おしゃれな家づくりには、窓選びも重要です。
例えば引き違い窓は、開放的な雰囲気で、工夫次第でおしゃれにできます。
今回は、窓の種類と引き違い窓を使っておしゃれな家にするにはどうしたら良いのか、そして実際のおしゃれな窓の設置例をご紹介します。
おしゃれな窓の設置方法をあなたの家づくりの参考にしてください。
基本的な窓の種類は6つあります。
1つ目は、引き違い窓です。
引き違い窓は、その面積で呼び方が変わります。
人が行き来できるほどの大きさのものを掃き出し窓とよび、腰の高さまでのものを腰窓とよびます。
2枚の窓ガラスで開閉する引き違い窓は、光も取り入れやすく、庭への動線をスムーズにできます。
一方で、気密性が低い点には注意しましょう。
2つ目は、すべり出し窓です。
縦方向に回転するタイプと横方向に回転するタイプがあり、外向きに開くか、内向きに開くかも選べます。
外向きに開く窓にすれば通気性がよくなるので、2階や3階にあるトイレに使用するのがおすすめです。
3つ目は、上げ下げ窓です。
上げ下げ窓は、2枚の窓ガラスを使用した窓です。
上下あるうちの下の窓ガラスだけが動かせるタイプや両方動かせるタイプ、片方を動かすと連動してもう片方の窓ガラスも動くタイプの3種類があります。
欧米の家で良く使用されており、かわいらしい雰囲気の家になります。
気密性が高いため、冷暖房効率が低下しにくいです。
4つ目は、ルーバー窓です。
ルーバー窓は、細長いガラス窓を並べた窓です。
ブラインドのような形をしていて、視線や雨を遮られるような形になっています。
プライバシーを守れるため、トイレや浴室などで多く設置されています。
5つ目は、FIX窓です。
はめ殺し窓ともよばれ、開け閉めができない窓のことです。
サイズも自由自在で、お好きな形のFIX窓を設置できます。
コストを抑えながらデザインをこだわれます。
しかし、窓を開けられない分掃除がしにくくなるかもしれません。
6つ目は、天窓です。
天窓は屋根裏に付ける窓のことで、設置することで太陽の光が入りやすくなります。
そのため、日当たりの悪い北側の部屋に設置するのがおすすめです。
引き違い窓をおしゃれにするためには、引き違い窓のメリットを最大限に活用することがポイントです。
そのためにはまず、大きい引き違い窓にしましょう。
リビングといった広い部屋で大きな引き違い窓を使用することで、引き違い窓の「光を取り入れやすい」というメリットを活用できます。
部屋が明るくなることで雰囲気も明るくなります。
また、引き違い窓とともに設置するカーテンは、光が十分入るものを選ぶのをおすすめします。
厚手の布のカーテンではなく、ロールスクリーンやブラインドなどの光の量が調節できるものや、柔らかいレースカーテンを使用すると良いです。
そして、防犯対策として、ストッパーを設置しておくのもおすすめです。
ストッパーを付けておくと、万が一窓を割られたとしても、窓を外からは開けられません。
引き違い窓は、内鍵部分を割られて侵入されるケースが多いので、防犯対策をしておきましょう。
実際におしゃれな窓だと感じられる家の実例を5つご紹介します。
家の周りを囲むように、同じ形で同じ大きさの窓が一定の間隔で連続的に設置されていると、一体感がありおしゃれに見えます。
小さい窓をいくつも設置するよりも、大きな窓にすることでより開放的な空間にできます。
横方向だけでなく、縦方向にも同じ形・大きさの窓を設置するのもおすすめです。
小さな窓で、違う形の窓を設置すると遊び心のある家をつくれます。
正方形や長方形を組み合わせたり、丸形の窓を設置したりするのも良いでしょう。
例えば、和室の空間や本だけのスペースは丸形やアーチ型の窓も似合います。
大きな1枚の窓を家に設置すると、とても開放感のある空間ができます。
コーナーにも大きな窓を取り付けると、一工夫されたおしゃれな家になるでしょう。
黒い枠で囲まれた窓にすると、シックでかっこいい雰囲気の家になります。
また、白い枠にすれば、黒とは違う優しさや涼しさを感じられるでしょう。
さらに、木の枠にすると、自然に寄り添った落ち着きのある空間ができます。
この窓は、室内窓としても採用できます。
引き違い窓があることで、開放感のあるおしゃれな家が実現できます。
引き違い窓を設置するときには、光を取り入れられるというメリットを最大限活用できるよう、窓の面積を大きくしましょう。
小さな窓も大きな窓も、配置の仕方を変えたり枠の色を変えたりすることで、家全体の雰囲気を変えられます。
家の雰囲気を考えるときは、窓についても一緒に考えるようにしましょう。
和風なモダンリビングを目指しませんか。
和と洋を調和させることで、おしゃれで上品に感じるだけでなく、落ち着きのある空間が実現します。
今回は、和風なモダンリビングの作り方と実例をご紹介します。
ぜひ自分の理想の家作りの参考にしてください。
和風なモダンリビングを作るには、開放的な空間をイメージしましょう。
背の低い家具を使い、余白を作ると開放感が感じやすいです。
家具は、同じ高さや左右対称の家具を選ぶのではなく、机とソファを低くして少し高さのある棚を選んだり、左右非対称な机を選んだりするとモダンな雰囲気のリビングにできます。
また、家具だけでなく天井も工夫しましょう。
和風なモダンリビングにぴったりなのが、勾配天井です。
勾配天井とは斜めになっている天井のことで、普通の天井よりも高さが出せます。
勾配天井とむき出しの木の柱や梁を組み合わせると、高級感が出て和風さをより感じられるのです。
そして、リビングから見える中庭や土間も和風なモダンリビングには大切な要素です。
季節の花を植えたり、木を植えたりして、緑をより感じられるようにするのがおすすめです。
また、土間は来客スペースとしても鉢植えの植物を置くスペースとしても利用できます。
和風なモダンリビングをより上品な空間にするポイントは5つあります。
畳は、和を象徴するものです。
畳のスペースをリビングに設けることで、和をより感じられるモダンリビングができます。
