注文住宅を建てようとお考えの方の中で、子供部屋について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子供部屋の平均的な広さと広い部屋・狭い部屋の魅力について解説します。
□何畳にするべき?子供部屋の平均的な広さ
理想的な子供部屋の広さは家族構成やライフスタイルによって異なりますが、一般的な広さは「5〜6畳」と言われています。
都市生活調査によると戸建ての住宅では60パーセント、集合住宅では50パーセント以上の人が6畳ほどの子供部屋がある住宅に住んでいることがわかっています。
また、フラット35の調査によると、2019年に住宅ローンを利用して注文住宅を購入した人の中で最も多い住宅面積は、105〜110平方メートルでした。
これは約32坪にあたり、そこから推測される子供部屋の広さは5〜6畳です。
このような結果から、平均的な子供部屋の広さは5〜6畳と推測できます。
しかし、先ほども述べたようにお子さんの年齢や家族構成、住宅の広さなどによって最適な子供部屋も異なります。
□最適な子供部屋の広さとは?広さ別に特徴を解説
これは、ベッドと机をぴったり置けるほどの広さです。
子供が成長したり、友人を呼んだりすると少し狭さを感じてしまう可能性があります。
しかし、普段の生活においてリビングで過ごす時間が多いお子さんの場合は、十分な広さでしょう。
この広さでは、ベッドと机を置いても少し余裕があり、小さいクローゼットや本棚を置くことも可能です。
引き出し収納付きベッドを設置するといった方法により、レイアウトを工夫すれば成長しても快適に過ごせる子供部屋を作れます。
この広さは、友人を呼んでも狭さを感じないでしょう。
そのため、リビングではなく子供部屋で遊んでほしいと考える家庭におすすめです。
1人で使うにはかなり余裕がある広さのため、兄弟で一緒に使うこともできます。
子供が成長した将来のことを考えて、2つの部屋に分けられる設計にしておくのもおすすめです。
□子供部屋は広い方が良い?狭い方が良い?
子供部屋の特徴を広さ別に解説しましたが、広い部屋と狭い部屋、どちらが子供にとって良いのでしょうか。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
まず、広い子供部屋のメリットとして、遊びや収納スペースが確保できるという点があります。
成長して体が大きくなったり荷物が増えたりしても、スペースが多く確保できるため、変化に対応しやすいでしょう。
成長していくと、放課後に友人と遊ぶ機会が増えるでしょう。
特に雨の日は自分の部屋に友人を呼ぶことができ、親にとっても安心です。
更に兄弟がいる家庭の場合は、一緒に使うこともできます。
その後、成長に合わせて仕切りをつけ、2部屋に分けられるような間取りも設計できます。
広い子供部屋のデメリットとしては、掃除や片付けの手間があげられます。
スペースが広くなると、その分管理の手間も増えてしまいます。
また、部屋が快適すぎるため自室に引き篭もりがちになってしまったり、親が居ない間に子供たちが集まって、たまり場になってしまったりする可能性があります。
一方で、狭い子供部屋にもメリットとデメリットが存在します。
手の届く範囲に物がある状態のため、お子さんご自身で物を管理しやすくなるでしょう。
狭いスペースをどう活かすかを考える能力が身につき、秘密基地のような感覚で楽しむこともできます。
また、部屋でできることが少ない分、部屋にこもらずにリビングで過ごす時間が増える傾向があるので、家族とのコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
狭い子供部屋のデメリットとしては、スペースに余裕が無い点です。
スペースが限られてしまうため、物を気軽に増やせません。
また、部屋全体に圧迫感を感じてしまう可能性があります。
特に高校生以上になると、インテリアにこだわったり趣味の物が増えたりして、部屋のスペースを確保するのが難しくなりがちです。
寝室やリビングなど、別の場所にお子さんがゆっくりしたり荷物を収納したりするスペースを作ると、これらの問題が解消される可能性があります。
広い子供部屋と狭い子供部屋は、どちらにもメリット・デメリットが存在します。
メリットだけでなく、デメリットを踏まえた上でお子さんに合った部屋を選びましょう。
□まとめ
子供部屋の平均的な広さは5〜6畳で、広い部屋にも狭い部屋にもそれぞれ魅力的な特徴があります。
理想の子供部屋づくりには、お子さんのライフスタイルに合わせた間取り決めが大切です。
当社では、設計士がご家族の想いひとつひとつを丁寧に汲み取って暮らしをデザインしておりますので、お気軽にご相談ください。