投稿日:2023年05月27日
プライベートとパブリックの境界線の役割を果たし、住宅を安全な場所にしてくれる玄関ドア。
周囲にある家を見てみると、それぞれ種類が全然違うのが分かるでしょう。
今回は注文住宅を建てたりドアを買い替えたりする予定のある方に向けて、家の入口のタイプとしておすすめのドアの種類をご紹介します。
玄関ドアの代表と言えば、開き戸と引き戸の2種類です。
それぞれ種類を見てみましょう。
開き戸はドアにレバーが付いていて、ドアを押すか引くことで開閉できるタイプのドアです。
日本でも洋風な住宅が広まった時期に同時に流行し、今ではかなり主流なタイプになりました。
・片開きドア
ドアが一枚だけのタイプで、最もシンプルな開き戸です。
価格も安いので採用されやすく、マンションでもこのタイプをよく見かけます。
・親子ドア
大きさが異なる2枚のドアを組み合わせたタイプの開き戸です。
親扉と呼ばれる大きい方のドアに取っ手が付いており、通常は親扉側が開きますが、大きい荷物や車いすが通る時など広い幅が必要なときは、反対側の子扉も開くようになっています。
・両開きドア
同じ大きさの2枚のドアを組み合わせたタイプの開き戸です。
両ドアに取っ手が付いており、どちらからも出入りできる特徴的なドアですが、玄関が広くないと採用が難しいため、あまり見かけません。
一方の引き戸は、横にスライドすることで開けられる玄関ドアです。
昔からある純日本風の住宅はほとんどが引き戸で、日本で昔からあるタイプです。
現在は開き戸が主流になりましたが、最近ではバリアフリーの観点からまた注目されるようになっています。
・引き違い扉
サイズの同じ2枚のドアを互い違いに設置し、どちらでも動かせるようになっています。
玄関ドアが引き戸の場合に最もよく使われるタイプで、玄関を広く使えます。
・片引き扉
片方だけドアを開閉できるタイプの引き戸です。
使い方もシンプルで、すっきりとスマートな印象を持たせます。
・両引き扉
片開き扉を両サイドに2枚組み合わせたようなタイプの引き戸です。
見た目は両開きドアと似ていますが、レールが逆方向にも必要なため両開きドアよりもスペースを必要とします。
上記が代表的なドアの種類です。
色や柄、機能性などを考えるのも大切ですが、ドアの種類を決めると種類も絞りやすくなります。
引き戸・開き戸それぞれにメリットがありますが、同時に採用するなら知っていただきたい注意点もあります。
次章からは2つのドアのメリットと注意点を見ていきましょう。
引き戸の主なメリットを3つご紹介します。
・生活スペースを取らない
開き戸は扉を前後に動かすので、その可動域に物を置くとつっかえてしまいます。
一方の引き戸は横にスライドさせるだけなので、場所を気にせず物を置けてスペースを広く使えます。
・開け閉めが簡単
引き戸は開き戸より動きが小さく、単純にドアに手をかけて横にスライドするだけで出入りができます。
また手で押さえなくてもドアが開きっぱなしになるので、荷物でドアが押さえられない時も安心です。
・静かに閉まって安心
最近ではソフトクローザーと呼ばれる、勢いを弱めてゆっくり閉まるドアが主流になってきました。
お子様が手を挟むのが心配な方や大きな音が苦手な方でも安心して生活できます。
ただし引き戸は、開き戸より隙間が大きく防音性が低いほか、そもそもレールの取り付けスペースが必要な分面積を要します。
あまり多くスペースを取れない、玄関が狭い方にはあまりおすすめできません。
では開き戸のメリットを見てみましょう。
・設置がコンパクト
引き戸はレール分の場所が必要ですが、開き戸はドア一枚分の設置場所があれば採用できます。
玄関は狭くていい、コンパクトなドアが良いという方におすすめなタイプです。
・スイッチやコンセントの選択肢が増える
開き戸はドアの両サイドが壁になっているので、玄関に取り付けるスイッチやコンセントの場所の選択肢が広がります。
使い勝手が良く自由度の高い間取りを実現できるのです。
・ドアノブがかわいい
引き戸にはなく開き戸にあるもの、それがドアノブです。
取っ手部分のカスタマイズの自由度が高いのも開き戸のメリットと言えるでしょう。
最近では鍵がなくても指紋で開くスマートタイプのドアノブも出てきており、利便性を優先する方に人気を集めています。
他にも開き戸にはさまざまなメリットがありますが、採用する前に注意点も知っておいてください。
開き戸はバリアフリーの観点からするとかなり使い勝手の悪いドアです。
ドアを開けても勝手に閉まるので手で押さえなければならず、車いすで生活するなら前後にドアを開ける動作もかなり大変に感じるかもしれません。
老後のことを考えて不安がある方は、引き戸を採用しましょう。
玄関ドアは家族全員が毎日何度も使用するものです。
デザイン性だけでなく、ドアの種類やそれぞれの特徴を理解したうえで使いやすいものを選びましょう。
コンパクトさを求めるなら開き戸、バリアフリーや広い玄関を実現させたいなら引き戸がおすすめです。
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