また、畳のスペースは使い勝手が良く、子どもの遊び場や昼寝の場所としても活用できます。
和風なモダンリビングには、和の要素だけでなく北欧の要素もバランス良く取り入れることで、より上品なリビングが完成します。
北欧インテリアはデザイン性があるものも多いため、落ち着きのある和と調和が可能なのです。
和の要素を強めたい方は、背の低い家具を選びましょう。
畳で生活してきた日本人は、背の低いものに落ち着きを感じます。
北欧の家具の中でもローソファーは、日本人の生活にも合いやすいのでおすすめです。
間接照明は光を壁に当てて反射させることで、空間を明るくする照明のことです。
直接証明より実用性には欠けますが、雰囲気作りに大きな役割を果たします。
和風なモダンリビングを作るときには、カーテン選びに気を付けましょう。
和風なモダンリビングの雰囲気に合わないカーテンを選んでしまうと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
和風なモダンリビングのカーテンは、アースカラーのものがおすすめです。
ベージュや淡いグリーンなどの柔らかさを感じる色で、無地かシンプルな柄のカーテンが和風なモダンリビングの雰囲気とマッチします。
また、横開きのカーテンよりも縦開きのカーテンを選ぶと和を感じやすいです。
シェドーカーテンやロールカーテンを選ぶと良いでしょう。
一方で、カーテンではなく障子を選ぶのもおすすめです。
障子は、日差しもほどよく入り、仕切りとしての役割も果たしてくれます。
そして、プラーバシーを確保できるため、安心してくつろげます。
壁紙を和柄のものにすると、遊び心のある和風なモダンリビングが実現します。
竹や梅のモチーフを壁紙の一部に取り入れると、おしゃれで上品です。
全体に使ってしまうとごちゃごちゃした空間になりがちなので、ワンポイントで取り入れましょう。
和風なモダンリビングにはさまざまなアイデアがあります。
今回は2つご紹介しますね。
1つ目は、和と洋の仕切りにキッチンを利用することです。
キッチンを挟んで洋室と和室を作ることで、和と洋の一体感を得ながらも、モダンなリビングができます。
背の高いキッチンだと圧迫感が出てしまうので、その他の家具は低めのものを選ぶのがおすすめです。
また、キッチンが仕切りの役割を果たしているため、和室を壁や障子で仕切らないようにしましょう。
キッチンの照明は、暖色系のものを選ぶと柔らかい雰囲気になり、和室にも洋室にも合います。
2つ目は、家具はモダンなものを選び、障子や窓で和を取り入れることです。
家具や床、キッチンはモダンなものを選ぶ代わりに、背の低い家具を選んだり、障子や格子戸を選んだりすることで、モダンなリビングの中に和の雰囲気をプラスできます。
障子や格子戸などの建具は、洋室にも合うのでおすすめです。
深みがあり、落ち着きのある空間が演出できます。
和風なモダンリビングを作るには、背の低い家具を選ぶことを覚えましょう。
低い家具を選ぶことで、和を感じられるだけでなく、開放感がある空間が実現できます。
また、壁紙や仕切りに和テイストを持ってくると上品に感じます。
和と洋の調和を図るためにも、バランスを取ることが大切です。
クロスはたくさん種類があって、選ぶのが大変ですよね。
クロス選びは、想像が大切です。
どんな雰囲気が好きか、自分の好きな柄は何なのかを考えるとクロスが選びやすいですよ。
今回は、クロスの選び方についてご紹介します。
部屋ごとのおすすめの色や柄についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
クロスの選び方には6つの手順があります。
第1にどんな雰囲気の部屋にしたいかを想像しましょう。
どんな用途でその部屋を使うのか、どんな家具を置くのか、どんな雰囲気が好きかを考えることが大切です。
例えば、モダンな雰囲気とカジュアルな雰囲気のどちらが好きなのかでクロス選びには差がでます。
第2に床とドアの色との組み合わせを考え、基本色を選びましょう。
無彩色や焦げ茶の床の場合は、グレーのクロスと相性が良いです。
黄・赤系の床には、ベージュ系のクロスがおすすめです。
ナチュラル系の部屋にしたい場合は、この色を選びましょう。
白色や茶色、黒色の床の場合は、白系のクロスが似合います。
ベーシック系やモダン系の部屋が実現します。
第3に大きなサンプルで色を確かめましょう。
色は、面積が大きくなるとより明るく淡い色になります。
そのため、小さいサンプルで色を決めてしまうと、後々思っていたより明るい色になってしまった、という結果になりかねません。
実物とサンプルの差がないように、大きなサンプルで色を確かめましょう。
第4に床と壁と天井の色のバランスを考えましょう。
床、壁、天井の順にだんだん明るい色を選ぶと、空間が縦に広がったように感じます。
反対に天井が暗くなるようにすると、部屋に落ち着きが感じられます。
第5に機能性のあるクロスを選びましょう。
汚れ防止の機能や消臭効果のあるものがおすすめです。
第6にクロスの一部を工夫しましょう。
部屋の一部分だけ別の色や柄を取り入れると、そこの部分だけが別空間のようになり、おしゃれな内観にできます。
子どもの遊びスペースとして区切るのにも活用できます。
クロスには、ビニールクロス、布、自然素材、和紙、不燃壁紙のようにいろんな種類があります。
また、自然素材や布の壁紙は高価ですが、ビニールクロスはお手頃なお値段です。
何の壁紙を選ぶかによって価格や機能が異なります。
ビニールクロスには、消臭や抗菌の効果や、耐久性の向上やマイナスイオン効果も見込めます。
マイナスイオンの効果は寝室に、消臭効果はトイレにおすすめです。
このような壁紙の機能を知っておくと、どの部屋にどんな壁紙を付けるかを想像しやすくなります。
部屋ごとにおすすめのクロスをご紹介します。
リビングは、落ち着きを求める方が多いのではないでしょうか。
