リビング横の和室は必要?便利な広さや仕切りは?メリットとデメリットも解説

投稿日:2024年10月02日

リビング横に和室を設けることは、マイホームを検討する際に多くの人が考える選択肢の一つです。
畳の温かみや落ち着き、そして多様な用途への活用可能性は魅力的ですが、一方でリビングの面積が狭くなるといった、デメリットも存在します。
 
この記事では、リビング横に和室を設けるメリットとデメリット、適切な広さや仕切り方、具体的な事例などを紹介することで、リビング横の和室を検討している人が、理想の空間を実現するためのヒントを提供します。
 

□リビング横に和室を設けるメリット

 
リビング横に和室を設けることは、家族みんなにとって快適な生活空間を実現する上で、様々なメリットがあります。
 
1:子どもの遊び場やお昼寝スペースとして最適
 
フローリングに比べて畳はクッション性が高く、小さなお子さんが転倒しても安心です。
 
また、畳の温かさは、お子様のお昼寝にも最適です。
リビング横に和室があれば、目の届く範囲で、お子様専用のスペースを作れます。
 
2:家族の寝室としても利用可能
 
小さなお子様がいる家庭では、家族で寝室を共有する機会も多いですが、和室があれば布団を敷き並んで寝られて、便利です。
将来、お子様が個室で寝るようになった場合でも、和室は客間や書斎など、他の用途に転用できます。
 
3:多様な用途に対応できるフレキシブルな空間
 
和室は、子ども部屋、寝室、書斎、客間、家事スペースなど、様々な用途で活用できます。
リビング横の和室は、家族のライフスタイルに合わせて、柔軟に空間をアレンジできる点が魅力です。
 
4:畳の温かみがもたらす安らぎと落ち着き
 
畳は、フローリングに比べて温かみが感じられ、リラックス効果も期待できます。
リビング横に和室を設けることで、リビング空間全体に、落ち着きと安らぎを与えてくれます。
 

□リビング横に和室を設けるデメリット

 
リビング横に和室を設ける際には、メリットだけでなく、以下のようなデメリットも考慮する必要があります。
 
1:リビングの面積が狭くなる
 
和室の面積を確保するためには、リビングの面積を減らす必要があります。
特に、限られた敷地内で間取りを考える必要がある場合は、リビングと和室のバランスを慎重に検討する必要があります。
 
2:家具の配置が難しい
 
畳はフローリングに比べて柔らかく、重い家具を置くと跡が残ってしまう可能性があります。
そのため、家具の配置には注意が必要です。
 
また、和室に合う家具を探す必要があり、選択肢が狭まる可能性もあります。
 
3:ペットの飼育に適さない場合がある
 
ペットが畳の上で爪を立てたり、粗相をしてしまったりすると、畳が傷んでしまうことがあります。
 
また、ペットの臭いが残りやすいというデメリットもあります。
 
4:掃除が大変
 
畳は、フローリングに比べて掃除が大変です。
掃除機をかけるだけでは、ゴミやホコリが完全に取り除けません。
 
また、畳は湿気を吸いやすいので、定期的な清掃が必要です。
 
5:ダニやカビが発生しやすい
 
畳は、湿気を吸い込みやすいので、ダニやカビが発生しやすいです。
特に、湿気の多い地域や、換気が悪い場所では注意が必要です。
 
6:畳のメンテナンスに費用がかかる
 
畳は、フローリングに比べて耐久性が低く、定期的な交換が必要になります。
畳の張り替えは、費用がかかるため、予算を考慮する必要があります。
 

□リビング横の和室の工夫点と注意点

 
リビング横に和室を設ける際には、上記のようなメリットとデメリットを踏まえ、用途や家族構成、ライフスタイルに合わせて、工夫することが重要です。
 

*仕切り方

 
リビングと和室を仕切る方法には、様々な選択肢があります。
 
1:引き戸
開閉がスムーズで、リビングと和室の空間をフレキシブルに使えるようにするなら、引き戸がおすすめです。
 
2:障子
和室らしい雰囲気を出すなら、障子が最適です。
ただし、定期的な張り替えが必要になります。
 
3:ロールスクリーン
シンプルでモダンな空間にするなら、ロールスクリーンがおすすめです。
 
和室をどのように使いたいのか、リビングとのつながり方をどのようにしたいのかによって、適切な仕切り方を選択することが大切です。
 

*畳の種類

 
畳には、様々な種類があります。
 
1:い草畳
伝統的な畳で、自然な風合いと香りが魅力です。
 
2:和紙畳
い草畳よりも耐久性があり、水に強いのが特徴です。
 
3:琉球畳
正方形の畳で、モダンな雰囲気に仕上がります。
 
畳の種類によって、見た目や耐久性、メンテナンスの難易度が異なります。
用途や好み、予算に合わせて、適切な畳を選択しましょう。
 

*和室の広さ

 
和室の広さは、用途によって異なります。
 
1:寝室として使う場合
広さは6畳以上がおすすめです。
 
2:客間として使う場合
4.5畳でも十分な広さです。
 
3:子ども部屋として使う場合
広さは3畳でも十分な広さですが、収納スペースを確保するために、4.5畳以上がおすすめです。
 
和室の用途と家族構成を考慮して、適切な広さを決めましょう。
 

*段差

 
和室に段差を設けるかどうかは、家族構成やライフスタイルによって異なります。
 
1:段差を設ける場合
収納スペースを確保したり、リビングと和室を明確に区別したりできます。
 
2:段差を設けない場合
バリアフリーで、高齢者や小さなお子様も安心して利用できます。
 
段差の有無によって、空間の使い勝手や安全性に影響します。
家族の状況に合わせて、慎重に検討しましょう。
 

*エアコンの有無

 
リビングのエアコンを和室と併用できるかどうか、事前に確認しておきましょう。
和室の広さや位置によっては、リビングのエアコンだけで十分な場合もあります。
 
1:寝室として使う場合
快適に過ごすために、エアコンを設置することをおすすめします。
 
2:客間として使う場合
短時間であれば、リビングのエアコンで十分な場合があります。
 
和室の用途や利用頻度に合わせて、エアコンの設置を検討しましょう。
 

*照明の設置

 
和室の照明は、雰囲気作りに重要な役割を果たします。
 
1:和風照明
和室らしい雰囲気を出せます。
 
2:洋風照明
モダンな雰囲気に仕上がります。
 
照明の種類によって、空間の印象が大きく変わります。
和室の用途やデザインに合わせて、適切な照明を選びましょう。
 

□まとめ

 
リビング横に和室を設けることは、様々なメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、子どもの遊び場や寝室として利用できる、多様な用途に対応できるフレキシブルな空間、畳の温かみがもたらす安らぎと落ち着きなどが挙げられます。
 
一方、デメリットとしては、リビングの面積が狭くなる、家具の配置が難しい、ペットの飼育に適さない場合がある、掃除が大変、ダニやカビが発生しやすい、畳のメンテナンスに費用がかかるなどが挙げられます。
 
リビング横に和室を設ける際には、メリットとデメリットを比較検討し、用途や家族構成、ライフスタイルに合わせて、適切な設計を行うことが重要です。
特に、広さ、仕切り方、畳の種類、段差、エアコン、照明など、様々な要素を考慮して、理想の和室を実現しましょう。

ご閲覧ありがとうございます。
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