家庭環境の変化や子供の成長とともに最適な広さは変わってきます。
素敵な子供部屋にするためにも、間違えた選択や後悔はしたくないでしょう。
今回はそんな子供部屋のお勧めの広さや、広さを決める際のポイントを分かりやすく紹介します。
□一般的な子供部屋の広さは?
一般的には、子供部屋の広さは4~6畳と言われています。
6畳の広さなら、机とベッドを置いても余裕があります。
広い部屋を兄弟や姉妹でシェアして、将来、2部屋に分けるという家庭もあります。
広い子供部屋と狭い子供部屋には、それぞれメリットとデメリットがあります。
広い部屋なら、スペースに余裕があり、荷物を置いたり、友達を呼ぶこともできます。
ただし、成長するにつれて物が増えたり、体が大きくなるので圧迫感を感じてしまうかもしれません。
子供が独り立ちする頃には、子供部屋は要らなくなります。
まずは、リビングや寝室などの生活スペースを確保してから、残りの面積で子供部屋のことを考えましょう。
予算や生活スタイルに合わせて考えることがキーポイントです。
一般的な基準として、子供部屋の広さは4~6畳が平均であることを念頭に入れておきましょう。
□子供部屋の広さを決めるポイントを紹介!
次に子供部屋の広さを決めるポイントを大きく2つ紹介します。
土地が限られている場合は先程も述べたように、寝室やリビングなどの生活に必要なスペースを先に考えて、子供部屋は残りの面積で考えましょう。
子供部屋が必要な期間は、小学校高学年から高校卒業までの8年位です。
親が住み続ける期間の方が長いので、空き部屋が広い状態になるともったいないです。
寝室やリビングなどの生活スペースを狭くしてまでも、子供部屋を広くする必要はありません。
2つ目は、子供の年齢や人数によって柔軟に考えましょう。
同性の兄弟や姉妹の場合は、広い部屋を一緒に共有することもあるでしょう。
しかし、年齢によって分けたほうがいい場合もあります。
1~3歳差など比較的年齢が近い兄弟なら良いですが、15歳と5歳のように年が離れている場合は難しいでしょう。
男女ともに子供がいるなら、性別で分けて部屋は二つ、という考え方もあります。
子供が小さいうちは、リビングにキッズスペースを作って、子供部屋自体は狭くすることも可能です。
受験勉強などで個室が必要なら、その子に一部屋与え、他の子どもは共同で別の部屋を使うようにすることもできます。
部屋に子供用、寝室用、誰々の部屋というように使い道を明確にする必要はありません。
部屋の用途や、暮らしの変化とともに変えていけることを頭に入れておきましょう。
□広さ別のお勧めのレイアウトを紹介!
次は、子供部屋の広さ別のお勧めレイアウトを紹介します。
この広さなら、机、ベッド、クローゼットなどの収納を無理なく置けます。
ちなみに、家具の一般的なサイズはこのようになります。
机は、幅100~120 cm×奥行き50~70cm
ベッド(シングルサイズ)は、幅100 cm×長さ200~210 cm
収納家具は、幅60~90 cm×奥行き40~60 cm
4.5畳だと狭く感じるかもしれませんが、必要最低限の生活は送れて、管理が行き届き、物が少なくて済みます。
この広さなら、机とベッド、収納家具を複数置いても少しの余裕があります。
体が大きくなる中学生以降でもゆったり過ごせるでしょう。
教科書や参考書、学校や部活動で使う道具などをしまえたり、コレクションアイテムを並べることもできます。
机、収納、ベッドの他にも、テレビやミニ冷蔵庫などを置いても余裕があります。
大学生や社会人で、家族が集まるリビングやダイニングではなく、自分の部屋で過ごすことが多いなら、理想的な広さでしょう。
このように、子供部屋の広さによって置くものやできることが変わってきます。
狭いからと言って決してメリットがないわけではありません。
広いことは魅力的ですが、広い部屋の方が物が増えたり、部屋が汚くなったりすることもあります。
部屋のサイズでその部屋の良し悪しは決まらないことを覚えておきましょう。
どれくらいの期間その部屋を使うのか、目的は何なのか、それによって部屋の最適な広さが決まります。
それを考えてから、プランを建てると素敵な子供部屋になるでしょう。
□まとめ
子供部屋の環境は子供の成長に大きな影響を与えます。
部屋の広さで過ごし方は変わり、子供の心の成長もその過ごし方によって変わります。
狭い方が快適でない、広い方がいいなど、部屋のサイズで良し悪しを決めないようにしましょう。
イメージを膨らませるためにも、住宅会社の施工事例やSNSの写真などで情報収集からはじめてみてください。