クロスは、はっきりした色を避けてオフホワイトやベージュ系の色を選ぶと落ち着いた雰囲気になります。
柄は、無機調や石目調などの無難なものがおすすめです。
ダイニングは、食欲が撃退しないようにブルー系は避けましょう。
赤色やオレンジ色は食欲を促進させてくれます。
来客が多い方は、シンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。
キッチンは、色や模様で遊んでもコーディネートが楽しめます。
同系色でまとめるのも良いですし、ワンポイントにアクセントとなる色を持ってきてもおしゃれです。
暖色系のクロスを選ぶと落ち着いて料理ができます。
自分が料理を楽しいと思える色を選びましょう。
トイレもリビングと同様、落ち着きのある空間にしましょう。
白に近い色より、クリーム系やベージュ系などの色の入ったものを選びます。
また、狭い空間であるトイレは圧迫感を感じやすいです。
大柄ではなく小柄な模様を選ぶといいでしょう。
子ども部屋には、パステルカラーが人気です。
ピンクや水色などの明度が高い色がおすすめです。
部屋の壁全体に同じ色のクロスを貼るのではなく、壁の一面だけに水色やピンクなどの色を持ってくるのもかわいいです。
また、空や海のモチーフがあるクロスもおすすめです。
例えば、部屋全体を青色にして、大きなロケットのモチーフのクロスを加えます。
その他にも、星空や動物をモチーフにするのもいいでしょう。
新しく家を建てるなら、お子さんと相談しながら、自分好みの部屋にすると愛着がわくでしょう。
お子さんの想像力を高めるためにも、大人目線ではなく、子ども目線で一緒に選んでみてはいかがでしょうか。
クロスを選ぶ時には、まずその部屋に求める雰囲気を定めましょう。
その部屋に落ち着きを求めるのか、集中力を求めるのか、楽しめる空間にしたいのかでも、おすすめの色が違います。
クロスの選び方を知り、自分の求める雰囲気に合う色や模様を選びましょう。
一戸建てを建てる際には、建物自体の内装や外観を考えるだけでなく、敷地内の余ったスペースをどうするかも考える必要があります。
一戸建ての周りのスペースに庭を作るのを検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、一戸建ての庭の使い方や作る際の手順などをご紹介します。
庭を作ることで、気軽にガーデニングを楽しめます。
自分の気に入ったガーデニング雑貨を飾って庭をおしゃれな雰囲気にしたり、趣味として植栽を楽しんだりするのもおすすめです。
敷地が狭くて庭が小さくなりそうな場合でも、デザインを工夫することでおしゃれな空間に仕上げられます。
庭を作るのが厳しい場合は、屋上を庭とするのも良いですね。
レンガや石で囲った場所に土を入れるだけで家庭菜園ができます。
小さなお子様がいる家庭では、食の教育の一環にもなります。
子どもが車の通る路上で遊んでいると、親は子どもから目が離せませんよね。
敷地内に遊ぶ場所があることで、事故に巻き込まれる心配がなくなります。
さらに、リビングやキッチンから見えるように庭の中に遊ぶための空間を作れば、親が見守りやすい環境となり、安心です。
一戸建ての土地の中に庭を作ることで、近隣の家との間の距離が広くなります。
そうすると、自分の家に日が差し込みやすく、風通しも良くなるのです。
リビングやダイニングに面した庭のことを主庭と呼ぶのですが、他にも中庭や坪庭というものがあります。
設計の際に日の当たり方や風の通りやすさを考えて、自分の家にあった庭を選びましょう。
配置や広さは、道路がどこにあるかを意識すること、そして方角を意識することが大切です。
内装はもちろん快適に過ごすには重要ですが、庭も家の快適さを考える上で重要です。
配置と広さのポイントを押さえて満足できる庭にしましょう。
・配置について
庭を作る前に、まずは駐車スペースを考えておきましょう。
道路に接している敷地がどこなのかによって車を駐車する場所が異なります。
駐車する予定の車の台数を考えて、必要なスペースを確保しておく必要があります。
駐車が苦手であれば、広めにスペースを取っておくと安心ですね。
日常で頻繁に車を使うのであれば、ストレスが溜まらないように配置するのが大切です。
そして、建物にしっかり日が差し込むように、土地の方向を考えて庭を配置します。
駐車スペースが北にあっても南にあっても、基本的には庭は南側に設けます。
南側に庭を作ることで、建物に光がしっかり差し込むのです。
リビングから見える景色が全て自動車になるのは避けたいですね。
・広さについて
敷地内に駐車場と建物を配置して残った部分が庭のスペースになります。
家族でバーベキューを行うのであれば、3坪ほどの広さが丁度良いです。
また、ガーデニングや家庭菜園を庭でしたい場合には、手入れが行き届く範囲にするのがおすすめです。
最初は1、2坪ほどの広さでやってみて、慣れてきたら無理のない程度に徐々に広げていきましょう。
理想の庭を作るには、事前に計画を立てておくことが大切です。
1.庭を作るための予算を決める
庭を作る際には満足できる庭にするために、色々な工事やアイテムを取り入れてしまいやすいです。
後先考えずに工事やアイテムを増やしていくと予算を超えてしまい、計画を中断することも少なくありません。
まずは庭を作るために使える金額を決めて、予算内でできることを計算しておきましょう。
2.庭の用途や目的を決める
庭の使い方は多様です。
庭の活用方法の例をまとめると、以下のような活用方法が挙げられます。
・家庭菜園やガーデニングをする
・子どもの遊び場にする
・バーベキューをする
・景観を楽しむ
・アウトドアリビングとして使う
家族や友人など大勢で楽しむ空間にしたい場合は、面積を広めにする必要があります。
庭で遊ぶ場合であれば、虫除けや暑さ対策のために扇風機があると快適に遊べます。
その場合には扇風機を使えるようにコンセントの位置にも気を付けましょう。
