自分の家にもう1つ部屋が欲しい、スペースが欲しいと思うことがありますよね。
あまり聞き慣れない単語だとは思いますが、小上がりには沢山のメリットがあります。
あなたの暮らしをより豊かにしてくれる小上がりのある家についてお話しします。
□小上がりとは何か
小上がりとは、同じ部屋の中に段差を作り、もう1つの空間を作ることです。
一般的には、リビングの端に設置されたり、和室として利用されたりすることが多いです。
広さとして4.5畳の部屋が多く、あまり広すぎないのが分かります。
小上がりをつくるためのリフォーム費用は、20万円前後が平均です。
建材やデザインにこだわる場合はオプションで10から20万円プラスでかかることもあります。
□小上がりのメリット・デメリット
1つ目は、段差を利用して収納スペースを作れることです。
段差に引き出しを作って、その部屋で使うものを簡単にしまえます。
子供のプレイルームなどにしたい場合は、お子様のおもちゃや絵本をしまえますね。
収納が簡単だと子供の片付けの練習にもなり、部屋が散らかりません。
他にも趣味の空間にしたいなら趣味の道具を、ワーキングスペースにしたいなら仕事のものを収納できます。
同じ部屋なのに段差を作ることで立体感が生まれます。
床材を変えたり、壁の色を変えたりすることで違う用途に使う部屋だという認識が自然に生まれます。
違和感無く空間を隔て、好きなことに使えるのは小上がりならではの特徴です。
リビングなどに小上がりを作れば、視覚的に開放感が生まれるので部屋を広く自由に使えるでしょう。
デメリットはバリアフリーにあまり適していないことです。
家の中に段差が生まれるのは高齢者にとって優しくありません。
高齢者のいるご家庭や、バリアフリーを考慮したい場合は手すりなどをつけるようにしましょう。
また、坂のようなスライドを作るのも1つのアイディアです。
□モダンな小上がりのデザイン
次にモダンな今風の小上がりのデザインを紹介します。
窓辺やベランダに続くドアの隣に作れば、外の自然に触れながら読書や昼寝などができます。
ハンモックなどをつければ、贅沢にくつろげるでしょう。
リビングの一角に作ることで、家族とのコミュニケーションを取りながらリラックスできます。
縦横3メートル以上の大きなテーブルをリビングに作ります。
そのテーブルでダイニングや食事を楽しむのは勿論、勉強や作業スペースとしても十分に使えます。
家族が集まる中心の場を二階へ続く小上がりとして使えば、おしゃれかつ毎日の会話が生まれるでしょう。
縁側といえば部屋の外に作りますが、これを室内のドア付近に作ります。
すると、外の景色を寝そべりながら室内から鑑賞できたり、バルコニーやベランダの様子をリラックスして眺められます。
ゆっくりと腰をかけて外との接点を増やしたいなら、ふらっと小上がりがお勧めです。
こちらは、小上がりを読書のスペースとして活用し、その段差に本を収納するものです。
クッションやラグを引いて寛ぎながら、読書を楽しめるのは良いですよね。
お気に入りの本をすぐ下の段差から取り出せるので、あまり動かずに本の世界を楽しめます。
こちらはガラス張りで、アパレルショップのウィンドーのようになっています。
寝室にしたり、趣味の部屋にしたりなど、どんな部屋にしてもおしゃれに見えます。
子供のプレイルームにすれば中の様子が見えるので安心です。
使う用途によって色々とおしゃれにしてみたいですよね。
デザインを考える際に重要なことは、使う目的をはっきりとさせることです。
子供のプレイルームにしたいなら安全面を考えたデザイン、家事などの作業用スペースにしたいなら家事動線を考えたデザインなど、何に使い、どのようなスペースにしたいのかしっかりと考えましょう。
□まとめ
そんなに高くない値段でリフォームできるので、普段の生活に何かアクセントが欲しい、こんな空間が欲しいなど思ったら是非見当してみて下さい。
間取りや費用のことなど他にも分からないことがあればイング建設設計へご連絡下さい。