安心した暮らしを実現するために!地震に強い家について解説します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2022年12月22日

災害の多い日本で住宅の安全を考えることは大切です。
今回は地震に強い家とは何か、徹底的に解説します。
 

□地震に強い家とは?

 
地震に強い家とは何か、考えるポイントは2つあります。
それは地震対策と耐震等級の2点から見て強いかどうかです。
 
まずは、地震対策がしっかりととられている家です。
地震から建物全体を守るために重要とされる構造が3つあります。
建物の強度を上げて揺れに耐え抜き倒壊を防ぐ耐震、制振装置で地震のエネルギーを吸収し揺れを抑える制震、免震装置で揺れを伝わりにくくする免震です。
詳しくは最後の項目で説明します。
 
現在の新築の建物は耐震基準に則ってつくられています。
震度6以上の地震でも建物の倒壊、崩壊が起きないように、耐震基準が設定されています。
耐震構造は全ての建物の義務です。
しかし、制震・免震構造は義務ではありません。
 
この2点もしっかりと対策がとられているかどうかがその家の良し悪しを決めるでしょう。
 
次に耐震等級です。
耐震等級は建物の耐震レベルを表す、指標数値の1つです。
住宅の品質確保の法律によって義務化されています。
耐震等級は1~3級の3段階に以下のように分かれています。
 
・耐震等級1級は建築基準法によって定められた耐震基準の最低限の耐震性能
・耐震等級2級は耐震等級1級の1.25倍の耐震強度
・耐震等級3級は耐震等級1級の1.5倍の耐震強度
 
数字が上がるにつれてより強度が高く耐震が強化されていることが分かります。
 

□地震に強い家を建てる必要性とは!

 
兵庫県で起きた大震災、新潟県で起きた中越地震、東北地方で起きた東日本大震災など、震度7を超える地震が日本では沢山起きています。
その被害を少しでも抑え、未来の地震に備えるために、まずは地震に強い住宅の必要性を知るべきです。
 
例えば、木造戸建ての場合、地震の大きな力によって住宅が変形します。
変形したことにより、柱、梁や土台などが組み合わさっている部分が外れたり、壊れたりして、住宅崩壊に繋がります。
工法別の強度に関しては、鉄骨造、RC造が耐震性に優れており、木造がその次です。
近年では、木造の耐震性も見直され、木造住宅の耐震性は鉄骨住宅の耐震性とそれほど変わらなくなってきました。
 
なぜそこまで高性能になったかというと、2000年に発表された建築基準法改正で、木造戸建ての耐震性が大幅に向上したからです。
どの工法でも耐震性に不安を抱く必要は今はあまりないでしょう。
直下型の地震では、縦方向の揺れの影響で、柱が土台から抜けてしまうことがあります。
 
また、木造戸建の場合、強度を高めるために、筋交いや構造用合板で強化した耐力壁をつくります。
この耐力壁が少なかったり、配置のバランスが悪かったりすると、柱や梁の変形が大きくなり、柱や梁が壊れやすくなります。
耐力壁の量やバランスを考えて建物をつくることが、現在では法律によって義務化されています。
 

□地震に強い家の見極め方についてお話しします!

 
具体的に家の強度を支えているものや、耐震性の見極め方とはなんでしょう。
地震に強い家を選ぶには、新耐震基準を満たしていることが最低限必要です。
新耐震基準以外にも、家の強度を確認するために知っておきたいポイントを大きく2つ紹介します。
 
1つ目は、地盤です。
地盤の強さは建物の強度を測る上で大切です。
強い地盤は、岩盤や砂礫を含んでいるので、硬く締まっています。
一方で、弱い地盤は、やわらかい砂や粘土を含んでいたり、水分を多く含んでいたりします。
 
地震に強い地盤を見極めるには以下のポイントに気をつけましょう。
 
・河川や池などの水に関する場所が近くにあるか
・道路にひびが入っていたり、マンホールが浮き出ていたりしないか
・道のひび割れや道路と住宅の間に段差はないか
・公開情報で土地の成り立ちやその前に何があったかなどを調べる
・ハザードマップなどで災害リスクはどれだけあるのか
 
地震や水害によって地盤沈下や液状化による建物の傾きも懸念されます。
地盤改良を行ったうえで建設しましょう。
 
2つ目は、建物の構造です。
建物の構造も、強度に影響します。
前述したように、新耐震基準を満たしていれば、その住宅の耐震性に大きな差が生まれることはありません。
しかし、建物の構造によっては、地震への耐え方や仕組みが異なります。
 
具体的な3種類の耐震構造をまとめてみました。
 
・耐震
人命を守ることを第一に優先し、柱や梁を強くして振動に耐える構造です。
多くの建物に使われています。
 
・制震
地震の振動を吸収する部材を内部に組み込むことで、揺れを和らげたり抑制したりする構造です。
柱や梁への負荷が少なく、建物への被害を軽減できます。
 
・免震
免震装置を入れて地震の揺れを伝わりにくくする構造です。
家具の転倒も防ぎやすく、家の中のトラブル発生を防止できます。
 

□まとめ

 
地震に強い家とは一言で定義づけられるものではありません。
これらの注意事項を確認して、地震に強い家をつくりましょう。

冬場の玄関や廊下はなぜ寒い?原因や効果的な寒さ対策について解説します!

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投稿日:2022年12月17日

冬場になると玄関や廊下が寒くなりますよね。
それは仕方のないことだと諦めている方もいるでしょう。
しかし、原因を突き止めれば、しっかりと対策をとることができます。
今回は、玄関や廊下が寒くなる原因とその寒さ対策を具体的に紹介します。
 

□玄関や廊下が寒くなる原因を説明します!

