この記事をご覧になっているということは、子供部屋の間取りを考えるのが難しいと感じているのだと思います。
お子様が快適に過ごせる空間であることはもちろん、成長に合わせて変化させていけるようにと思うと、なかなかアイデアが思いつかないですよね。
今回は、新築での子供部屋の間取りのアイデアをご紹介します。
□そもそも子供部屋は必要?子供部屋について考察しよう
最近では、リビングにお子様の場所を設けて、あえて子供部屋を作らないという選択をとられる方も多くいらっしゃいます。
そのため、本当に子供部屋は必要なのかと疑問を抱いている方もいらっしゃるでしょう。
そもそも子供部屋不要説は、お子様が小さい時は寝る時ぐらいしか使う機会がなく、大きくなって巣立った時には空き部屋へと化してしまうから、それならそもそも作らないでも良いのではないかという考えに基づいています。
とはいっても、特に思春期のお子様にとって、子供部屋は大切な居場所となるのもまた事実です。
幼いうちは常にご家族と一緒の空間でも問題ありませんが、思春期の多感な時期には1人になれる居場所を望みます。
家の中に1人になれる場所がなければ、家の外に居場所を求めてしまうかもしれません。
そうなると、お子様が小さい時は子供部屋は必要ないかもしれませんが、思春期になった際には用意してあげた方が良いでしょう。
将来お子様が巣立った際には夫婦の趣味の部屋や書斎として使うなど、別の用途で使えるように考えておくのがおすすめです。
6畳もあれば、ベッドとタンス、勉強机を置いても余裕がある広さになりますよ。
2人以上のお子様であれば、1つの大きな部屋を仕切って使っても良いですね。
子供部屋が実際に機能するのは、小学生から高校生までの8年間程度です。
はじめから子供部屋としてだけでなく、将来に備えて、他の用途も見据えた設計だと使い道に困ることはないでしょう。
□子供部屋の間取りのアイデアをご紹介!
1つ目は、大きめの部屋を2つに仕切って使うというアイデアです。
お子様に個室が必要になるまでは、大きめのお部屋を共同で使います。
個室が必要な年代になったら家具や間仕切りで仕切りましょう。
あらかじめ扉は2つにする、照明は複数設置するなどの、将来的に仕切る際のベースを作っておくと、お子様の成長に合わせて簡単に子供部屋の間取りを変えられるようになりますよ。
2つ目は、人数分の部屋を作りつつ、目的別に使い分けるというアイデアです。
例えばこの部屋は寝室、もう一方の部屋は勉強部屋といった風に使い分けるというアイデアもあります。
お子様が小さい時でも空間を無駄なく活用できるのは嬉しいメリットですね。
3つ目は、兄弟で大きな部屋にするというアイデアです。
仕切ることはせず、あえて大きめの部屋を兄弟で共有することで、兄弟間での助け合いを促します。
ただ、トラブルや勉強に支障があった場合にサッと仕切れるようにしておくことをおすすめします。
4つ目は、子供部屋とは別にリビングにキッズコーナーを設けるというアイデアです。
思い切って子供部屋は小さめにし、リビングに遊び場や勉強コーナーを作るのも良いですね。
大人が見守れる環境を作れるので、コロナ禍のオンライン学習も安心して受けることができるでしょう。
ただ、プライバシーが欲しいという子には不向きかもしれません。
5つ目は、2つの子供部屋をウォークインクローゼットで繋げるというアイデアです。
お子様の個別スペースを確保しつつも、すぐに部屋の行き来ができるという、適度な距離感を実現した間取りのアイデアですね。
□新築子供部屋づくりでありがちな失敗って?
まずよくある失敗として、兄弟間で子供部屋の大きさが違うというものが挙げられます。
新築する際にはお子様が小さいことも多く、ほとんどご夫婦だけで決めてしまうという方がほとんどです。
そうなると、将来に兄弟間で部屋の広さについてトラブルになる可能性は十分に考えられます。
子供部屋として使う予定のある部屋は、同じ広さになるように気をつけましょう。
次に、子供部屋間で音漏れが気になるという失敗もよくあります。
大きめの1つの部屋を2つに分割した際や、壁一枚の仕切りだと、隣の部屋の音が結構大きく聞こえてくるので、特に受験勉強中はストレスを感じるかもしれません。
お互いのプライバシーを尊重できるように工夫が必要ですね。
最後に、収納が足りないという失敗も非常に多くあります。
小さな頃は小さなおもちゃ、小学生は図工での制作物、中学からは部活用品など、お子様は成長しながら多くの物が必要です。
しかし、子供部屋は収納が少なくなりやすいという難点があり、物が溢れて片付かない部屋になってしまう事例も数多くあります。
そのため、子供部屋のクローゼットは大きめに作っておくのが良いでしょう。
□まとめ
今回は、新築の子供部屋のアイデアについて解説しました。
子供部屋が必要かは賛否両輪だと思うので、今回紹介したことを参考に、今一度考えてみて下さい。