このように、庭の用途や目的によって考えることが異なります。
家族で話し合って用途や目的を決めましょう。
3.庭の地面の仕上げ方法を決める
地面は庭の印象を決めるのに大切です。
そして、用途によって使い分ける必要があります。
地面の仕上げ方法は基本的には、土や砂利、芝生やコンクリートを用います。
その後、色を決めたり、タイルやレンガを用いるかどうかを決めたりして、庭のデザインを決めていきます。
イメージが明確に定まらない場合には、インターネットやSNSで情報収集するのも良いでしょう。
今回は一戸建てに庭を付けるメリットや作る際にどう決めるか、そして庭づくりの手順をご紹介しました。
一戸建てに庭を付けると、室内ではできないこともできるようになります。
趣味の空間にできたり、お子さまがのびのびと過ごせる環境を作れたり、庭にはたくさんの魅力があります。
ぜひこの記事を参考に、満足できる庭作りをしてみてください。
明るい室内にするには、窓を多く取り付けるのが良いとお考えの方は多いでしょう。
しかし、窓を多く取り付けると外から丸見えになる可能性があります。
プライバシーを守りながらも明るい家にしたい方におすすめなのが、高窓です。
今回は通常の窓とは違う高窓のメリットと注意点、実例をご紹介します。
高窓とは、天井に近い位置に設ける窓を指します。
住宅密集地域の中にある土地では、自由に窓を開けられない状況が多いと思います。
その状況を解決する方法の一つが高窓なのです。
高い位置に窓を設けることで、太陽の光が室内に多く差し込みます。
部屋の奥まで光が差し込むため、室内全体が明るくなります。
高窓は、光が多く差し込む明るい家にしたい方にぴったりの窓です。
高窓は普通の窓より高い位置にあるため、プライバシーが守られた空間の実現ができます。
近くの家や家の前を通る人からは室内の天井部分しか見えないため、周囲の目を気にする必要がなくなります。
そのため、家の中が見えてしまうという心配が不要なのです。
基本的には、大きな家具は壁に沿って置かれます。
しかし、大きな窓があると、その面には大きな家具を置けません。
高窓は窓が高い位置にあることで壁近くのスペースに制限が無くなり、家具の置く場所を自由に決められます。
思い通りのインテリアを実現できますね。
通常の窓であれば、窓の高さが統一できないことが多いです。
それに比べて、高窓であれば窓の高さを揃えられるため、余計なラインを減らせます。
天井いっぱいに高窓を設けると窓のラインが目立たなくなり、部屋がスッキリして見えます。
開放的で、綺麗な空間を実現できるのです。
高窓を設けると、換気がしやすくなります。
なぜなら、暖かい空気は上に溜まっていく性質があるからです。
高い位置に窓を作ると、上に溜まった暖かい空気が自然と外に出ていきます。
その結果、室内の風通しが良くなるのです。
・こまめに掃除する
窓が高い位置にあるため、掃除できていないことに気付かないことが多いかもしれません。
また、掃除する際には踏み台を使う必要があったり、高所用の掃除道具を用意する必要があり、手間がかかり、掃除するのが億劫に感じる方もいらっしゃいます。
しかし放置していると風でホコリが舞ったりすることもあるため、こまめに掃除するのが大切です。
・周辺環境をしっかり確認する
高窓はプライバシーが確保できているのがメリットですが、どのような場合でも守られているとは限りません。
例えば、近所の家と隣接している家であれば、窓ガラスを透明にしていると家の中が見えることがあります。
自分の家の1階の高窓が透明な窓ガラスであれば、隣の家の2階の窓から見ると自分の家の室内が丸見えですね。
特に、夜に明かりが灯っている家は外からしっかり見えるため注意が必要です。
丸見えにならないように、室内が見えないように作られている型ガラスを用いると良いでしょう。
また、今は近くに高い建物が無くても、将来建つ可能性があります。
そして、眺めが良くなることを期待して高窓を取り付けたのに、実際は隣の家の壁しか見えないことがあれば悲しいですよね。
そうならないためにも、周辺環境や将来どのような変化が起こりそうかも慎重に考えて透明なガラスにするかどうか決めましょう。
・横長の高窓を用いた家
細くて横長な高窓をリビングとダイニングの壁面長さ全体に設けた家です。
縦の長さは短いですが横の長さが十分にあるため、自然光がしっかり入って開放感のある作りに仕上がっています。
・高窓を上下に配置した家
高窓を上下に2つ取り付けた家です。
1つだけ取り付けるのに比べて光と風が多く入りやすい上に、空間のアクセントになりおしゃれさが増します。
・リビングダイニングの窓を全て高窓にした家
リビングとダイニングの2面を使って全て高窓にした家です。
上から降り注ぐ自然光により、リビングとダイニング全体が優しい雰囲気になり、ナチュラル系のインテリアによく合います。
・地窓と高窓の両方を用いた家
地窓とは床面に接した低い位置にある窓を指します。
床面に接した低い位置と天井に近い位置の両方に窓を配置することで、上下から光が差し込みます。
そのため、バランスよく室内が明るくなるのです。
プライバシーを確保しながら、解放感も高くなり落ち着く空間を実現します。
今回は、高窓を取り入れるメリットと注意点、実例をご紹介しました。
周辺環境に気を付けて高窓を配置すると、プライバシーが守られた明るい空間に仕上がります。
実例を参考に自分の家に合う形と配置の高窓にして、快適に過ごせる家にしましょう。
明るく暮らしやすい家づくりをしたい方は、ぜひ当社にご相談ください。
家の周囲は塀やフェンスで囲むのが一般的です。
しかし、高い塀やフェンスで囲むと圧迫感が出てしまいます。
そこで、開放的な空間にしたい方におすすめなのが、オープン外構です。
今回は、オープン外構について後悔しないための注意点とともにご説明します。
オープン外構とは、家と道路の境界線に対して遮るものがなく、開放的な状態の外構のことを指します。
