投稿日:2022年03月27日
「床暖房を設けたいと考えているけれどどれくらい効果があるのかな」
「床暖房に関する知識を知っておきたい」
このようにお考えの方は多数いらっしゃるでしょう。
そこで今回は、床暖房の上手な使い方、種類、選ぶ際のポイントについてご紹介します。
ここでは、床暖房の上手な使い方についてご紹介します。
1つ目の床暖房の使い方は、できる限り運転スイッチのオンとオフをくりかえさないようにすることです。
床暖房を節約しようとして頻繁にオンとオフの切り替えをする方がいらっしゃいます。
しかし、床暖房は基本的に電源をつけてすぐのタイミングで最もエネルギーを消費します。
そのため、何度もオンオフを切り替えることでよりエネルギーを消費します。
安定している状態であれば1時間で9円ほどのエネルギー消費ですが、電源をつけてすぐの1時間は42円ほどのエネルギー消費になります。
少し出かける程度である場合は、床暖房をつけたままにすることをおすすめします。
2つ目の床暖房の使い方は、タイマー機能を有効的に活用することです。
最近の床暖房にはタイマー機能が備えられているものがほとんどです。
タイマー機能を有効的に活用することで、家に帰る前から暖かい部屋にしておけます。
床暖房が機能するようになるには、電源を入れてから30分から1時間ほど時間がかかります。
そのため、帰宅する予定の時間より30分から1時間ほど前に電源がつくようにタイマーで設定しておくことをおすすめします。
また、床暖房が必要なくなる時間が分かっている場合は、切る時間もタイマーで設定しておくことで節約にもなるでしょう。
3つ目の床暖房の使い方は、床暖房が必要なくなる30分前に電源を切ることです。
基本的に床暖房は、電源を切っても30分ほどは暖かさを保ちます。
そのため、床暖房が必要なくなる就寝時間の30分前に電源を切ることで、無駄な電力消費を押さえられます。
4つ目の床暖房の使い方は、カーペットを敷かないようにすることです。
床暖房によって部屋を暖める仕組みは、熱伝導や輻射熱を利用して暖めています。
そのため、部屋と床の間を遮るカーペットを敷いてしまうと、その分部屋が暖まるのに時間がかかってしまいます。
また、極力椅子やソファを足のあるものにすることで、より床暖房の効果を高められます。
足のない家具を置きすぎるとその分部屋が暖まる速度が遅くなることを頭に入れておきましょう。
ここでは、床暖房の種類を2つご紹介します。
1つ目の種類は、電気式床暖房です。
電気式床暖房とは、床下のヒーターから放熱させることで床から暖める床暖房のことを指します。
基本的に床下には断熱材と下地を敷き、そこにヒーターを入れてからフローリング材をはります。
電気式床暖房には蓄熱式暖房というものがあり、電気代が比較的安い夜間の電力を使用し、蓄熱できます。
2つ目の種類は、温水式床暖房です。
温水式床暖房は、お湯によって床から暖める床暖房のことを指します。
温水式床暖房の中には、温水式電気床暖房と温水式ガス床暖房の2種類があります。
これらは、電力を使ってお湯を沸かすかガス給湯器でお湯を沸かすかの違いです。
電気式床暖房に比べて電源がついてから機能するまでが非常に早く、ランニングコストも比較的安いのが特徴です。
ここでは、電気式床暖房と温水式床暖房のそれぞれを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
まず、電気式床暖房についてです。
電気式床暖房には2つの特徴があります。
1つ目の特徴は、温度の調節が容易にできることです。
電気式床暖房のヒーターには、温度ヒューズやサーモスタットと呼ばれる温度調節を行う機器がついています。
特にPTCヒーター式床暖房を使用している場合は、温度センサーが床暖房についているため、設定温度を部分的に変えられます。
2つ目の特徴は、構造が単純なため施工しやすいことです。
電気式床暖房を設置するとなると、電熱線のヒーターパネルを敷けば施工が完了するため、非常に簡単に設置できます。
そのため、リフォームなどで設置する際も非常に便利です。
大きさも様々で、床暖房を全体に設置するのではなく、部分的に設置したい場合は電気式床暖房をおすすめいたします。
次に、温水式床暖房についてです。
温水式床暖房には2つの特徴があります。
1つ目の特徴は、やけどを起こしにくいことです。
温水床暖房が機能している際の温度は38から40度です。
そのため、やけどしてしまう心配がありません。
それに対して電気式床暖房であれば、最大45度まで上げられます。
2つ目の特徴は、電源を入れてから部屋が暖まるまでに時間がかからず、余熱が残りやすいことです。
ヒーターであればある程度ヒーターが温まるまで待つ必要があります。
しかし、温水式床暖房であればすでに熱いお湯を巡らせるため部屋が暖まるのが非常に早いです。
また、お湯が下がるまで機能し続けるため、結果的に冷めにくいということです。
今回は、床暖房の上手な使い方、種類、選ぶ際のポイントについてご紹介しました。
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