられる明るさの量と冬場に太陽の光を取り込むためです。
その他の方角の窓は少なめにするというのが基本です。
 
以下に、部屋別での設計のコツと工夫の方法を解説します。
 
1.LDK
 
LDKは家の中心となる場所で、人が一番集まります。
そのため、快適さや明るさなど、全ての要件を満たしておいた方が良いです。
全ての要件を満たす際にも南面に窓を優先して配置することを大切にすると、上手く設計できるでしょう。
また、LDKでは庭の見え方も意識するのがおすすめです。
カーテン無しでも近所の目が気にならずに外が眺められたら最高ですね。
 
2.寝室や子供部屋
 
寝室や子供部屋でも窓の設置は南面を優先するのは同じですが、昼間にあまり滞在する部屋ではないため、日当たりの観点からはあまり気にしなくても良いでしょう。
 
ただ、朝起きて朝日を浴びたい場合に、東側に光が入れられる間取りであれば窓を設けておきましょう。
 
また、部屋に窓が1つあるか2つあるかで風通しがかなり変わるのがポイントです。
窓が1つだと風の出口がなく風が入りにくいのです。
そのため、窓が1つしかない場合は、風の通り道を確保するために小さな窓を2つにするのも良いかもしれません。
 

□まとめ

 
窓の少ない家はデザイン性や機能性、そして防犯面でも魅力があります。
一方で換気が不十分だったり、閉塞感があったりというデメリットも考えられます。
デメリットは、高性能な換気設備を選んだり、内装や家具配置を工夫したりすることで対策可能です。
窓の設計をする際には南面に窓を設置するのを優先するようにしましょう。
 
ぜひ、窓の少ない家も前向きに検討してみてください。

ご閲覧ありがとうございます。
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