 
最初に、玄関や廊下が寒くなる原因を簡単に説明していきます。
 
まずは、気密性の低下です。
築年数の長い住宅の場合、玄関ドアの気密性が低下してることがあります。
ドア開口部から熱が逃げてしまうので、冬の寒さの原因になりやすいです。
 
次に、暖房器具がないことです。
長時間滞在するのなら、玄関や廊下にも暖房器具を置きましょう。
 
そして、結露が温度を奪っていることも考えられます。
冬は窓やガラスに空気中の水蒸気が付着して液体化するため、結露が発生しやすいです。
玄関ドアがガラスの場合は、ガラスに付着した結露が温度を奪い、より一層玄関の寒さが増している可能性が高いです。
 
最後に考えられる原因が、玄関ドアの断熱性の低下です。
玄関のドアの厚みや素材によって断熱性の高さは変わります。
アルミでできた薄いドアだと断熱性が低く、冬の冷気が室内に伝わりやすくなります。
また、隙間風が入り込んで冷気が漂うため、玄関や廊下が暖まりにくくなります。
 
このように寒いのには必ず原因があります。
まずは原因を知ることが大切です。
自分の家の玄関や廊下にどれか1つでも当てはまっていないかを確認しましょう。
寒さの原因を知らないまま、憶測だけで対策をとらないようにすることがおすすめです。
 

□簡単にできる寒さ対策を紹介します!

 
玄関や廊下が寒くなる原因は、ドア、窓、床などから伝わる冷気がその空間を寒くさせていることがほとんどです。
この冷気を抑えることができれば、寒さ対策になります。
そこで簡単にできる寒さ対策を紹介します。
 
まずは、玄関ドアの寒さ対策です。
玄関はドアを開け閉めする度に冷気が入ります。
ドアの断熱性が低かったり、古い家で隙間などがあったりすると尚更寒いです。
 
対策として、隙間テープを使って隙間風を無くしたり、玄関ドアに断熱材を貼って断熱性を上げたりしましょう。
これらのグッズはホームセンターやオンラインストアなどで購入可能なので、是非チェックしてみて下さい。
 
次に窓の寒さ対策です。
廊下に窓がある場合、その窓にしっかりと寒さ対策をする必要があります。
窓も玄関ドアと同様で開け閉めする際に冷気が入るほか、窓自体の断熱性能の低さで冷気が伝わりやすくなります。
また、古い窓だと隙間風も入ってきます。
 
簡単にできる対策として、以下のことが挙げられます。
 
・隙間風を塞ぐ
・断熱シートを貼る
・冷気対策用カーテンを使う
・断熱ボードを置く
・二重窓にリフォームする
 
これらの対策のうちどれか1つでも実践してみましょう。
DIYができたり、リフォームを検討中の方には二重窓がお勧めです。
物理的に寒さを和らげることができ、1回つくってしまうと後の費用がかかりません。
特に東北地方や北海道などでは二重窓がよく見られます。
 
そして、床の寒さ対策です。
床から伝わる寒さが気になる場合は、まずは床に何か敷きましょう。
室内の部屋に絨毯やカーペットは敷いても、床全体にまで敷く家庭は少ないです。
 
カーペットやマットを敷くだけで、その効果は絶大です。
素材も断熱性の高いものを選ぶと良いでしょう。
 

□リフォームでできる寒さ対策を紹介します!

 
最後に思い切ってリフォームをすることでできる、寒さ対策を紹介します。
1番お勧めのリフォームは、玄関ドアの断熱性を高めて根本的な寒さの原因を解決することです。
 
長い間使用している玄関ドアは寒さに弱いことが多いです。
古いドアは、隙間風が生じることもあります。
またドアの素材もアルミ製の様な安くて断熱性の低い素材を使用していることが多いです。
しかし、玄関ドアを新品にリフォームすれば隙間風の問題は解決します。
 
それだけでも十分な寒さ対策ですが、プラスで断熱仕様の玄関ドアにリフォームすればより快適な空間を実現できます。
断熱仕様の玄関ドアは内部に断熱材が入っています。
なので、ドア自体は冷えることがありません。
また窓ガラスが付いている場合は従来の単板ガラスではなく、空気の干渉を防ぐ特殊加工が施された複層ガラスを選ぶことで更に冷え込みを抑えられます。
 
リフォームの際に、窓を開閉可能な通風窓にすればドアを閉めた状態で換気出来るようにもなり、便利です。
開放したままだと冷え込みますが、一日に数回換気することで結露の発生が防げます。
 

□まとめ

 
このように、玄関や廊下のためにできる寒さ対策は沢山あります。
自分の家の玄関や廊下が寒いと感じる方は、諦めずに原因をつき止めてみてください。
そして、そこからできる効率の良い寒さ対策をしましょう。
 
他にも知りたいことがあれば、住宅のプロであるイング建築設計へご連絡下さい。
親身に対応させて頂きます。

引き戸にはどのような種類がある?メリットも併せてご紹介します!

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投稿日:2022年12月12日

住宅の扉をどの種類にするか悩みますよね。
そこでオススメなのが引き戸です。
今回は引き戸の種類やメリットについてお話しします。
 

□引き戸の種類について説明します!

 
引き戸とは、横方向にスライドさせて開け閉めする戸です。
溝やレールの上を滑らせて戸の開閉を行います。
押入れのふすま、和室など引き戸は日本の建築文化として昔から使われてきました。
そのような魅力的な引き戸の種類を3つ紹介します。
 
1つ目は、引き分け戸です。
引き分け戸は、片側だけでなく戸を両サイドにスライドさせます。
2枚以上の戸で構成されており、別名、両開き戸ともいいます。
1本の溝やレールの上を戸がスライドする仕組みです。
 
空間の間仕切りとして使われることもあります。
 
2つ目は、引き違い戸です。
戸の設置スペースを2枚分、戸も2枚設置したものが引き違い戸です。
1本ではなく、2本のレールや溝で成り立ちます。
左右の両方から開閉できるというメリットがあります。
 
3つ目は、引き込み戸です。
戸を開けると、全ての戸が壁の中に収納されるタイプです。
全て引き込んだら戸が見えなくなるため、開放感が生まれます。
 
戸が入る部分も壁の一部になるため、部屋にスペースができます。
しかし、そこに物があると取りにくかったり、中の掃除がしにくかったりすることがあります。
 
引き戸の種類を紹介したところで、引き戸の設置の種類についても簡単に2つ紹介します。
 
1つ目は、レールタイプです。
しいたレールの上を引き戸がスライドするタイプです。
下から支えているので安定感はありますが、レールにホコリがたまったり、つまずきやすいというデメリットもあります。
最近は床との段差が少なく、フラットに近いです。
 
2つ目は上吊りタイプです。
天井や壁にレールを作り、そこから引き戸を吊るします。
床にレールがないためフラットで掃除しやすく、つまずきにくいので、車椅子の方でも簡単に移動ができる、バリアフリーデザインです。
しかし、床とドアに隙間ができるため気密性が下がってしまうこともあります。
 

□引き戸のメリットを紹介します!

