投稿日:2020年05月29日
・親世帯と子世帯両方の収入で生活を安定させられる
・親世帯に子育ての協力を求めやすい
といった強みを持つのが、二世帯住宅です。
ただし、一口に二世帯住宅といってもいくつかの種類があり、間取りや建て方、親世帯と子世帯の関係によって最適なスタイルは違います。
二世帯同居を成功させるためには、二世帯住宅のメリット・デメリットに対する理解が必要不可欠。
この記事では、二世帯住宅のよいところと注意点、そして二世帯住宅を建てる際に利用したいお得な補助金制度について解説します。
文字通り完全に生活を分離したタイプです。
左右で住宅を仕切ったり1階と2階で分かれたりすることで二つの世帯の生活が交わらないようにします。
生活空間を分離しているため、ライフスタイルの違いなどでトラブルになる心配が少ないです。
しかし、設備を一緒に使用しないため、建築費や土地代がもっともかかるタイプです。
住宅のすべてを一緒に使用して暮らすわけではなく、玄関やお風呂といった一部の設備のみを共用するタイプです。
必要な部分で助け合いながら、お互いの家庭の一定のプライバシーを保つことができるところがメリットといえます。
共有する部分を二つの世帯でうまく使用していくことが快適に生活するうえで重要となります。
2つの家族が家のすべてを共有するタイプで、風呂やトイレ、キッチンなどを一緒に使用して生活を共にします。
このタイプの良いところは親世帯と子世帯の距離が近いことです。
子育てを親世帯に支えてもらったり子世帯に介護をしてもらったりするのに向いているといえるでしょう。
また、設備を共用する分、家を建てる際にかかる施工費用や生活費を低く抑えられます。
しかし、ライフスタイルにずれがある場合は何かとストレスになる場合が多くなってしまうので注意が必要です。
親世帯から見ると、二世帯住宅には、
・子世帯と好きなときにコミュニケーションを取れる
・病気やケガをした場合はお互いの世帯を頼ることができる
・子世帯の子育てに協力できる
・将来の介護についても子世帯を頼れる
といったメリットがあります。
いくつかあるメリットの中でも大きいのは、「子育てサポート」と「将来の介護」でしょう。
子世帯が孫を産んだ場合、二世帯住宅なら日常的に子育てに協力することができます。
かわいい孫と毎日のように一緒に過ごせるのは、世帯間の距離が近い二世帯住宅の強みです。
また、二世帯住宅なら、遠距離別居と違って、将来介護をしてもらう際にも移動などの手間をかけずに済みます。
子世帯にとって、二世帯住宅のメリットは、
・親にお金を出してもらえば広い家を建てられる
・家に親がいてくれるため子どもの世話を任せられる
・生活費を二世帯で負担すれば月々の電気代やガス代の節約になる
などです。
子世帯側から見ると、二世帯住宅は「節約」と「子育てサポート」が主な魅力だといえます。
二世帯住宅は、距離が近い分、お互いのいやなところや生活リズムの違いも目につきやすいものです。
お互いの性格や相性によって、同居生活が苦痛になると快適に暮らしていけません。
二世帯住宅を建てる場合は、親世帯と子世帯が本当にストレスなく同居していけるかをよく考える必要があります。
子世帯にとっても、「距離の近さ」は無視できないデメリットです。
特に、夫の義両親と二世帯住宅で暮らす場合、嫁側はなかなか義両親に対して文句をいうことができません。
世代によって子育ての常識なども違うため、子育てや家事のやり方に口出しをされ、ストレスをためてしまうことも十分に考えられます。
二世帯住宅を建てる際に使いたい、おすすめの補助金制度は以下の三つです。
・すまい給付金
・地域型住宅グリーン化事業
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
「すまい給付金」を利用すると、収入や住宅の仕様に応じて最大50万円もらえます。
「地域型住宅グリーン化事業」は、長期優良住宅などのエコ性能が高い仕様にした場合、最大140万円資金を補助してもらえる制度です。
最後の「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、リフォーム専用の補助金制度。
リフォーム後の住宅性能によって、最大250万円の補助金を受給可能です。
ただし、地域型住宅グリーン化事業と、長期優良住宅化リフォーム推進事業は、併用することができません。
今回は、親世帯・子世帯の両方から見た二世帯住宅のメリット・デメリットと、住宅購入費用をサポートしてくれるお得な補助金制度をご紹介しました。
ただし、二世帯住宅にも色々なタイプがあります。
ライフスタイルや家へのこだわり、性格的な相性等によって、おすすめの住まいは変わってくるため、困ったときはぜひ一度、当社にご相談ください。
ご閲覧ありがとうございます。
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