敷地を塀やフェンスで囲わないため、外からよく家の外観が見えます。
オープン外構と似た言葉にセミクローズ外構があります。
セミクローズ外構は、敷地の一部を塀やフェンスで囲みます。
開かれた部分と閉じられた部分の両方があるのが特徴です。
オープン外構とセミクローズ外構、どちらにするか迷う方は多いです。
迷う場合は、まずはオープン外構を作ってみるのが良いでしょう。
なぜなら、追加工事でセミクローズ外構にもできるからです。
もし迷う際には事前に施工会社にご相談するのをおすすめします。
オープン外構にして後悔する方は少なくありません。
後悔しないために、よくある失敗例を参考にして後悔しやすいポイントを押さえておきましょう。
そして、リスクを理解した上で、オープン外構は自分たちに適しているのか考えてみるのがおすすめです。
庭に干した洗濯物は、オープン外構であれば外から丸見えです。
また、近所でバーベキューをしている家がある場合は、バーベキューのニオイが自分たちの洗濯物につく可能性があります。
外に生活感を出してしまうため、洗濯物を干す時間帯に注意する必要があったり、部屋干しがメインになったりする家は少なくありません。
頻繁にバーベキューを行う家が近所にあれば、ニオイうつりにも気を付ける必要があります。
元々部屋干しを好む家であれば問題ないのですが、外干しが好きな家では思うように外干しができずストレスの原因になる可能性が高いです。
オープン外構の場合、置き配を利用する際に玄関に荷物を置いてくれないケースがよくあります。
オープン外構は門扉がないため、配達員が配慮してしまうことが多いのです。
敷地内に勝手に入るのをためらって、道路と敷地の境界位置に荷物を置くケースは珍しくありません。
置き配を利用する際には宅配ボックスを玄関に置いて、配達員に置き場所を示すのが良いでしょう。
オープン外構は、交通量が少ない場所や人があまり通らない土地に作ることが多いです。
交通量や人通りが少ないと、安心して作れますよね。
しかし、住宅街はUターンする場所が少ないため、方向転換のために勝手に土地に入られることがあります。
また、家の前の道路の幅が狭ければ、車同士がすれ違う際に自分の家の敷地に車が乗り上げることも考えられます。
車が敷地に侵入すると敷地内の一部を傷つける可能性もあるため、注意が必要です。
先ほどご紹介した後悔しやすいポイントを踏まえて、自分が後悔しないための対策をご紹介します。
対策をすることで、オープン外構で後悔する可能性を減らせます。
・乾燥機を設置する
洗濯物を外に干すと、周囲から丸見えになります。
そのため、下着泥棒の標的になりやすいです。
洗濯物を外に干すのを少なくできるように、快適に室内干しするための対策をしましょう。
例えば、浴室乾燥機や乾燥機能が付いている洗濯機などを購入するのがおすすめです。
・防犯カメラを取り付ける
オープン外構では開放的な家を実現できるのが魅力ですが、敷地内に誰でも簡単に侵入できてしまいます。
侵入されないように、玄関から庭に向けて防犯カメラを最低でも一台は取り付けておくのがおすすめです。
防犯カメラを設置することで、安心して暮らせるでしょう。
・塀の代わりに植栽をする
オープン外構の家には塀やフェンスがありません。
そのため、道路の色と敷地内のタイルの色を分けて、敷地の境界線を明確にしています。
ただ、立体的に敷地が分けられていないと、知らない人や子ども、さらには車が入ってきやすいです。
車であれば、対向車をよけるために端に寄ろうとして気付かないうちに敷地内に侵入してしまったということもあるでしょう。
塀やフェンスを設置しない代わりに、植栽をしたり、プランターを置いたりすると良いです。
少し高さを付けて敷地の境界線を分かりやすくするのが大切です。
今回は、外構の中でも最近人気なオープン外構についてご紹介しました。
オープン外構で後悔しないために失敗例から学んで、対策を練りましょう。
対策をしておけば、満足できるオープン外構に仕上がります。
当社では、デザインと住み心地の両方にこだわりつつ、お客様に寄り添った家づくりをしております。
新築をご検討の際は、ぜひ当社にご相談ください。
お子様のいるご家庭では、間取りを考える際に子供部屋の配置に悩む方が多いのではないでしょうか。
今回は平屋のような2階建てをご紹介します。
2階は子供部屋だけの家にすると、老後も暮らしやすい家にできるのです。
子供部屋の配置と将来をともに考えて間取りを決めたい方必見の内容のため、ぜひ最後までご覧ください。
子供部屋だけを2階にすることで、夫婦は子供部屋に用事がなければ一日を1階だけで過ごせます。
2階建てに暮らしながらも平屋のメリットを享受できるのが最大の魅力です。
2階は子供部屋だけにしておくと、子どもが巣立った後は子供部屋が使われなくなります。
使われなくなった子供部屋は、子供が帰省した時のためにそのまま残しておいたり、収納スペースとして活用したりできます。
基本的には階段を使わずに1階だけで過ごせるため、子育て中も老後も安心のバリアフリーを考慮した家に仕上がるのです。
子供部屋だけを2階にするということは、それ以外の部屋が1階にあるため、普通の2階建ての家よりも生活動線を考えた間取りを実現できます。
生活動線が良いと、家事効率も上がります。
2階には子供部屋だけのため、トイレも1階にあります。
子どもが2階に籠り続けることも防げて、常に家族の気配を感じてコミュニケーションが取りやすい温かい雰囲気の家が実現します。
平屋に見える2階建てとは、2階部分が1階部分の半分ほどの面積で作られた家のことを指すことが多いです。
平屋に見える2階建てでは、平屋のメリットと2階建てのメリットの両方を持っているのが魅力です。
平屋のメリットとは、先ほどご紹介した3つです。
・バリアフリーの実現
・スムーズな生活動線
・家族間でのコミュニケーションが取りやすい
一方で、2階建てのメリットは以下の通りです。
・限られた敷地面積で部屋数や広さを希望通りに実現しやすい