 
次に引き戸のメリットを大きく3つ紹介します。
 
1つ目は、スペースの有効活用ができることです。
引き戸は横にスライドするだけなので、開き戸のように前後にスペースを用意する必要がありません。
そのため、開き戸だと置けないような家具も、引き戸にすればスペースを気にすることなく置けます。
 
2つ目は、簡単に開閉できることです。
大きかったり、長めの引手を付ければ、簡単に開閉できます。
ドアノブに手が届かない小さな子供でも長めの引手をつければ簡単に開け閉めができます。
高齢者や車いすの方でも同様です。
 
3つ目は、開け方のバリエーションが豊富なことです。
開き戸だと、戸を開けたままにすると戸自体が邪魔になり、ぶつかることがあります。
引き戸なら、戸を開けっ放しにしていても半開きにしていても問題ありません。
部屋の換気も簡単にでき、空間をつなげて開放感を与えてくれます。
 

□引き戸を設置するのにオススメの部屋を紹介します!

 
引き戸の種類やメリットを紹介したところで、具体的に引き戸を設置するべき部屋のタイプを紹介します。
 
まずは、玄関です。
一般的に玄関の開き戸は外開きです。
そのため、ノブやレバーを引きながら一歩下がらなければいけません。
重い荷物を持っているときやベビーカーを利用しているときなど、様々な場面で障害になります。
 
しかし、引き戸ならそこまで体を動かす必要がありません。
全開にしなくても扉が自然に閉まることはないので、スムーズに出入りできます。
かつては多く見られた引き戸の玄関も、住宅の洋式化に伴い開き戸が一般的になりました。
しかし、近年はバリアフリーデザインが重視されるようになり、引き戸の玄関扉が再注目されています。
 
次にリビングや居室です。
最近は、開放的なLDKが人気です。
例えば、リビングに隣接する居室に引き戸で仕切りをつくれば、空間を分けつつ、開放感を与えることができます。
 
子供がまだ小さくライフスタイルの変化の可能性や、家族構成が変わる可能性がある方などにオススメです。
ハンガータイプの引き戸にすると、床にレールがないため、開放したときに空間の一体感が生まれるでしょう。
 
最後に、トイレです。
トイレの開き戸は、外開きが一般的です。
その理由は個室内で人が倒れたときに、扉が開かなくなってしまうのを防止するためです。
しかし、廊下に置いていた物がトイレの前に倒れ、中に閉じ込められてしまうトラブルも発生しています。
 
この2点を同時に解決してくれるのが引き戸です。
安全性や使いやすさを重視するバリアフリーでは、トイレにも引き戸を使うことが増えました。
誰もが安全に使えるトイレにするためにも引き戸がオススメです。
 

□まとめ

 
このように引き戸には沢山のメリットがあります。
是非、新築やリフォームをお考えの際は引き戸をつくることを検討してみて下さい。

住宅性能を評価する際の等級とはどのようなもの?

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2022年12月07日

住宅の等級と聞いて、具体的にどういう意味かを説明できる人は少ないでしょう。
なんとなくイメージで分かっていても言葉で説明するのは難しいですよね。
しかし、家の品質や安全性には欠かせないことです。
そこで、今回はその等級の内容について詳しくお話しします。
 

□住宅性能を評価する等級とは何か?

 
住宅でよく聞く、等級とは一体なんのことなのでしょうか。
簡単に言うと、耐震性や省エネ性などの住宅性能を数値化したものが等級です。
この等級レベルでその家の品質やクオリティーが分かります。
 
等級の数が大きいほど、それぞれの分野の対策ができていることを表します。
等級1が1番低く、等級2、3と上がるにつれてその品質が評価されているということです。
しかし、等級1であっても建築基準法上の規定は満たしています。
2000年に発表された住宅機能制度によって住まいの等級基準は決められています。
 
近年ではとても注目されている項目で、最高等級を目標にする住宅メーカーも増えてきています。
等級レベルを競って質の高い、安全な住宅が増えることは良いことです。
しかし、住宅メーカーの話を鵜呑みにするのは危険です。
 
自分自身でもしっかりと学びましょう。
等級について知ることは家の品質を理解する為にとても大切です。
自分の住宅にどれくらいの等級が欲しいのか、これを機に考えてみて下さい。
 

□等級の内容について説明します!

 
等級の内容を詳しく説明します。
 
まずは、その制度と費用です。
国土交通省既定の評価方法基準により、住宅性能表示制度の評価方法は決められています。
住宅性能表示制度は、平成27年に、評価対象であった必須項目9分野が、4分野に大きく分けられました。
 
必須項目は、構造の安定、劣化の軽減、維持管理・更新への配慮、そして温熱環境です。
この項目内容を詳しく見ていきましょう。
 
まずは、構造の安定です。
構造の安定の等級は、耐震性や建物の強度を評価します。
等級1は数百年に一度起こる大きな地震に備えた耐久性を持っています。
等級2は、等級1の1.25倍、等級3は等級2の1.5倍の耐震性を備えています。
 
次に、劣化の軽減です。
サビや腐敗などによる劣化を軽減する対策がどれだけとられているかを評価したものです。
等級2は想定内の自然条件で必要な対策を60年以内に簡単にとれるレベルです。
等級3は75~90年以内に対策が可能なレベルです。
 
そして、維持管理や更新への配慮です。
これは、給水管やガス管などの定期的なメンテナンスを必要とする箇所の清掃や補修のしやすさを評価したものです。
等級2は維持管理を行う上での基本措置が備わっています。
等級3は、専用のガス管や清掃点検が簡単に行える環境レベルを指します。
 
最後に、温熱環境です。
温熱環境には2種類あり、断熱等性能等級と一次エネルギー消費量等級があります。
これは、冷暖房に使用されるエネルギーを削減するための対策を評価したものです。
温熱環境の等級分けは複雑なので、気になる方はプロに直接聞いてみましょう。
 
住宅性能表示制度の費用は、10万円から20万円が相場です。
工事費用と一緒に請求されることが多いです。
住宅の面積や評価によって料金は変わるため、ウェブサイトなどから確認しましょう。
 

□住宅性能評価書の種類や取得するメリットを紹介!

