家にいると足が寒い!気密性の低い家の特徴と解決策をご紹介します!

投稿日:2023年05月22日

近年厳しさを増している日本の冬、寒さが苦手な方にとっては一日一日が辛く、早く春が来てほしいと願っていることでしょう。

せめて家の中では暖かくしたいと思っても、電気代が気になりエアコンをつけっぱなしにはなかなかできませんよね。

今回は、家の中でできる寒さ対策を、寒さの原因と共に解説します。

冬を快適に過ごすためのコツを知って、寒さを乗り切りましょう。

 

□足が寒いのはどうして?

 

家の中にいて多くの方が特に冷えを感じるのが、足です。

冷気は暖気より重く足元に沈むので、冬は暖房をつけていても足元が寒いと感じやすくなります。

室内を暖かくしても感じる冷気の原因はさまざまな箇所に考えられます。

冷気の原因としてまず考えられるのは窓です。

窓を閉め切っている場合でも、ガラスが熱伝導により冷気を伝えてしまい、部屋の温度を下げてしまうのです。

また壁からも冷気が伝わることがあります。

一般的には壁や天井には断熱材が敷き詰められていますが、断熱材が古くなっていたり寒さが強すぎたりすると、断熱材を通しても冷気を感じられるようになります。

あるいは、床から冷気が伝わる可能性もあります。

特に、暖房をつけているのに足元が寒いと感じている場合原因として挙げられるのが「コールドドラフト現象」です。

これは部屋の暖気が窓ガラスなどの冷たい部分に触れて急激に冷やされ、冷気が床面に降りてくる現象です。

いずれにしても対策として重要視されるのは断熱性ですが、実は断熱性だけが対策のすべてではありません。

いくら断熱性の高い断熱材を採用しても、住宅の壁や窓に隙間が空いていれば意味がないのです。

そこでフォーカスされるのが、気密性です。

 

□気密性が重要視される理由

 

室内が寒いと感じる原因の1つが、気密性の低さです。

寒さを防ぎ断熱効果を上げたいなら気密性は必須項目ですが、気密性が低いと一度暖めた部屋の空気も外に逃げ、外の寒冷な空気が容赦なく中に入ってきてしまいます。

気密性を数値で表したものを「C値」と言い、住宅にどの程度の隙間があるのかを可視化してくれます。

C値が高い家ほど隙間が多いことが、数字を見るだけで分かるのです。

平均的な住宅のC値は9.0で、これを上回るとかなり気密性の低い家と判断されます。

逆にC値が5.0以下(北海道では2.0以下)であれば高気密な家といえるでしょう。

気密性が高いとどのような効果が得られるのでしょうか。

代表的な効果を4つ挙げてみます。

1.断熱性能が上がる

気密性が高い家は、比例して断熱性能が上がります。

断熱性は窓や壁の断熱材を使って高められるのはもちろんですが、どれだけ良質な断熱材を使っても気密性が低いと熱は逃げてしまいます。

断熱性を重視するなら、気密性についても意識してみるのがおすすめです。

2.室内の温度ムラがなくなる

冷たい空気と暖かい空気では冷たい空気の方が重いため沈みやすく、冷たい空気が隙間から入ってくることで室内温度にムラができてしまいます。

この温度ムラが寒暖差疲労を引き起こし、体調不良に繋がることもあり得るので、部屋の温度を均一にするのはとても大切なことなのです。

3.結露・カビを抑制する

外気が侵入して結露が発生すると、その水分がカビを発生させ、カビがダニを寄せ付ける原因になりかねません。

気密性を高めることで結露やカビの防止にも繋がります。

4.外気の汚染物質を防ぐ

アレルギーや病気の原因になる花粉やPM2.5などの汚染物質は、主に窓や扉など空いている場所から家の中に侵入し、住宅の小さな隙間もその例外ではありません。

特に細かい物質は、窓や扉を閉め切っても気密性が低いと入ってきてしまいます。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭は特に、汚染物質には気を付けたいですよね。

寒さや汚染物質など外にあるさまざまな害を住宅に侵入させないためにも、高気密住宅は今、非常に注目されているのです。

 

□どうすれば寒さを防げる?

 

寒さ対策を実行する上で、今すぐに実践できるものと必要ならおすすめしたい対策があります。

まずは簡単にチャレンジできる「今すぐできる対策」を見ていきましょう。

 

*今すぐできる対策

 

1.カーペットやラグを敷く

冷気が伝わりにくい素材のもので冷気の伝導を妨げる方法です。

カーペットやラグを敷くだけで、足元の寒さは一気に和らぎます。

2.スリッパや靴下を履く

やはり裸足で歩くと、肌が直に冷気をキャッチしてしまい体も冷えてしまいます。

スリッパや靴下を履いて床から肌までに一枚挟んであげるだけで、体感温度がかなり上がるのでおすすめです。

 

*家をリフォームするのもあり

 

これは今すぐにできることではないかもしれませんが、根本的に気密性・断熱性を上げたい方はリフォームも視野に入れましょう。

長期的に見ると、冷暖房効率や風邪をひいたときの病院代・ストレスなど、寒い家には良いことがありません。

長い目で見て少しでも過ごしやすい家づくりを考える場合は、ぜひリフォームも検討してみてください。

 

□まとめ

 

寒さは風邪や病気の原因になるだけでなく、寒暖差によるヒートショックのリスクも引き起こします。

住宅全体が暖かく過ごしやすいことが理想ですが、なぜか暖房をつけても寒いと感じる方は断熱性や気密性に問題があるかもしれません。

あまりにも隙間からの冷気で体が冷えるようなら、リフォームも検討してみてください。

当社でもリフォーム事業を展開しておりますので、気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

ご閲覧ありがとうございます。
他にも面白い記事を用意しておりますので、是非御覧ください。

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