・プライバシーが守られている
・坪単価が平屋よりもリーズナブル
平屋と2階建ての両方のメリットを生かすには、ポイントを押さえておくことが大切です。
LDKや寝室を1階に作ることで、朝起きてから夜寝るまで1階で過ごせます。
平屋で過ごすのと同じですね。
加えて、間取りを工夫すると広いリビングを作れるため、家族でコミュニケーションが取りやすいです。
2階には子供部屋や趣味部屋を作ることで、自分の時間を過ごせる空間を作れます。
2階に子供部屋を作れば、勉強にも集中できる環境になります。
また、2階の面積が小さいため、一階を吹き抜けにすると開放感のある平屋のような空間に仕上がります。
間取りが大まかに決まった上で、配置に関しての細かいポイントに関しては、二つあります。
家族で過ごす時間を大切にするのであれば、LDKの上に子供部屋を設けるのがおすすめです。
そうすることで各階に居ながらもコミュニケーションが取れます。
さらにコミュニケーションを取りやすくするために、2階の子供部屋に行くにはLDKを通る間取りにするのも良いでしょう。
水回りを一か所にまとめた間取りで、動線をコンパクトにしておきましょう。
動線を短くするよう工夫することで、老後もスムーズに移動できます。
今回は、一例を取り上げて工夫を細かくご紹介します。
1階は、廊下を最小限にして無駄な空間の無いコンパクトな間取りです。
キッチンとダイニングを中心にリビングや洗面所を回遊できる動線が魅力です。
生活動線がしっかりしており、身支度もスムーズに終わらせられます。
また、ダイニングのそばには、スタディーカウンターが設けられており、勉強もしやすい空間が出来ています。
この間取りでは、1階の中心にあるキッチンとダイニングに自然と家族が集まれるよう設計されています。
リビングの一角には小上がり和室があり、落ち着く空間に仕上がっています。
小上がりの和室でくつろぐのも良いですね。
2階は子ども部屋のみで最小限にしています。
子ども部屋は、子どもが気持ちよく起きられるように朝日が差し込む東向きに配置されています。
ただ子ども部屋を2階に配置するのではなく、方角も意識した暮らしやすい間取りです。
今回は、2階部分を子供部屋だけにすることでコンパクトにした平屋のような2階建てをご紹介しました。
子供部屋だけが2階の間取りは、2階建てのメリットと平屋のメリットの両方を生かせるのが魅力です。
当社はお客様の想いを大切に、居心地の良い家を実現します。
新築をご検討の際は、ぜひ当社にご相談ください。
せっかく平屋を建てるのであれば、実用性にこだわるだけでなく、デザインもおしゃれになるようこだわりたいですよね。
デザインが気に入っていると、家の中で気分良く過ごせるでしょう。
今回は、平屋のおしゃれな内装の実例に加えて、実際に自分で考える際に意識するポイントと注意点をご紹介します。
他の家のおしゃれな内装の実例は、自分の家をおしゃれな内装に仕上げるのに役立ちます。
まずはおしゃれな実例を見て、自分の理想をはっきりイメージしてみてください。
・スタイリッシュな内装の家
グリーンをアクセントにした内装です。
入念な収納計画により、生活感が出やすい持ち物を目につかないように収納できて、スタイリッシュさを演出してシンプルモダンに仕上がるのです。
・無垢材を使用した内装の家
屋根の勾配を生かした高い天井に張り出した無垢材の柱が魅力の家です。
無垢材を用いることで、シンプルモダンを実現しています。
・土間のある平屋
玄関から直接繋がっている土間のリビングでリラックスして過ごせます。
白の柱と梁を用いて、洗練された印象を与えるシンプルモダンな内装です。
・リゾート感のある内装の家
リゾートホテルをコンセプトにした平屋です。
洗面所や寝室はトーンを抑えた色をアクセントにしており、洗練された雰囲気でシンプルモダンに仕上がっております。
・雰囲気が出る塗り壁と和の建具を用いた家
和の雰囲気にもモダンな雰囲気にも馴染みやすい左官仕上げの壁が特徴の内装です。
背の低いインテリアを使うことで、和の雰囲気に統一しています。
・玄関から直接行ける和室のある家
お客様が来た際には和室で気軽におしゃべりを過ごせます。
リビングとは離れており、ひっそりと過ごすことも可能です。
落ち着く空間を実現した家です。
・コンクリートと無垢材を組み合わせた内装
無骨なコンクリートと柔らかい雰囲気のある無垢材を使うことで、ゆるいかっこよさを出して、アメリカンなデザインになっています。
・庭に面している方向にデッキを設けた家
デッキを設けることで室内を広く見せられます。
別荘のような雰囲気があるカリフォルニアスタイルの家です。
ブラウン系の色を用いた内装で、高級感も演出しています。
ポイント1.内装のコンセプトの決め方
どのような内装デザインにするか実際に考えてみると、明確には決まっていないことが多いです。
なかなか定まらない場合には、自分が好きなデザインをインターネットや雑誌で探してみましょう。
一度見て気に入った画像をスマートフォンに保存しておいたり、雑誌の中で好みのデザインを見つけた場合は、切り抜いてまとめたりすると、自分の好きなデザインの傾向が分かりやすいです。
好印象のデザインを集めておくことで、自分の好きなデザインの傾向が分かりやすくなるだけではなく、施工会社との打ち合わせの際に見せられます。
ポイント2.インテリアの決め方
インテリアは、見た瞬間に自分の決めたコンセプトをイメージできるような物を配置するのがおすすめです。
ビンテージ感のあるイメージにしたいのであれば、古材や金属製のテーブルや椅子を用いると良いでしょう。
また、シンプルな白木の椅子を用いると、北欧風のイメージに近づけられます。
ポイント3.飽きの来ないデザインにする
「好き」や「こだわり」で内装を仕上げていきながら、長く住めるデザインも意識すると、バランスの良い内装になります。
家は完成したら終わりではありません。
家が完成したら、その家での新たな生活が始まるのです。