 
最後に、住宅性能評価書についてお話しします。
住宅性能評価書とは、国土交通大臣に登録した機関が全国共通ルールのもと、住宅性能を公平に評価し、その結果を表示した書類です。
その評価書を取得することができます。
 
なぜ取得するべきなのか、そのメリットを紹介します。
住宅性能評価書を取得するメリットは大きく2つあります。
 
1つ目は、住宅ローンで金利が優遇されることです。
国から認められた機関の評価書なので、不動産や住宅メーカーもその価値をあまり疑いません。
そこで認められた分、ローンの金利が緩和されたり、優遇されることがあります。
 
2つ目は、地震保険が安くなることです。
しっかりと性能の評価を立証した住宅には保険会社も優しくなります。
保険会社の信用を得た分、保険料が割安になるのです。
このように金銭面での緩和や優遇があるので、住宅性能評価書をとることをお勧めします。
 
評価書をとると決めたら、リフォームや新居を考える際に、よりいっそう等級に関して真剣に悩むでしょう。
快適で安全な生活のためにも住宅性能評価書をとることがきっかけで、等級について真面目に考えることは大切です。
このような点からみても、評価書をとることに価値があるでしょう。
 

□まとめ

 
等級と一言でまとめても、その内容は沢山あります。
どの分野にどのようなレベルがあるのかを一度調べてみましょう。
住宅に関する安全面や快適さのレベルが分かるはずです。
 
他にも気になることがあれば、住宅のプロであるイング建築設計に是非ご連絡下さい。
その際は、今までの経験を活かして丁寧にお応えさせて頂きます。

寒くなりがちな吹き抜けではどのような対策が必要?寒さ対策を紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2022年12月04日

欧米のような吹き抜けが家にあれば素敵ですよね。

開放的でお洒落な空間を演出する吹き抜けは魅力的ですが、寒さが気になる方もいるでしょう。

今回は、その寒さについて知っておくべき対策やポイントを紹介します。

家づくりの際に吹き抜けを作ろうとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

□吹き抜けが寒い原因とは?

「吹き抜けは寒い」と耳にすることが多いと思いますが、皆さんはその原因についてご存じでしょうか。

寒くなることは知っているが、なぜ寒くなるのかについては知らない方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、その原因について解説します。

1番の大きな原因は、空気の性質です。

暖かい空気は軽いので上に溜まりやすく、冷たい空気は重いので下に溜まりやすいです。

そのため、高い天井で吹き抜けを作ると、冬のような寒い時期に暖かい空気は上にいき、冷たい空気が足元に残ってしまいます。

また、空気が吹き抜けの窓に触れて、更に冷たくなることもあります。

その理由は、窓の隙間から暖かい空気が逃げていき、外の冷たい空気が入ってきてしまうからです。

その空気が下に降りてくることで、寒く感じやすくなります。

このような理由から吹き抜けは、寒くなりやすいのです。

 

□吹き抜けの寒さ対策について紹介!

吹き抜けが寒くなりやすい原因についてご理解いただけましたでしょうか。

ここからは、吹き抜けの寒さ対策を3つ紹介します。

1つ目は、家の断熱性・気密性を上げることです。

断熱性とは、外気の暑さや冷たさを室内に入れないように遮断する能力を示すものです。

この断熱性が高いと、外気からの影響を受けずに快適に暮らせます。

気密性とは、部屋の中の空気を外に逃がさない性質のことです。

壁と壁の隙間をなるべく無くし、暖かい空気が外に逃げることを防ぎます。

断熱性・気密性を上げることで、外の冷気を家の中に入れず、家の中の暖かい空気を外に逃さないようにできるため、寒さ対策につながるのです。

2つ目は、シーリングファンを付けることです。

シーリングファンとは天井に取り付けるファンのことです。

一見寒くなるように思われがちなシーリングファンですが、実際は違います。

シーリングファンはあくまで空気の循環を助けるもので、室内の温度を直接コントロールするわけではありません。

シーリングファンは吹き抜けの場所だけでなく、家全体の空気を循環させてくれます。

暖かい空気を下に、冷たい空気を上に移動させてくれるため、空気が一箇所に留まることなく流れていきます。

シーリングファンは夏に使うと部屋全体を涼しくし、冬に使うと暖かい空気を部屋全体に運んでくれます。

欧米では吹き抜けとセットでよく使われており、相性もバッチリです。

冷暖房の使用も抑えられるので、光熱費も節約できます。

省エネでお財布にも優しいので、ぜひセットで考えてみて下さい。

吹き抜けは寒くなりがちですが、様々な対策をすることで、より省エネで光熱費が浮き、環境に優しい生活ができます。

新しいライフスタイルにはピッタリと言えるでしょう。

また、吹き抜けは家に大きな開放感を与えてくれます。

部屋を広く見せることに加えて、お洒落な雰囲気を演出してくれるので、おすすめの間取りであると言えます。

 

□吹き抜けを暖かくする方法とは?

具体的に吹き抜けを暖かくする方法を紹介します。

まずは、先述した通りシーリングファンを取り付けることです。

空気を循環させることで上に溜まっている暖かい空気を下に移動させます。

そうすると、部屋全体に暖かい空気が行き届くので、効率の良い暖房効果が期待できます。

近年では、全方位に送風できるサーキュレーターも人気があります。

夏場にも使えて、冷暖房をつける時も効率よく室温を維持できるので、おすすめのアイテムです。

次に、断熱性のカーテンです。

吹き抜けの窓、もしくは家の中のベランダに続く扉や窓に付けるのもおすすめです。

日中の太陽が出ている時間帯は断熱性のカーテンがなくても、温もりを感じて温かくなるでしょう。

しかし、夜になると外気の冷たさが室内に伝わります。

寒い冬の冷気は想像以上に室内の温度を下げるため、冷気を家の中に侵入させないように断熱性カーテンを使用することがおすすめです。

断熱性カーテンを吹き抜けの内側に付けることで、昼間に取り入れた熱を逃がすことなく、長い時間暖かさを維持できます。

現在、断熱性カーテンは人気が出ており、デザインも豊富です。

吹き抜けをお洒落に魅せることも可能なので、家づくりの際にお気に入りの断熱性カーテンも探してみると良いでしょう。

 

□まとめ

今回は、吹き抜けの寒さ対策を紹介しました。

寒さ対策を行うことで冬でも暖かい吹き抜けにできるので、寒くなるからといって吹き抜けを諦めないで下さい。

吹き抜けをご検討中の方は、ぜひ本記事を参考にして寒さ対策を実行してみてください。

また、家づくりに関してお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。

吹き抜けを暖かくする方法について紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2022年11月29日

「吹き抜けを設ける場合は暖房が必須なのか」

「吹き抜けがある部屋を暖かくするためにはどうすれば良いのか」

このような考えをお持ちの方は多いでしょう。

そこで今回は吹き抜けのメリットに加えて、吹き抜けに暖房が必須なのか、暖かくするためにはどうすれば良いのかについて紹介します。

ぜひお役立てください。

 

□吹き抜けのメリットを紹介!

