おしゃれでデザイン性が高いことから、多くの住宅で吹き抜けが採用されています。
しかし、吹き抜けを採用する際に、一般的な住宅よりも冬が寒くなってしまうことに注意しなければいけません。
今回は、吹き抜けの冬の寒さ対策について3つご紹介しますので、ご自身の住宅に合った方法を見つけてください。
□冬だけの寒さを1万円以下で抑える方法とは?吹き抜けを塞ぐ方法を紹介!
吹き抜けにおいて、冬の寒さを防ぐためにも費用は最小限に抑えたいと考えている方も多いでしょう。
ここでは、吹き抜けの天井を水平にして2階部分に続く空間を塞ぐ方法をご紹介します。
*材料
1万円以下で行うためにも材料や作り方にこだわる必要があります。
材料として以下の5つのアイテムを揃えておきましょう。
合計で9200円と1万円以下で対策でき、取り付け自体も1時間ほどで完成するのでとても手軽です。
*作り方
はじめに、3本の突っ張り棒を用意して太い突っ張り棒を真ん中、細い突っ張り棒を両端に配置しましょう。
吹き抜けの空間の広さによっては、両端の2本だけでも可能な場合もあるので、ご自身の吹き抜けの構造に応じて対策してください。
次に、カーテンに「カーテンリング」を用意して、カーテンと太い突っ張り棒をくっつける作業を行います。
カーテンリングの小さい方の穴にカーテンのアジャスターフックを通し、カーテンリングの大きい方の穴に突っ張り棒を通します。
そして、カーテンの裾に当たるアジャスターフックがついていない部分には、「カーテンクリップ」を使用します。
カーテンクリップでカーテンを引っ掛けた後は、カーテンクリップのリングの部分に細い突っ張り棒を通しましょう。
以上の3つの作業をもう1組のカーテンでも行ってください。
最後に、吹き抜け部分に突っ張り棒が落ちないように設置したら完成です。
とても手軽に行えるので、「家に傷を付けたくない」「取り外しができるものにしたい」と考えている方にはぴったりの方法です。
□吹き抜け用のシェードを使用した事例を紹介!
ここで紹介するのは、窓や吹き抜け部分にロールスクリーンや専用シェードを付けて対策する方法です。
これは、吹き抜けの空間に設置されている窓から、外の冷たい空気が室内に入ってしまっている住宅におすすめの対策です。
先ほどの事例では、カーテンを使用して吹き抜け部分を塞ぐように設置する方法でした。
ただ、今回は吹き抜け専用のシェードですので、さまざまなアイテムを買い揃えて作業する手間を省けます。
窓の部分に設置するシェードや吹き抜け部分を防ぐためのシェードまで、さまざまな大きさのものがありますので、ご自宅の間取りを考慮して慎重に選びましょう。
また、専用シェードを使うと開け閉めや取り外しも簡単に行えるので、大変使い勝手が良いのです。
しかし、高い位置に窓が設置されている場合は専用シェードの取り付けに危険が伴う恐れがあります。
その際は脚立を用意して、必ず2人以上で作業をするようにしてください。
加えて、シェードにはウェーブしている生地部分がありますので、設置方法を誤るとその隙間から冷気が入ってきてしまうケースがあることにも留意しておきましょう。
□ご自身の家に合った吹き抜けの寒さ対策を!
吹き抜けにもさまざまな種類がありますので、吹き抜けの寒さ対策も多岐に渡ります。
しかし、前章で紹介した通り、一般的な吹き抜けの寒さ対策として以下の2つの方法があります。
・吹き抜けの天井を水平にして、2階部分に続く空間を塞ぐ方法
以上の2つの方法で、通常は解決できるのですが、吹き抜けのつくりによって解決できないケースもあります。
それには、吹き抜けが階段の上り下りをする空間と兼用になっているケースが挙げられます。
例えば、1つ目の吹き抜けの空間を防ぐ方法に関しては、階段の上り下りができなくなってしまいます。
また、窓にロールスクリーンをつける方法においても、吹き抜けに高さがある場合は、気軽にロールスクリーンを上げ下げできません。
このように、階段の上り下りをする空間と兼用になっている吹き抜けには、L字のロールスクリーンで塞ぐ方法がおすすめです。
L字のロールスクリーンを設置することで、階段の空間をそのままにしながらダイニングの真上の部分を塞げます。
□まとめ
今回は、吹き抜けの寒さ対策について3つの事例を交えながら紹介しました。
吹き抜けの間取りによっても、最適な寒さ対策は異なりますので、ご自宅に適した方法を見つけてください。
そこで、今回紹介した3つの方法を参考にして、辛い冬の寒さをぜひ予防してくださいね。