洗面所と台所を行ったり来たり、無駄な動きが多くてストレスを感じている方は意外と多くいらっしゃいます。
そのため、夢のマイホームとして平屋をご検討中の方の中には、家事動線にこだわった間取りにしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、30坪平屋の家事動線の良い間取りをご紹介します。
□家事動線の良い間取りのポイントをチェック!
1つ目は、料理をしながら洗濯を回せるかという点です。
朝のドタバタを回避するために最も大事な家事動線は、料理と洗濯の同時進行による無駄を省く部分にあります。
忙しい時間に負担の大きい家事が重なるので、できる限り効率良くこの2つの家事をこなしていく必要がありますよね。
キッチンから洗面所またはランドリールームまで、いかに短い距離でスムーズに行けるかを意識しましょう。
キッチン自体の性能も大切ではありますが、料理をする際に無駄のない動きができることも重要なポイントになります。
冷蔵庫やパントリーから食材を出し、作業場まで持ってくる際の動線は、なるべく短い方が効率的です。
3つ目は、買い出しから帰ってきた際にスムーズに動けるかという点です。
玄関から収納する場所まで、短い距離で移動できるかを間取りで検討しましょう。
重たい荷物を遠い場所まで運ばなくて済むようになっているかも確認必須です。
4つ目は、洗濯に関わる一連の動きがスムーズかという点です。
日々こなす必要のある家事の中でも特に力仕事となる洗濯ですから、なるべく楽に行いたいものですよね。
洗濯機から干し場までの距離を短くしたり、乾いた洗濯物を収納する場所を一箇所にまとめたりするのがおすすめです。
5つ目は、家事をしながら家族を見守れるかという点です。
特に小さなお子様は、危ないので目が離せませんよね。
その際に、いちいち手を止めないと姿を確認できないのは非常に非効率ですし、危険です。
キッチンからリビング一体が見渡せると安心して家事を行えますよ。
□30坪に適切な家事動線の良いおすすめの間取りをご紹介!
*カウンター型ダイニングデーブルで家事効率アップ
食事を用意する度、キッチンからダイニングテーブルへの配膳に時間がかかると非効率であることに加え、せっかくの温かい料理も冷めてしまいます。
キッチンと食事をするテーブルまでの家事動線が良いと、そのようなストレスを軽減できるでしょう。
その際におすすめなのが、カウンター型ダイニングテーブルの設置です。
テーブルとコンロ、洗い場がなるべく近くにあった方が家事動線が良くなります。
配膳から後片付けまでをいかにスムーズに行えるかが大切です。
また、この間取りだと他のご家族にお手伝いをお願いできるのも大きな魅力です。
*浴室や洗面所を洗濯物干し場に繋げる
平屋はワンフロアであるというメリットがあるので、家事負担の大きい洗濯の家事楽に役立ててしまいましょう。
洗濯物を干す場所と、浴室や洗面所をなるべく近くにして、洗濯物を干したり取り入れたりする動作と、畳んで収納する動作を効率的に行えるようにします。
ランドリースペースを設けるのも1つの手法ですが、30坪の平屋だとスペースが限られるので他の間取りに有効活用する方がおすすめです。
*大容量のパントリーで在庫を一括管理
大容量のパントリーを設けると、物を探す時間や収納する時間を軽減できるようになります。
他のご家族の「あれはどこに収納したか」という問いに対応しなくて済むようにもなるでしょう。
玄関とキッチンの間に設置すると、買い出しから帰ってきてキッチンに行くまでに片付けを済ませるようになりますよ。
ただ、こまめに買い出しに行くから大容量の収納は必要ないという方もいらっしゃるかもしれません。
ご自身のライフスタイルと併せて考えてみてください。
*ウォークインクローゼットで家事動線を作る
今人気を博しているウォークインクローゼットは、空間を無駄なく有効活用できるおすすめの間取りです。
各部屋に個別の収納をつけるよりも少ない面積で実現できるので、30坪の平屋を建設する際には重宝するかもしれません。
クローゼットを通じて、家事動線を良くしてくれるのも特徴の1つです。
洗濯物をあちこちに収納しに行く必要がなくなり、玄関前に繋げれば着替えてお出かけをするまでがスムーズになります。
用途に併せて設置場所を考えると有効活用できるでしょう。
□まとめ
今回は、30坪の平屋におすすめな家事導線の良い間取りをご紹介しました。
この記事をご覧になって、具体的な間取りのイメージは浮かんだでしょうか。
家事導線の良い間取りを考える際は、いつものご家族の動きを具体的に描くことから始まります。
まずはご自身のライフスタイルを見直し、不満点を洗い出してみてください。