吹き抜けに暖房が必須なのかどうかについて知る前に、吹き抜けのメリットについて知っておきましょう。

ここでは、吹き抜けのメリットを5つ紹介します。

吹き抜けのメリットについてご存じではない場合は、ぜひご覧ください。

1つ目は、開放的な空間が生まれることです。

高い天井を作ることで、そこに新しい空間ができます。

壁や扉などで囲う訳ではないので、部屋全体が開放的になり、広く見えます。

部屋を大きく、開放的に見せたい場合におすすめの間取りです。

2つ目は、家族との円滑なコミュニケーションに繋がることです。

2階や階段などに直接繋がるように吹き抜けを設ける場合が多いので、家族の声が家全体に行き届きます。

2階から1階に話しかけられるので、簡単に会話ができます。

常に家族の存在を感じながら生活できるので、寂しい思いや孤独に感じることは少ないでしょう。

3つ目は、自然光が入ることで部屋全体が明るくなることです。

吹き抜けには大きな窓を付ける場合が多いです。

吹き抜けの天井をガラス張りにすることもあるので、窓や天井から自然光が簡単に入ってきます。

部屋全体に光が行き届き、とても明るい家になります。

4つ目は、風通しが良くなることです。

窓を付けると、そこを少し開けるだけで空気の入れ替えが簡単に行えます。

高い位置に窓を付けるので、家の中に空気の通り道ができ、効率的に空気が循環します。

風通しが良くなることで家の中の空気が良くなるので、快適に過ごせます。

5つ目は、おしゃれな空間になることです。

吹き抜けを作ることで、住居全体に一体感が生まれます。

そこに個性的な窓をつけたり、インテリアを飾ったりすると、一気におしゃれさが増します。

デザイン性にも特化しており、他とは違うユニークな家になるでしょう。

吹き抜けには機能的でデザインに優れているなどの沢山のメリットがあります。

吹き抜けを取り入れることで、おしゃれな空間で過ごせるのは、日々の暮らしに豊かさをもたらせるでしょう。

 

□吹き抜けには暖房が必須なの?暖房だけではいけない?

結論から申し上げると、吹き抜けは寒くなりやすいので暖房が必須です。

しかし、暖房を設置するだけではなく、他にも対策する必要があります。

ここでは、暖房だけではいけない理由について紹介します。

大きな理由は、空気の性質です。

暖かい空気は軽く上に溜まりやすい一方で、冷たい空気は重く下に溜まりやすいです。

そのため、吹き抜けを設けると、冬場に暖かい空気は上に逃げて、冷たい空気が足元に残ってしまうのです。

暖房をつけてたとしても、暖かい空気が上に逃げてしまうので、暖房だけではいけません。

次の項で、吹き抜けを暖かくする方法について紹介します。

 

□吹き抜けを暖かくする方法について!

1つ目は、家の断熱性・気密性を高くすることです。

断熱性とは、住宅の外部からくる熱や空気を伝わりにくくする性質です。

断熱性が高いと、外気からの影響を受けずに暮らせるので暖かい空間で過ごせます。

気密性とは、部屋の中の空気を外に逃がさない性質です。

壁と壁の隙間をできる限りなくすことで、暖かい空気が外に逃げることを防ぎます。

つまり、断熱性・気密性を高くすると冷たい空気を取り入れず、暖かい空気を逃さない家にできるのです。

また、断熱性・気密性を高くするためのおすすめの方法は、窓にこだわることです。

その理由は、窓が空気の通り道であるからです。

外にある冷たい空気や家にある暖かい空気は、窓を通じて出入りします。

そのため、窓の断熱性・気密性を高めることで、暖かい空気を家の中に閉じ込めておけるのです。

3つ目は、シーリングファンを付けることです。

シーリングファンを付けると一見寒くなるように思われがちですが、実は違います。

シーリングファンはあくまで空気の循環を促すもので、室温を直接的にコントロールするわけではありません。

シーリングファンは吹き抜けの場所だけでなく、家全体の空気を循環させてくれます。

暖かい空気は下に、冷たい空気は上に移動させるため、特定の場所に留まることなく流れてくれます。

シーリングファンは夏に使うと涼しくなり、冬に使うと暖かい空気を部屋全体に運んでくれます。

 

□まとめ

吹き抜けは寒くなりやすいため、暖房は必須になりますが、暖房だけではいけません。

吹き抜けがある空間を暖かくするためには、家の断熱性・気密性を上げることに加えて、空気を循環させるためにシーリングファンを設置する必要があります。

吹き抜けのある家について相談したい方は、ぜひ当社までご相談ください。

窓でおしゃれな外観を手に入れよう!

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投稿日:2022年11月24日

家の窓のデザインをどうするか、悩む方もいらっしゃるでしょう。
外観の一部として目立つので、窓がおしゃれだと家全体の雰囲気が変わります。
それでは、外観をおしゃれにするためにはどのような窓にすれば良いのでしょうか。
今回は、外観をおしゃれにしてくれる窓にするために知っておくべきポイントについて紹介します。
 

□外観をおしゃれにする窓を紹介!

 
外観のポイントになる今どきのおしゃれな窓を紹介します。
 
まずは、小窓を並べたデザインです。
今の流行りは小窓です。
大きな外壁に小窓が複数並んでいるのは、全体的に可愛い印象を与えてくれます。
シンプルな小窓にしても、サイズ感だけで柔らかいイメージを演出してくれるのでおすすめです。
 
次に、丸窓です。
こちらは大きいサイズにすると存在感がでます。
和風の住宅に取り入れると、より品が出るでしょう。
人気の和風モダンの家におすすめです。
 
最後は、いくつかの小窓を組み合わせたスタイリッシュなセットです。
同じ形の小窓を並べるだけでなく、違う形の小窓をあえて同じ場所にいれることで、おしゃれな印象を与えます。
配置を変えることで、ユニークな外観を生み出せるので、個性的な外観にしたい方におすすめです。
 

□おしゃれな窓の設置ポイントを紹介!