長い月日が経っても、快適でリラックスできる空間を作り上げましょう。
平屋の内装や外観は2階建ての家に比べてシンプルな構造です。
しかし、おしゃれなデザインにこだわりたい場合はデザインによっては複雑な構造になるため、シンプルな作りよりも費用が多くかかります。
考えていた予算を超えてしまうかもしれません。
予算内に抑えられるように事前に施工会社に相談・確認しながら決めていきましょう。
平屋の中に太陽の光は入るのか、風の通り道は確保できているのかについては確認できていますか。
おしゃれにすることに意識が集中していると、家の中に太陽の光が差し込まず風通しの悪い家になり、暗くて湿気の多い家になってしまいます。
光や風の通り道も考えて暮らしやすい家にすることも意識しながら、おしゃれな雰囲気の内装にしましょう。
今回は、おしゃれな平屋の内装の実例と、決める際のポイントと注意点を紹介しました。
おしゃれなデザインの家で長く暮らすには飽きの来ないデザインが良いでしょう。
今から内装を考える場合には、まずコンセプトから考えてみてください。
ぜひこの記事を参考にしてポイントと注意点を押さえて、おしゃれで暮らしやすい平屋にしましょう。
設計を考える際に難しいポイントの一つとして、天井の高さが挙げられます。
平面図や断面図などでは実際の高さを想像しにくいですよね。
今回は、天井高について最適な高さをご説明します。
さらに、天井の高さを高くすると違和感がある和室の高さの決め方に関してもご紹介します。
天井高とは、床の表面から天井までの高さのことを指します。
建築基準法では、LDKや子供部屋、寝室など長い時間過ごす部屋の天井は2.1メートル以上と決められています。
ただ、トイレや浴室、廊下など長い時間使わない部屋は特に決まりがありません。
2.1メートルは背が高い人なら天井に手が届きそうな高さで、圧迫感のある高さです。
そのため、天井高の最低限度ギリギリの高さの家は実際には多くありません。
最近では、2.4メートルの一戸建てが増えています。
2.4メートルから2.6メートルの天井高の家が一般的です。
天井を高くする際には注意点があります。
設計に関しては、数十センチメートル上げるだけで大きく印象が変わる点です。
天井高を上げすぎると、想像と違う雰囲気になることもあるため、注意しましょう。
また、建物全体の高さが高いと斜線制限に引っかかる可能性が高くなります。
斜線制限とは、隣り合う敷地境界や道路の幅などの兼ね合いで建物の高さを制限するものです。
上限があることも意識して、天井高を決めましょう。
天井が低いと圧迫感があるため、天井は高めにしようと検討している方はいませんか。
天井が高いと、広々とした空間を実現できます。
さらに天井を高くしておけば、高い位置に窓を設けられて日当たりや風通しも良い家になるのです。
しかし、天井を高くする際には、天井高は高ければ高いほど良いとは限らないことには注意しておきましょう。
天井を高くする際のデメリットをご紹介します。
部屋の横幅や奥行きが狭い部屋は天井を高くすると、かえって狭さが際立って、部屋が小さく見えてしまいます。
縦横のバランスを考えて天井高を決めることが大切です。
また、天井が高い家では、生活音が響いて残響音が気になる可能性があります。
カーテンやカーペットを敷くことで対策できますが、解決はしないため、天井を高くする場合には音が響くことに留意しておきましょう。
天井高が低い部屋には、高級感やリラックスできる環境をもたらす魅力があります。
例えば、老舗の旅館を想像してみてください。
旅館は手を伸ばせば届くほどの天井高であることが多いのですが、過ごしていて圧迫されているようには感じず、リラックスできます。
また、天井が低いとエアコンが使いやすかったり、掃除がしやすかったりという実用面でもメリットがあるため、天井は必ずしも高いほうが良いとは限らないのです。
天井は高くしても低くしても、それぞれメリットとデメリットがあります。
両方の魅力を生かして空間にメリハリをつけると良いです。
低い天井も良い点があるとはいっても、やはり家全体が低い天井では圧迫感をもたらしてしまいます。
また、家全体の天井の高さを高くしても、空間が間延びしてしまい落ち着かない空間になります。
押さえておきたいポイントとしては、落ち着く空間にしたい部屋は低い天井で、開放感がほしい部屋は高い天井にすることです。
高い天井と低い天井の両方を上手く使い分けて場所ごとの役割に合った天井高にしましょう。
落ち着く空間に仕上げたい方の多い和室の天井高は、どの程度の高さが良いのかご紹介します。
和室では基本的には床に座って過ごすでしょう。
そのため、天井は低く抑えても問題ありません。
座った時の目線の高さは90センチメートルほどのため、4.5畳くらいの広さであれば天井高は2メートルあれば十分だと考えられます。
しかし、先ほど建築基準法で長い時間を過ごす部屋、つまり居室の天井高は2.1メートル以上必要だということをご紹介しました。
近年では、リビングの一角に設ける畳コーナーや小上がり和室が人気です。
この場合の和室は1つの居室としてではなく、リビングの一部として考えられます。
リビングの一部として和室を考える場合は、リビングと和室の天井高のバランスを考慮しましょう。
小上がり和室の段差を40センチメートルほどにして、リビングの天井高を2.4メートルにすると、和室の天井高を2メートルにできますね。
今回は、天井高の最適な高さや天井高を決める際のポイント、そして和室のおすすめの天井高をご紹介しました。
天井は高くても低くても魅力があるため、両方を使い分けてメリハリのある家に仕上げるのがよいでしょう。
和室は他の部屋とのバランスを考えながら、天井の高さが2メートルほどの空間に仕上げるのがおすすめです。
当社ではデザインだけでなく住み心地と暮らしやすさも考えた家づくりをしております。
天井高に悩んでいる方は、ぜひ当社にご相談ください。
