それは仕方のないことだと諦めている方もいるでしょう。
しかし、原因を突き止めれば、しっかりと対策をとることができます。
今回は、玄関や廊下が寒くなる原因とその寒さ対策を具体的に紹介します。
□玄関や廊下が寒くなる原因を説明します!
最初に、玄関や廊下が寒くなる原因を簡単に説明していきます。
築年数の長い住宅の場合、玄関ドアの気密性が低下してることがあります。
ドア開口部から熱が逃げてしまうので、冬の寒さの原因になりやすいです。
長時間滞在するのなら、玄関や廊下にも暖房器具を置きましょう。
そして、結露が温度を奪っていることも考えられます。
冬は窓やガラスに空気中の水蒸気が付着して液体化するため、結露が発生しやすいです。
玄関ドアがガラスの場合は、ガラスに付着した結露が温度を奪い、より一層玄関の寒さが増している可能性が高いです。
最後に考えられる原因が、玄関ドアの断熱性の低下です。
玄関のドアの厚みや素材によって断熱性の高さは変わります。
アルミでできた薄いドアだと断熱性が低く、冬の冷気が室内に伝わりやすくなります。
また、隙間風が入り込んで冷気が漂うため、玄関や廊下が暖まりにくくなります。
自分の家の玄関や廊下にどれか1つでも当てはまっていないかを確認しましょう。
寒さの原因を知らないまま、憶測だけで対策をとらないようにすることがおすすめです。
□簡単にできる寒さ対策を紹介します!
玄関や廊下が寒くなる原因は、ドア、窓、床などから伝わる冷気がその空間を寒くさせていることがほとんどです。
この冷気を抑えることができれば、寒さ対策になります。
ドアの断熱性が低かったり、古い家で隙間などがあったりすると尚更寒いです。
対策として、隙間テープを使って隙間風を無くしたり、玄関ドアに断熱材を貼って断熱性を上げたりしましょう。
これらのグッズはホームセンターやオンラインストアなどで購入可能なので、是非チェックしてみて下さい。
廊下に窓がある場合、その窓にしっかりと寒さ対策をする必要があります。
窓も玄関ドアと同様で開け閉めする際に冷気が入るほか、窓自体の断熱性能の低さで冷気が伝わりやすくなります。
簡単にできる対策として、以下のことが挙げられます。
これらの対策のうちどれか1つでも実践してみましょう。
DIYができたり、リフォームを検討中の方には二重窓がお勧めです。
物理的に寒さを和らげることができ、1回つくってしまうと後の費用がかかりません。
特に東北地方や北海道などでは二重窓がよく見られます。
床から伝わる寒さが気になる場合は、まずは床に何か敷きましょう。
室内の部屋に絨毯やカーペットは敷いても、床全体にまで敷く家庭は少ないです。
カーペットやマットを敷くだけで、その効果は絶大です。
□リフォームでできる寒さ対策を紹介します!
最後に思い切ってリフォームをすることでできる、寒さ対策を紹介します。
1番お勧めのリフォームは、玄関ドアの断熱性を高めて根本的な寒さの原因を解決することです。
長い間使用している玄関ドアは寒さに弱いことが多いです。
またドアの素材もアルミ製の様な安くて断熱性の低い素材を使用していることが多いです。
しかし、玄関ドアを新品にリフォームすれば隙間風の問題は解決します。
それだけでも十分な寒さ対策ですが、プラスで断熱仕様の玄関ドアにリフォームすればより快適な空間を実現できます。
また窓ガラスが付いている場合は従来の単板ガラスではなく、空気の干渉を防ぐ特殊加工が施された複層ガラスを選ぶことで更に冷え込みを抑えられます。
リフォームの際に、窓を開閉可能な通風窓にすればドアを閉めた状態で換気出来るようにもなり、便利です。
開放したままだと冷え込みますが、一日に数回換気することで結露の発生が防げます。
□まとめ
このように、玄関や廊下のためにできる寒さ対策は沢山あります。
自分の家の玄関や廊下が寒いと感じる方は、諦めずに原因をつき止めてみてください。
そして、そこからできる効率の良い寒さ対策をしましょう。
他にも知りたいことがあれば、住宅のプロであるイング建築設計へご連絡下さい。