 
ここでは、窓の設置で大切なポイントを紹介します。
 
1つ目は、日当たりを考えることです。
日当たりの良さは、窓の位置によって決まります。
方角や太陽の位置をしっかりと考えて、日が入る位置に窓を設置しましょう。
そうすることで、家の中が自然と明るくなります。
 
2つ目は、近所の建物とのバランスを考えることです。
近隣とのトラブルを防ぐためにも、悪目立ちをするのはよくありません。
 
外観で文句を言われないためにも、近所の家がどのようなものかを確認しましょう。
個性的で人の家よりおしゃれにするのは悪いことではないので、合わせに行く必要はありませんが、1度は実際に足を運んで周囲の環境を確認することをおすすめします。
 
3つ目は、防犯性をしっかりと高めることです。
泥棒や不審者はドアよりも窓から入ってきます。
鍵を付けたり、割られない素材にしたりなどの工夫をしましょう。
格子を付けて、窓を開けていても中に入れないようにすることもおすすめです。
 
4つ目は、外からの視線を遮ることです。
窓の素材を工夫すると、モザイクのように中が見えないようにできます。
他にも少し暗めにして中を見えなくすることで、対策できます。
ご家族でどのような素材にするのかを話し合うと良いでしょう。
 
5つ目は、おしゃれなデザインにすることです。
窓は外観のポイントになるだけでなく、こだわれば室内からもおしゃれに見えます。
フレームや形、サイズなどを少し変えるだけで、印象がかなり変わります。
様々な種類とデザインがあるので、自分の家にどれが合うのかを1度確認してみると良いでしょう。
 

□窓でよくある失敗を防ぐためのコツを紹介!

 
次に窓で起こりがちな失敗を防ぐための対策やコツを紹介します。
 
1つ目は、家具やテレビの配置も同時に考えることです。
せっかくおしゃれな窓を付けたのに、いざ家具を置いてみると窓の前にしかスペースがなく、そこに置いてしまうということが起きては勿体ないです。
家の外観に意識がいきすぎて失敗しないように、室内から見たときの窓の配置も考慮するようにしましょう。
 
2つ目は、外観全体のバランスを考えることです。
外壁の色やデザイン、屋根の形など、全てを確認した上で窓について考えましょう。
窓は良くも悪くも目立つので、家全体のデザインと調和が取れていないという事態は避けるようにしましょう。
 
3つ目は、図面では分かりにくい光と風のことも考慮することです。
図面で分からないことも、しっかりと把握するのは大切です。
特に窓は家の中の空気や明るさを決めます。
どこから日の光が入ってくるのか、空気の性質を考えられた配置になっているかなどを確認しましょう。
 
4つ目は、隣の家の換気扇や窓も確認することです。
窓の失敗で多いのが、ご近所さんとの換気扇と窓の位置です。
窓同士が近すぎたり、目の前に換気扇があったりすると、せっかく作った窓も開けにくいです。
この点からも周囲の環境を確認することは、とても大切です。
 
5つ目は、防犯性能です。
旅行や出張が多く、家にいることが少ない方は特に注意が必要です。
 
また、女性の方にも気をつけて欲しい点です。
シャッターや雨戸は防犯性が高く、台風のような風が強い日の飛来物からも守ってくれます。
窓を作ったせいで防犯性能が落ちるということが無いようにしましょう。
 

□まとめ

 
窓にこだわることで、その住宅の雰囲気が一気に変わります。
機能性も考慮して、自分の家に合ったものを選ぶようにしましょう。
家づくりの際の窓でお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
また、家づくりの際の窓に関して詳細を知りたい方や、家づくりについて相談したい方は、ぜひ当社までご連絡ください。

間取りを考える際の大切なポイントやルールを紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2022年11月19日

皆さんは間取りを決める際の基本ルールや手順についてご存じでしょうか。
ある程度は知っていたとしても、詳細について知らないという方も多いでしょう。
そこで今回は、間取りのデザインを考える際に知っておくべきルールについて紹介します。
家づくりをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

□間取りを考える際の基本ルールを紹介!

 
最初に失敗しないために知っておくべき間取りを考える際の基本ルールを紹介します。
 
まずは、家族構成を考えることです。
その家に何年住む予定なのか、夫婦なら子供は何人になるかなど、細かいところまで考えましょう。
それによって必要な部屋の数や大きさが変わってきます。
 
次に、周囲の環境を考慮することです。
道路の方角や日が入る位置、近所とはどれくらい近いのかなどを確認しましょう。
環境によって、リビングや寝室の位置、窓の位置などが変わってきます。
 
最後は、優先順位を家族と話し合うことです。
家族の優先事項によっては、間取りが大きく変わります。
 
例えば、高齢者と一緒に住むなら、バリアフリーに特化した間取りで高齢者の方の生活が1階で簡潔できるようにすることがおすすめです。
家族としっかり話し合い、どのような間取りにするのかを決めましょう。
 

□間取りの考え方の基本を紹介!

 
次に、間取りを考える際に知っておくべきことを3つ紹介します。
専門的な知識についても紹介しますが、これを押さえておくだけで納得できる家づくりができる可能性が高くなるので、ぜひここで身につけてください。
 
1つ目は、方位と縮尺のルールです。
家づくりでは、1つの図面をさまざまな関係者の方が見ます。
役所の人、材料屋、大工さんなど様々です。
 
そこで、重要なのが方位と縮尺です。
方位については、地図と同じで上が北です。
縮尺では、1/100のスケールがよく使われます。
1メートルなら1センチの長さで図面に描かれることが多いということです。
 
縮尺には、尺モジュールとメーターモジュールというものがあります。
尺モジュールは0.91メートルが基本単位で、メーターモジュールは1メートルが基本単位となります。
知識として覚えておくと、間取りの相談をする際に便利です。
 
2つ目は、家の外の配置から考えることです。
家をつくる時は、家全体を先に考えてから室内のデザインを決めます。
 
そのため、土地の形や周辺地域の特徴など、家の外の状況を知った上で、家の形・庭の広さ・駐車場など、外のものを先に決めます。
家の周りの環境を見て、家の形をどうするか、庭は何処に作るかなどを話し合いましょう。
 
3つ目は、大まかなゾーニングをすることです。
ゾーニングとは、簡単に言うと空間を分けることです。
 
例えば、「リビングはこの辺にしよう」「お風呂はこの辺にしよう」「玄関はこの辺にしよう」という感じで、大体の位置を決めます。
ゾーニングでは細かく部屋を分ける必要はありませんが、方角や住宅環境を考えながら、どのような間取りにするのかを大まかに図面に描いていきましょう。
 

□間取りを考える際の具体的な手順を紹介!