リビングの一角の小さな和室は、和の雰囲気をさりげなく出せて魅力的です。
ちょっとしたスペースになる小上がり和室はどのように活用するのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
また、小上がり和室の活用方法は決めていても、作る際にリビングとの仕切り方に悩む方が多いのです。
今回は、小上がり和室が気になっている方、そして作ろうとしている方に必見の、活用方法と作る際のポイントをご紹介します。
リビングの一角に設置することの多い小上がり和室は、大きく分けて4つの活用方法があります。
1.段差を収納に活用する
小上がり和室の段差で、物を収納できます。
季節物の衣類や寝具、頻繁には使わない物などを入れる場所におすすめです。
また、引き出し式にすると、子どものおもちゃや普段着、よく使うものを収納する場所にも使えます。
2.椅子の代わりとして活用する
ちょっとした座る場所として活用できます。
何人か座ることができるため、よく人が家に来る家庭におすすめです。
冬には、段差による高さを生かして、掘りごたつをつくるのも良いですね。
3.リビングのアクセントとして活用する
洋風リビングの一角に、小上がり和室があると、和の要素が加わり、空間のアクセントになります。
一段上がっているのも小上がり和室の魅力です。
おしゃれで癒される空間にしたい方は、花を飾るのがおすすめです。
4.家事や育児のスペースとして活用する
小上がり和室は、家事をする場所として活用できます。
洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりするスペースにちょうど良いです。
また、お子さんのいるご家庭では、小さい子供を寝かす場所としても活用できます。
小上がり和室を作る前に、主な用途を明確にしておくことが大事です。
小上がり和室の段差の高さは、約20㎝が標準です。
約20㎝の段差は、上り下りしやすい高さなのです。
しかし、小上がり和室を椅子の代わりとして活用するのであれば、30cm〜40cmが適しています。
また、収納スペースとして活用する場合にも、20cmだと収納できる容量が小さい可能性があります。
多くの方が、小上がり和室を2〜4.5畳程度の広さにしています。
2〜3畳であれば、趣味や勉強をしたり、子供と遊んだり、洗濯物を畳んだりする場所として活用できます。
一方で、3〜4.5畳であれば、客間や寝室などの場所として活用できるのです。
間仕切りが有ると、プライベートな空間を作れます。
この場合、閉めるとリビングとの繋がりが無くなる点には注意が必要です。
一方で、間仕切りが無いと、部屋全体に圧迫感が現れにくいのですが、リビングやダイニングの音や匂いが小上がり和室まで達しやすいです。
そのため、小上がり和室を独立した一つの空間として使うのは困難である点には、注意しておきましょう。
小上がり和室に収納スペースを取り入れたい場合は、どのように収納するかを事前に考えて置きましょう。
・引き出しタイプ
楽に物を出し入れできるため、頻繁に使用する物を収納する方におすすめです。
引き出しの場合は、小上がり和室の広さが広くなるほど奥のものが取り出しにくくなる点に、注意しましょう。
・天面開口タイプ
このタイプは、畳を蓋のように扱い、大きな物を収納する場合に適しています。
畳の上に物があると、持ち上げることができず、取り出すことが困難なので、取り出す頻度の低いものを収納するのがおすすめです。
・跳ね上げタイプ
跳ね上げタイプとは畳を床から跳ね上げて開くタイプのことです。
このタイプも、天面開口タイプと同様に大きな物を収納するのに役立ちますが、畳の上に物があると開かないことに注意しておきましょう。
小上がり和室とリビングの仕切り方は、5つの方法があります。
1.引き戸
リビングとしっかり分けたい方におすすめです。
小上がり和室を寝る場所として活用する場合には、防音性の高いドア材が良いでしょう。
引き戸はメンテナンスの必要が無いため、手間がかからないのが特徴です。
2.障子
和室であることから、障子で仕切る方もいます。
障子で仕切ると、扉を閉めていても光を通すことができるのが特徴です。
ただ、障子は定期的に張り替えが必要である点には注意しておきましょう。
そして、リビングとの相性も考慮するのが良いです。
3.ロールカーテン
ロールカーテンは、普段は丸まって上部に収納されているので、存在が目立ちません。
普段は仕切らないけれども、時々仕切りたい方におすすめです。
多少の隙間ができてしまいますが、手軽に仕切れるのが特徴です。
4.家具
リビングと小上がり和室をさりげなく仕切りたい方におすすめです。
部屋の雰囲気に合わせて、ソファーや棚などの家具を配置しましょう。
収納機能のある家具を設置すると、間仕切りになる上に収納スペースとしても活用できます。
5.仕切らない
全く仕切らない方法を選択する方も多くいます。
洗濯を畳むために小上がり和室を用いるのであれば、仕切りが無くても問題ありません。
今回は、小上がり和室の活用方法と、作る際に意識するポイントをご紹介しました。
小上がり和室を作る際には、事前にこの記事を参考にして、どのように使うのかをはっきりさせておきましょう。
当社では、住み心地の良い家づくりを提供しております。
小上がり和室を検討する際には、ぜひ当社にご相談ください。
受付時間 9:00~18:00
(水曜・祝日定休)
資金計画の相談を
ご検討されている方へ
ご検討中の土地に
プランをご希望される方へ
まずは施工事例を
参考にされたい方へ
ご自宅から
ご相談されたい方へ
SNSからお披露目会のおしらせ、
家づくりのご相談も受け付けています
〒923-0851
石川県小松市北浅井町り157
受付時間 9:00~18:00
(定休日:水曜・祝日・夏期・年末年始・GW)
〒920-0054
石川県金沢市若宮2丁目14番地
受付時間 9:00~18:00
(定休日:水曜・祝日・夏期・年末年始・GW)