窓の少ない家にご興味のある方もいらっしゃるでしょう。
しかし、「窓の少ない家は魅力的だけど家の中の暮らしに不便は無いのか」と考えてしまいますよね。
そこで、今回は窓の少ない家のメリット・デメリットについて紹介します。
□窓が少ない家にはどのようなメリットがあるのか?
シンプルな外観の場合は、数少ない窓をお洒落にすることで、良いアクセントになるでしょう。
夜は窓から溢れる室内の光によって、おしゃれな雰囲気を演出できます。
窓が少ないと空気の逃げ場が減るので、断熱性が上がります。
外気との接触が減るので、窓で冷やされた空気が下に降りてくるということが少なくなります。
冬場は部屋がすぐに暖かくなることに加えて、暖かい空気も逃げづらくなるため、光熱費を抑えられるでしょう。
窓が少ないと、その分外部からの不法侵入率を下げられます。
外からの目線を気にすることも少なくなるので、セキュリティー面を考える方にはおすすめです。
1人暮らしの方や家を留守にすることが多い方にもおすすめです。
窓が多い場合は、窓が隠れないように家具を配置する必要がありますが、窓の数が少ない場合はそのような配慮をすることが少なくなるため、家具を配置しやすくなります。
そのため、自由気ままにインテリアコーディネートを楽しめるでしょう。
あまり知られていませんが、外壁を作るよりも大きな窓を作るほうが費用は高くなってしまいます。
窓の数が少ないということは、その分の施工費用も浮きます。
費用を抑えたい方は、窓を少なくすることも検討してみると良いでしょう。
□窓が少ない家にはどのようなデメリットがある?
窓が少ない家にはいくつかのメリットがありますが、それと同時にデメリットも存在します。
ここからは、どのようなデメリットがあるのかについて紹介します。
窓が少ないと自然光を取り入れるのが難しくなるので、照明を付けないと暗くなります。
自然光を常に感じて生活したい方には不向きと言えるでしょう。
窓の数が少ないということは、その分外気を取り入れることが困難になります。
少ない窓の中で風通しが良くなるように考えないと、空気の通り道ができずに空気が循環されない家になってしまいます。
それを避ける為にも、窓を少なくする場合は空調設備を整えたり、窓の配置に気をつけたりする必要があります。
窓が少ない家にはデメリットもありますが、家の設備やインテリア、家電製品の活用で解決できることが多いです。
これらの点も踏まえて、どのような家が良いのかを考えましょう。
□家の窓で大切なこととは何?
その理由について紹介しますが、その前に窓の役割について理解しておきましょう。
人によって窓に求めることは変わってきますが、基本的にはこの3点を押さえている窓が求められており、デザインは二の次というのが一般的です。
そして、この3点を押さえる為に最も重要なのが配置です。
なぜなら北向きの壁に窓を多く設置したとしても、日の光はあまり入ってきません。
また、風通しを良くしたいと考えていても、対角線上に窓を複数配置しなかったり、空気の性質を理解していなかったりすると、窓を多くする意味がありません。
つまり、窓の役割をしっかり果たす為には、窓のデザインや数などではなく、配置が1番大切なのです。
方角や日の高さ、空気の性質、風向きなど、さまざまなことを考慮して配置するようにしましょう。
空気の性質として知っておくべきなのは、温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まりやすいことです。
このような性質があることから、上と下の対角線上に窓を設置し、空気の循環を効率的にできるようにすることがおすすめです。
窓の配置をしっかりと考えれば省エネで効率的な生活が送れるでしょう。
□まとめ
窓の少ない家はお洒落で、しっかりと対策を行えば快適に暮らせます。
今回紹介したデメリットを許容できる方は、窓の少ない家を前向きに検討してみると良いでしょう。
家づくりに関して相談したいことがある方は、お気軽にご相談ください。