 
間取りを考える際のポイントを紹介したところで、間取りを考える際の5つのステップを紹介します。
 
1ステップ目は、大まかなゾーン分けをすることです。
家づくりを依頼する会社と相談しながら、大体の部屋の配置や大きさを考えましょう。
ここで全てが決定するわけではありませんが、次のステップの基本になるのでイメージは膨らませておきましょう。
 
2ステップ目は、部屋の位置を細かくレイアウトすることです。
寝室、子供部屋、お風呂などの間取りをどうするのかを決めていきます。
考えていくうちに、それぞれの部屋のサイズのイメージもつくでしょう。
 
3ステップ目は、将来のことを考えることです。
ある程度の間取りが決まってきたら、家族の将来のことを考えましょう。
 
1番よくあるのが子供の成長です。
子供が増える予定だったり、独り立ちする予定だったりと、それぞれ描く未来は違うでしょう。
家族と話し合い、将来に起きることを予測しながら、最終的な間取りを決めていきましょう。
 
4ステップ目は、収納スペースを考えることです。
部屋の間取りに捕らわれて忘れがちなのが収納です。
収納のスペースを間取りを考える際に決めることは、とても大切です。
仕事や趣味など、どのような物を家に置くのか、それに合わせてどのような収納が必要なのかを考えましょう。
 
5ステップ目は、窓やドアの位置、大きさ、種類を考えることです。
これらは空気の循環に大きく関わってくる部分なので、方角や空気の性質を考慮した配置にするようにしましょう。
少しおしゃれなデザインにして家にアクセントを付けるのもおすすめです。
 

□まとめ

 
今回は、間取りのデザインを考える際に知っておくべきルールについて紹介しました。
間取りを考える際のルールやポイントについて、ご理解いただけましたでしょうか。
家づくりをご検討中の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
また、間取りについて相談したい方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

おすすめのキッチンの広さやサイズの決め方を紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2022年11月12日

キッチンは何畳が良いのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。
毎日使う場所なので、不便の無いようにしたいですよね。
通路の幅や冷蔵庫などの大きさなど、色々なことが気になると思います。
そこで今回は、キッチンの広さを考える際に知っておくべきことやポイントを紹介します。
ぜひお役立てください。
 

□キッチンは何畳が良い?広さの目安を紹介!

 
まずは、キッチンの一般的な広さを紹介します。
目安と言われているのが、4.5畳です。
対面キッチンの場合は、中央の位置にキッチン本体がきて、そこに合わせて別でカウンターが付きます。
そのため、普通に考えて4.5畳位の広さが必要です。
 
コンパクトな壁付きキッチンでも便利さを考慮すれば、これくらいの広さが必要でしょう。
キッチンのタイプや置く家具によって必要な広さはかなり変わってきます。
はじめに自分のキッチンをどのタイプにしたいのかを決めて、それがどれくらいの大きさになるのかを考えましょう。
細かいキッチンのデザインが分からない場合は、4.5〜5畳位を目安に考えるのがおすすめです。
 
5畳以上のキッチンは、1部屋分の大きさになります。
キッチンのタイプ、家具や家電の大きさ、家族構成などによって広さは変わりますが、5畳以上の大きさとなるとそれなりの明確な理由が必要です。
キッチンを使う頻度や目的によって、どれだけこだわるのかをしっかりと考えましょう。
 

□キッチンの広さはダイニングとのバランスが大切!

 
キッチンの広さを考える際に、キッチンのタイプや家具・家電の大きさを考慮するのはもちろんですが、それに加えてダイニングとのバランスも考える必要があります。
特に新築の場合はリビングの並び、家全体の間取りや床面積とのバランス、家族構成など、暮らしのことを考えて決めていくことが大切です。
 
多くの家庭で好まれているリビング中心の間取りでは、キッチン・ダイニング・リビングが1つの空間にあります。
家族との円滑なコミュニケーションの為にも理想的と言えるでしょう。
そこでキッチンだけが大きすぎてダイニングやリビングにスペースが取れないということが起きてしまうと、過ごしづらい空間になってしまいます。
 
リビング中心の間取りは、家族の皆がリビングやダイニングで長時間寛げるようにする必要があるので、広いリビングが必要です。
その広さを先に確保した上で、キッチンに充てられる面積を考えましょう。
 
例えば、4人家族で18畳のLDKにアイランドキッチンを設けるとしましょう。
ダイニングテーブルやソファは置けますが、キッチンがかなり窮屈になります。
この場合は、I型キッチンに変えるのが得策です。
 
注文住宅の平均面積は124.4平方メートルですが、その中で家族全員の為に、寝室・お風呂などの生活スペースを確保しなければいけません。
決められた面積の中で、如何にバランス良くスペースを決めていくかが重要です。
 

□通路幅はどのくらいの広さが良いの?

 
キッチンのデザインで1番失敗しやすいのは通路幅です。
通路幅が狭すぎると扉が開けづらかったり、料理しづらかったりと様々な不便が生じます。
では、具体的にどのくらいの通路幅が理想的なのでしょうか。
ここからは、通路幅の違いによって、どのような違いがあるのかを紹介します。
 
まずは、70センチメートルです。
70センチメートルはキッチンに1人が立ち、もう1人が通り抜けるのに必要な最低限の幅です。
冷蔵庫や食器棚の扉を開けていると通りぬけることすら困難になるでしょう。
 
次は、80センチメートル〜90センチメートルです。
こちらもまだ小さいですが、1人で使うなら十分でしょう。
住む方の体型にもよりますが、使うのが女性1人なら丁度良い幅です。
しかし、キッチンのカウンターや食洗機などが開けづらい可能性があります。
 
そして100センチメートル〜120センチメートルです。
120センチメートルくらいあれば、キッチン内で大人2人がすれ違うことがあっても十分な広さでしょう。
家族世帯に人気の対面キッチンでは、家具との引き戸を考えた上でも最低110センチメートルは欲しいところです。
そのため、家族を持つ方々にとっては100センチメートル〜120センチメートルが理想的でしょう。
 
最後は、更に広い130センチメートル以上の通路幅です。
130センチメートル以上になると、かなりゆとりを感じて料理や作業に集中できるでしょう。
ただし、通路幅が大きいということは、それだけキッチン全体のサイズも大きくなります。
アイランドキッチンのような大きめのタイプなら良いですが、一般的には120cm以内に納めるのが妥当でしょう。
 
通路幅はキッチンの便利さを決める大事なポイントです。
広ければ広いほど良いという訳ではありませんが、何人がキッチンに立つのか、どのようなインテリアにするのかなどを考えて決めましょう。
 

□まとめ

 
生活スタイルに合うキッチンをつくる為にも、まずは用途を明確にして優先順位を考えましょう。
そして、自分に合ったキッチンタイプや必要になるスペースを考えていきましょう。
他にも住宅のことで分からないことがあれば、お気軽に当社までご連絡ください。

窓が少ない家のメリット・デメリットについて紹介します!

カテゴリー: ブログ一覧新築住宅プランニング
投稿日:2022年11月07日

窓の少ない家にご興味のある方もいらっしゃるでしょう。
しかし、「窓の少ない家は魅力的だけど家の中の暮らしに不便は無いのか」と考えてしまいますよね。
そこで、今回は窓の少ない家のメリット・デメリットについて紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
 

□窓が少ない家にはどのようなメリットがあるのか?

 
窓が少ない家にはいくつかのメリットがあります。
ここでは、そのメリットを5つ紹介します。
 
1つ目は、モダンでおしゃれな外観になることです。
窓が少ない家は、個性的で現代風な印象を与えます。
シンプルな外観の場合は、数少ない窓をお洒落にすることで、良いアクセントになるでしょう。
夜は窓から溢れる室内の光によって、おしゃれな雰囲気を演出できます。
 
2つ目は、断熱性が上がることです。
窓が少ないと空気の逃げ場が減るので、断熱性が上がります。
 
外気との接触が減るので、窓で冷やされた空気が下に降りてくるということが少なくなります。
冬場は部屋がすぐに暖かくなることに加えて、暖かい空気も逃げづらくなるため、光熱費を抑えられるでしょう。
家の中の温度を一定に保ちたい方にはおすすめです。
 
3つ目は、防犯面やプライバシーが守れることです。
泥棒や不審者は窓から侵入してくることが多いです。
窓が少ないと、その分外部からの不法侵入率を下げられます。
 
外からの目線を気にすることも少なくなるので、セキュリティー面を考える方にはおすすめです。
1人暮らしの方や家を留守にすることが多い方にもおすすめです。
 
4つ目は、家具が配置しやすいことです。
窓が多い場合は、窓が隠れないように家具を配置する必要がありますが、窓の数が少ない場合はそのような配慮をすることが少なくなるため、家具を配置しやすくなります。
そのため、自由気ままにインテリアコーディネートを楽しめるでしょう。
 
5つ目は、費用を抑えられることです。
あまり知られていませんが、外壁を作るよりも大きな窓を作るほうが費用は高くなってしまいます。
窓の数が少ないということは、その分の施工費用も浮きます。
費用を抑えたい方は、窓を少なくすることも検討してみると良いでしょう。
 

□窓が少ない家にはどのようなデメリットがある?

 
窓が少ない家にはいくつかのメリットがありますが、それと同時にデメリットも存在します。
ここからは、どのようなデメリットがあるのかについて紹介します。
 
まずは、家の中が暗くなりやすいことです。
窓が少ないと自然光を取り入れるのが難しくなるので、照明を付けないと暗くなります。
自然光を常に感じて生活したい方には不向きと言えるでしょう。
 
次に、風通しが悪くなってしまうことです。
窓の数が少ないということは、その分外気を取り入れることが困難になります。
少ない窓の中で風通しが良くなるように考えないと、空気の通り道ができずに空気が循環されない家になってしまいます。
それを避ける為にも、窓を少なくする場合は空調設備を整えたり、窓の配置に気をつけたりする必要があります。
 
窓が少ない家にはデメリットもありますが、家の設備やインテリア、家電製品の活用で解決できることが多いです。
これらの点も踏まえて、どのような家が良いのかを考えましょう。
 

□家の窓で大切なこととは何?

 
家の窓で1番大切なことは配置です。
その理由について紹介しますが、その前に窓の役割について理解しておきましょう。
 
窓の大きな役割は以下の3つです。
・家に光を入れること
・寒い時期に日の光で部屋を暖かくすること
・外と家の中を繋げること
 
人によって窓に求めることは変わってきますが、基本的にはこの3点を押さえている窓が求められており、デザインは二の次というのが一般的です。
そして、この3点を押さえる為に最も重要なのが配置です。
 
なぜなら北向きの壁に窓を多く設置したとしても、日の光はあまり入ってきません。
また、風通しを良くしたいと考えていても、対角線上に窓を複数配置しなかったり、空気の性質を理解していなかったりすると、窓を多くする意味がありません。
 
つまり、窓の役割をしっかり果たす為には、窓のデザインや数などではなく、配置が1番大切なのです。
窓の数を減らした家では、尚更重要なポイントです。
 
方角や日の高さ、空気の性質、風向きなど、さまざまなことを考慮して配置するようにしましょう。
空気の性質として知っておくべきなのは、温かい空気は上に、冷たい空気は下に溜まりやすいことです。
 
このような性質があることから、上と下の対角線上に窓を設置し、空気の循環を効率的にできるようにすることがおすすめです。
窓の配置をしっかりと考えれば省エネで効率的な生活が送れるでしょう。
 

□まとめ

 
窓の少ない家はお洒落で、しっかりと対策を行えば快適に暮らせます。
今回紹介したデメリットを許容できる方は、窓の少ない家を前向きに検討してみると良いでしょう。
当社では家づくりを行っております。
家づくりに関して相談したいことがある方は、お気軽にご相談ください。

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